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えむえむえす ~My marriage story~

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 日常の1


 ざっざっ、と掃く竹箒(神姫用)の音が小気味良い朝の境内。
ここは秋葉原近くのとある神社。漫画やラノベにあるような奇怪な事件はないありふれた神社です。
規模は小さいけど公園もあり日曜となればご老人の憩いの場となる。まぁそんな所です。
私こと「結」はここの息子さんの神姫でタイプはハウリン。いつも境内の掃除をしたりお御籤のお勤めをさせて頂いているのです。
今はいらっしゃる参拝客様を迎える為掃除に精を出しているしだいです。
 もう直ぐ通学の生徒さん達が通られる頃でしょうか。私は箒を止め石段の前に向かいます。
「お早う御座います。気を付けていってらっしゃいまし」
小学生の皆さんに声をかけるのも朝のお勤め、皆さんが健やかに過ごされるようにと願いを込めて挨拶します。皆さんも笑顔と元気の良い声で応えて下さるのが嬉しい限りです。
 こうしている間に母屋の方からご主人が来られました。
「朝から精が出るなぁ」
「はい。一日の始まりですし」
「そうか。そろそろ出るから後任せるわ」
「お任せを。ご主人もがんばってきて下さい」
私のご主人は隣町でサラリーマンをしているのですが時間に自由が利くそうで朝のラッシュを避けて出社されます。そのご主人が出られるとは少々箒掛けに時間を取られ過ぎた様ですね。スピードを上げねば。
発車音を横に手水舎の柄杓を洗い、お御籤箱を拭き、ご近所の猫達に朝餉を振る舞います。
「結さんや、ちょいと手を貸してくれんかね?」
「あ、はい」
本殿の方でお勤めされていた宮司さんが手招きしています。何があったのでしょうか?
「お神酒が足りないでな。取ってきて欲しい」
「判りました」
本殿の裏口を抜けて母屋に。
「すまなんだな。かーさんは家事で動けないんでな」
「いえいえ、その為の私ですから」
そう、私はここの巫女さんなんですから。








 昼の境内はご近所の猫達には最高の場らしくそこかしこで見掛けます。
木陰で寝ている子、虫を追いかけている子、武装の練習をしている子、等々。
って武装?
「こんにちわ」
「うにゅ?」
手にした研爪を振り回していたマオチャオに声を掛けます。
「精が出ますね。でも気を付けて下さいね」
「大丈夫だよ~。ここ私んちじゃないし」
笑顔で答えて下さるのは良いのですが貴方の家でないからこそなのですよ・・・
「ま、まぁ周りに被害の出ないようにお願いしますね」
「はいはーい」
軽いノリに一抹の不安がありますが当人が言っているのですしここは信じましょう。いざとなれば止めればいいわけですし。
 彼女を気にしつつ境内を周ります。
別に暇なわけじゃないですよ?
敷地に塵が落ちていないか?木々に点在する鳥の巣は大丈夫か?そういったものがないかと見回っているのです。時には不浄なものが捨ててあったりしますしね。(涙)
それに野生の亡骸があったりもします。その時は丁重に弔います。あの方々も人生を真っ当されたのですからそうして当然ですしね。
一通り見て周り何もなかった事に安心します。
 時に訓練中の彼女は大丈夫でしょうか?
主に辺りが…

バキィィッ!!!

「!」
拝殿の方から何やら破壊音が響きました。急いで見に行くとしましょう。
「・・・・」
「・・・・・」
そこには深々と爪痕が付いた松ノ木が。
あぁ、やっぱり・・・・(T T)
「松が・・・」
一言いうべきかと思いましたが今は松ノ木、大急ぎで納屋に向かい道具を持ってきます。
「どーするの?」
「このままにしては木が健康を保てません。治療するのです」
まず斬られた部分の表皮を剥がします。そして木炭の粉をそこに塗り剥がした表皮を貼り付けます。最後にわら巻きをしてお終い。後はこの木自身の治癒力で大丈夫でしょう。
「へー、そんなのするだけで良いんだ」
「傷は放っておくとキノコが生えて木をダメにしてしまいますからね」
「キノコなら食べれるからいいんじゃない?」
「食べれないのですよ。それに木が朽ちてしまっては寂しくなりますから」
コフキサルノコシカケなんて食べたら大変な事になります。
 応急処置を終えて彼女に向き直ります。
さて注意しておきましょうか。
「それよりも気を付けてと言った筈です」
「だって・・・目標に丁度良かったんだもん・・・」
「だからといって辺りのものを破壊しないで下さい!練習するなとは言いませんけど辺りには注意しておこなって下さらないと困ります」
「で、でも目標とかないと上手くできないから・・・」
言葉尻が小さくなっていくので少しは反省してくれているようですがまだ油断なりません。
「だからといって破壊していい理由なんてありません」
「それじゃ練習になんないじゃない・・・」
「辺りに攻撃せずとも持参してくれば問題ないじゃないですか。隅の方なら多少掘り起こしても構いません」
「そんなの運んでたら時間掛かるじゃない」
やれやれ、言葉ではご理解頂けないようですしここはひとつ懲りてもらいましょう。
「判りました。そこまで言うなら私がお相手します」
「えっ」
「それで勝ったら今後練習に関して何も言いません。ですが負ければ従って貰います。いいですね?」
「う~、お姉さんランクは?」
「今のところ参加していないのでランクはありません」
彼女はしたり顔になりました。勝ちを確信しているのでしょう。
「いいの?私強いよ?」
「二言はありません」
「ふ~ん、なら今度からは好きに出来そうだねぇ」
言うなり研爪を構えます。
「果してそういきますか?」
近くに立て掛けて置いた愛用の竹箒を手にします。無論普通の箒でない事は言わずもがな。

