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第壱拾九話


「はぁ・・・・・・。ヒマだ・・・・・」
ウェルクストラ・タイプのルリは暇を持て余していた。
長距離からの精密狙撃を得意とする彼女の戦法は一つ。『スコープに入った目標の弱点を狙って引き金を引く』、それだけだ。
彼女にとって銃、とりわけ狙撃銃は『殺したという実感が湧かない』最高の武器だった。
「さて、今回の獲物は・・・っと」
今回も、事前に敷設していた索敵センサーが敵機接近を知らせる。
そして、息をするくらい自然になってしまったスコープを覗き、狙いを付ける動作。
どうやら、シュベールトタイプのようだった。あの特徴的なシルエットを見れば嫌でも判る。
《しかし・・・・・、早いぞこいつは。気を付けた方が良い》
ルリのオーナーがアドバイスするが、彼女の耳はそれを無視した。
「今の今まで、これで撃ち殺せなかったのは居ない。今日も同じだ」
《はいはい、任せるよ》
そのセリフを聞き流しつつ、ルリは照準合わせを続ける。
どうやらあのシュベールトはかなりその装備に精通しているらしく、複雑な鍾乳洞の地形をものともせずにジグザグ飛行をしている。
「よーし、そのままそのまま・・・・・。良し、良い子だ・・・・・」
そして、シュベールトがブースターの冷却の為に着地した瞬間を狙い、引き金を引いた。
放たれた銃弾は寸分の狂いもなく、シュベールトのキルポイントを貫く・・・・ハズだった。
しかし、シュベールトは左腕のディフェンスロッドを回転させて銃弾を弾くと、こちらに気付いたのか、スラスターを全開にしてルリに肉薄してきた。
「このっ・・・・!」
再び照準を合わせて、彼女は引き金を引く。これは右方向に避けられた。
「そんな・・・・まさか・・・・!!」
再び発砲。今度は眉間を狙ったつもりだったが、リニアライフルの銃剣で弾き返された。
「っ・・・・!」
ルリは慌ててライフルを捨て、左手にハンドガンを持つと迎撃態勢を取ろうとするが、既に不可避距離までシュベールトが接近していた。
「くっ、来るな!!来るな・・・・!!」
必死にハンドガンを連射するが、ディフェンスロッドで弾かれ、身を捻って躱され、ダメージはおろか威嚇にすらなっていない。
そして次の瞬間、銃剣が彼女の左手首を拳銃ごと攫っていた。
「バケモノ・・・・め・・・・」
ルリが捨て台詞を呟く前に頭から斬りつけられ、視界がブラックアウトしていた。彼女の最期、視界に見えたのは、狂気とも言える笑みを浮かべた、ツガル―ソフィアだった。



