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戦うことを忘れた武装神姫 その28




 ・・・鳳凰カップ初日。
大勢の人でにぎわう企業ブースの一角に、久遠と彼の神姫たちが居た。 バトルにあまり熱心でない彼らにとっては、むしろこちらの物販だの展示だのがメイン・・・。

やがて彼らは東杜田技研のブース前へ到着。物販コーナーではどこかで見た顔・・・
「あれ? かえでちゃん。 何してるの?」
久遠のポケットから、リゼが声をかける。
「ふ、ふええぇ~! 久遠さん、助けてくださぁ~い!!」
商品の補充をしながら半泣き顔のかえで。 聞けば、はじめは試合に出るつもりでいたのが、いつの間にか東杜田技研のアルバイトとしての参加になり・・・
「私たちもこの有様です。」
これまたげっそりした顔で、かえでの肩に乗るフィーナ。技研の名の入った神姫サイズのジャケットを着用し、手には「先行販売・受付」と書かれたプラカード。
「にゃーん、エルガー! 手伝ってよー!」
と、傍らからティナのこれまたしなしなの声。いつぞやの猫耳ロリータファッションを着せられて、売り子をさせられている模様。。。 ふと見回せば、周囲は会待ちのお客さんがわんさといるし、何かの整理券を配っている列はダンゴ状態・・・
「・・・なんと手際の悪い。」
久遠の肩に乗るシンメイが呟いた。
「なんだかCTaに挨拶しようと思ったけどそれどころじゃn・・・」
と、久遠がぼそり呟いたときだった。
「居た!! 久遠発見!! 直ちに捕獲せよ!!!」
聞き飽きるほど聞き慣れた声と共に、久遠に網がかぶせられた。
「よっしゃ! 久遠捕獲成功!」
動じることもなくため息ひとつの久遠の前に、油くさいメイド姿のCTaが立っていた。 彼女のポケットには、特殊な形状の巨大な砲を構える砲子が左右に一人ずつ。。。
「・・・をい。」
網を取りながらジト目でC睨む久遠に、珍しくちょっと退くCTa。
「拉致するわけじゃないんだから、なにもそいつらの装備試験を俺ですることはないだろう。」
CTaの砲子をさしながら久遠が怒りを通り越してあきれた顔つきで指摘した。
「ありゃ、テスト運用だってわかった?」
「命中精度がイマイチ。そして火薬量多すぎ。」
一瞬の出来事でありながら、きっちり分析する久遠にちょっと驚くかえでたち。。。
「まぁ、それはどうでもいいけど。」
たたんだ網をCTaに手渡し、
「手伝って欲しいのなら事前に予約入れること。 まぁ、予測の範囲内ではあるけれど。 なぁ、お前たち。」
『はーい!!』
ごそごそと久遠のポケットにもぐっていた、彼の神姫たちが一斉に顔を出した。 エルガとシンメイは作業用エプロン姿で。イオとリゼは、おそらくリゼがこしらえたものであろう、それぞれ白と黒のエプロンドレスで。
「・・・。」
CTaは驚きで言葉が出ない。
「さっき休憩してるときに、ここが大混乱してるって聞いたからな。 いつも世話になってるからたまには良いかなと思ってね。 で、この混乱を作り出した原因でもある責任者は?」
久遠の言葉に、むっとして頬を膨らませ自らを指さすCTa。
「ありゃ、お前だったのか。 ・・・学生ん時から仕切るのは苦手だったもんな・・・貧乏籤引いたな?」
こくりとCTaは頷いた。
「ま、詳しいハナシはあとでするとして。 あとはウチらに任せておけ。な。」
言うが否や、自らも作業用エプロン姿 -エルガ・シンメイとお揃い- に着替えた。
「まずは・・・ここの配置表、タイムテーブル、その他一式ここに出す!」
久遠が言うと、すすっとヴェルナが傍らから現れて東杜田技研・社用PDAを手渡した。
「ふむ・・・む。 まずは物販だな。 イオ、まだ飛べるだけの余力はあるかな?」
「もちろんです、マスター!」
「じゃ、これをこうしてだ。。。」
メモ用紙を取りだし、さらさらと指示を書き留めると、CTaにサインを入れさせた。
「ほい、それじゃ物販はイオとシンメイで。」
「了解しました!」
メモを受け取ったシンメイは敬礼で応える。
「ではシンメイ、いきましょう!」
イオはさっとユニットを背負い、シンメイを抱き上げて混乱の度合いが増している物販コーナーへと突撃していった。
「で、展示は・・・ なるなる。 Mk-Zに丸投げでOKだな。 Mk-Zとマーヤだけで回転するはずだから、余った人員は物販の誘導に今すぐ廻して。 エルガ、このメモを展示コーナーに。」
「了解なのー!!!」
武装にエプロンという姿で待機していたエルガは、どこからか取りだした紐でメモを身体に縛り付け、
「にゃー!!! 仔猫の宅○便がいくのだー!! そこ、邪魔なのー!!!」
四脚で混雑極まる中へと駆け出した。
「で、あとはデモコーナーだけど。 これは・・・リゼとかえでちゃんたちで良いかな。」
「え・・・? 物販は・・・?」
先まで人混みの中でもまれていたかえでは、本当にこれでよいのかという顔付き。
「大丈夫。 あと15分でこの状況はおさまるはず。 CTa、悪いけどリゼにデモ機の使用方法その他を教えてやってくれないか。」
自信たっぷりの久遠に、CTaもまたちょっと怪訝そうな顔をしたが、このような場での久遠には絶対の信頼を置いているCTaは、久遠からリゼを受け取ると、かえで・ティナ・フィーナと共にデモコーナーへと向かった。

