共通武装・共通装備の経緯
当初「ハンドガン×2+ブレード×2」をロッテに与えていたが、
多様な“妹達”によって各種装備が特化されていく中で、これらも
見直しが図られ、各神姫専用の共通武装・共通装備が用意された。
更に“魔剣”との並立を目指し、その機能にも改良が加えられた。
多様な“妹達”によって各種装備が特化されていく中で、これらも
見直しが図られ、各神姫専用の共通武装・共通装備が用意された。
更に“魔剣”との並立を目指し、その機能にも改良が加えられた。
ガジェットブレード“ヨルムンガルド”・改々
アルマ専用に晶が作った、強化セラミック剣の総称。大型タイプが
2タイプ2本に小型タイプが2タイプ1本、合計6振りのセット。
湾曲したセラミック刃は軽量で、振り抜く速度を阻害しない構造。
日本刀及び小太刀に近い形状だが両刃の剣である等、違いは多い。
黒く堅い刀身に焼き付けられた、白い龍鱗の紋様が特徴的である。
2タイプ2本に小型タイプが2タイプ1本、合計6振りのセット。
湾曲したセラミック刃は軽量で、振り抜く速度を阻害しない構造。
日本刀及び小太刀に近い形状だが両刃の剣である等、違いは多い。
黒く堅い刀身に焼き付けられた、白い龍鱗の紋様が特徴的である。
MMS用共通ジョイントが柄にあり、これを用いて組み換える事で
“大手裏剣・白詰草”風の投擲武器や“フォービドブレイド”風の
巨大なブレードとして運用できる。更に専用の鞘を合体させる事で
デスサイズ・ツインブレイド・クレイモア等にも自在に変形する。
各形態は、竜の身体をモチーフにしたフォーメーション名を持つ。
“大手裏剣・白詰草”風の投擲武器や“フォービドブレイド”風の
巨大なブレードとして運用できる。更に専用の鞘を合体させる事で
デスサイズ・ツインブレイド・クレイモア等にも自在に変形する。
各形態は、竜の身体をモチーフにしたフォーメーション名を持つ。
バージョン2である“改”は握りのデザインが若干変化した他に、
鞘部が大幅に小型多機能化している。単純なサイズだけでも一回り
細くなっており、カートリッジ式オートマチック型電磁加熱機構を
搭載、セラミックである刀身部を白熱化させる能力を備えている。
更に機構に直結した仕込み刃も存在し、展開するとダガーになる。
なお電磁加熱機構は、アルマの声紋が起動トリガーになっている。
鞘部が大幅に小型多機能化している。単純なサイズだけでも一回り
細くなっており、カートリッジ式オートマチック型電磁加熱機構を
搭載、セラミックである刀身部を白熱化させる能力を備えている。
更に機構に直結した仕込み刃も存在し、展開するとダガーになる。
なお電磁加熱機構は、アルマの声紋が起動トリガーになっている。
なお“舞剣”エルテリアの覚醒前夜に、鞘にフックが搭載された。
これはエルテリア運用に際して、攻撃力を高める為の措置らしい。
これはエルテリア運用に際して、攻撃力を高める為の措置らしい。
ブラストリボルバー“フェンリル”・改
ロッテ専用に晶が作った巨大ハンドガン。銃身が神姫の腕程ある。
魔性の狼をあしらった白銀の銃身は、晶がデザインした流麗な品。
フレームが強化されたロッテは、これを二挺拳銃状態で使用可能。
リボルバー式ながら、彼女の技量によって高速連射を可能とする。
弾倉には専用の44口径チタンベアリング実包を、6個装填できる。
魔性の狼をあしらった白銀の銃身は、晶がデザインした流麗な品。
フレームが強化されたロッテは、これを二挺拳銃状態で使用可能。
リボルバー式ながら、彼女の技量によって高速連射を可能とする。
弾倉には専用の44口径チタンベアリング実包を、6個装填できる。
ヴズルイフを参考として晶のカスタム部品が大量に使われており、
破壊力と重量では大型ライフルに匹敵する、怪物級のハンドガン。
弾薬が普通の物ではない為、生半可な強度では焼き付いてしまう。
その為非常に頑健な作りとなっており、盾の様に使う事もできる。
弾丸はホルダー脇の専用ポーチに収納され、器具を使い装填する。
破壊力と重量では大型ライフルに匹敵する、怪物級のハンドガン。
弾薬が普通の物ではない為、生半可な強度では焼き付いてしまう。
その為非常に頑健な作りとなっており、盾の様に使う事もできる。
弾丸はホルダー脇の専用ポーチに収納され、器具を使い装填する。
