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武装神姫のリン
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ウサギのナミダ
アスカ・シンカロン
引きこもりと神姫
キズナのキセキ
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えむえむえす ~My marriage story~

2014年

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悪魔に憑かれた微駄男
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えむえむえす ~My marriage story~

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深み填りと這上姫
キズナのキセキ
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浸食機械
引きこもりと神姫
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フツノミタマ
白濁!? 阪高神姫部
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流れ流れて神姫無頼
アスカ・シンカロン
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天海市神姫黙示録
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車輪の姫君
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おまかせ♪ホーリーベル
戦うことを忘れた武装神姫
Gene Less
The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
PRINCESS BRAVE
神姫☆こみゅにけ~しょん
アルトアイネス奮闘姫
ロンド・ロンド

2009年

せつなの武装神姫
双子神姫
鋼の心 ~Eisen Herz~
犬子さんの土下座ライフ。
狛犬はうりん劇場
Memories of Not Forgetting
Knuckle princess

2008年

武装神姫のリン
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師匠と弟子
マリナニタSOS!(仮)
橘明人とかしまし神姫たちの日常日記
戦う神姫は好きですか
スロウ・ライフ
徒然続く、そんな話。
妄想神姫
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武装神姫~ストライカーズ・ソウル~
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クラブハンド・フォートブラッグ
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ホワイトファング・ハウリングソウル
ハウリングソウル
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職人気質は遺伝か、努力の賜物か




初めての3on3は見事“私の妹達”が勝ち星を収めた。実にめでたいな。
そう言う訳で、近所の天丼屋にて本日は祝勝会だ……『豪華だな』だと?
いや、仕方有るまい。私達四人だけならもっと適当な場所があるのだが、
今日は遠方の親戚も同席するのだ。しかもあろう事か、今日の対戦相手。

「というわけでだ……まずは公約通り、これをくれてやるぞ灯ッ!」
「うあうあ、痛い痛いですがッ。ギャアー、そここめかみーっ!?」
「灯さん……そのボイスチェンジャーはオフにしてほしいですの~」

そう。渋いバリトンで喚くこの幼女・碓氷灯が、一応私の従姉である。
人が怖いと言って声を変えたり大きなサングラスを常に装備する変人、
山奥に年中引っ込んで、こんな所になど来るはずもないと思っていた。
だが現に此奴めはアキバの神姫バトルランキングに、名を記している。
故に不可解は転じて不愉快となり、どうしてでも真実を知りたくなる!

「そもそもだ、何故貴様がここにいる。転居の話は聞いていないぞ」
「うん、してないですな。春休みでちょっと遊びに来ただけだから」
「……ミラさん、この人って何時もこうなのかな?どうみても……」
「言っちゃダメよ。当人はいつも気にしてるんだから、人間の目を」
「え、ええっと~……却ってこれは逆効果の様な気がしますけど?」

ロッテの溜息・クララの疑問・アルマの当惑、いずれも一々もっとも。
だが、病的な程に人を畏れる彼女は、人混みの中では必ずこうなのだ。
私は勿論彼女の親族も止める様に言うのだが、どうしようもない様だ。
この様な“病的な拘り”は、恥ずかしながら私の一族共通の物らしい。

「で、でもさ。晶ちゃんだって色々と変な所に拘ったりするですぞ~?」
「それを突かれると痛いな。お互い、治らん性癖であると言う事か……」

元を正せば、私の“職人気質”とてこういう所が発端なのかもしれぬ。
“灯の神姫”であるミラ・イリン・ティニアの三人は、その辺に理解が
ある様で、ツッコミを入れる“我が妹達”を先程から制してばかりだ。

「で、“春休み”だと?まあ深くは追求せぬが、その様子だと……?」
「そうよ!先月の中程に登録して、どこまでいけるか挑戦したのよ!」
「私達が頑張る事で、少しでも“姉様”が外に出やすくなれるならね」
「でも、“姉様”の春休みも明日で終わりだから。今日がラストなの」

