サラ
砂漠。
このあたり一面の砂と、どこまでも広がる広大な風景がわたしは好きだった。
今、わたしは砂漠の中にある丘の上にいる。
ストライクイーグルに寄りかかり、黙々とスナイパーライフルを弄っていた。
『さすがと言うかなんと言うか。あんたが持ってると決まるわね』
ボルトを操作し初弾をチャンバーに叩き込む。ボルトを少し引き装填を確認してからセーフティをかけ、ストックを下にして壁に立てかけた。
「まぁ見ての通りミリタリー風ですから」
『話し変わるけどさ。敵さんストラーフだって。確かあの男の人の・・・黒い方だったかな? お姉ちゃんのノワールみたいにカスタム機って訳じゃないみたいだけど』
「・・・・ですか。しかしマイはともかく、ノワールって元ファーストランカーでしたよね? それを打ち破るとは・・・」
『本調子じゃなかったんでしょ。まだ慣れてないっていってたし』
わたしは会話しながら砂の上に腹ばいになり、スナイパーライフルを構える。
スコープを覗くと、十字のヘアラインの向こうにはるか遠くの風景が見えた。
目標確認。
このあたり一面の砂と、どこまでも広がる広大な風景がわたしは好きだった。
今、わたしは砂漠の中にある丘の上にいる。
ストライクイーグルに寄りかかり、黙々とスナイパーライフルを弄っていた。
『さすがと言うかなんと言うか。あんたが持ってると決まるわね』
ボルトを操作し初弾をチャンバーに叩き込む。ボルトを少し引き装填を確認してからセーフティをかけ、ストックを下にして壁に立てかけた。
「まぁ見ての通りミリタリー風ですから」
『話し変わるけどさ。敵さんストラーフだって。確かあの男の人の・・・黒い方だったかな? お姉ちゃんのノワールみたいにカスタム機って訳じゃないみたいだけど』
「・・・・ですか。しかしマイはともかく、ノワールって元ファーストランカーでしたよね? それを打ち破るとは・・・」
『本調子じゃなかったんでしょ。まだ慣れてないっていってたし』
わたしは会話しながら砂の上に腹ばいになり、スナイパーライフルを構える。
スコープを覗くと、十字のヘアラインの向こうにはるか遠くの風景が見えた。
目標確認。
十字のヘアラインの向こう側では悪魔型のストラーフが一機、砂漠の暑さに喘いでいた。
「・・・撃ちますか?」
『まだ遠いわね・・・・いっその事おびき寄せる?』
「ナイスチョイスです。ではそのように」
そういいながらわたしは発炎筒を投げる。
それはわたしよりも風下に落ちて、煙を上げる。
後は待つだけだ。
「しかし参りましたね。相手はストラーフですか」
『何、苦手なの?』
「はい、懐に潜り込まれるとキツイです」
わたしはライフルを少し動かして、適当に配置したクレイモア(地雷)の位置を見る。
この位置なら・・・・うん、ここに来るまでに二、三個は引っかかりますね。
スコープの向こう側では煙に気づいたストラーフがこっちに向かって走ってきていた。
あの速度・・・エンカウントはまだ先になりそうですね。
「・・・・・ヒマだ。物凄いヒマだ」
『・・・いや、スナイパーだし仕方ないって。そこらへんは向こうもわかってくれると思うわよ・・・?』
「砂に埋ってひたすら待ち続けているとですね。いい具合に眠くなってくるのです」
『バトル中に寝たら怒るわよ?』
「大丈夫です。間合いに入れば即殺です」
『アンタはどこぞの格闘家か!? そもそも狙撃銃に間合いも何もないじゃない!?』
「有象無象の区別なく、我が弾頭は結構許す」
『許すな! ちゃんと仕事しなさいよ!!』
「奴は大変なものを射抜いていきました ――――――アナタの内臓です」
『グロイ!? 何で心じゃなくて内臓なのよ!? それたんなる殺人じゃない!!』
「いやいやハルナ、そこは神姫には内臓なんてないってツッコミじゃないと」
『絶対ずれてるわよその発想! いや確かに無いけど!』
「そうこう無駄口叩いてるうちに、敵さん間合いに入りましたよ?」
『だったら早く撃ちなさいよ!?』
はるか遠くの方で、地雷が爆発する音が聞こえた。
まぁ地雷一発じゃ死なないでしょう。
「サラ・フォートブラッグ。有象無象の区別なく、我が弾頭は許しはしない ―――――――行きますよ」
そう呟くと、わたしは引き金を引いた。
「・・・撃ちますか?」
『まだ遠いわね・・・・いっその事おびき寄せる?』
「ナイスチョイスです。ではそのように」
そういいながらわたしは発炎筒を投げる。
それはわたしよりも風下に落ちて、煙を上げる。
後は待つだけだ。
「しかし参りましたね。相手はストラーフですか」
『何、苦手なの?』
「はい、懐に潜り込まれるとキツイです」
わたしはライフルを少し動かして、適当に配置したクレイモア(地雷)の位置を見る。
この位置なら・・・・うん、ここに来るまでに二、三個は引っかかりますね。
スコープの向こう側では煙に気づいたストラーフがこっちに向かって走ってきていた。
あの速度・・・エンカウントはまだ先になりそうですね。
「・・・・・ヒマだ。物凄いヒマだ」
『・・・いや、スナイパーだし仕方ないって。そこらへんは向こうもわかってくれると思うわよ・・・?』
「砂に埋ってひたすら待ち続けているとですね。いい具合に眠くなってくるのです」
『バトル中に寝たら怒るわよ?』
「大丈夫です。間合いに入れば即殺です」
『アンタはどこぞの格闘家か!? そもそも狙撃銃に間合いも何もないじゃない!?』
「有象無象の区別なく、我が弾頭は結構許す」
『許すな! ちゃんと仕事しなさいよ!!』
「奴は大変なものを射抜いていきました ――――――アナタの内臓です」
『グロイ!? 何で心じゃなくて内臓なのよ!? それたんなる殺人じゃない!!』
「いやいやハルナ、そこは神姫には内臓なんてないってツッコミじゃないと」
『絶対ずれてるわよその発想! いや確かに無いけど!』
「そうこう無駄口叩いてるうちに、敵さん間合いに入りましたよ?」
『だったら早く撃ちなさいよ!?』
はるか遠くの方で、地雷が爆発する音が聞こえた。
まぁ地雷一発じゃ死なないでしょう。
「サラ・フォートブラッグ。有象無象の区別なく、我が弾頭は許しはしない ―――――――行きますよ」
そう呟くと、わたしは引き金を引いた。
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