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鋼の心 ~Eisen Herz~


第31話:THE TOWER




「……ちゃお」
「えらく軽い再会だな、おい?」
 地下を守っていたアルアクランを、アイゼンとカトレアが撃破してから10分後。
 プラントの海上第一層(一階)にて、アイゼンたちはそれぞれのマスターと合流を果たしていた。
「申し訳ありません。予定時刻に間に合いませんでした……」
 与えられた任務を完遂できなかったカトレアが、京子の前に進み出る。
「……そちら側に被害などは無かったのでしょうか?」
「ああ、こちらは問題ない」
 頷き、屈みこんでカトレアを掬い上げる京子。
「しかし……」
「?」
 カトレアと、そして祐一によじ登っているアイゼンを交互に眺め、京子は眉を潜めた。
「……なんで二人ともズタボロなんだ?」
「……ん?」
「ええと……」
 それぞれのマスターの肩の上で顔を見合わせる二人。
 京子の言うとおり、二人の装備はボロボロで簡易ではすまない大掛かりな修理を必要としているように見えた。
「……地下に敵が居て……」
「倒したまでは良かったのですが……」
「が?」
 先を促す祐一。
「その後、例の黒いのが大量に……」
「……うぞうぞ出てきた」
「それはもう、大量に……」
「……私、超大活躍」
 えっへんと張る胸の装甲にも銃創が幾つか。
「なるほど、ここに散らばっている神姫の残骸はその名残か……」
 周囲には十数体分はあるであろうブラックタイプの残骸。
 その全てを撃破するのは、相手が神姫より弱いレプリカであるとは言え、容易な事ではないだろう。
「ただその……」
 祐一に向かって言い難そうに萎縮するカトレア。
「お借りした装備が、その、ほぼ全損状態に……」
「……? ああ、別に良いって。……二人が無事で何よりだよ」
 笑顔で答える祐一の、それは偽らざる真意であった。
「……言ったとおり。マスターはこの位慣れっこ」
「よかった。わたし、叱られてしまうかと思って、恐かったんですよ」
「そんな事しないって。それに、フランカーの基部は頑丈なエンジンユニットだから、そこが無事なら他のパーツはいくらでも替えが利くし……」
「……エンジンも壊れた」
 ピシッと凍りつく祐一。
「……両方とも」
 ギチッとヒビが入る祐一。
「申し訳ありません。武器が全部無くなってしまい、最終的に……」
「……エンジンユニットを棍棒代わりに殴り進んできた」
 誇らしげに残骸と化したソレを掲げるアイゼン。
「申し訳ありません、他に丈夫で手頃な大きさの物が無くて……」
 おずおずとフレームまで歪んだソレを前に出すカトレア。
「…………だ、……大丈、夫。…………り、リーナなら直せるって。……多分」
「5万円」
「……」
 いつの間にか祐一の後ろに居たリーナが、やけにリアルな金額を提示する。
「あの、リーナさん?」
「材料費3万、調達費5千、雑費1万、手間賃5千」
「……もしかして、怒ってらっしゃる?」
 なぜか敬語で問う祐一。
「怒ってないわよ? 怒ってたら私の取り分として、もう2万位要求するわよ?」
「……あの~、流石に今月のお小遣いはもう……」
「いいわよ。9月中に払ってくれれば」
 ビタ一文負ける心算は無い。
 にっこり微笑むファニーフェイスが、無言の圧力でそう語っていた。


「取りあえず、作戦を説明するわよ?」
 最後の決戦を前に、一堂の前に立つ雅。
「個々の役目は迷う必要の無いぐらいに単純明快」
 そう言ってポータブルPCの立体映像でこの施設、旧海底資源掘削プラントの地図を呼び出す。
「大まかな施設の構造は、複数のフロアを4本の柱が貫くような形で構成されているわ。
 本来、柱と柱の間はフロアを通って行き来できるんだけど、今回は扉がロックされているんで行き来不可能。
 まぁ、ハッキングなり、力づくなりで移動できない訳じゃないけれど、時間的な制約から考えないほうが良いわね」
 そして雅は、つつつと、立体映像の中を指でなぞり、中央の塔の最上階を指す。
「んで、最終目的地はココ。中央制御室」
「ウイルスを送信するコンピュータの在りかで、そして恐らくフブキの居る所……」
「そうね」
 祐一の言にこくん、と頷き雅はその少し下を指す。
「でも、現在ココの隔壁が閉まってて直接は移動できない。
 で。ココを開くには他のサブシャフト3本の最上層で端末を操作する必要があるの」
 そう言って、少し小さな周囲の塔を指差してゆく雅。
「で、さっきも言ったとおり柱と柱の間は移動できないから……」
「要するに、4つに分かれてそれぞれの柱を進んでいく必要がある、って事ね?」
「そういう事。先発する3つのチームがそれぞれの柱の最上階に着いたら、端末を制御して中央シャフトの隔壁を開く。
 そしたら本隊が中央シャフトを昇って中央制御室へ辿り着く……。と」

 何か質問は?

