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えむえむえす ~My marriage story~

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キズナのキセキ
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引きこもりと神姫
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アスカ・シンカロン
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戦うことを忘れた武装神姫
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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
PRINCESS BRAVE
神姫☆こみゅにけ~しょん
アルトアイネス奮闘姫
ロンド・ロンド

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双子神姫
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犬子さんの土下座ライフ。
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武装神姫のリン
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戦う神姫は好きですか
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ハウリングソウル
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与太話5 : 参上! 正義の戦乙女!!



「この手が望むは強敵との勝負!」

鉛色のコートが虚空に靡く。

「C・S・Cに誓うは主の勝利!」

輝く双剣が映し出す絶対的な修道女の影。

「阻む黒雲切り開き、勝利を掴む古の血統ッ!」

機械仕掛けの脚が鉄の運命を踏み砕く。

「正義の戦乙女――」

見開かれた双眸が蒼き炎を灯した。

「エル参 「遊んでないで真面目にやってよエル姉!」


コタマが操るホイホイさん、巨大なガントレットを両腕に付けた【ファースト】の攻撃範囲から逃れ下がってきたメルに名乗りを遮られ、エルはプクゥと頬を膨らませた。
「せっかく徹夜で覚えたんですから邪魔しないで下さい!」
「徹夜!? そんなことする暇があったらコタマ姉の対策の一つでも考えてよ!」
言いつつ、メルは決めポーズのままつっ立っていたエルを抱えビルの影に飛び込んだ。直後、二人がいた場所を二発の弾丸が、空気を貫くようなゾッとする音を残して通過した。
「少し漫画で目立ったくらいで図に乗ってんなよコラァ!」
続け様、コタマはもう一体のホイホイさん【セカンド】に二人が身を隠した壁面を撃たせた。神姫の身長より長い大型対物ライフルで壁を粉砕できるとはいえ、この銃撃はエルとメルを狙ったわけではない。威嚇のつもりもなく、ただ、コタマは腹を立てていた。
エルが徹夜で読んでいた漫画をコタマも読み終えていた。漫画の中で目立ちに目立ったアルトレーネとは対称的に、ライト級神姫は小動物二匹がたった1ページ登場しただけだった。ハーモニーグレイスは前巻でオマケのような扱いだった。
コタマはライトアーマーという格付けそのものに不満を持っているわけではなかった。自身、ファーストとセカンドを除けば、装備品は姫乃お手製の修道服と糸を伸ばした二つの十字架だけである。
だがその扱いが許せなかった。漫画の中でライト級神姫達がまるで幼稚園児のように描かれていることが許せなかった。いや、百歩譲って小動物系はいい。コタマとは何の関係もない。だがハーモニーグレイスがそいつらと同じレベルで争っているのはどういうことか。小動物にシールを奪われ「その金ピカネコは私が狙ってたのにー!」とべそをかくハーモニーグレイスを見てコタマは漫画をゴミ箱へ捨てようとして、鉄子と喧嘩になった。作者へ苦情メールも送った。
そして第三巻が発売されたのが昨日のこと。再び漫画をゴミ箱へ投げ捨てようとして再び鉄子と喧嘩になり、苦情メールを数回送っても収まらない憤りをバトルにぶつけようと、エルメル姉妹からの挑戦を二つ返事で受けた。
「出てこいエル、メル! 来ねぇのなからこっちから行くぞ!」
故に、カバー折り返しに実写で掲載されるという破格の待遇を受けたアルトレーネを生で見て、憤りが収まるどころかより膨らんでいったのは詮ないことだった。