それから10分も経たずして。

動き始める購入客、整理券配布場所の列。
展示コーナーにあふれ返っていた人だかりは、きれいな流れができて。

久遠の宣言したとおり、15分で・・・状況は一転。 先までの混乱が嘘のように、ブースは落ち着きを取り戻した。
「・・・久遠さんってすごいんですね・・・。」
デモコーナーでセッティングを終えたかえでが、ティナを手に乗せて言った。
「それがあいつの能力のひとつだよ・・・良かれ悪かれ一歩先を読んで行動できるところが。。。」
リゼにクレイドルの取り扱いを教えながら、CTaは呟くように言った。
「だからなんだよなぁ・・・。」
と、CTaのついたため息にリゼが気づいた。
「・・・? だからどうしたの?」
目が泳ぐCTaに、ニヤニヤとするリゼ。
「・・・何でもない。 ほら、さっさと仕事に入る! お客は待っているんだからっ!」
CTaはリゼをつまみ上げ、放っぽり投げるようにデモ用のクレイドルへと乗せた。 振り返りまだニヤニヤするリゼに手を振って仕事するように指示すると、リゼはぱっと営業スマイルに切り替え、クレイドルの解説を始めた。
傍らでパワーユニットの仕度をしていた沙羅とヴェルナが、相変わらずの調子で呟いていた。
「・・・マスターももっと素直になった方がいいでしょうに・・・。」
「全くっすよ。それでどれだけ損をしていることか。」
2人は顔を見合わせ、
『はぁ。。。』
いつぞやと同じ、大きなため息をひとつ。

そこへ久遠登場。
「どうした? CTaがまた何かやらかしたか?」
「あ、久遠さん。 何でもないっす。 いや、すごいっすね! あっという間にあれだけの状況を捌いてしまうなんて。」
と、振り返る沙羅。
「そうか? これだけのいい人員が居るんだ、こうなって然るべきなんだよ。 あとはどれだけ効率よく配置できるか・・・こればかりは慣れだからね。 こっちは大丈夫かな?」
「大丈夫ですよ。 あとはどのタイミングで昼休みを入れるか、ですが・・・」
とヴェルナが言うが否や、久遠は新たな指示書を手渡した。
「はい、これ。 回転始めたから、改めてタイムテーブル作ったから。」
その仕事の速さに、再び目を丸くするかえでたち。
「ふむ。。。 あとは展示コーナーか。。。」
ざっと見回して状況を確認した久遠は、そそくさとその場を後にした。 CTaは久々に見る、かえでは初めて見る久遠の本気モードに、ただただ驚くばかりであった。。。

その後、東杜田のブースは大いに盛り上がったという。 久遠の活躍もあったが、彼らの神姫、そして東杜田の社員の神姫たちと・・・マスターと神姫たち、皆の手で作り上げられて行く東杜田のブース。

久遠が、全員に廻したメモにはこう記されていたという。
 -今日は武装神姫のお祭り、神姫もマスターも、みんなで楽しまなくっちゃ-


     お祭りを楽しむマスターと、盛り上げる神姫たち。
       ここにいるのは、戦うことを忘れた武装神姫。。。










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