バージョン2である“改”は銃口にジョイントが増設されており、
特殊弾頭をセットして高速射出する仕掛けが施されている。大抵は
単発式だが、グレネード・ロケット弾・焼夷弾・照明弾・閃光弾等
多彩な弾丸を使用できる為、一撃の威力増強に適した機構である。
なお、弾丸は筒型のアダプターに詰められ別途携行する事になる。
またこの機構は、サイレンサー等の接続にもそのまま利用出来る。
特殊弾頭をセットして高速射出する仕掛けが施されている。大抵は
単発式だが、グレネード・ロケット弾・焼夷弾・照明弾・閃光弾等
多彩な弾丸を使用できる為、一撃の威力増強に適した機構である。
なお、弾丸は筒型のアダプターに詰められ別途携行する事になる。
またこの機構は、サイレンサー等の接続にもそのまま利用出来る。
ストライクワイヤー“ヘル”・改
クララがアラクネーから譲り受けた、“斬鋼糸”を改造した逸品。
微細チタン粒子をコーティングした銀の糸は耐久性に優れており、
0.24ミリの直径はカッターとしての運用を可能とする、暗殺武器。
相手の関節などに巻き付けて引き斬るのはもちろんの事、障害物や
付属アンカーの併用で、ワイヤートラップも作れる。6個セット。
微細チタン粒子をコーティングした銀の糸は耐久性に優れており、
0.24ミリの直径はカッターとしての運用を可能とする、暗殺武器。
相手の関節などに巻き付けて引き斬るのはもちろんの事、障害物や
付属アンカーの併用で、ワイヤートラップも作れる。6個セット。
その他空中移動等用途は多岐に渡る物の、熟達した技巧を要する。
故に本来は訓練を積んだアラクネーにしか使用できない武器だが、
クララは“ゲヒルン”で最適な展開手順を弾き出して、運用する。
熟練の技が必要な部分を、莫大な計算力で補っているという訳だ。
幸い膂力は必要としない為に、習熟すれば更なる威力が見込める。
故に本来は訓練を積んだアラクネーにしか使用できない武器だが、
クララは“ゲヒルン”で最適な展開手順を弾き出して、運用する。
熟練の技が必要な部分を、莫大な計算力で補っているという訳だ。
幸い膂力は必要としない為に、習熟すれば更なる威力が見込める。
バージョン2である“改”はワイヤー中継の為に、強化鋼リングが
付属している。これとアンカーを経由する事で、ワイヤーの軌道を
変則的にする事が可能となる。また、白兵武器として利用する時も
これにより安全にワイヤーを束ねる事が可能で、威力が増強する。
付属している。これとアンカーを経由する事で、ワイヤーの軌道を
変則的にする事が可能となる。また、白兵武器として利用する時も
これにより安全にワイヤーを束ねる事が可能で、威力が増強する。
急速移動用ブースター
本来は突撃敢行時の瞬発力を補う為の補助ブースターであったが、
各自が得意とする間合いを確保する為に、現在は機能が分化した。
アルマは前進・ロッテは後退・クララはサイドスライド用である。
補助アーマーの背部に搭載されており、連続使用回数は多くないが
直立状態から確実・迅速に、指定された方向へ神姫を“跳ばす”。
各自が得意とする間合いを確保する為に、現在は機能が分化した。
アルマは前進・ロッテは後退・クララはサイドスライド用である。
補助アーマーの背部に搭載されており、連続使用回数は多くないが
直立状態から確実・迅速に、指定された方向へ神姫を“跳ばす”。
燃料には不燃性の圧縮ガスが用いられているらしく、出力は高い。
しかし急制動が基本の為、上手くバランスを取らないとすぐ転ぶ。
更に進行方向に応じてガスの噴射口が異なる為に、使用は難しい。
それ故、運用する為には訓練を経て受身姿勢を覚える必要がある。
ロッテ達は専用のウレタンブースで、この姿勢制御訓練を行った。
しかし急制動が基本の為、上手くバランスを取らないとすぐ転ぶ。
更に進行方向に応じてガスの噴射口が異なる為に、使用は難しい。
それ故、運用する為には訓練を経て受身姿勢を覚える必要がある。
ロッテ達は専用のウレタンブースで、この姿勢制御訓練を行った。
なお第二世代型補助アーマー“シルフィード”には、三機種全てが
搭載されている。これは特化の行き過ぎを抑える為の措置らしい。
搭載されている。これは特化の行き過ぎを抑える為の措置らしい。
補助アーマー