 そう言って一同を見渡す雅に京子が手を挙げた。
「チーム分けはどうする? 途中でブラックタイプや、地下でカトレアたちが遭遇した大型タイプと戦う事も考えれば、神姫の戦力も分けねばならんが、オーナーの側も全員が端末操作が出来る訳ではないだろう?」
「そうね。端末の操作ができるのは、私と村上君に……」
「私も出来るわ」
 リーナが手を挙げ。
「……私も大丈夫だ」
 京子が手を挙げた。
「……そうね。それじゃあ、この四人でそれぞれ一つづつ担当して、残りを振り分ければ良いかしら?」

 結局の所。
 サブシャフトは一本目を雅と晴香が。神姫はセタとマイナ、カレンが担当。
 二本目は村上と浅葱。神姫はデルタとマヤアが担当。
 三本目をリーナと美空。神姫はレライナとフェータが担当する事になった。
「では、メインシャフトは私と少年だな。神姫はお前のアイゼンに私のカトレア、アルストロメリア、ストレリチアだ」
「あれ? ブーゲンビリアは?」
 京子の神姫で唯一名前を呼ばれなかったフォートブラッグタイプを祐一が差す。
「ブーゲンビリアは屋内戦には不向きだからな。外で待機していてもらう」
「了解」
 簡素に答えるブーゲンビリアは、その結論を予測していたのだろう。
 とくにもめる事無くその決定を受け入れた。
「って言うか、ブーちゃんは手加減とか出来ないのです、手加減しても周囲が危険なのです」
「マァ、下手ニ屋内デれーざーナンカ使ッタラ、あたしラマデ蒸シ焼キニ成リカネナイシナ」
「それにアレだ……」
 フォローなのか、京子が言葉につまりながらもブーゲンビリアを見る。
「……お前には、万が一に備えて待機していてもらう方がいいと思うしな……」
「?」
 祐一にはその意味は分らなかったが、京子の四姉妹たちは納得したのかそれで会話を切り上げたようだった。
「……ふ~ん」
「……マスター?」
 自分に向けられた視線に気付いたのか、アイゼンが首を傾げる。
「いや、只ね。素直に言う事を聞いてくれる神姫も居るんだな~って」
「……ん~?」
 祐一の言に小首をかしげ、アイゼンは自分を指差した。
「私も素直」
「………………はっ(嘲笑)」
「がぶ」
 その返答を鼻で笑った祐一に、アイゼンは即座に噛み付いて答えた。
「ぁ痛たたたたたた。じ、事実だろうが!? お前の場合、置いて行くとか言っても素直に聞かないだろうが!?」
「……そんな事はない!!」
「何処から出てくるんだ、その根拠のない自信は」
「……愛と勇気と希望のCSCから」
「と言うか、根拠ないのは認めるんだな!?」
「……根拠はある。毎日学校に行くときにきちんとお留守番してる」
「着いてきた事あったじゃん……」
「……う゛っ」

 以下リプレイ。

 「それじゃあ、学校に行って来るね」
 「……着いていく」
 「ダメだって、神姫の持ち込みは禁止なんだから」
 「……持ち込まなくて良い。全自動で着いてゆくよ」
 「そういう問題じゃない」
 「……どうしてもダメ?」
 「ダメ」
 「……意地悪」
 「いや、俺としても本当は連れて行ってあげたいけど……」
 「……ツンデレ?」
 「何でもその単語でカタがつくと思うなよ?」
 「……分った、着いていくのは諦める」
 「ゴメンね。そのうちきっと埋め合わせはするから」
 「……不要」
 「?」

