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クラブハンド・フォートブラッグ
ホワイトファング・ハウリングソウル
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ウサギのナミダ
アスカ・シンカロン
引きこもりと神姫
キズナのキセキ
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えむえむえす ~My marriage story~

2014年

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デュアル・マインド
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悪魔に憑かれた微駄男
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えむえむえす ~My marriage story~

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キズナのキセキ
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浸食機械
引きこもりと神姫
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戦うことを忘れた武装神姫
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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
PRINCESS BRAVE
神姫☆こみゅにけ~しょん
アルトアイネス奮闘姫
ロンド・ロンド

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双子神姫
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犬子さんの土下座ライフ。
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武装神姫のリン
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戦う神姫は好きですか
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ホワイトファング・ハウリングソウル
ハウリングソウル
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「ここまで……きたよ」

「その様ね」

運命の巡り合わせ、若しくは宿命?

「今度は負けないの……っ」

「良い心意気ね、でもまだ私には及ばないかしら?」

あの人と対峙するその舞台は

「それでも、行くのっ!」


 ねここの飼い方、そのきゅう いっかいめ(1/7)


「ではお願いしますね、風見さん」
「はい……わかりました」
ここはホビーショップ・エルゴ。いつの間にかすっかり常連になった今日この頃です。
そして今店長に言われたのは、今週末に開催されるエルゴ主催のエルゴ改装記念大会、それへの参加打診でした。
何でもランクフリーの大会だそうで、サードランカーの私たちにも折角だから出てほしいとの事。
まぁその日は何も予定はなかったのだし、構わないのだけれども……
「雪乃ちゃん、何で店長さんを睨み付けてるの……?」
「いえ別に? 監視してるだけですから」
「? まぁいいけれど」
先日以来、どうも雪乃ちゃんの店長を見つめる視線が冷ややかな気がする。
雪乃ちゃんはこの前静香さんから頂いたケープを身につけてて、それが彼女の凛々しさを引き立ててるのだけれど、
この場合剃刀みたいな鋭い雰囲気を増幅させてる気もするかなぁ、あはは……
そういえば店長さんもねここを見るとたまに極度に顔が緩むし…・・・なんだろうね、いったい。




……・・・で、早くも当日になったわけなのだけれども

「ねここちゃーん、目線こっちにお願いしまーす!」
「こうかにゃー☆」
「ねここちゃん、こっちにもっ」
「いぇーい♪」
「ゆきのんも一緒に目線を!」
パァン!
「ゆきのん言うなぁ!」
「ドキドキハウリンちゃーん♪決めポーズしてくださいー!」
「あ…愛ある限り戦い続けましょぅ!ドキドキハウリン参上ぅ!…・・・うぅぅ」
何故かメイド服姿で愛嬌を振りまくねここ。
一緒に連れ出されて恥ずかしくてしょうがない、同じくメイド服姿の雪乃ちゃんと静香さんちのココちゃん。
バシャバシャと降り注ぐシャッター音とフラッシュ、そこは何故か撮影会場になっていたわけで。

「て~んちょ~~ぉ~~?」

ジト目で店長を睨み付ける私、
「あははは……要望が多くて断りきれなかったんだよ。
 神姫アイドルランキングで絶大な人気を誇るねここ&ゆきのん、ドキドキハウリンがウチの常連だってのは有名でね。
 一部からはやらないと爆破するぞなんて脅迫まで、いや大変だったんだから」
ウンウンと一人頷く店長。
その横の台で大会のデータ管理をしてる、相変わらずウサ大明神様なジェニーちゃんがジト目で店長を睨んでる。
「それにほら、オープニングイベントとしては大盛況だよ、どうだいこのお客さんの数はっ!」
カメラ小僧ばっかじゃないですか……まぁ女性ファンも多いみたいですが。
「……で、いい加減に打ち切って大会始めないんですか。このままだと撮影会で終わっちゃいそうですよ」
「おぉっと!? もうこんな時間か。そうだね始めないとまずいかー!」
バタバタと臨時ステージに向けて駆けていく店長さん。これでやっとねここたちも解放されそうよね。
「あ、ジェニーちゃん。報酬として最新型のファーストリーグランカー用トレーニングマシン一式、宜しく」
「判りました、風見さん」
口の端だけでニヤリと笑いあう私たちがそこにいた。