晶所持神姫・基礎中の基礎とも言える、特殊アーマージャケット。
防御力よりはデザインと機能性(この場合ジョイント拡張)を重視、
その結果として執務官が着る様なスーツっぽい意匠となっている。
上半身は半袖タイプというかベストであるが、通気性及び保温性に
優れている他、一年中着られる工夫が晶の手により施されている。
防御力よりはデザインと機能性(この場合ジョイント拡張)を重視、
その結果として執務官が着る様なスーツっぽい意匠となっている。
上半身は半袖タイプというかベストであるが、通気性及び保温性に
優れている他、一年中着られる工夫が晶の手により施されている。
超薄型構造の為に、他の各種防御アーマーとの併用を可能とする。
無論、晶が製作する“Electro Lolita”との重ね着も考慮された。
動きやすさも考慮しているのか、下半身はキュロットスカート風。
衝撃吸収を意図してかクロスも併用されており、破損確率は低い。
個々のカラーパターンは、アルマ:赤/ロッテ:青/クララ:翠。
無論、晶が製作する“Electro Lolita”との重ね着も考慮された。
動きやすさも考慮しているのか、下半身はキュロットスカート風。
衝撃吸収を意図してかクロスも併用されており、破損確率は低い。
個々のカラーパターンは、アルマ:赤/ロッテ:青/クララ:翠。
第二世代型も開発され、こちらは“シルフィード”と呼称される。
急速移動用ブースターを三種全て搭載出来る構造になっているが、
その代わりとして防御力が相当量犠牲にされている。その意匠は、
ゴシックロリータを基調とした、活動的で可憐なドレスという趣。
仕込んだ胸パッドの為に若干艶っぽく見えるのも、弱点と言える。
急速移動用ブースターを三種全て搭載出来る構造になっているが、
その代わりとして防御力が相当量犠牲にされている。その意匠は、
ゴシックロリータを基調とした、活動的で可憐なドレスという趣。
仕込んだ胸パッドの為に若干艶っぽく見えるのも、弱点と言える。
フリル満載ミニスカートにスパッツ、半袖ブラウスとジャケット、
ニーソックス及びガーターベルト、そして服に仕込んだ胸パッド型
サブバッテリーとネクタイに補助ブースター、という構成。色は、
アルマ:黒・銀・赤/ロッテ:白・金・青/クララ:灰・銅・翠。
ニーソックス及びガーターベルト、そして服に仕込んだ胸パッド型
サブバッテリーとネクタイに補助ブースター、という構成。色は、
アルマ:黒・銀・赤/ロッテ:白・金・青/クララ:灰・銅・翠。
“魔剣”の経緯
軽量級武装コンポーネント“Valkyrja”の、進化の限界点が徐々に
露見してきた為、最終的な追加装備として……あるいは全く新型の
武装コンポーネントにおける中核的役割を成し遂げる武器として、
更には三姉妹の“生き方”の象徴として、親友である神浦琥珀嬢に
槇野晶が依頼・制作してもらった。いずれも不可思議な力を持つ。
露見してきた為、最終的な追加装備として……あるいは全く新型の
武装コンポーネントにおける中核的役割を成し遂げる武器として、
更には三姉妹の“生き方”の象徴として、親友である神浦琥珀嬢に
槇野晶が依頼・制作してもらった。いずれも不可思議な力を持つ。
“舞剣”エルテリア
アルマ用に神浦琥珀嬢が産み出した“意志”持つショートソード。
“舞剣”は超一級機密の“真の銘”であり、一方“エルテリア”は
剣を手に取ったアルマが、脳裏に認識した剣の愛称であると言う。
“舞剣”は超一級機密の“真の銘”であり、一方“エルテリア”は
剣を手に取ったアルマが、脳裏に認識した剣の愛称であると言う。
ある種“フルストゥ”シリーズに通じる、美しく黒い刃を備えるが
朱色のグリッドが随所に走っており、禍々しさも兼ね備えている。
アルマ以外には使われる事さえ一切拒絶する、“魔剣”そのもの。
朱色のグリッドが随所に走っており、禍々しさも兼ね備えている。
アルマ以外には使われる事さえ一切拒絶する、“魔剣”そのもの。
破壊に対する耐性が非常に高く切れ味も鋭いが、真価は別にある。
この“魔剣”の力は、他の剣を従え自在に遠隔操作する物なのだ。
慣れれば、さながら“剣の舞い”と表現する様な連係攻撃も可能。
“ヨルムンガルド”の機能をフル活用する為に備えた能力である。