ルリがソフィアに撃破されたその頃。アカツキはウィトゥルースと激闘を演じていた。
「そこですぅ!」
ウィトゥルースがラピッドランチャーを放つと、
「これなら、いけるの・・・・!?」
アカツキは回避動作を取りつつビームライフルで反撃する。
互いの攻撃は素体のスレスレを掠め、背後の鍾乳石に着弾して粉砕する。
「はわわ、強いですぅ・・・・・。どうすれば・・・・」
ウィトゥルースはもともとオドオドしやすい性格が多いが、アカツキと対峙している彼女はまるで絵に描いたようなそれだ。
《表面上は慌てているようでも、内面では自身の特性を理解して的確に攻撃してくる・・・・・。アカツキ、気を抜くなよ》
「了解です」
ウィトゥルースがインフェルノキャノンを撃ってくる。この武器はティグリースとそれを開発した企業が、フロントライン社のLC3レーザーライフルをコピーして作った言われていたが、後発なだけに純粋な武器ではなく武装パーツの一部とするなど、様々な改良が施されている。
特に威力は固定式にした分著しく向上しており、並みの装甲は簡単に蒸発させてしまう。
アカツキにとっては早い話が、『カスるだけで致命傷』なのだ。
「避けて見せます!!」
アカツキは軸をずらし、ステップ移動で躱す。
しかし、一見すると切り札とも取れる一撃を、ウィトゥルースは本命としなかった。
「隙ありですぅ!」
ステップ移動直後の一瞬の硬直を狙って、機関銃―ルインM21を発砲してくる。
アカツキは咄嗟に左腕のシールドで防いだが、撃たれたのは徹甲弾らしく、何発かはシールドを貫通して彼女の身体を傷つけた。
「くっ、それでも!!」
アカツキは被弾しながらもビームライフルを撃ち返し、ウィトゥルースの機関銃を叩き落とす。
「はぁああ!!」
「ひゃうっ!!」
そして間髪を入れずにアカツキはビームサーベルを抜刀し、踏み込んで切り払った。
アカツキは迎撃のために取り出された拳銃をウィトゥルースの右腕ごともぎ取ると、ライフルを捨ててもう一本サーベルを抜き放ち、インフェルノキャノンを切断。その慣性に乗せて彼女の腹部にソバットを叩き込む。
ウィトゥルースは姿勢制御をする間もなく、吹っ飛ばされて壁に激突する。
「チェックメイト、です!」
ウィトゥルースの喉元にビームサーベルを突きつけ、アカツキは降伏を勧める。
「はわわ・・・・・。私の負け・・・・」
ウィトゥルースが降伏しようとしたその時、遠方から《キュイン》と言う音が聞こえたと思うと、一発の弾丸がウィトゥルースの頭部を貫いた。
《くそっ、敵の増援か!アカツキ、警戒を厳に!!》
「了解です!」
一度投げ捨てたビームライフルを拾い直し、銃弾が飛んできた方向に構える。
虚空から飛来したシアンの機体。二枚の翼が付いたフライトユニット。流線型のシルエットを描く装甲と銃剣付きライフル。
緑色の髪の神姫―ソフィアだ。
「ハァイ。久しぶりね、アカツキ」
「くっ・・・・どうして、また・・・・!!」
ブレイドライフルで斬りかかって来たソフィアをアカツキはビームサーベルで迎え撃つ。
ビームと実体の刃が交錯し、鍾乳洞の中に火花が散る。
「どうしてかって?それは勿論、お仕事よ。新型の軍用武装の実戦テスト。でも、貴方のお友達に壊されちゃったからね・・・・・・。だから今、もの凄く怒っているのよ!!!」
「きゃあっ!!」
CACのパワーに物を言わせて押し込みにかかるソフィア。
アカツキは抑えきれずに吹っ飛ばされてしまう。
「この前はライフルだったけど、今度はこっち♪」
そう言うと、ソフィアは左脚のホルスターから拳銃を取り出して発砲する。
放たれた銃弾はアカツキの頬を掠め、傷を付ける。
リニアライフルと比べると威力は大きく劣るが、急所に命中させれば充分致命傷になる。
「ふふふ♪。次は何処を狙おうかしら♪」
一発、また一発と撃ち込まれる銃弾はジワジワとアカツキにダメージを与えていく。
「さ、早い所私に見せて♪。あなたの苦痛に歪む顔を」
「誰が・・・・・」
「?」
「誰が貴方みたいな卑怯者に、負けてたまるか!!」
「興が冷めたわ・・・・。今すぐ死になさい!!!」
ソフィアが左腕のホルダーからプラズマソードを抜き放ち、アカツキに突き立てようとしたその刹那、後方から飛んできた銃弾が彼女の足下に着弾する。
「このぉ、アカツキから離れろ!!」
見るとトリスタンがライフルを乱射しながら突撃してくる。
「貴女はさっきの・・・・・。死ねぇえええ!!!」
逆上したソフィアはプラズマソードをトリスタンに投げつけた。
その手を離れた静電気の刃は緩やかな弧を描いて飛んでいきトリスタンの左脚に突き刺さった。
「あぐっ!!」
転倒し、顔をしかめるトリスタン。それを見て、アカツキの怒りに火が着いた。
「くっ・・・よくもぉ!!!」
アカツキはヘッドバイザー脇のバルカンを発砲する。
「んなぁ!?」
完全に虚を突かれたソフィアは咄嗟に顔を庇ったが、何発か命中してしまう。
その隙を突いてアカツキは腹部を蹴り上げて脱出する。
「『トランザム』、発動!!」
《アカツキよせ!!リアルバトルでそれは・・・・》
優一の制止も聞かず、トランザムを発動させるアカツキ。
異常放熱と莫大なエネルギー放出により、彼女の身体は徐々に純白から真紅へと染まっていく。
「あら?貴女、そんな技も持っていたのね。もっと私に良く見せて・・・」
台詞を言い終わる前に、ソフィアの身体は真空飛び膝蹴りで吹っ飛ばされていた。
「よくも・・・・よくも・・・・よくもぉぉぉ!!!」
アカツキはビームサーベルを抜刀して斬りかかる。その瞳は完全に理性を失っていた。
「はっはっは!!いいわね、その怒りと憎しみに満ちたその眼!相手を今にも喰い殺さんばかりの殺気!久しぶりに、本気で殺れそうだわ!!」
ブレイドライフルを拾い上げ、右腕のプラズマソードを抜刀してソフィアは真っ向から受けて立つ。
ビームと実体、そしてプラズマの刃が交錯し、その都度、火花で暗い鍾乳洞がまるで昼間のように明るくなる。
《おいおい・・・・。マジかよ・・・・》
「オーナー・・・。何をどうすれば、あそこまでの機動が・・・・」
二人の戦闘速度はもはや常人には捕捉することすら困難な領域になっていた。素人には残像しか見えないだろう。
アカツキのビームサーベルがソフィアの左腕を斬り払い、ソフィアのブレイドライフルがアカツキのヘッドセンサーを弾き飛ばす。
「沸き上がるパッション!弾けるエモーション!貴女も、これを望んでいたんでしょう?違う?違わないわよね!?」
そう言ってソフィアはブレイドライフルを一閃させ、アカツキの右腕をもぎ取る。
「あぁぁあああああ!!」
アカツキはそれすらもまるで些事の如く無視し、ビームサーベルで残されたソフィアの右腕を斬り飛ばした。
「あれ・・・・・?なんで・・・・?」
そこからはアカツキのターンが始まった。
さながら猛禽の如く、アカツキは全周囲から高速で斬りかかる。
彼女が通過する度に、ソフィアが纏ったシュベールトの装甲が、フライトユニットが砕け、切り裂かれ、宙を舞う。
「うがっ・・・・!」
四肢を全て斬り飛ばされ、地面に激突するソフィア。
アカツキはその額に拳銃を突きつける。彼女が引き金を引こうとした刹那、彼女の身体はもとの白に戻って行く。
いや、それだけではない。異常放熱の反動からか、その体中から黒煙が吹き出し始めたのだ。
「ふふふ・・・。CAC無しでこれほどの機動が出来るなんて・・・・。でも・・・・無理が祟ったみたいね・・・・。じゃあ、さようなら」
そのセリフを残してソフィアからサレンダー信号が発せられ、彼女は撤退していった。
「マスター・・・・・私・・・・・」
アカツキはトリスタンが駆け寄ってくるのを見、静かに倒れた・・・・。
《アカツキ!応答しろ!アカツキーー!!》






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