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えむえむえす ~My marriage story~

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戦うことを忘れた武装神姫 その24





最近、正式に「ムサコ神姫センター」との名称になった、M町のセンターの 
3階にある大型筐体・CMU-381-M2。
いわゆる草リーグではあるが、中では2vs2の激しい戦闘が繰り広げられて
いた。真夏のような草原フィールド、宙を飛び回るダブルツガルに対するは、
ストラーフと猫爪の組み合わせ・・・そう、かえでの神姫。。。
手が加えられ、より軽量となっている装備を活かし、速度で勝負を仕掛けて
くるダブルツガル。 対するは、戦略のティナと経験のフィーナ・・・。

開始時は圧倒的な速度に押されていたかえでの2人だったが、やがてティナ
が相手の弱点 -装甲の薄さ- に気づき、情報を受けたフィーナはアームの指
先を外して待機。ティナが囮になっている間に、フィーナは草原フィールド
の起伏により死角になる位置へと移動した。
「-Tへ。セット完了。」
「-Pへ。-T、了解。あと7.5sで到達。」
「-P、了解。」
短いやりとりをすると、ティナは四脚にてフィーナの潜む窪地へと一直線に
駆け出した。 後を追うは、HEMLを両の手に構えたツガル2体。
脚力には定評のある猫爪ではあるが、空間を一直線に移動できるツガルの方
が、当然速く移動できる。
間合いが詰まる。 2体のツガルは、照準をティナの背中に合わせた・・・
その瞬間。
窪地から、ツガルたちの目前に10個の小さな黒い物体が放り出された。特殊
鋼材でできた、フィーナが自らのアームから取り外したアームの指だ・・・。
速度を求めるがあまり、装甲を減らし過ぎたツガル2体は、自慢の速度が仇
となり、突如出現した固い物体を避けることが出来ず、全身に思い切りブチ
当ててしまった。
「衝撃は速度の二乗に比例しますから、それに見合った性能の対衝撃装甲を
するべきにゃのです。」
見事撃墜され、目前に落ちてきたツガルの2人に、静かに語りかけるティナ。
「チームワークも、速さも照準も申し分がありません。ですが、装備に関し
ては、今一度考えた方が良いでしょう。」
フィーナはちらばる指を拾い集め、元の通りにアームへ組み付ける。
「それだけの能力、装備で殺してしまうなんて・・・」
「もったいにゃいですよ?」
2人の余裕の様子に、白旗を揚げるツガルコンビ。

「勝者、ティナ・フィーナチーム!!」
ジャッジマシンが勝利を告げた。 土曜の午後、けっこうな人の入りの中、
わき上がる拍手。ダブルツガルのオーナーと握手を交わし、互いの神姫たち
の健闘をたたえるかえで。 2人の周りには、顔見知りとなった仲間たちが
集い、話に花を咲かせる・・・。

 ・・・今やすっかり川崎家の一員としての生活にも慣れたフィーナ。
普段は、かえでのちっちゃいお目付メイドとして、ティナと共に、いわゆる
うっかりさんのかえでを冷や汗混じりでフォローする毎日。 だが週末には、
自らの存在を確認する意味でも、一戦は必ずこなしているとか。

一方のティナはといえば、フィーナに稽古を付けてもらい、また自ら研究を
重ねたことで、猫爪にしては大変に珍しい「頭脳格闘派」として名を馳せて
いた。 とはえい、基本は猫爪、ネコネコしい事に変わりはないのだが。

一時期、引きこもりがちになったかえでに、そっと父親が渡したもの、それ
が猫爪型武装神姫。。。
所詮は大人向けのおもちゃ、そんな気持ちで起動させた。 静かに起動する
ちっちゃい仔猫。 好きだった絵本の主人公の名をとり、ティナと名付け、
傍らにポンと置いた、それだけの存在だったはずなのに。 戦う格好をした
人形、ただそれだけだったはずなのに。
  いつの間にか、自分の生活に溶け込んで、
  いつの間にか、当たり前の存在になり、
  いつの間にか、無くてはならない存在になっていた。
この子がいるから、頑張ってみようと思う。 この子が応援するから、あと
一歩を踏み出そうと思う・・・   気が付けば、だれとでも話せるように
なった自分が- 。

そんなときに起きたあの事件。
かえで自身にとっても、大きな転機となった。

   ちっちゃいけど、精一杯がんばる神姫の姿。
       それは、ヒトが作りし、ちっちゃい心。。。

「かえでちゃん、どうしたの?」
「あ、ごめ〜ん。ちょっと考え事していて。」
神姫仲間の一人に声をかけられて、はっと我に返るかえで。  フィーナに
引っ張られるように始めた神姫バトル。 今では、ここに週一回来ることが
楽しみでならない・・・。 ここに来れば、同じ志を語り合える「仲間」が
待っているから- 。
「そうだ、かえでちゃん、推薦で大学決まったんでしょ?」
恥ずかしそうに、かえでは顔を赤らめる。
「えー? 何で知っているの?」
「この前フィーナちゃんが言ってたじゃない。 えーっと・・・」
「T工大。Dr.CTaさんみたいになれればいいな、って思って。」

   私に道を開いてくれた、ちっちゃい存在。
          自分にだって、造り出せるはず- 。

「へぇ、それはすごいねぇ。」
いつの間にか話に加わっていたムサコの店長が口を挟んだ。
「て、店長さんまで・・・。」
「お祝いってわけじゃないけど、これをあげよう。・・・使うかな?」
と、手渡された小袋。開けるとそこには神姫サイズのメイド服。ブランドは
TODA-Design、しかも Battle Use ONLY とデカデカと書かれている。
「いいんですか? 頂いちゃって・・・」
「どうぞー。 先週だったっけ、君たちと話をした、CTaさんじゃないコス
プレのねーちゃんがいたろ、ハウリン連れた。あの人が戸田さん本人だった
んだよ。 で、戦うメイドって言葉が似合うから- 、って作ったんだとさ。」
「はぁ・・・嬉しいのですが、ティナはともかく、フィーナがどう言うか。」
「私がどうかしましたか?」
ツガルたちとの話が一段落したのか、ひょっと顔を出すフィーナ。
「こういうの、着る?」
かえでが広げた服に、一瞬目を丸くするフィーナ。
「イヤです、といっても、マスターもしくはティナに無理矢理着せられるの
がオチでしょう。。。」
「・・・イヤなの?」
が、フィーナはすぐにいつもの笑顔に戻った。
「ふふ、ウ・ソ・です。 こういうの、私好きなんですよ。」
まだツガルたちと話をしていたティナを呼び、2人で袋にはいるとごそごそ
と着替えを済ませ、出てきたときには・・・ マシンガンが似合いそうな姿
のメイド神姫になっていた。と、横から仲間の一人が言った。
「やっぱ、二つ名は『戦うメイドさんズ』でいいんじゃないですか?」
ふたたびわき上がる拍手。 対戦相手のマスターも、ダブルツガルも拍手を
している。その暖かな輪の中で、嬉しそうにクルクル舞うティナとフィーナ。 
「どうです? マスター。 似合いますか?」
「かえでちゃん、見てみて! ここに隠し武器があるの!」
その姿に、かえでは心の底からうれしさがこみ上げてきていた。 

   気が付けば、いつも仲間がいる。
      もう、寂しくなんかない。
         だから、決めたんだ。
            いつの日か、仲間をつないでくれた、
               小さな存在を、自分が神姫を作るんだ、と-。










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