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えむえむえす ~My marriage story~

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えむえむえす ~My marriage story~

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引きこもりと神姫
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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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神姫☆こみゅにけ~しょん
アルトアイネス奮闘姫
ロンド・ロンド

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双子神姫
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犬子さんの土下座ライフ。
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武装神姫のリン
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戦う神姫は好きですか
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激烈なる拳──あるいは決勝その一(前編)




“鳳凰カップ”二日目。ボク達ロッテお姉ちゃんとクララ……梓は、
神姫バトルの決勝ブロックまで、進める事になったんだよ。サードの
ロッテお姉ちゃんが何故……とか色々言われるけど、こればっかりは
運とロッテお姉ちゃんの弛まぬ努力、としか言えないもんね。うん。
でも此処からは、本当に強い人しか残れない。気が抜けないんだよ。

「んしょ……梓ちゃん、そう言えば最初の相手はどなたですの?」
「誰、だったかな……オーナーは、柊咲矢さんって言う男性だよ」
「柊さん?それって確か“神姫部”の……って、あれですのッ!」

“フィオラ”姿のロッテお姉ちゃんが指さした先から駆けてくるのは、
渡瀬美琴っていう部長さんが率いる“黒葉学園神姫部”の面々、数名。
一回戦は個室の控え室じゃないから、こうして他の人と話す事もOK。
でもその手には……書類?なんだかボク、嫌な予感がするんだよ……。

「ふふん。貴女がマイスター・槇野晶の妹さん、とその神姫ねッ!」
「そうだけど、何か用かな?特に柊さんと……その後ろの千空さん」
「ひっ!?……あうあうあう……やっぱり止めましょうよ皆ぁ……」
「あぁいやいや、俺自身は特に用がない。良い勝負をしよう、位か」
「そう。用があるのは私なのよ、槇野梓さんとロッテちゃんッ!!」

何か懇願する千空さんを盛大にスルーしつつ、部長さんが私に詰め寄る。
その手には、二枚の“誓約書”。どちらにもお姉ちゃんのサイン、そして
多分美琴さん直筆のサインが、契約の署名として印されていたんだよッ。

「……これ、何かな?お姉ちゃんの署名があるけど……?」
「えっと、“当方の敗北時、──サイズの服を無料で”?」
「わかんない様ね……いいわ、全部説明してあげるッ!!」

そのサイズ指定に、ボクもロッテお姉ちゃんも違和感を隠せないんだよ。
だってそれは人間用の指定。しかもお姉ちゃんが今着ているのと、同じ。
だからボクらは大人しく、美琴さんの解説をじっと聞く事にしたんだよ。

『よもや貴様の身内と戦う事になろうとはな、千空……とその保護者』
『ああ宜しく、晶ちゃ……って痛ッ。千空、どういう人なんだよこれ』
『この間エルゴに一人で行った時、何故か目を付けられちゃって……』
『有無……そうだ、柊とやら!ここは一つ、私と“賭け”をせぬか?』

お姉ちゃんの提示は、“凪千空を一日貸せ”……ちょっと嫉妬するもん。
普通なら乗らない様な話なんだけど、目の前の美琴さんは違うらしいね。

『じゃあ、そっちはそうね……負けたらオーダーメイドで服を作って!』
『ふぇ、ええええぇぇっ!?美琴先輩、それって……もしかして……?』
『フフフ……もちろん、着るのは千空ちゃん。千空ちゃん用の服よ!!』
『ええええええぇぇぇぇーっ!?美琴先輩、なんで僕用なんですか!?』
『でもね?貴女には絶対!見せないわよ!!ってか見ちゃダメッ!!!』

“千空ちゃんを賭けるってのはそれ位の事なのよ!”と息巻く美琴さん。
お姉ちゃんの歯軋りする表情が目に浮かぶもん……何せ、千空さんは妙に
気に入られている。それがどういう感情なのかは、ボクにも分からない。
でもきっとお姉ちゃんなら、その挑発に……こんな感じで応えるんだよ。

「“よかろう、ならばフルオーダーを無料で作ってやる”……かな?」
「そうそう、って良く分かるわね。どう見ても外国人だけど流石は妹」
「それで、このメモ用紙が互いのチップ代わり……ですの?美琴さん」
「当然よロッテちゃん!負けたら誓約書は、その場で破いてもらうわ」

そうしてボクには、勝利時の誓約書が渡される。その紙面には確かに、
“Akira・Machino”の筆記体サイン……“Makino”じゃない事からも、
これがお姉ちゃん……マイスター(職人)のサインである事は、明らか。
つまりこの時点で、ボクらは名実共に“お姉ちゃんの名代”なんだよ。
お姉ちゃんの望みが例え不明瞭でも、もうボクらは負けられないもん。

「ハン、どうするサード野郎?ビビったなら降りていいんだぜ!」
「……降りる事など有り得ませんの、お姉ちゃんの意志ですから」
「上等じゃねぇか。その鼻っ面、へし折ってやるぜサード野郎ッ」
「セカンドのハンゾーさん、お互い良い勝負をしましょうですの」
「良い勝負?セカンドの俺に出来ると思ってるのか、おめでてぇ」

次の対戦相手はマオチャオタイプと聞いていたから、この強気な神姫が
多分、そのハンゾーさんなんだよ。ランクとしてはまだサードの中堅に
存在しているロッテお姉ちゃんを、甘く見て……はいない様子だもん。
正確には……誰でも全力で叩き潰す方針に変わりのない、強固な意志。
だからボクらを煽って、自分の強さと優位性をアピールしてるんだよ。

「ここまで上がってこられたのは運ですの、でも運勢も力の一つ」
「つまり、俺にもラッキーで勝とうってか?ナメられたモンだぜ」
「……いいえ。運も実力、実力も運。勝てる所まで、勝ちますの」
「よくわかんねぇ……けど、勝つのはセカンドの俺だ!いいな!」

小難しい言い回しだけど、ロッテお姉ちゃんは“常に全力を尽くす”。
そう言いたくてハンゾーさんに笑ったんだよ。負けるかもしれないけど
それで悔いの残らない様に、全力全開自分の力を出し切ります、って。
そして別れ際、ボクは意気消沈している千空さんに話しかけたんだよ。

「……災難だったんだよ、千空さん」
「えうえうぅ……タスケテクダサイ」
「それは、無理。諦めてほしいもん」

──────可哀想だけど、もう賽は投げられたんだよ?







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