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● 三毛猫観察日記 ●



◆ 第四話 「最後の願い」 (注:神姫破壊表現あり) ◆



○8月11日(土)
 昨日のサンタ子との死闘以来、ミアの元気が無い。
サンタ子が立ち直ったのは嬉しいみたいだが、バーストモードを破られたのか
ショックだったらしい。
「遠隔操作だったし、いきなり初めての体だったし、仕方ないじゃないか」
ミアは体育座りで壁のシミを数えている。
こうなったら…

「ほ~らミア、舌平目の猫缶だよぉ~!」猫缶をカンキリでトントン叩く。
途端にミアの尻尾がピーンと伸びる。でもコッチを向かない。今日はしぶといな。
「わぁ~これ、パタパタ面白いなぁ~!」オモチャの猫ジャラシをパタパタ。
パタパタ。パタパタ。パタパタ。パタパタ。
「ふみゃぁぁぁ~~~!」ミアがオモチャの先端に飛びつく。フッ、かかったな。
「そ~らコッチだ」「フミャッ」「次はコッチ」「ミャミャ」「ソッチ~」「フミィ~!」
こうやって夜が更けていく…

○8月14日(火)
 大学の工作室に通いつめて、やっとデストーラの修理が終わった。刑事さんに返しに
行った帰り、サンタ子の公式大会用装備の部品を買いに神姫ショップへ。
今日はライフルの部品だけの予定だったが、何と天使型のリアウィングが大安売りを
していた。ミアのお土産に買っていくことにする。個人的な買い物になるから
アキオには請求できないが、この値段なら俺でも買える。
帰ってきてミアに見せると、大喜びしてくれた。

○8月15日(水)
 ミアと一緒に裏山に来た。その背中には昨日買ったリアウィングが装備されている。
ランディングギア等のスラスター装備が無いので、ちゃんと飛ぶことが出来るか心配だ。
が、その心配は無用だった。ミアは裏山の空を鳥の様に飛び回っている。逆に飛びすぎて
見失うのが心配になってくる。発信器でも付けとけばよかったな。

しかしミアの装備制御は卓越しているな。そういえばデストーラも完璧に制御してたし。
それに戦略ゲームでの分析能力の高さ。ネットでの情報処理能力の正確さ。
どうやらアキオが持ってきたミアのCSチップは特殊な物のようだ。まぁアキオが
自分から何も言わないから、出所の詮索はしないけどね。

○8月17日(金)
 今日は大学の自動二輪部に来ている。目的はバイクの整備。つまり出張修理屋。
俺は大学で「千円で何でも修理屋(材料費別)」をやっている。まぁ商売というよりは
腕ならしの為の訓練だな。しかし…プラグ交換ぐらいで呼ばれても訓練にはならないよ。
とりあえず3台分の報酬で三千円を貰う。これで何か買ってくかな。
「ミア、何か欲しい物あるか?」
「コタローの愛が欲しいのぉ~!」
「よし、解った」
キャラメルを買ってあげた。

○8月20日(月)
 公式大会が5日後に迫ってきているので、みんなでサンタ子の調整の手伝いをする。
接近戦の相手はミアが、遠距離戦の相手は小春が務める。プチメカはアキオがプログラム
した通りにサンタ子を攻撃する。

練習中、アキオに今度の大会の説明を聞いた。
大会は32人参加のスイスドロー式5回戦。4勝もすればセカンド入りできるぐらいの
ポイントが貰えるらしい。ストラーフ・コンプレックスを克服したサンタ子なら
全勝だって狙えるかもしれない。元々実力はハンパじゃないからな。

公式リーグか。そういえばミアはどう思ってるんだろう?
「アタシは公式リーグよりコタローと遊んでるのがいいなぁ~」
まぁミアらしいな。帰ったら一緒に遊んでやるか。



 8月25日、いよいよ今日は公式大会の日です。
アタシと小春ちゃんは参加しないけど、一緒にサンタ子ちゃんの応援、ガンバルよ!

