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えむえむえす ~My marriage story~

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引きこもりと神姫
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戦うことを忘れた武装神姫
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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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神姫☆こみゅにけ~しょん
アルトアイネス奮闘姫
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双子神姫
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犬子さんの土下座ライフ。
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武装神姫のリン
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戦う神姫は好きですか
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ホワイトファング・ハウリングソウル
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Show No Mercy  - なさけ むよう - 前編


(… 何が、どうなっているんだ?)
俺は、今、目の前で起こっている状況が理解できていなかった。

「どうしたの? 早く武器を捨てないと、あの天使子ちゃんの頭に風穴あいちゃうわよ?」

俺の武装神姫・アルトの前に、そんなことを言いながら凄んでいるストラーフタイプがいる。
そしてその少し後ろに、天使子…アーンヴァルタイプの首をつかんで引き寄せ、頭に銃を突きつけているストラーフタイプ。
2人のストラーフは公式のイメージからはあまり想像できないような笑みを浮かべ、対するアーンヴァルは訴えかけるような怯えた表情でこちらを見ている。
「マスター…」
アルトが戸惑ったような様子で俺に話しかける。
いや、俺の判断を求められたって俺だってワケわかんねぇよこんな状況。
(いや待てよ、待て待て…もう一度最初から思い返してみよう…)

  * * *

…そうだ、事の起こりはバトルセンターの辻対戦だ。

例の賞金1億のバトルロイヤル。その練習というか前哨戦というか、巷では大小さまざまな規模のバトルロイヤルが行われていた。
ファーストランカーである俺のアルトには大会そのものへの参加資格はないが、辻対戦のバトルロイヤルとなれば話は別だ。
むしろ、ボスクラスの仮想敵として歓迎される事すらある。
今参加しているバトルロイヤルも、そんな感じで誘われたんだっけな…
「いや、俺のアルトはファーストだよ? それに、やるからには俺たち容赦しないよ?」
それでもかまわない、全国相手にするんだから本気でやってくれた方が練習になる、とかなんとか…
ほほぅ~、俺のアルトで練習かい? 言っちゃってくれちゃったな?
よーし、お望みどおりたーっぷりと経験値稼がせてやろうじゃねぇの。
そんな感じで、俺とアルトは今のバトルロイヤルに参戦したんだよなぁ…。

  < < <

切りかかって来たマオチャオタイプを紙一重で避け、そのまま距離を取ってビームライフルを二射、三射。
バランスの崩れた所にビームを撃ち込まれたマオチャオは、しかし強引に体を捻ってアーマーで受け、致命傷を回避する。
(意外とやるわね…)
空中から見下ろす私を、体勢を立て直したマオチャオは鋭く、そして驚いたような目で見つめている。
私…武装神姫のアルトは、ハウリンタイプの武装神姫だ。
だが、ハウリンタイプなのは基本の素体だけで、いわゆる公式の武装は一つも装備していない。
腕部にはシールドが接続されたアーマーユニット。マニピュレーターも大型の物が装着されている。
レッグユニットはスラスターやその他諸々を内蔵したこれまた大型の物で、私のシルエットを他の神姫にはあまり見られない末広がり状のものにしている。
そして一番目を引くのが、背中にある四基のブースターポッドだ。
普通の神姫よりも一回り大型化している私が、接近戦での素早さを売りにしているマオチャオタイプを驚かせる程の機動力を発揮出来るのは、このブースターポッドに負う所が大きい。
マスターによると、なんでも昔のアニメに登場したカオスなんとかというロボットから発想を得たとの事らしい。
そういう原典のある物は研究され易く、対処されるのも早いのでは? と聞いた時のマスターの複雑そうな表情は今でも記憶に残っているのだが…
とにかく、私はこの武装でここまで戦って来たし、ファーストリーグでも戦い抜いている。
こんな所で出汁に使われるつもりは毛頭ない。
…眼下のマオチャオが頭を振り、意を決したように跳躍して来る。
私は、その決意を受けて立つべく突進する。
爪をかわしてビームを射つ。ビームをかわして爪を振るう。
(…! 意外と…)
確か、このバトルに参加している神姫はほとんどがセカンドリーグ中位クラスのはずだ。
実際、生存者が三割を切った現状でも私はほとんど消耗していない。半分の力も出してはいないのに、だ。
そんな私に、ここまで食いついて来る神姫がいるとは思っていなかった。
最近のセカンドリーグには、躍進著しい神姫が増えている。もしかしたらこの子も、まだ見ぬ強者の卵なのかもしれない。