「ねここ、雪乃ちゃん。お疲れ様~」
「結構楽しかったね~、ユキにゃん☆」
「そうですか…・・・? 私はゲッソリした気がします…・・・」
あの撮影会場の地獄の中から何とか二人を回収し、控え室で装備を整えてあげて、
今は試合の順番が来るまで片隅のベンチで待機中。
ちなみに今回1マスター1神姫制という事で、雪乃ちゃんは応援に専念。
するといきなり
「こんにちは、お久しぶり」
と、いきなり見知らぬ男の人に声を掛けられる。
「あの~、どちらさまですか?」
「う~ん、みたようなぁ、みないようなぁ」
私もねここも思い出せない。雪乃ちゃんの関係者でも…・・・ないみたいね。
「…・・・…うぅ、覚えてないかぁ、一回ちょこっとあったこっきりだもんな。
 俺は凪千晶 、一応風見さんとねここちゃんのデビュー戦の相手だった者なんだけど」
『…・・・あー』
ぽむ、と相槌を打つ私とねここ。
そうかこの人が十兵衛ちゃんのマスターかぁ。忘れもしないよ、十兵衛ちゃんの事は。
「と、十兵衛ぇ~。こっちにおいで」
「はぁ~ぃ」
そう彼が呼ぶと、会場の片隅で談笑してる神姫たちの内の1人がくるっと振り向いて、とてとてとこちらへやってくる。
「改めて紹介するよ、コイツが十兵衛。よろしくな」
「十兵衛です、よろしくお願いしますね~」
にこ、っと柔らかい笑みを浮かべるストラーフ型MMOの十兵衛ちゃん。何か以前対戦した時とはイメージが違うような……
でもその左目には、相手に一度見たら忘れ難い印象を与える眼帯をつけていて。
……そういえば今彼女が着てる服、どーっかでみたような・・・・・・何時頃の古いヤツだったかしら……
「こちらこそよろしくね、ねここも雪乃ちゃんもご挨拶を」
「ねここなの、やっとまた会えたの」
「雪乃です、以後お見知りおきを」
…・・・ん、何かねここも少し雰囲気が違うかな。まぁ、気持ちはわかるけどね。
「ちなみに今日は、凪さんと十兵衛ちゃんも大会に出場を?」
「ああ、折角なので出てみようと言う事になってね。
 それに冬の大会でねここちゃんの試合を見て以来、十兵衛が興味を持っている様だからね」
「冬の試合、見てたんですか」
「ああ、バッチリと見させてもらったよ。良い物見せて貰いました」
そう言われるとねここじゃないけどなんか面映ゆい、デビュー戦の時2秒で倒しているねここを、そこまで高評価するなんて。
ねここもにゃぁ~、って顔して頬をポリポリ指でかいてて。なんか照れてるみたい。
「と言うか俺たちも出てたんだけどなあ。クラス違うからみてなかった?」
「いや~、まぁちょっと色々ありまして。あははは……・・・」
あのピz(ry)相手で結構時間取っちゃってたし、その後はねここが心配ですぐに帰っちゃったからねぇ。
今度はこっちが乾いた笑いでお茶を濁す羽目になってしまいました。




「風見さん、第一マシンの方へどうぞ」
ジェニーのアナウンスが響く、どうやら出番みたい。
「それじゃ行きましょ、ねここ」
「うん☆」
ねここは今日も元気いっぱいだ。と、十兵衛ちゃんがねここに
「一回戦、頑張ってね。勝ち進めば準決勝で会えるから、お互いに頑張りましょっ」
「ねここ、絶対十兵衛ちゃんと勝負するんだからっ!」
おー、ねここが燃えている。大変珍しい光景。


第一試合はあっさりとねここの勝利でした。
両手に装備した蓬莱壱式をむやみやたらに撃ちまくるハウリン相手に、開始直後に懐へ飛び込み、そのままラッシュで終了。
今のねここは普通のサード相手なら、分身する必要が無いほどに熟練してきたみたい。
カッコいいんだけど、うるうるねここが見られないと思うとちょっと残念かな~
「大勝利ぃ~、へぷっ!?」
あ、コケた……
この新筐体、アクセスポッドも新型でデザインも多少リニューアルしてて。
つまり以前の感覚で私の胸に飛び込もうとしたねここは、見事に足をひっかけちゃったわけで。
「はぅぅ~。みさにゃぁぁん(>△<;)」
「よしよし、痛くないからね~」
ふふ、こういうところは変わってなくて嬉しいかも。

その後も勝利を積み重ねていったねここ。
どうやら今回は、強めの神姫たちは都合良くバラけたようで。
更にねここのいるブロックには余程の実力を持った神姫はいなかったみたい。
ねここにとっては幸運といえるのかな、順調に勝ち進めた。


そして迎えた準決勝……

電脳フィールド内で対峙する、ねここと十兵衛ちゃん。
何の因果か、選ばれたフィールドは新人戦の時と同じ広大な新都心エリア。

『さぁ準決勝第二試合は因縁の試合!新人戦で会い交えた事もある二人が激突ダァ!』

……ジェニーさん、やたらとテンション上がってますね。

そのナレーションを無視して、お互いに語り掛ける二人。
「ここまで……きたよ」
「その様ね」
その瞳は二人とも真っ直ぐで
「今度は負けないの……っ」
「良い心意気ね、でもまだ私には及ばないかしら?」
どちらが勝っても負けても、いい勝負になりそうな気がした。
「それでも、行くのっ!」