会場の入り口で小暮ちゃんと小春ちゃんが待っていました。
「あ、待たせちゃったか?」「いえ、僕も今来たばかりです」
小暮ちゃんの肩に乗ってる小春ちゃん、今日は白のサマーセーターにジーンズ姿です。
ちなみにアタシは青のワンピースにリアウィング装備でコタローの傍に浮いてます。
「それじゃアキオの陣中見舞いにいくか!」「はい!」

参加者の控室に行くと、アキオちゃんとサンタ子ちゃんがいました。
「おお、よく来てくれたな、ありがとう!」「ありがとうございます!」
「調子はどうだ?いけそうか?」とコタロー。
「慢心は命取りになるけど…まぁ余裕だな」「余裕ですわ!」二人でVサイン。
「祝賀会の予約は入れてありますから、無駄にしないで下さいね~」と小暮ちゃん。
「まかせろって、今日がサークル昇格記念日になるぜ!」

大会会場は巨大なホールの中にあります。電脳戦用の小さな対戦卓が20台と、中央に
大きなのが一つ。一回戦から四回戦までは全員小さな対戦卓で行い、最終戦は全勝した
二人のみ中央卓で戦うことになるのです。サンタ子ちゃん、ココで戦えるよね?

大会が始まりました。初戦の相手はいきなり悪魔型。でも瞬殺。集中砲火。容赦無し。
二戦目は同じサンタ型さん。撃ち合いで勝利。
三戦目、ゴテゴテ装備した天使型。背後を取って勝利。
四戦目、軽装の騎士さん。ここで今大会初めて花鳥風月を抜いて斬撃戦。危なげ無く勝利。
この段階でサンタ子ちゃんのセカンド入りが確定しちゃいました!

「やりましたねぇ、最終戦を待たずにセカンド入り決定ですよ!」
コタローと一緒に観戦していた小暮ちゃんが喜んでいます。
「最終戦はメインステージか。すごいな、このまま全勝するんじゃないか?」
「ちょっと徳田先輩の所に行ってきましょうよ。小春、席と荷物を見てて」
「あ、じゃミアも一緒に留守番しててくれ。ちょっと行ってくる」
コタローと小暮ちゃんは行ってしまいました。

「きゃぁ~やっぱりサンタ子ちゃんってば素敵ですぅ~♪」
小春ちゃん小春ちゃん、ちょっと落ち着いてよぉ。
「もう超絶美少女戦士サンタ子ちゃんに勝てる輩なんでいないのです!!」
あ~~~サスガにこのテンションにはアタシも付いていけないカモ…

なんとなく中央卓の方を見る。
肩に天使型の神姫を乗せた、挙動不審なスーツ姿の男がいた。
あ、あれは…影田とか言う人と、バズーカ天使!?
「小春ちゃん小春ちゃん、ちょっとアレを見てよ!」
「…そして世界を救ったサンタ子ちゃんは…って、ああぁっ!?」
小春ちゃんも気がついたみたい。
「なんかイヤな予感がするの…ミアちゃん尾行してみるから、小春ちゃんはコタローが
 戻ったら言っといて!」
「ミアちゃん大丈夫?危険な事はしないでね…」
「大丈夫、ミアちゃんにおまかせよ!」

そのまま通路に出た二人は、少し話した後別れました。
ちょっと考えて、天使型(確かリーブラとか言ったっけ?)の方を尾行することに。
リーブラは避難用の階段づたいに地下へ下りていき、そのまま立入禁止区域へ。
なんか分電盤とかケーブルとかでイッパイな部屋に来ました。
そこにはもう一人、兎型の神姫が待っていたのです。
マズイわ。もし戦闘になったらリアウィングしか装備していないアタシが不利。二人が
相手じゃバーストモードを使わなくちゃいけないかもしれない…

突然、兎型が持っていた通信機が作動しました。
『よし、アイツのサンタ型が端末シートに入った。今だ、高圧電流を流して破壊しろ!』
リーブラが分電盤に取り付けられていた装置のスイッチを入れようとして…

―――――――――緊急バーストモード発動!!
無茶な発動のせいでアタシの右手が音を立てて爆発した。その音に二人が動きを止める。
アタシはパージしたリアウィングを左手で掴み、剣の代わりにして突進する。
慌てたリーブラがライフルを構えようとしてるけど、ぜんぜん遅いわよ。
もう許さない。ウィングでリーブラの首を刎ねる。