 「……よぅ、祐一、おはようさん」
 「ああ、おはよう」
 「……ひしっ」
 「? 今何か言ったか?」
 「い~や祐一。俺は何も言って無いぜ(ニヤニヤ)」

 「島田、おはよう!!」
 「島田君、おはようなんだよ!!」
 「ああ、おはよう二人とも」
 「……ひしっ」
 「「……あ」」
 「……? どうしたの?」
 「ん、別になんでもないわよ」
 「気にしなくて良いんだよ、島田君」
 「……? 何だ?」

 「っちょっと、アレ、本人気づいてないわけ?」
 「あの神姫、やるじゃねぇか……」
 「背中にガッチリ引っ付いてるからね~」
 「まぁ、教室で席に座る時に気づくと思うけど……」
 「面白いから黙ってるんだよ♪」
 「その話、乗ったぜ!!」

 以上リプレイ、エンド。

「結局、気づいたのは放課後だったし……」
「……楽しかった」
「俺は楽しくなかったよ」
「……でもまぁ、過ぎ去りし日々の素敵な過ち」
「自分で素敵とか言うな」
「……それに、それ以降はしっかりお留守番してる」
「そうでもないだろ。勝手に人のキャラ使ってネトゲやったりするし……」
 言って、祐一はジュラルミンケースを開ける。
「……? 何それ?」
「フランカーがここまで壊れるとは思ってなかったからな……。一応予備でファルクラム(通常装備)持って来ておいて正解だったよ……」
「……?」
 祐一が組み上げていく何時もの装備に、見慣れないパーツを見つけて小首を傾げるアイゼン。
「……マスター、いつの間に改造を……?」
「いや、通りすがりのじいちゃんに貰ったパーツだ。……フェータの装備が変わってたの気付かなかったか?」
「……興味ないし……」
 酷い奴である。
「どっちにしろここから先、苦戦するとしたらフブキだろう」
「……ん」
 ストラーフベースの通常装備でも、既に動作パターンを学習しているアルアクランには苦戦しない筈だ。
 神姫とは違い、単純なAIで思考するアルアクランには、パターンを見切られたからそれを変えるといった柔軟性は無い。
 ことクレバーな思考という特性において、CSCとAIを併用する神姫に、それを持たないAIではまるで勝負にならないのだ。
「元々フランカーは高速戦闘型の装備でフブキと同種。……能力値で劣る以上、同じ分野のぶつけ合い、スピード主体の高速戦闘じゃ勝ち目が無いよ―――」
 戦闘は物理学だ。
 勇気や根性で能力差は埋まらない。
 ……だが。
「―――だけどそれ以外の分野なら。……パワーや装甲で押すスタイルなら、お前にも勝ち目は充分あるはずだ」
「……乗ってくるかな?」
 一般的に。装甲を捨て機動性に特化した高速戦闘型は、通常の対戦では極めて有利とされる。
 機動性に長けるが故に、相手の苦手な間合い、あるいは自分の得意な間合いを自由に選択してくるのがその理由であり、相反する特性を持ったパワースタイルの神姫は常に後手に回らざるを得ない。
 実力差にもよるだろうが、高速戦闘型の神姫を相手にしたパワータイプが、何も出来ないまま一方的に撃破されるという光景は、神姫センターでは決して珍しいものではない。
 そして、その構図はそのままアイゼンとフブキの関係にも当てはまる。
 ましてや。
「……実力は間違いなく向こうが上。……だけど」
「……」
 こくん。と軽く頷くアイゼン。
「……それはいつもの事だよね? だったら後は俺達の戦術次第だろ?」
 実力で上回る神姫との戦いは、アイゼンには何時もの事だ。
 つまり。
「……いつもと同じ装備で、いつもと同じ事をするだけ……」
「そう。その通りだよ」
 そう言って祐一はアイゼンを抱き上げ、彼女に武装を施して行った。

























以下雑文。

 前回の本編更新から…………………………。
 3ヶ月?
 季刊『鋼の心』状態ですな。
 まぁ、もう話忘れたけど読んでやるぜと言う奇特な方はお読み下さい。

 閑話休題。

 クラスメイトが会話してたり、次回作への伏線を密かに張りつつ番外編でも伏線張ったりしておりますが、肝心の本編が進んでいないこの状況、ようやく打開できそうです。
 仕事関連のゴタゴタがようやく一段落付いたので、少しはペースも上がるかと……。

 と言いつつもどうせまた一月とか開くんだろ、と思いつつ次回をお楽しみに~。
 ……してる人、居るんでしょうか?(弱気)

 ALCでした~。


























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