 『試合、開始っ!!!』




「とぁーっ!」
「………っち」
舌打ちする銃兵衛。
開始直後、ねここはシューティングスターのリミッターを解除して最大加速。一瞬でビルの陰へと飛び込む。
その推力でなんとか開始直後の一撃を回避したみたいで。
「避けたよっ! ちょっと翼がチリチリしてるけど!」
それでもシューティングスター左翼に焦げ目が、まさに間一髪。
『……ねここ、行こう。やれる限りをつくさなきゃ』
私はねここに、最後の一押しをしてあげて
「……うん。わかったの、みさにゃん!」
ねここは凛とした表情になると、再びシューティンスグターを吹かしだし……
神姫に搭載できる程度の小型ジャマーでは有効半径は広くなく、
レーザーライフルのような直射武器で遠距離攻撃を行われた場合、殆ど効果がない。
だからプチマスィーンズにもジャマーを搭載している。
通常シューティングスターの大加速による大量の熱源を囮に、その隙を狙ってマスィーンズを接近させるのだけれども、
今回その手が効くとも思えない。
だから今回は
「一瞬でビルの影から影へと移動とはね。やるじゃない、ねここちゃん」
シューティグスターをフルブーストさせ、ビルからビルへと一瞬で移動するねここ。
でも直線軌道では狙撃されてしまう為に、足を使ってかなり小刻みな軌道を行ってる。
だけど、それはねここの脚部に巨大な負担をかけていて……
再び近くのビルに飛び込むねここ。
「ふぅ……あとちょっとっ」
『そうね、でもここから先は障害物がない』
そう、十兵衛ちゃんは公園地帯の広場の真ん中に陣取っているため、ココから先は障害物が殆どないのだ。
あっても木や木造の簡便な建築物が殆どのため、レーザーライフルの出力ならば一発で貫通してしまう。

『………一か八か、賭けてみる、ねここ?』

「うんっ☆」
迷いのない澄んだ声、その声で私の方が迷ってたことに気づかされる。
『それじゃあ……GOっ!』

「ふぁいやぁーっ!」

残りの全燃料を一気に燃やし尽くし、オーバーブーストを掛けるねここ。
弾丸の様なスピードで一直線に十兵衛ちゃんへと迫る。
だけど十兵衛ちゃんは既にレーザーライフルを構え、正確にねここのデッドポイントを撃ち抜こうと……

「……っ!」




ドガアアァァァァァァァァァァン!!!!!!!

轟音と大爆発がフィールド中に轟く。

(ふふ。その手は冬の大会の時に見させて貰ったのよ、ねここちゃん。 さぁ、次気配を見せた時が終わりよ……
 ……おかしい、前方の爆発の熱量が異常すぎる。センサーが少し焼け付い…た!?)

今回は気化燃料を使っていたのだ。気化爆弾にも流用可能な物を。
それを命中直前に任意に爆発させ、十兵衛ちゃんのセンサーの機能を一瞬でもいいから無力化させようと。
そして成功した、高精度センサーは熱量を感知しすぎ、ほんの一瞬ではあるが機能低下が起こった。

「いける……っ!」
一瞬の隙があればねここには十分。シューティングスターに搭載していたプチマスィーンズを爆発に紛らせて射出。
イリュージョンシステムをフル稼働させてそのまま一気に決め技に持ち込む!

「ねここぉぉ!フィンガー!!!」

それは十兵衛の腹部を捕らえた……かに思われたが

「うそっ! だって今そこに!?」




ねここの研爪は虚しく空を斬っていた。
気がつけば辺りには霧、不穏な空気が張り詰めていて。
「どこ……きゃっ!?」
一瞬の勘で、背後にバックステップ!
それと刻を同じく、つい一瞬前までねここの居た空間はライトセーバーに切り裂かれていた。
いや、胸部装甲表面に切り裂かれた跡がくっきりと残っている。
「ほぅ……流石だな。我を覚醒めさせるだけの事は、在る…」
周辺に先程と比べ物にならない殺気が漲る。それに懐に飛び込まれた焦りもなければ、
先ほど僅かに見せた隙も無くなっていて……
何、雰囲気が違いすぎる。あれは……っ!?
『ねここ。気をつけてっ』
「うん、わかってるけどぉ…っ」
無意識のうちにジリジリと後退りするねここ、今のレンジは完全にねここの得意距離のはずなのに。

『十兵衛ちゃんに勝つためにここまで強くなったんでしょ、しっかりするの!』

「……そうだったよ、ね。」
勇気を振り絞るように相手を睨みつけ、ファイティングポーズを取り直すねここ。
力を溜めるように大地を踏みしめ……そしてっ

『くっらえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!』

疾いっ、雪乃ちゃんとの時以上!
イリュージョンシステムの全能力と、ねここの全能力が合わさり、無数のねここが十兵衛へと攻撃をしかけようと……!

『ねここぉぉぉ!フィンガー!!!』

「…浅い…」

激突した二人から強烈なスパークが飛び散る!

……一瞬とも永遠とも思える瞬間が過ぎ去り、その場に佇む二人。
やがて、ぐらりとねここがスローモーションのように崩れ落ちる。
崩れ落ちたねここの胸元には、ライトセーバーが墓標のように突き刺さって……

「…我に手傷を負わせるとは…その名…覚えておこう……」

十兵衛の胸元には、三本の鋭い傷痕が残されていた。


『試合終了。Winner,十兵衛』





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