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えむえむえす ~My marriage story~

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第壱幕 「朔-saku-」


佐鳴 武士(さなる たけし)、つまり俺が神姫の購入を決定したのは必然からだった
偶然出た街で、偶然当てた宝くじで、偶然手に入った纏まった金・・・
偶然立ち寄ったホビーショップで、偶然していた神姫バトルを見た(余談だが、この時戦っていたのが「シルヴィア」という著名な神姫だと後で知った)
何事も無く帰途に着く・・・つもりだった。「何事も無い」と思っていた
だが、既にこの時点で、俺の中に種が蒔かれたのだろう
親父も祖父も、アニメオタクや漫画マニアがそのまま大人になったような人達だった事から、土壌はしっかりあった
親父達の所有していた90年代や2000年代初頭の漫画やアニメやゲームに囲まれて育った世代だ。その後も肥料は、我ながら大量に収集した様に思う。
だから憧れが芽吹き、翌日には神姫の事で頭が一杯になっていた
原因が無ければ結果は無、種を蒔いても、土壌と肥料が悪ければ育たない
纏まった金とたまたま見た神姫バトルは偶然蒔かれた種だっただろうが・・・土壌と肥料を捨てずに持ち続けていた事は、何時か来る種を蒔く為の努力をしていた事に、この場合は相違無い
それは最早「必然」と言って過言ではないだろう・・・要は、遅かれ早かれこうなっていただろうという事だ


自動ドアがのろのろと開く。何故こんなにのろいのか?俺の心は急いているのに
つまりそれは俺の為にこのドアがある訳ではなく、誰に対しても平等な、機械的な反応だという事だ
「神姫」の肝はAIであると聞いた
神姫は、高性能なパソコンを搭載した玩具ではなく、身長15センチの人間だという話だ
俺にはそれはもうひとつピンと来ない表現だ。この自動ドアと違うってのは判るし、昔読んだ漫画でよく出て来たガジェットって事は判ってるが
(AIなんて言われてもなぁ・・・よく判らんな?対話型ATMの凄いようなやつか?)
少なくとも「神姫が凄い玩具である」事は俺にだって判ったし、シンプルな事と格好良い事は俺にとって極めて善性だ
だからその一点にのみ着目して、俺は数万円を散財するべく、普段滅多に立ち寄らない近場の家電量販店に足を運んだのだ
田舎住まいの上に土地勘が無い。加えて出不精だから、ここしか思いつかなかったのだ
看板が古臭くて、多分「ヤマシタ電器」とかそんな名前なのだろうが、文字が欠落して「ヤマシ  器」になってしまっていた
(意外と中はまともだがな)
やたら元気の良い店長が、近所の婆さんと世間話をしているのを尻目に店内を散策。さてMMSのコーナーは・・・と
あった、結構大きくコーナーを取ってある様だ。何か同じ絵柄の箱がずらずらと山積みされている
「侍型MMS 紅緒」
いいねぇ俺好みだ。朱いパッケージが男心を程好く刺激するぜ
なんでこんなに山積みなのかは・・・問わない方が良いのか?えらい安いし
まぁ良いや
「すんませーん。コイツ貰えますかー?」
手近にあったやつをひとつ手に取り、店長の世間話を打ち切る
購入手続きを済ませた彩に手渡されたレシートにははっきりくっきりと
「サムライMMSベニモロ」
と打ち込まれていた


……
……………



『TYPE 紅緒 起動』

うっすらと目を開ける人形
生気の薄いマシンの瞳
「武装神姫」が起動する
ゆっくり上体を起こし、周囲を見渡す『紅緒』
「登録者設定を行ってください」
おお・・・喋った・・・!
と、感心している場合じゃない。マニュアルを読もうとしたが、文字が多くて面倒臭かったのでつい先に神姫を起動させてしまったのだ
「え~と・・・次はどうすりゃ良いんだ?」
「貴方が私のマスターか?」
どっかで聞いた様な台詞だな
「ちょっと待っててくれ、確かこのへんのページだった様な気がするんだが・・・」
がさがさページをめくる俺の足元に、つと近付いて来る神姫。をを・・・自分で歩いてる
「マスターの登録は声紋を取らせていただければ現状では充分です」
「あぁ・・・そうなの?面倒臭い設定とかしなくて良いのね。そりゃ助かるぜ」
振り向いた先に立っている姿・・・んぁ?太股がなんかおかしいぞ
「どうかされましたか?」
「お前・・・その足どうしたんだ?」
小さな声を上げて自分の左太股に目を落とす・・・結構際どいデザインだな、このデフォルトアンダースーツは
左の内腿から尻側にかけて、彼女(?)には痣の様なものがあった。綺麗な皮膚に薄く墨を流した様な・・・見様によっては花霞に見えなくも無い
「・・・うわ・・・どうしようこれ・・・欠品かこれ・・・その・・・」
AIとは人口知能であり、神姫とは身長15センチの人間である
その事の本当の意味の一端を、俺はその時の「彼女」の表情の変化、狼狽から読み取った
羞恥、怒り、そして不安・・・
「・・・返品・・・ですか・・・?」
マスターとして神姫に正式に登録されるには名前をつけてやる必要があるのか・・・成程な。俺はマニュアル本を閉じた
「俺の名前は佐鳴 武士。で、お前の名前は華墨(かすみ)だ・・・問題、あるか?」
泣きそうだった「彼女」は、一瞬びっくりした顔を見せたが、次の瞬間には、至高の微笑を浮かべてくれた
「はい、マスター。私は・・・華墨です・・・!」






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