「やけに機嫌悪くないか、今日のコタマ」
貞方とタッグを組むという不愉快を極めた申し出だったが、エルとメルにああも真剣に頼まれては断り切れなかった。昨日発売された武装神姫の漫画を読んだエルとメルは漫画の後半で活躍した戦乙女型を見て「私(ボク)達はもっとやれるんじゃないか」と何の根拠も無い自信を持ったらしい。一人では無理でも、二人が力を合わせればドールマスターすら打倒し得る、と。
俺の隣で腕を組んでいる貞方はジッと筐体の中を見ている。
「背比、お前竹櫛さんと同じ弓道部ならコタマの弱点とか知らないのか」
「弱点? あー……そういえば」
「なんだ?」
「コタマってやたらとスマッシュ攻撃を使うんだよな。投げ技も一切使ってこないし、動きを読みやすい」
「スマブラの話じゃねぇよ! 神姫と何の関係あんだよアホが!」
「お前にアホとか言われたくねぇよクソが! じゃあお前がなんか考えろよ!」
放っておいてもバトルの状況は刻一刻と変わっていく。十数階建てビルの中へ逃げ込んだエルとメルを追って、コタマも壁を破って飛び込んでいった。
中の様子は別モニターに映し出される。ビルの内部は会社を模しているのだろうか、人が誰もいないことを除けば実在する事務所のようだった。狭いフロアに机や棚などの物が置かれている。人形二体を連れたコタマにとっては戦い難い場所だろう。
ビルの六階までコタマが上がってきたところで、エルとメルは勝負に出た。ファーストがガントレットでドアをブチ破りコタマが事務所の入口を跨いだ瞬間、エルがコタマの正面から、メルは背後から襲いかかった。ファーストとセカンドは壁を挟んで分かれ、コタマは両側の壁に阻まれ糸を自由に操れない。
待ち構えていたエルは最高速度で突進した。息を潜めていたメルはスカートの下から全武装を解放した。
だが、甘かった。


「うおっ!?」
ビルの側面の窓ガラスを突き破ってエルが飛び出してきた。反対側からメルも同じように出てきた。二人とも自発的にビルから離脱したのではない。そうでなければ、六階から落ちて受身すら取れず路上に叩きつけられるはずがない。
エルが割った窓からコタマが顔を覗かせ、ファーストとセカンドを連れて飛び降りた。
「おい貞方、今何があった?」
「知らん。状況からして、反撃されたのは確かだろうがな」
モニターには確かに、コタマを挟み撃ちにするエルとメルが映っていた。だが二人は直後にモニターから姿を消し、ビルの側面から現れた。
よろけながらもなんとか立ち上がるエルの前に、コタマは着地した。少し遅れてファーストとセカンドも降りてくる。AIを積んでいないはずの二体が何故綺麗に着地できるのかは、コタマにしか分からない。
「よォ大人気なアルトレーネ様。苦しんでるとこ悪いんだけどよ、さっきの名乗り、もう一回聞かせてくれよ」
メルはビルを挟んだ向こう側にいる。援護は期待できないが、一人で戦ってどうにかなる相手ではない。エルは剣と脚のパーツで路面を蹴り、コタマから離脱した。
「いいぞ逃げろエル! そのままメルと合――!」
しかし、エルの速度をもってしても、逃げることすら叶わなかった。


「『44ファントム』」


いつ見てもこの技は瞬間移動としか思えない。全速力で離れるエルの懐に一瞬で飛び込んだファーストは、咄嗟の剣による防御をものともせずガントレットを打ち込んだ。
自分の速度にさらなる加速を与えられたエルは、道路を飛び越え別のビル側面に叩きつけられ、力無く崩れ落ちた。
「エルっ!?」
「今だメル、本体を叩け!」
貞方のヤロウ、エルを囮にしやがった。だがファーストが未だエルへの攻撃の流れに乗って離れている今を逃せば勝ち目を完全に失ってしまう。業腹ものだが仕方がない。
ビルを回りこむのではなく中を真直ぐ突っ切ってきたメルは飛び出すなり、ありったけの武装を放った。次のチャンスが無いのなら、この瞬間で勝負を決めるしかない。
伸ばしたスカートとワイヤーがコタマへ届く直前、セカンドが持つライフルの銃身が間に割り込んだ。
「くっ!?」
「おっと危ねぇ。今のはワイアット・アープでも命取られてただろうぜ」
ワイヤーが巻きつきスカートに挟まれた銃身でそのまま、セカンドはメルを薙ぎ払った。ライフルの銃口がメルへと向けられる。
「じゃあな戦乙女。オマエらは先輩神姫への敬意が足りねぇんだよ」
後から聞いた話だと、メルはこの時「ハーモニーグレイスだってそんなに古くないじゃん」と呟いたらしい。










