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クラブハンド・フォートブラッグ
ホワイトファング・ハウリングソウル
ハウリングソウル
ウサギのナミダ
アスカ・シンカロン
引きこもりと神姫
キズナのキセキ
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えむえむえす ~My marriage story~

2014年

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悪魔に憑かれた微駄男
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えむえむえす ~My marriage story~

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キズナのキセキ
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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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神姫☆こみゅにけ~しょん
アルトアイネス奮闘姫
ロンド・ロンド

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双子神姫
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犬子さんの土下座ライフ。
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武装神姫のリン
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戦う神姫は好きですか
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「まずいわね…」
ここは私立黒葉学園、高等部校舎の三階、階段踊り場。
「…何が…?」
壁にもたれかかっている男が聞き返す。
「まずいじゃないの」
踊り場の窓から外を見ながら答える女。
「だから何が…」
再び聞き返す男。その肩には小さな少女が佇んでいる。
「何がって決まっているでしょ?」
若干焦っているような声色で答える女。その肩にも小さな少女。
「…わかりやすく言え…」
呆れたように訊く男。
「まずいわ…即戦力が必要よ…」
腕を組みながら考え込む女。
「なんの…?」
明後日の方向を見つつ訊く男。
「はぁ~。あのねぇ?それはもちろん…」
女はやれやれといった表情で言い放つ…
「この私立黒葉学園神姫部のよ!!」