…だからと言って、ここで私が負けてあげる理由は何一つないのだが。

動きに少々“ひねり”を加える。
途端にマオチャオの動きが乱れる。
うん、まあ、こんな所でしょうね。この子一人にばかり時間をかけてもいられないし。
すれ違いざまに軽く足を当てると、マオチャオがこちらに倒れ込むようにバランスを崩す。
このまま抜刀して薙払って終わ
[!警報!:右後方中距離に銃器形状:電磁場変化無し:温度変化無し:被ロックオン反応無し]
ブースターポッドを接続しているバックユニットに内蔵されたサポートAI“壱松”が私を狙う誰かの存在を告げる。
ガイドレーザーの反応も温度変化も無い所からすると、光学照準の火薬式ライフルの類だろう。脅威度はそれほど高くない。
ビームサーベルを抜こうとした左手を裏拳の要領でマオチャオの鳩尾に入れ、そのまま体を回してビームライフルを私を狙う銃口の持ち主に向けて一射、二射。
はたしてそちらには、廃ビルの上でスナイパーライフルを構えたハウリンタイプ。
それを確認した私の頬をライフル弾が掠め、彼女のヘッドギアを私の撃ったビームが掠める。だが、それを気にした様子も無く、彼女が次弾を装填するのが見えた。
(なるほど…ここまで生き延びるだけの事はある、か)
私はそこでビームライフルを手放しもう一回転、空いた右手で意識を失って落下しようとしているマオチャオを掴んで引き寄せ、
その体を盾のように構えると同時にブースターを全力噴射、スナイパーの彼女に向かって突進する。
マオチャオの体越しに、彼女が明らかに動揺したのが見て取れる。
(…さすがに、揺れたわね)
このチャンスを逃す手は無い。
今度こそ左手で抜刀、マオチャオの背中にサーベルの柄を突き立てて零距離でビームを発生させる。
上がった悲鳴はマオチャオのものか、ハウリンのものか。
私はそのまま速度を緩めずに彼女にぶち当たり、さらに廃ビルの屋上に残った構造物にぶち当たる。
サーベルを持つ手に三度目の手応え。私がそれを感じたのに少し遅れて、構造物が崩れ落ちた。

私が見下ろす前で、二人の神姫がポリゴンの塵になって消えようとしている。
「こ…な、ひ…ど…」
絞り出すようなハウリンの声。
「…そうね」
私はそう答えた。

彼女たちが消え去るのを見届けてから、私は落としたビームライフルを拾いに廃ビルの屋上から飛び降りた。

  * * *

「マスター、戦況を」
「オーケーアルト、残りはお前含めて一ケタだ。もう少し行ったトコに4人ほど反応がある。他はどれも遠いし…もうほとんどタイマンだな」
「なら、結局皆そこに集まる事になりそうですね」
「あぁ…お、解像度変わった。あ? なんじゃこりゃ」
「どうしました?」
「いや、なんかここもタイマン×2みたいなんだが…えらく間合いが近いのがいるな。データ回すぞ」
「はい…来ました。確かに、格闘距離にしても近過ぎますね。組み技でしょうか?」
「神姫がか? そりゃ面白ぇな。マジでそうなら決着がつく前に見ておきたいな」
「同感です。加速します」
「燃料の残りには気をつけろよー」

  * * *

広大なフィールドのそこここにあるゴーストタウンエリアのひとつ。
4人の神姫が戦っているのは、その中央付近に設けられた広場のようだった。
アルトはガレキの間を抜けてすべるように飛びながら戦場に近づいていく。
このままウマいこと漁夫の利が取れりゃ楽なんだが…なーんてコトを俺が思ってると
「ぅあああぁーーーーッッッ!!!」
悲鳴。ひとつ決着ついたか。
「マスター」
「組み技の方じゃねぇな。うし、勝った方に奇襲だ。カブトの緒を締めなおすヒマなんざ与えんな!」
「了解」
奇襲とは言うものの、今参加しているシステムだと索敵範囲を少し広げりゃお互いの位置は丸見えだ。
だから、少々トンチが必要になる。
アルトは相手との間に比較的大きなガレキを置く位置にまわり…ブーストポッドからミサイルを発射した!
轟音とともに吹き飛ぶガレキ。相手に襲い掛かるその破片に隠れてアルトがビームサーベルを構えて突進する。
だが、破片に気を取られたハズの相手は即座にアルトに注意を移し、大きくバックステップして初撃をかわす!
(にゃろう、意外と冷静だな)
でなけりゃなんか優秀なバックアップがついてるか、だな。俺は適当な理由をつけて納得しておく。
初撃をハズしたんなら奇襲は失敗…そんならとっとと切り替えて仕切り直し、だ。
だが、ソコで相手の神姫…ストラーフタイプだ…がわけのわからないことを言い出した。

「おーっとそこまで! 動いちゃダメよ! 武装解除しておとなしくなさい!」
「でないと…あの天使子ちゃんがタダじゃあすまないわよ?!」

そのストラーフが指差した先には、同じストラーフタイプに首根っこを引っつかまれて
頭に銃を突きつけられた天使子ちゃん…アーンヴァルタイプの武装神姫がいた…。






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