バトルを終えて、竹さん、貞方と三人でマクドナルドへ立ち寄った。テーブルの上では三人の神姫が例の漫画のことであれこれと議論している。先のバトルのことを持ち出さないのは良いことなのか悪いことなのか。
「そういや貞方、ハナコは?」
このところ大学でもあの健気なわんこ型神姫を見ていない。
「精密検査でメーカーに送ってある。昨日連絡があって、まだ時間がかかるらしい」
「ふうん、検査ってそんな時間かかるもんなん。コタマもいっぺん検査に出そうかね、ウルサイのが払えて丁度いいかもしれん」
竹さんはフライドポテトを一本ずつ減らしていった。ちまちまと妙に女の子らしく(いや女の子だけど)ポテトをかじるその姿はトップクラスの神姫オーナーには見えなかった。
「竹櫛さん、コタマが使うホイホイさんの……」
「ファーストとセカンド?」
「ちょっと見せてくれないか」
いいよ、と竹さんは気軽にトートバッグからハンカチにくるまれた二体を取り出した。今まで無造作にバッグの中に入れていたらしい。益々竹さんのオーナーっぷりを疑ってしまう。俺もエルの装備を筆箱に入れてるから他所様のことを言えたもんじゃないけど。
ちなみに貞方は専用アタッシュケースを持っている。クソブルジョワめ、先物取引に手を出して一日で破産しろ。
見せてもらったホイホイさんは、ごく普通のホイホイさんだった。ファーストは腕をガントレットに取り替えられているだけ、セカンドはもうそのまま害虫退治ができそうだった。
でも、この二体はバッテリーこそ積んでいるもののAIを搭載していない。動きはすべてコタマの糸で操られている。
「竹さん、コタマはどうやってこのホイホイさん動かしてんの?」
恐らくドールマスターを知る誰もが知りたい秘密だろう。思い切って聞いてみた。
でも質問が直接的すぎだろうか。貞方が「(お前、もう少し遠回しに聞けよ)」と目で言ってきた。でも竹さんはさして気にした風もなく、というより、
「さあ、分からん」
分からないらしかった。
「分からんって、竹櫛さんが用意したんだろ?」
「いーや、うちの兄貴に全部任せとるよ。メンテとかも」
「……そうか」
貞方がなぜか落ち込んでいる。きっと阿呆なりに思うところがあるんだろう。
哀れんでやろうとすると、ぎゃあぎゃあ騒いでいたエルに呼びかけられた。
「マスターマスター! やっぱりアルトレーネが一番だっきゃん!? にゃにするんですか鼻を打ちました!」
俺の元へ寄って来ようとしたエルの足を掴んで倒したコタマは、そのまま4の字固めを決めようとした。エルは鼻を押さえながらもそれに必死に抵抗している。
「オマエ今まで何聞いてたんだ! ハーモニーグレイスを差し置ける神姫なんていねぇっつってんだろ!」
「そんなわけありまっせん! どの神姫も平等なんです!」
「言ってることメチャクチャじゃねえか!」
「コタマ姉さんに言われたくありません!」
「二人はいいじゃない、漫画に出られたんだし……ボクなんて……」
小さな仲良し三人は俺達が店を出ると言うまで、俺達の意見を右から左へ受け流して自分の型の優位を主張し続けた。

































オルフェ♡
カッコいいっス!
流石っす!!

そう、今までの【武装神姫2036】は楽しくも、何かが足りませんでした。
その何かとはアルトレーネのことだったのです!
ああ、オルフェのさらなる活躍を目にするのはいつになることやら……
第四巻を楽しみに待ちましょう。


Wikiだと文の前に空白を置けないんですね。
知りませんでした。







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