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えむえむえす ~My marriage story~

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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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武装神姫のリン
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戦う神姫は好きですか
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武装神姫~ストライカーズ・ソウル~
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2035/12/14

6:30

アフガニスタン南部 パキスタン国境付近 ポイント216
“アメリカ合衆国陸軍第10山岳師団 エミリー・ハットバック少尉”



「死体を確認、キッチリ人数分だわ」

 恐らくはそこに村があったのだろうと思われる瓦礫の山に私たちは足を踏み入れていた。
 2011年中ごろに指導者が殺害されてから、ずっと組織の頂点に立ち続けていた人間と、その護衛の精鋭集団が次々と運び出されていくのを見ながら私は、これで家に帰れるのか? ときっとその場で作業を行っている全員が考えているであろうことを思ってため息をついた。
 ふと、足元からパンツを引っ張られ見ると、小さなお人形が私のブーツの上にのっていた。

「きゃっ!」

 人形に爆弾を仕込むなんて、よくある話で、私は思わずそれを振り払う。
 だが、その黒いお人形は飛んでいった先でギリギリと動くと一点を指差して、動かなくなった。

「……」

 正直、爆発か、もしくは破片でやられたのか、その『黒い』お人形には下半身がなく、顔もところどころ機械が顔をのぞかせ、かろうじて人形を保っている分も焼け焦げてケロイド状になり、正直かなり気味が悪かったが……私はなぜかその子を無視する気にはなれなかった。

「何か、いるの?」

 彼女の指差した先の瓦礫の山にはソファーがひっくり返っていて、その周辺には小さなクレーターが幾つも開いている。きっと、昨晩のうちにガンシップがとんでもない量の豪雨をお見舞いしたのだろう。
 ソファーにもたれかかる瓦礫をどけ、ソファーを持ち上げるとその下には白いお人形が、まるで眠るように横たわっていた。

「この子のことを教えたかったの?」

 左肩に特技兵の階級章をつけた白いお人形をたまたま空だったマガジンパウチにしまい、黒いお人形をゆっくりと拾いあげる。

「完全に壊れてる、きっと中の基盤もまともな状況じゃないはずだし……」
「少尉! こっちに来てください!」

 部下の声に、はっと我に返り頭を振る。

「わかった! すぐに行く」






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