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「双子神姫側・プロローグ」(2007/09/15 (土) 09:09:05) の最新版変更点
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クラブハンドVS双子神姫
*~真夏の大決戦!ポロリはないよ!!~
{テスト}
「はぁ~あ、武装神姫達のチームバトルだと?本気でそんな事をやるつもりか??」
「えぇぇ。本気と書いてマジよ」
リビングに置かれているテーブルで煙草を吸いながら俺がダルそうに言う。
姉貴は何時もの調子で俺の断りも無く、また変なイベントに参加させる気満々だった。
「それにこの企画はうちの会社がやっているのよ。そしてうちの会社でバイトをやってるタッちゃん。出ないわけにはいかなのよ」
「なっ…まぁバイトの仕事ならしょうがないか。日取りはいつだ?」
「明日」
「ちょっ!おま!?何で明日なんだよ!!こっちの予定を完全に無視じゃねぇーか!!!」
「何か予定でもあったの?」
「いや、特に何も無いけど。暇があれば寝てるか、あいつ等の遊びに付き合うぐらいか、婪のショッピングに付き合わされるぐらい
かな」
「ならいいじゃん。はい、決定。明日、ここに書かれている神姫センターに来てね。時間には気をつけてよ。それじゃまたねぇ~」
紙ぺら一枚を俺に渡し、元気よく笑顔で家から出て行く姉貴。
俺は紙に書かれている内容をそれなりに読み、煙草を灰皿に入れ二階に上がった。
「お~い、お前等全員机に集合ー」
「「「「はーい」」」」
四人の神姫達が同時に返事をし、机に集合する。
俺は椅子に座り、紙をアンジェラスに渡した。
「武装神姫タッグチームバトル運用テスト?ご主人様のお姉さんの会社が提供していますね」
「実際の所、提供と言うより姉貴の会社の計画らしいと睨んでるけどね。俺は」
「そうですね」
「でだ、お前等は意見を聞きたい。無理にやれとは俺は言わない。ただ一応バイト身であり、お前等のオーナーとしてこのバトルに
参加して欲しい」
礼儀として頭を下げる。
すると、四人の神姫達は。
「あわわ、頭を上げてください。ご主人様らしくないですよ」
「そうだよう。いつも通りに『行け!』て、言ってくれればいいんだぜ、ボクは」
「ホント、こいう事だけにはダーリンの律儀さが難儀ですわね」
「お兄ちゃん。お兄ちゃんはいつもお兄ちゃんでいてください」
「お前等…サンキュー」
微笑しながら四人の神姫達の言葉を受け入れる。
やっぱ、こいつ等は好きだ。
普通な人間よりよっぽどいい。
「よし!明日に備えるために今日はゆっくり休めよー」
「「「「はい!」」」」
…。
……。
………。
試合当日。
神姫センター集合の前に俺は良く利用す…する程でもない本屋に向かって愛車のスカイライン運転していた。
勿論、俺の神姫達も一緒だ。
ん?
クリナーレが俺の頭によじ登って来て、天辺あたりで仰向けで寝る。
おぉ仰向けの状態だからクリナーレの柔らかい胸の感触が…無い。
そうだった。
クリナーレは貧乳だったんだ。
あぁ~残念。
「アニキー。神姫センターに行くには、この道じゃないぞ」
「ちょっとした寄り道。本屋に用事があるんだ」
「本屋?あぁ~、あの誰も店に入らない本屋か」
「…あんまりそう言う事、言わない方がいいぞクリナーレ。…まぁ、確かに客は来なさそうだな」
運転に集中して愛車を走らせる。
それから数十分後…店の前まで来たので愛車を止め窓を開けた。
「ゲッ!シャッターが閉まってやがる!!」
「あらあら、ダーリンったら運が無いですね」
「オカシイなぁ。今日の曜日で今の時間帯なら店を開いてる筈なんだけどなぁー」
「臨時休業じゃないんですか?」
「臨時休業…まぁ仕方ねぇーか。姉貴が言ってた運用テストを終わらせてから出直すとしよう」
窓を閉め再び愛車を走らせる。
にしても、少し気がかりだ。
あそこの店は臨時休業なんて一回もした事ない店なのに…。
そういえば、店長の女は武装神姫を持っていたなぁ。
確かストラーフとハウリン、二人の神姫だったな。
前に来た時、ハウリンの方は健気で真面目そうで、ストラーフの方はダルそうに見えた。
ハウリンはあんな感じなのは解るが、ストラーフの方は俺のクリナーレとはまったく性格違うような気がする。
まぁ、ああいうストラーフもありか。
「あの、お兄ちゃん」
さて、あの女の武装神姫はいいとして。
今は自分の神姫達の事を考えないとな。
「お、お兄ちゃん」
装備はどうしようか?
その前に筐体の中はどのようなステージなんだろう。
それに相手が解らない以上、対策もままらないし。
「お兄ちゃん」
ノーマルの武装で行くべきか…いや、もしかしたらコッソリと違法改造武器を使えるかもしれない。
丁度いいテストになるかも。
「お兄ちゃん!」
「うを!?なんだよパルカ。驚かしやがって」
「お兄ちゃんが全然私に気づいてくれなかったのが悪いです」
「そうなのか?いやー、ワリィワリィ。で、いったいなんなんだい??」
「神姫センター、通り過ぎちゃいましたよ」
「…はいぃ?」
チラッと目玉だけ動かし辺りを見ると。
「Noooooooooo!!!!」
ヤッベー、あまりにも考え込みすぎ周りを見てなかったから神姫センターを通り過ぎてしまったー!
俺とした事が…こんなクダラナイ事でミスるとは。
「サンキュー、パルカ」
「いえ、お兄ちゃんのためですから」
パルカに礼を言った後、俺は再び神姫センターに向けて愛車を走らせた。
…ちょっとぐらい遅れてもいいよな。
…。
……。
………。
「このバカ弟がー!」
「うぅ、ワリィ」
神姫センターの駐車場に着いて、ドアの入り口前で仁王立ちしてる姉貴に捕まり今の俺は姉貴に説教をクラってる。
ちょっと遅刻したぐらいで叫ぶこともないだろう。
はぁ~、損な役回りだ。
因みに俺の神姫達、アンジェラスとルーナは右肩、クリナーレとパルカは左肩に座っている。
「っで、何で遅刻したの?」
「だから本屋に少し寄り道したのと考え事しながら運転していたら神姫センターを通り過ぎてしまった、てさっきも言っただろう
が」
「言い訳無用!」
「…だぁ~、理由を言わせておいてそりゃないだろ。まぁいいや」
「良くない。ほらこれ以上対戦相手を待てせるのは悪いですから行きますよ」
待たせるって…散々俺に愚痴を言っといてそれはねーだろが。
まったく姉貴という人は、やれやれ。
まぁ、そんなそうこうしているうちに俺と姉貴は神姫センターに入りオフィシャルバトル室に入った。
そこには人間が四人と通常の筐体より数倍デカイ筐体がいた。
一人目は長身のオカマ野郎。
二人目はどっからどうみても中学三年生の男。
三人目は二人目の男と同じくらいの中学生の女。
四人目は…。
「あぁー!お前は!!」
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