背中に激しいショックを受けてリアウィングを落としてしまう。振り向くと、兎型が
グレネードを発射した所だった。
痛みを堪えて跳びかかる。けど散弾銃で弾幕を張られてしまう。両手を盾にして
急所だけは守ったけど、勢いが無くなり、床に落ちてしまう。
渾身の力で再び跳びかかる。弾丸を打ち込まれた足が、役目を果たした瞬間に爆発する。

兎型に衝突した。そのまま縺れて倒れ込む。
アタシが馬乗りになる状態になったけど、動くのは傷だらけの左腕だけ。
手首からニードルコネクタを伸ばし、兎型の急所に突き立てた。


試合はもう終わったかな。サンタ子ちゃん、優勝したよね。
試しに体を動かしてみる。けど全然動かない。
   (『緊急警報、システムに重大な損傷が発生しました』)
まぁ、スグにコタローが助けに来てくれるわね。
愛し合う二人の間にはテレパシーが通じるんだもん。
   (『スリープモード故障、データ欠損の恐れがあります』)
それにこれは愛する二人の試練なのよ。
この試練を乗り切れば、きっと魔法が掛かってアタシは人間になれる。
   (『電圧低下、あと1分でコアユニットが停止します。至急対策をして下さい』)
そしたら今度こそコタローと結婚できるの…
楽しみだわ、二人で幸せになるんだから…
   (『コアユニット停止まで30秒、至急対策をして下さい』)
でも、でも何故か涙が止まらない…
コタロー、コタロー…
「コタロー、ミア、ホントに、あい、あい、あいし、あ、あ、あ、あ、………」



○8月28日(火)
 みんなの必死な捜索の結果、ミアは発見された。
2体の残骸とミアの様子から、激しい戦闘が繰り広げられたのが想像できる。
ミアの体に触れる。冷たい。
3日間放置されていたミアは、もう修理できるような状態ではなかった。



○8月30日(木)
 まだ信じられない。ミアが死んでしまうなんて。またこんな思いをするなんて。
ミアの亡骸は裏山に埋める事にした。此処はミアのお気に入りの場所だったし、本人も
望んでいるだろう。
質素だけど心を込めてお墓を作る。少し落ち着いたらアキオ達を連れてこようと思う。
 手を合わせる。
ミア、俺はオマエのことを愛していたんだ。失ってから自分の気持ちに気がつくなんて…
こうやって目を閉じると、在りし日のミアの姿が想い出される。
可憐で、美しくて、明るくて、礼儀正しくて、聡明で、セクシーで、ナイスバディで、


「もしもしお嬢さん、いったい何をしてるのかね?」
「え、えっとぉ…作文の宿題?」
PCの画面から振り返ったミアが、てへっ(はあと)みたいな表情をした。
俺は無言でミアの首根っ子を掴むと、そのまま後ろに放り投げた。
 (「何すんのよぉ~!」「やかましいわぁ!」)
まったく…ちゃんとパスワード掛けてたのに。人の日記をイジるなよ…

実際は、ミアはリアウィングに仕込んでいた発信器のおかげですぐに見つかった。
小春から事情を聞いた俺達は直ちに捜索を始め、ミアが起動停止する前に発見したのだ。
小春の体から電源を分けてもらい応急処置をした。もう少し遅かったらコアユニットが
永久に停止してしまっていただろう。
大会は無事サンタ子の優勝で幕を閉じた。その後警察に通報し、影田は逮捕された。

そして現在。
例によってミアは簡易素体に入れられ、俺の部屋にいる。
これからミアの素体を修理するけど、その前に「多少」頑丈な体も作っておこうと思い、
その設計図を作成中。また今回みたいな危険な目に遭わせたくないからな。

「だってコタローずっと図面描いてるんだもん~つまんないよぉ~遊んでよぉ~」
そういえば最近、全然ミアに構ってなかったな。
「ワカッタワカッタ…今日はボールで遊ぶか?」
「うん!!」
ミアが嬉しそうに笑った。



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