この“魔剣”の力は、他の剣を従え自在に遠隔操作する物なのだ。
慣れれば、さながら“剣の舞い”と表現する様な連係攻撃も可能。
“ヨルムンガルド”の機能をフル活用する為に備えた能力である。
とは言え発展中のアルマがそれを引き出すのは、労力を伴う様子。
剣自身の“意志”もある故なのか、共に成長する事が必要となる。
完璧に使いこなす事が出来た時は、刀身に三対・鍔と柄尻に一対の
MMS用共通ジョイントを併用する事で、無限の戦術を展開する。
剣自身の“意志”もある故なのか、共に成長する事が必要となる。
完璧に使いこなす事が出来た時は、刀身に三対・鍔と柄尻に一対の
MMS用共通ジョイントを併用する事で、無限の戦術を展開する。
“閃牙”ライナスト
ロッテ専用に神浦琥珀嬢が製作した、ジャマダハル風のブレード。
“閃牙”は超一級機密の“真の銘”であり、一方“ライナスト”は
愛称である。ロッテ自身も、剣を呼ぶ時はこちらの名前を用いる。
“閃牙”は超一級機密の“真の銘”であり、一方“ライナスト”は
愛称である。ロッテ自身も、剣を呼ぶ時はこちらの名前を用いる。
レザー風味の刀身は、ジャマダハルと言うにはかなり長めである。
蒼い刃に白い唐草模様が印象的な大業物だが、材質の詳細は不明。
また、ロッテ以外には振るう事さえ叶わない文字通りの“魔剣”。
蒼い刃に白い唐草模様が印象的な大業物だが、材質の詳細は不明。
また、ロッテ以外には振るう事さえ叶わない文字通りの“魔剣”。
射撃武器であるライナストの真価は、破壊に対して非常に強い点と
強大な電力を内包・雷撃として放出する事が可能となる点にある。
この放電機能は、“魔導”なる能力によって実現しているらしい。
その証左かどうかは不明だが、放電時にはコマンドワードが必須。
強大な電力を内包・雷撃として放出する事が可能となる点にある。
この放電機能は、“魔導”なる能力によって実現しているらしい。
その証左かどうかは不明だが、放電時にはコマンドワードが必須。
前者は剣としての攻撃力にも通じており、白兵武器としても優秀。
但し放出系エネルギー剣を受け止めるのは、少々困難である様子。
後者はジェネレータ代わりに利用したり、電磁防壁の構築も可能。
雷撃自体の威力も優秀で、装甲を撃ち抜く程度の事は容易に行う。
但し放出系エネルギー剣を受け止めるのは、少々困難である様子。
後者はジェネレータ代わりに利用したり、電磁防壁の構築も可能。
雷撃自体の威力も優秀で、装甲を撃ち抜く程度の事は容易に行う。
“魔奏”コライセル
クララの為だけに神浦琥珀嬢が拵えた、鈷杵型の専用武器である。
“魔奏”は超一級機密の“真の銘”であり、一方“コライセル”は
主であるクララ自身が考えついた、愛称兼コマンドワードである。
“魔奏”は超一級機密の“真の銘”であり、一方“コライセル”は
主であるクララ自身が考えついた、愛称兼コマンドワードである。
黒い柄の両端に嵌められた黄金の穂先と、そこに嵌められた翠色の
宝玉が特徴的な杖。自在に伸び縮みするが、物理的攻撃力は凡庸。
しかしこれもまた、クララを主として設定された“魔剣”である。
宝玉が特徴的な杖。自在に伸び縮みするが、物理的攻撃力は凡庸。
しかしこれもまた、クララを主として設定された“魔剣”である。
クララの“魔術”執行過程に於いて発生した、超高圧電子パルスを
コライセルに流し込む事で、科学では説明の付かない作用を誘発。
“魔術”を、実空間にも影響する“魔導”へと変換するのが特徴。
制限が幾つか存在するものの、空間侵蝕過程には何ら遜色がない。
コライセルに流し込む事で、科学では説明の付かない作用を誘発。
“魔術”を、実空間にも影響する“魔導”へと変換するのが特徴。
制限が幾つか存在するものの、空間侵蝕過程には何ら遜色がない。
クララの意志を物理的圧力のある“力場”に変換しての白兵戦闘も
可能であり、エネルギー系攻撃に強い“防御障壁”も展開できる。
しかし杖自身の破壊耐性が他の“魔剣”より若干低いという弱点を
抱え、場合によっては杖が切断されてしまう危険性を孕んでいる。
可能であり、エネルギー系攻撃に強い“防御障壁”も展開できる。
しかし杖自身の破壊耐性が他の“魔剣”より若干低いという弱点を
抱え、場合によっては杖が切断されてしまう危険性を孕んでいる。