 左手を前に右手を引きつつ横に摺るように移動する彼女、私を中心にしたそれは動物の狩を連想させる動きです。
対する私は手にした箒を胸の前で掲げるだけ。
「どうしたの?先に掛かってきていいよ?」
「あら?いいんですか?」
「ハンデだよ。直ぐに終っちゃうんじゃ練習にもなんないし」
余裕たっぷりなんでしょう。
「攻めの練習だったのでわ?」
「そだけどね。格下相手に本気になってもね~」
「そうですか。では遠慮なく」
前屈の姿勢で走ります。
「あははっ!!真正面なんて素人なんだから!!」
研爪が引裂かんと振るわれる瞬間、
「えっ?」
地面スレスレにまで状態を倒し背中の上を過ぎた風を合図に状態を起こし手にした箒を振るいます。
「にゃっ!!」
右脇腹に強打を受け崩れる彼女から距離を。
「まだ続けますか?」
「と、当然!こんなの何でもないんだから・・私は勝っちゃうんだから!!」
獲物に飛び掛る猫そのものに迫る彼女。気迫は感じますが如何せん隙だらけで。
「はいっ」
「わ、ぷ!!!」
振るうと見せかけた箒を途中で止めればその房に顔面から突っ込む羽目になるのです。
「う~!まだなんだからぁ!!!」
左右の爪が振るわれますがパターンが一定、
「ふー!!」
ムキになって荒っぽくなってきた爪はより当たらなくなってどんどん振り回すだけになり、
「むー!!!何で当たんないのよ!!!!」
癇癪を起こしました。
「それではダメですよ」
「うっさい!!当たれ!!」
これ以上は練習の意味はなく只イライラするだけでしょう。
闇雲になって振り回される爪、突っ込み過ぎたその鼻っ柱に箒の房を突き付けます。
「同じ手なんか効かないんだから!!」
避けて更に向かってきます。それが狙いなんて知らずに。
「はっ!!」
爪が到達するまでに箒を反転しその柄で胸を打ち据えよろめく体に箒を叩き付けます。
「くぅぅぅ、こんなんで私は倒れないんもん」
争上衣のお陰でダメージは少なかったようですね。仕方ありません使うとしましょう。
何をとお思いですか?それこそ言わずと知れたアレです。何たって箒ですからw
「終わりにしますよ」
「うるさい!さっさと負けろぉぉぉ!!!!」
左右からの一撃をその腕に抱かれるように懐へ。驚く暇を与えずに箒を抜き放ちました。
「にゃぁぁぁぁぁあああ!!」
大の字に倒れる彼女、抜いた白刃を鞘に収め元の竹箒に戻します。
言っておきますけど峰打ちですからね。境内で死なないにしても刃を立てる気はありませんから。

 目を回している彼女を縁側に運びその横で一息。昼過ぎという時間もあって宮司さんご夫婦も縁側でのんびりとお茶を飲んでいます。
「結さんや。その娘さんは無事なのかね?」
「はい。ちゃんと加減しましたから」
「なら大丈夫か。しかしお前さんが抜くとは久しいなぁ」
「そうですねぇ。試合に出ればいい成績のせるでしょうに。出る気はないの?」
「今はまだ。それに私はここで巫女をしてのんびりするの好きですから。勿論ご主人がその気になればお供しますよ。興味はありますし」
「まぁ、その気になった時はTV録画しないとな」
ずずぅ~と湯飲みを傾けるご夫婦。
「「平和だねぇ」」
「ですねぇ」
座布団を枕に気絶中の彼女以外はとても平和な午後でした。



現在装備
巫女服    ×1
仕込み竹箒 ×1






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