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武装神姫のリン
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ウサギのナミダ
アスカ・シンカロン
引きこもりと神姫
キズナのキセキ
魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン
浸食機械
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2015年

えむえむえす ~My marriage story~

2014年

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悪魔に憑かれた微駄男
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えむえむえす ~My marriage story~

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深み填りと這上姫
キズナのキセキ
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2012年

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類は神姫を呼ぶ
浸食機械
引きこもりと神姫
ライドオン204X
フツノミタマ
白濁!? 阪高神姫部
白い英雄を喰う黒い女神
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流れ流れて神姫無頼
アスカ・シンカロン
MMS戦記
天海市神姫黙示録
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すとれい・しーぷ
車輪の姫君
樫坂家の事情!
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2010年

おまかせ♪ホーリーベル
戦うことを忘れた武装神姫
Gene Less
The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
PRINCESS BRAVE
神姫☆こみゅにけ~しょん
アルトアイネス奮闘姫
ロンド・ロンド

2009年

せつなの武装神姫
双子神姫
鋼の心 ~Eisen Herz~
犬子さんの土下座ライフ。
狛犬はうりん劇場
Memories of Not Forgetting
Knuckle princess

2008年

武装神姫のリン
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師匠と弟子
マリナニタSOS!(仮)
橘明人とかしまし神姫たちの日常日記
戦う神姫は好きですか
スロウ・ライフ
徒然続く、そんな話。
妄想神姫
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剣は紅い花の誇り
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武装神姫~ストライカーズ・ソウル~
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クラブハンド・フォートブラッグ
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ホワイトファング・ハウリングソウル
ハウリングソウル
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葉の香り、初夏に麗し四人の姉妹




アルマの苦い敗北ではあったが、決して無為ではない貴重な一戦だった。
次への活路も見出したらしいので、普段通りに打ち上げへ赴く事とした。
私・槇野晶とHVIF・葵は気合を込めた夏用ドレスで、神姫素体である
アルマとクララは“シルフィード”に装飾用パーツを付加したドレスで。
行き先は今回もちょっと捻って、非チェーン展開の喫茶店に入ってみる。

「ふむ。“LEN”とはまた少々違うが、落ち着いた店で何よりだ」
「お会いしたのは三月が最後ですの。また行ってみたいですの~♪」
「……しかも、あの時は移動店舗で本来の場所じゃなかったもんね」
「そうですねぇ……あ、ウェイターさんが来ましたよマイスター!」
「お帰りなさいませ、御嬢様。何かお飲みになられますでしょうか」

──────なんだその顔は。秋葉原にメイド喫茶や執事喫茶があって
当然だろう?偶には構わぬではないか、私達とてアキバの住人なのだ。
しかし、この手の“萌えビジネス”が2037年でも絶滅しないとは。
人間……とりわけ日本人の“萌え”に対する想像力は脅威だな、全く。

「そうだな。紅茶はこのアッサムにしよう……デザートはこれだな」
「わたしも同じ……神姫用に四分の一サイズ二つ、お願いですの♪」
「し、神姫?はい、畏まりました御嬢様。すぐ準備させて頂きます」
「……ふぅ、それにしてもこういうのってちょっと慣れませんねぇ」
「そうか、アルマよ?……まあ、真っ当な精神ならば無理もないか」

実際私とても“御嬢様”等と呼ばれるのは、果てしなくむず痒いがな。
この手の『キャラクター喫茶にしては味に拘る』という噂がなければ、
見向きもしなかっただろうな……その噂が真実通りである事は、程なく
漂ってきた紅茶の香りが証明を開始してくれている。これで雑な味なら
どうしてくれようかと思ったが、少しは期待してもよさそうだ。有無。

「……あっ!塾の同級生も来てるんだよ、マイスター……少し意外」
「なんだとクララ?!……いや、神姫素体で塾に行った事はないが」
「うん、黙っていればバレない……と思うもん。少し静かにするよ」
「いや、構わぬ……しかし、まさに女子高生という風情だな。むう」

クララの目線を追い対極のテーブルを見れば、チャラチャラした文字通り
“今の女子高生”姿の少女が三名ばかり、けらけらと煩く談笑している。
“モラルハザード”等と言われて久しいが、私も身を正さねばならんな。
ああにはなりたくない……というか、クララが影響されないのが救いだ。

「大変お待たせ致しました、御嬢様。お申し付けの紅茶とデザートです」
「わぁ……何時も何時も有り難うございますですの、可愛い執事さん♪」
「は、はい。それでは失礼します。また御用があればお呼び下さいませ」
「……堂に入っているな、葵よ。あの会釈も笑顔も、可憐ではないかッ」
「居住まいを正して“神姫”として恥じない様に……これは大事ですの」

葵の宣言に、黙っていたクララとアルマも肯く。そう、手本とするべき
憧れの娘……ヴィネットがいたのだったな。そうとなれば納得は行く。
こういう場は、特に試される……か不明だが、心構えとしては十分だ。
それにしてもこの紅茶と、イチゴサンド。実に良い香りではないかッ!

「では戴こうではないか。アルマとクララも、席について食べようぞ」
「……うん、見た目も甘くておいしそうなんだよ。服を汚さない様に」
「ですね。ここは慎重によそって……よしっ。戴きます、皆さんっ!」
「戴きますですの~♪……はむ、はむ。クリームが甘いですの……♪」

皆の笑顔を見届けて、私も紅茶を口に運ぶ。芳醇な香りと皆の喜び……。
これぞ至福の一時と言えそうだ。アルマにとっては“雌伏”の一時だが、
それでもこういう場を通してリラックスし、思考を整理する事は大事だ。
私が考えるのは、魔剣戦闘を補助する“多重可変型戦術支援システム”!
皆の戦い振りを思い出して、適した構造と機能を思考実験にてチョイス。

「はむ……む、程良い酸味と甘みが素晴らしいな。確かに分かっている」
「あ。マイスター、ほっぺにイチゴクリームがついてますよ……んっ♪」

──────だが、そんな物は瞬時に吹き飛んでしまった。アルマの唇が
私の頬に……かぶりつく為、ちょっとだけ猫背になった瞬間に……ッ!?
紅茶の香りとイチゴの酸味、アルマの柔らかい口付けが──────!!

「な、ななな。何をするアルマッ!?いきなり、頬にき、キス……!」
「ふふっ……なんだか難しい顔をしてたから、ついやっちゃいました」
「そ、それはお前達の装備をだな!というか、アルマこそどうだ!?」
「どうだって一体……あ、さっきの“負け”の事ですかマイスター?」
「う、有無。何か見えていると言うが、次に向けて勝算はあるのかッ」

いかん。照れ隠しのつもりが、少々キツイ言い回しになってしまった。
だがそれにも拘わらず、アルマは笑顔で答えてきた……意外な答えだ。
しかし故にこそ起死回生の奇策である事は、誰が聞いても明確である!
願わくば、その戦いの先に勝利と成長がある事を祈るばかりだが……。

「次にティールさんと戦う時は、ヨルムンガルドとエルテリアだけで!」
「何!?……“SSS”は勿論“Valkyrja”も要らんというのか……?」
「はい。あ……最低限“シルフィード”とコレは、着ていきますけどね」
「……己を追い込む事に、活路を見出したのかな。アルマお姉ちゃん?」
「何にせよ“何かを信じるなら行うのみ”ですの♪頑張ってくださいっ」

──────彼女に見えている物は、何なのかな……?







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