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ハウリングソウル

第一話

『廃墟にて』










 今はもう誰もいない。かつてはそれなりに賑わっていたであろう街中を、一つの影が疾走していた。影は両の手にカロッテTMP・・・通称サブマシンガンを握っている。
 影が向かう先にはマスクをつけた特殊部隊の隊員のような人影・・・・一体のMMSが立っていた。
 そのMMS・・・兎型MMSヴァッフェバニーは走り寄る影に向かって両手で構えたSTR6ミニガンを連射する。
 その弾丸の嵐を影は僅かに身を捻るだけで回避した。

「(・・・・・・・・馬鹿な)」

 兎型MMS、ヴァッフェバニーは心の中で舌打ちをした。

「(私が今まで戦ってきた犬型はここまでのスピードを持った者はいなかった。一体奴は何者なんだ!?)」

 ヴァッフェバニーはミニガンを的確な狙いと速度で連射する。今は何よりも、奴を近づかせないことが先決だ。
 事実、先程から疾走する影・・・・犬型MMSハウリンは彼女に近づくことが出来なかった。付かず離れずの距離を保ちながら右へ左へとこちらを翻弄している。

「(奴の狙いは・・・・・こちらの消耗か?)」

 だとすると敵の犬型は彼女を見くびっている。彼女はSTR6ミニガンを二挺装備している。事実上、弾が切れる心配は無い。その前にタイムアップでドローとなるだろう。
 彼女は突撃せず後方支援を目的としていたのだ。その分装備も重装備である。
 しかしつい先程、仲間の反応が消えた。恐らく目の前の犬型にやられたのだろう。
 彼女達はタッグで勝負を始めたはずだった。にも拘らずこちらの損害は大きくあちらは事実上無傷である。

「・・・・・面白いじゃないか」

 マスクに隠された顔で不適に笑う。ならこいつを倒せば仲間の敵も討てると言うことだ。だが今へたに動けばこちらがやられる。二人揃ってやられるよりも、まだ引き分けのほうが戦略的にましだろう。だが向こうが何かミスをしたならば一気に畳み掛ける。取りえず今はこの拮抗状態を崩さずに制限時間まで持ち込めば ―――――――――――
 と、動き回っていた犬型が突如として停止した。
 彼女はその隙を逃さずにミニガンの掃射を食らわせる。
 銃口から盛大なマズルフラッシュが瞬き一瞬、その場にいた全員の視界を遮った。
 そしてマズルフラッシュが納まった後・・・・ヴァッフェバニーが掃射を止めた後には、ボロボロのテンガロンハットだけが残されていた。

「・・・・・中身はどこに行った!?」

 右、左と辺りを見渡してみるもあの犬型はどこにもいない。まるで消えてしまったかのように。

「(消えた?・・・・そんなはずは)」

 困惑する彼女の頭上が突如として曇った。
 太陽に雲がかかったのだろうか? 否、このゴーストタウンは仮初の町。空はコンピューター制御の虚像である。確かに雲も太陽も存在するがそれはただあるだけで動いたりなどはしないはずだ。
 ならば一体・・・・・・・?
 彼女は上を見た。
 そして廃墟となったビルの屋上に、巨大なガトリングを四問備えた巨体を見つけた。
 悪魔型MMSストラーフ。
 確か犬型とタッグを組んでいた神姫である。悪魔型の背面ユニット、チーグルと呼ばれる機械式副腕に取り付けられたガトリングは全てがこちらを狙っていた。
 彼女は完全に失念していた。こっちがタッグである以上、向こうもタッグであることを。

「ハウ・・・・・・時間稼ぎ、ありがと」

 屋上の悪魔型がそう呟く。

「結構辛かったよノワール。あとでたっぷり休ませて貰うからね?」

 いつの間にそこにいたのか、フィールドに配置されているゴミ箱のオブジェの傍にハウと呼ばれた犬型MMSが立っていた。
 ・・・・ハウリンだからハウなのだろうか?

「くくっ・・・・はははははっ」

 ヴァッフェバニーは思わず吹き出していた。
 今の状況とそこに追い込まれた自分。そしてこの二人の手腕に。

「兎型の人、降参しますか?」
 ハウと呼ばれた犬型がこちらにTMPを向けている。そして屋上からはノワールと呼ばれた悪魔型のガトリングが自分を狙っていた。

「ハウと言ったな? 私が一ついいことを教えてやる。・・・・諦めないことが勝利への近道だ!!」

 ヴァッフェバニーはミニガンを放り出し腰のカロッテP12に手をかける。この距離なら彼女は外さない。手をかける速度がもう少し速ければ。
 ハウとノワールの銃は彼女はミニガンを放り出した瞬間に火を吹いていた。
 TMPはP12を弾き飛ばし、ガトリングはヴァッフェバニーの体に命中していた。
 ヴァッフェバニーは声も無く倒れこむ。それと同時に試合終了を告げるブザーが鳴った。






「マスター! 試合終わりましたよ!」

 試合を終えたハウとノワールが神姫センターに設置された専用筐体から出て来た。私はそれを見て思わず笑ってしまう。
 何と言ったってハウの後ろにノワールが隠れるように出て来ているからだ。妙に微笑ましく思った私は彼女達に笑いかけてこういった。

「二人ともお疲れ様だ。今日は時間も遅いしもう帰ろう」

「そうですね。ノワールも疲れてる・・・ノワール?」

「・・・・・・・マイスター」

 と、ハウの後ろに隠れていたノワールが一歩進み出る。

「もっと・・・・遊びたい。・・・・今度は、神姫バトルじゃなくて・・・・普通のゲーム・・・」

 あまり表情を変えずに、でも控えめにノワールは言った。
 ああもう。
 なんでこの子等はこんなに可愛いんだろう。私が結婚適齢期を逃したらきっとこの子達のせいだ。

「しょうがないな・・・・ハウもそれでいいかい?」

「マスターがそれでいいなら。お姉ちゃんの意見には逆らえません」

 そういってハウは軽く舌を出す。畜生、可愛いよ。
 私は二人を手のひらの上に乗せ、そのまま胸ポケットに入ってもらった。
 入るときに二人が少し窮屈そうにしていたのはもうしょうがないだろう。だって私だって女だし。

「それじゃあ行こうか。二人は何がしたい?」

「アレがいいです! レーシング!」

「・・・・・競馬」

「「はい!?」」







2036年、Multi Movable System------MMSと呼ばれる全高15cmのフィギュアロボが当たり前に存在する世界。
中でも一般的なのが『神姫』と呼ばれる女性型MMSである。
人々は彼女達に思い思いの武装を施し、互いの神姫を戦わせていた。
様々な武装を付け、戦場へと赴く彼女達を、人は『武装神姫』と呼んだ。













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