第一話【求む!君の力!】


静まり返る踊り場。
「…まぁ、まだ「部」じゃないけどな…」
「う、うるさいわね!」
「むしろ同好会なのかすら怪しい」
「うるさいってば…!」
「まぁまぁマスター」
と、今まで黙っていた小さな少女。女の肩に乗っていた一人が口を開いた。
「何よアーサーまで~」
「いえ、反論しているわけではないですよ?」
「まぁ、それはわかってるわよ…」
「…同好会の申請をしてから一ヶ月以内に五人集まらなければ解散…か…」
男が呟く。
「そうよ。で今四人揃っているわ!」
「でも必要人数は五人…期限は明日まで」
今まで黙っていた男の肩に乗っていた小さな少女がぼそりと言う。
「もう誰でも良いから数合わせに入れたら良い…」
「それじゃ駄目よ!欲しいのは即戦力よ!クラスはセカンド!もしくはそれに準ずるポイント獲得者よ!」
「高校でセカンドなんて中々いないだろうに…」
「そうよ!だからサードの上の上でも良いって言ってるじゃない!」
「ほとんど同じだろ…」
「うるさいわね~今集まったメンバーを見なさいよ!
四人中私とあんたとあいつがセカンド、あいつの妹がサードの上位!
ここまでこだわって集めたんだから、いま諦めたら後悔後の祭りじゃない!!」
「だから人が集まらないんだろ?」
「ぐ…」
「…とりあえず…それはいいから神姫センターに行ってポイント稼ぎでもしよう…」
「と、とりあえずとは何よ!」
「それに…」
「…?何よ」
「今からなら学校帰りの奴らが参戦しているかもしれないだろ…」
「…あ、なるほど…よ~し!絶対スカウトしてやる!!」
「はぁ…」
男はため息をついた。どうしたものやら…と。
「いけ!弁慶!!」
「…うん」
広大なバトルフィールド。
荒野を駆ける神姫が一体。
対するは地上を滑るように飛行する神姫。
弁慶と呼ばれた神姫は大地を蹴り、一気に跳躍する。
その右手には巨大な塊。それは【セブン】と呼ばれていた。
【セブン】とはその名の如く、七つの装備が合わさった弁慶が使用するカスタム武装である。
この【セブン】はAM社のパイルバンカーをベースに様々な武装で構成されている。
その装備は一番から
1.パイルバンカー
2.キャノン砲
3.ガトリング砲
4.2連装ビームバスター
5.ミサイルランチャー
6.手榴弾ポッド
7.光の翼
で構成され、状況に合わせて武装を選択、もしくは組み合わせることによって数々の戦局に対応可能にした万能装備である。
しかしその装備重量は通常の武装神姫用装備と比べ、はるかに重く、普通に使用するだけでも多大な苦労を有する。
だが、そんな武装をぱっと見軽々と扱っていられるのは七番目の武装【光の翼】という補助推進システムのお陰である。
逆にこれが機能しなかった場合は単なるカウンターウエイトにしかならないであろう。
地上を駆ける弁慶も、この【光の翼】をたくみに使用して【セブン】を制御している。
これの使い方を理解していない普通の神姫にとっては【光の翼】を使用してもこの巨大な代物を制御するのでやっとで、満足に扱う事はできないだろう。
この【セブン】を満足に扱えるのはマスターの凪千空と共に設計した凪千空の武装神姫、犬型ハウリンがベースの弁慶のみ。
そういう意味では単純に使うだけ、持つだけならなら誰でも出来るこの【セブン】も事実上は弁慶専用の装備と言えるだろう。
そんな弁慶は今日、後一勝でセカンド昇格をかけた試合に赴いていた。
「飛んで!弁慶!」
「…うん」
相手の大型ビームをジャンプで回避、セブンに装備された光の翼を使用して空に浮いた状態から横へ移動。
さっきまでいた場所はビームによって焼かれていた。
「今日は絶対勝つんだから!」
「…うん…!」
「三番で牽制、五番で包囲、七番使用で接近して一番!」
「…わかった…!」
弁慶は相手に対し三番のガトリングを乱射。命中が目的ではないので標準は適当。
「…いけ…」
発射されるミサイル群。しかし相手の移動速度は凄まじい。
「速いなぁ…」
「ミサイル追いつかない…どうする…?」
「ん…よぅし、ミサイルに気をとられているうちに七番で最大加速しよう!そして一番!」
「…言うと思った」
「えへ」
「…ふふ」
やっぱり弁慶は凄いなぁ。言ってる途中から言おうとした行動を実行してる。
「…突撃…!」
広がる翼、その瞬間弁慶の姿が霞んで消える。
狙うは相手の神姫。マオチャオに大型のブースターを多数装備して機動力を向上させているみたい。
「…はぁぁぁ…!」
弁慶が一番、パイルバンカーを突き出す体制に移行する。
「いっけぇぇぇぇぇぇ!!」
相手の斜め後方から一気に突貫する弁慶。でも
「あまいの!」
「…!」
相手マオチャオが急激に方向転換。
ぐるりと一回りしたのち、背部ブースターがその回転によって質量攻撃となり、偶然なのか狙ってなのか…接近しすぎた弁慶に打ち付けられる。
「…くぅ…!」
ドガァァァァァン!!
セブンで何とか防御するもはるか遠くへと吹っ飛ばされる弁慶。
そのまま盛り上がった岩の壁に激突する。
「大丈夫!?」
僕は思わず叫ぶ。
「…痛い…でも平気」
岩の瓦礫の中から立ち上がる弁慶。
「注意して!」
次が来るかも!!
「…もうしてるよ」
光の翼を再び展開させて飛び上がる弁慶。
「…どこ…?」
「いない…?」
上空から索敵する。もちろん的にならないように小刻みに軌道を変えて。
「ここだよ!」
「…!」
いきなり下から声。
「弁慶!」
「…わ…!」
下方からのクローアッパーが弁慶を襲う。
弁慶はそれを何とか回避、でも
「ぐぅ…!?」
あるはずのない背中からの衝撃。その衝撃で地面に落下、そのまま激突する。
「な、なに…?」
よろりと立ち上がる弁慶。
「弁慶!右!いや左…え、えぇぇぇぇ!?」
「千空?なに??…え…何だこれ…」