ミラ達、“灯の妹達”は口々に私達を挑発する。だが、姉への想いは
どうやら本物らしい。全ては灯を案じての提案で、一応は奏功したが
“有終の美”を阻止されたのは、そう言う意味で度し難いのだろう。
とは言うが、そんな理由があっても戦いの手を抜く事は……ないな。

「それは悪い事をしましたけど、わたし達に負ける気はないですのッ!」
「ロッテちゃん……そう、ですね。彼処で温情を見せるのは、失礼です」
「……うん。ティニアさん達だけじゃなくて、灯さんにも不義理だもん」
「え゛、わ……私にも?……あーあー、そう言われるとそうかも……?」
「そう言う事だ。灯を慕う神姫を侮辱する事は、貴様にも悪いからな!」
「む、むううう……でもラストで勝てないのはやっぱり悔しい~ッ!?」

灯とて、臆病ではあってもバカではない。彼女自身は理解出来た様だが、
彼女の“妹達”三人は、やっぱり最終戦に負けた事が大変悔しいらしい。
“私の妹達”は未だここまで敗北を引きずった事は無いので、新鮮だな。

「なら、また灯さんの都合がいい時にこちらへ来てくださいですの♪」
「え?何それ、再戦しよう……って事で良いの?ロッテ……ちゃん?」
「はいですの、イリンさん!わたし達も、また戦ってみたいですから」
「後悔しても知らないわよ貴女達。まだ姉様の神姫はいるんだから!」
「そうよ。セティ姉様に茶織(チャージィ)姉様に……後、穂積姉様ッ」

……聴いた事もない名前がぞろぞろと出てくるがそれは後にして、だ。
再戦の約束はあっという間に神姫間で結ばれ、12の瞳が私達に向く。
当人達で決まってしまっては、私と灯が却下する事は……到底出来ぬ。

「そう言う訳でだ、また東京に出てこい。秘蔵の神姫を連れてなッ」
「い、いいの……ごめんなさいですなんでもないですコワイ顔!?」

不要に怯える灯に再び梅干しをかましつつ、そのサングラスを外して
首輪型ボイスチェンジャーのスイッチを落とす。うむ、つぶらな瞳に
鈴の鳴る様な声。勿体ないな……まあ、幼女では男も限られようが。
──『お前もな』とか言った奴、この場で素揚げにしてやろうか!?
と、ともかく!私は疑問だった事を口にする……すぐ後悔したがな。

「しかし、何故神姫オーナーになったのだ?しかも“姉様”とは……」
「あうあう……あー、それは晶ちゃんと“歩さん”に触発されてだね」
「──────もういい。そうか、それはきっと喜ぶだろうな。むッ」

私はすぐに灯の話を止める。『誰だ?』……まだ語るつもりはないッ!
……すまん、少々苦い過去なのでな。時がくれば、貴様らにも話そう。
ともあれ、そう言う人が居たのだ。それだけ覚えてくれれば構わない。
っと、頼んでいた天丼が三人前届いたか。そう、“彼女ら”の分もだ。

「って、貴方達神姫なのになんで天丼が食べられるのよーッ!?」
「……少々訳ありでな。彼女らは食事が出来るのだ、ティニアよ」
「ずーるーいー!?姉様、私達にも何か食べさせてくださいッ!」
「え、えう。ちょっくら無理ですな、どういう原理かさっぱりッ」
「ううぅ……姉様を責めるのは筋違いだし、あーもー悔しいッ!」

喚くミラ達“灯の妹達”を余所に、ロッテ達“私の妹達”は、一杯の
天丼を三人で分け、器用に食べ始めている。実に旨そうではないか!
そうと決まれば、早速食べ始める事としよう。ミラ達には悪いがな。

「ほら、灯も食べるが良い。ここはアキバでもなかなか有名なのだぞ?」
「う、うん……いただきますなのだ。海老に目が無くて……あむっ、む」
「おいしいですの~……♪って、クララちゃんは食事が進まないですの」
「うん、脂っこい物はね……ボクは少しで良いよ、アルマお姉ちゃん?」
「あ~、ひどいですクララちゃん~!?で、でも……美味しいですッ!」

──────それでも久しぶりの邂逅、本当に楽しかったよ?







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