ジルダリアのバックパックの花弁が巨大化していく。
破壊した腕のバーツも復元し、伸びてくる。
「…なんなんだよ。変形…か?」
「違うよ。正確にはハイパーモード。花型が花型としての本来の形になる事で能力が向上するんだ。」
「隆斗っねぇ!どうするの!?」
可凜が慌てて判断を仰いでいる。
「そうだ、開花しきる前に倒すんだっ」
「わかったっ」
可凜は十手で決着にかかる。
しかし
ガッ!
伸びた腕バーツでたやすく弾かれた。
そして反撃、素体のままの腹部に一撃喰らう。
「ぅくっ」
思ったよりもダメージがあり、追撃を恐れ距離をとるしかなかった。
「可凜、一旦離れて吼莱を取りに行くんだっ」
「ぅ…うん。」
多少よろけながらも急いで吼莱を拾いに行く。
だがそれは叶わぬ作戦のようだ
ヴンッ
ザシュッ
一瞬にして回りこまれた。
「嘘だろっ何て速さだよ…!…マスィーンズ!可凜を護るんだっ」
プチマスィーンズが防御の陣形になる。…が
「フフ…何のつもりかしら」
バシュッ
瞬きもする間もなくマスィーンズが吹き飛ぶ。残るのは後から来る衝撃の風だけだ。
「……!」
可凜の表情が強張る。
このままではマズイ
「うあああぁぁっ!!」
可凜は足部装甲に炎を纏わす。
即座に蹴りの猛攻。
しかしそれはことごとくかわされる。
「無茶するな可凜!それはまだ1、2回しか試してない未完成な技だぞっ」
「わかってる…。でもっ今はこれしか手がないのっ」
頑なに攻撃を繰り返す。やがてジルダリアの方から距離を置く。背中の花弁の半分が向きを変える。
(何をする気だ…?)
向き終わるとその花弁を掴み、バックパックを外す。それはまるで巨大な手裏剣
「そぉれっ」
ブンッ
それを可凜目掛けて飛ばす。
「?!!」
可凜は十手で防御
ガガガガガガガッ
この絶え間無い衝撃に十手は簡単に砕ける。
「うああぁっ」
それを抜け本体の武装まで砕ききる。
その暴風のような攻撃の後、気付くと目の前に…!
「終わりね」
零距離でフレグランスキラーを喰らう。
試合終了
急な変化に対処できず
完璧な逆転劇で
俺達は敗北した…。
破壊した腕のバーツも復元し、伸びてくる。
「…なんなんだよ。変形…か?」
「違うよ。正確にはハイパーモード。花型が花型としての本来の形になる事で能力が向上するんだ。」
「隆斗っねぇ!どうするの!?」
可凜が慌てて判断を仰いでいる。
「そうだ、開花しきる前に倒すんだっ」
「わかったっ」
可凜は十手で決着にかかる。
しかし
ガッ!
伸びた腕バーツでたやすく弾かれた。
そして反撃、素体のままの腹部に一撃喰らう。
「ぅくっ」
思ったよりもダメージがあり、追撃を恐れ距離をとるしかなかった。
「可凜、一旦離れて吼莱を取りに行くんだっ」
「ぅ…うん。」
多少よろけながらも急いで吼莱を拾いに行く。
だがそれは叶わぬ作戦のようだ
ヴンッ
ザシュッ
一瞬にして回りこまれた。
「嘘だろっ何て速さだよ…!…マスィーンズ!可凜を護るんだっ」
プチマスィーンズが防御の陣形になる。…が
「フフ…何のつもりかしら」
バシュッ
瞬きもする間もなくマスィーンズが吹き飛ぶ。残るのは後から来る衝撃の風だけだ。
「……!」
可凜の表情が強張る。
このままではマズイ
「うあああぁぁっ!!」
可凜は足部装甲に炎を纏わす。
即座に蹴りの猛攻。
しかしそれはことごとくかわされる。
「無茶するな可凜!それはまだ1、2回しか試してない未完成な技だぞっ」
「わかってる…。でもっ今はこれしか手がないのっ」
頑なに攻撃を繰り返す。やがてジルダリアの方から距離を置く。背中の花弁の半分が向きを変える。
(何をする気だ…?)
向き終わるとその花弁を掴み、バックパックを外す。それはまるで巨大な手裏剣
「そぉれっ」
ブンッ
それを可凜目掛けて飛ばす。
「?!!」
可凜は十手で防御
ガガガガガガガッ
この絶え間無い衝撃に十手は簡単に砕ける。
「うああぁっ」
それを抜け本体の武装まで砕ききる。
その暴風のような攻撃の後、気付くと目の前に…!
「終わりね」
零距離でフレグランスキラーを喰らう。
試合終了
急な変化に対処できず
完璧な逆転劇で
俺達は敗北した…。