僕達は驚くしかなかった。だって…
「ねぇ、なんかマオチャオがいっぱいいるように見えるんだけど…」
「うん…そう見える…」
弁慶の周囲にはブースターを排除した相手マオチャオがいた。
いっぱい…。
「「??????」」
「いくの!」
と相手マオチャオがう動きを見せる。時には一人、時には二人、三人四人と増えたり減ったり。弁慶の周囲をめまぐるしく動いている。
「え…。うあ…!」
正面からの爪が弁慶にヒットする。次は右、後ろ、左と思わせてまた前…四方八方からの攻撃を受ける弁慶。この状況じゃセブンは盾にしかならない。
「ぐ、あ、わにゃ、くぅ…」
「え、~と…!?」
焦る僕。ええと、こんなの初めてなんだけど~!!
「落ち着け千空…まだ大丈夫…」
「…弁慶…。良ぉし!!七番最大!あれ使っちゃうよ!!」
「…わかった…!」
光の翼を限界起動させる。紅く輝く翼が弁慶を包む。
「にゃ!?」
一瞬ひるむマオチャオ。
「今だ!弁慶ぇ!!」
「…うん…!!」
一気に飛び上がる弁慶。その高度はステージの上昇限界まで達している。
そして今度は一気に急降下。内臓火器を一斉発射して周囲を爆撃。
ガトリングが鋼鉄の雨となり、ミサイルの渦が嵐を呼ぶ。その雲の合間から煌くビームランチャーの光と流星の如く降り注ぐキャノン砲の追撃。おまけに手榴弾ポッドの隕石がマオチャオがいた周囲に降り注ぐ。
これらは当たらなくても良い。当てるのは一つだけで良い!
「わ、わわわぁぁぁ~!!」
いきなりの災厄に驚くマオチャオ。
響く爆音。その時、何の影響かはわからないけれどたくさんいたマオチャオが消えて、一人になった。
「…ラッキー!見えたよ…!」
「…そこ!!」
「え、うそぉ!?」
「いっけぇぇぇぇぇぇ!!」
後は突撃あるのみ!持ち方を変えてパイルバンカーを準備!
僕と弁慶の二人の声が合わさってその名を叫ぶ。
「「七つの混沌(セブン・オブ・カオス)!!」」
ドッゴォォォォォォォン!!
パイルバンカーの射突音がステージ内に響く。
「やった…??」
バチバチ…
「……く…」
弁慶の苦い声。
「浅い…の!」
とたんマオチャオの声が響き閃光が走る。それと共に辺りを覆っていた硝煙が吹き飛んだ。
「ねここぉぉ!フィンガー!!!」
「…ぐ、あぁぁ…」
弁慶の苦しそうな声がインカムに響く。
「弁慶!」
弁慶を包む凄まじいスパーク。その出所であるクローは弁慶の腹部に突き刺さり、その体を貫いていた。
「すぱぁく、えんどぉぉぉぉぉぉ!!!」
「くぅ…!!」
一気に閃光が強くなり弁慶が黄色い光に包まれる。
「弁慶!!」
光がやむ。その体から爪が引き抜かれ、ドサリと崩れる弁慶。
「弁慶!!弁慶!!」
「やったの!…え」
勝利を確信するマオチャオこと、対戦相手のねここちゃん。でもその表情が変わる。
「…ぐ…ぅ」
ぐらりと立ち上がる弁慶。セブンを支えにしてキッとねここちゃんを睨む。
さすがに驚いた。
「べ、弁慶…?」
「…はぁ…はぁ…」
ずりずりと体を引きずりながらもなおねここちゃんに接近する弁慶。
「だ、駄目だよ!動いちゃ!」
思わず気遣うねここ。
「…うるさい…まだ負けてない…」
「弁慶!もう良いよ!ねここちゃんの言う通りだよ!」
「…千空…勝つって言った…だから嫌だ…」
「はぁぁあぁぁ~!」
セブンを大きく振りかぶる弁慶。
あまりの威圧にねここちゃんの動きが固まる。
「サド…ン…インパクト…!!」
ドッカァァァァンン!!
響く炸裂音。その鉄槌は当初狙っていたであろう腹部から大きく外れ、ねここちゃんの左肩を掠っただけだった。
それが最後の力だったのかよろけて倒れこむ弁慶。
その瞬間
『試合終了。Winner,ねここ』
ジャッジAIの機械音声が合図を告げた。
「弁慶…」
「…」
マシン内でうなだれる弁慶。
「弁慶?」
「…ごめん…負けた…強かった…」
「うん、強かった。でも弁慶も良くやったってば」
「でもセカンド上がれない…」
「そうだね…セカンド昇格はねここちゃんだね…さすがって感じ」
「…ごめん…駄目な奴で」
「そんな事無いよ!」
「千空…」
「追いついて勝てば良いんだよ!ほら、前負けてから五連勝だよ?だから次は六連勝だって!」
「千空…うん…今度は負けない…あ…」
「ん?」
「駄目だ…」
「え?」
「セブンが…」
「…!」
あらら、完全にショートしてる…。セブンは戦闘システム直結型だから…内部ダメージが限界を超えたかぁ…それとも無茶な強化が祟って寿命がきたかな…。
「ごめん…」
「いいって、また二人で作ろう?」
「千空…」
「もっと強いの作っちゃおう!!」
「…うん…うん!!」
「じゃ、早速帰って製作開始だよ!」
「うん!!」
「どう?」
ねここ対弁慶。その試合映像を見ていた女が聞く。
「良いんじゃないか?」
男が答える。
「そうよね!!間違いないわ!!」
女は意気込んだ。
「さぁ、どうしよっか?」
「…うぅ~ん」
僕達はセブンについてあれやこれやと考えながら帰路につこうとしていた。
そんなセンターの入り口に人影。
「ちょいとそこの君君!!」
「?」
振り向くと女の人と男の人。あ、制服がうちと一緒だ…て事は黒葉学園の生徒?
「そう!君!!」
女の人が僕を指差す。
「その制服は黒葉学園の制服!つまりは生徒!そして神姫所持者でランクはサード上位!!」
「へ、あ、はい…」
僕と弁慶はきょとんとしていた。
「求む!君の力!!黒葉学園神姫部に来なさい!!」
「え、えぇぇぇぇぇぇ~????」
いきなり出てきてこの人は何なんだろう…神姫部?そんな部活あったかな…?
そんな僕の疑問を尻目に、僕と弁慶の、神姫を取り巻く世界は確実に動き出した。




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