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完結作品

武装神姫のリン
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ハウリングソウル
ウサギのナミダ
アスカ・シンカロン
引きこもりと神姫
キズナのキセキ
魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン
浸食機械
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2015年

えむえむえす ~My marriage story~

2014年

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デュアル・マインド
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悪魔に憑かれた微駄男
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えむえむえす ~My marriage story~

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深み填りと這上姫
キズナのキセキ
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2012年

美咲さんと先生
二人のマスター
類は神姫を呼ぶ
浸食機械
引きこもりと神姫
ライドオン204X
フツノミタマ
白濁!? 阪高神姫部
白い英雄を喰う黒い女神
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流れ流れて神姫無頼
アスカ・シンカロン
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天海市神姫黙示録
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車輪の姫君
樫坂家の事情!
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2010年

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戦うことを忘れた武装神姫
Gene Less
The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
PRINCESS BRAVE
神姫☆こみゅにけ~しょん
アルトアイネス奮闘姫
ロンド・ロンド

2009年

せつなの武装神姫
双子神姫
鋼の心 ~Eisen Herz~
犬子さんの土下座ライフ。
狛犬はうりん劇場
Memories of Not Forgetting
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武装神姫のリン
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師匠と弟子
マリナニタSOS!(仮)
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戦う神姫は好きですか
スロウ・ライフ
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妄想神姫
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武装神姫~ストライカーズ・ソウル~
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ホワイトファング・ハウリングソウル
ハウリングソウル
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ども。わたしは古代すすみ、このSSの主人公…なのかな?
特に紹介することのない普通の高校生、これがプロフィールだと思う。

…何で勝てないのだろうと考えて、思いついたのが今回のハナシ。
規定内のレベルでの改造だったし、正直今の状態に焦っていたのかもしれない。
今思うと、柄にもなくアタマにきてたんだと感じる。

ごめんね、スィーマァ。

………
……




ふっふっふっ…。
「あの、ますたーは何をしているのですか?」
夜更けも早々、作業台で機械腕を弄るわたし。それを不安そうな表情で見るスィーマァ。

「アームの反応速度と出力をあげてるの、今までの約2.5倍ってところかなぁ」
要は駆動部のモーターの出力を上げればいい。
あとリミッターを取り付けて完成。
でも放熱に関してはあまり考慮に入れてなかった。

「さっ、試してみてなの」
「えっと……ひゅわぁっ!?」
本人は軽く振ったつもりだけど、実際はすごいいきおいで振り回すことになり、スィーマァはひっくり返った。
「いたた…、反応が敏感すぎますよ!?」
「まあまあ。こんな具合に速くなってるから、でも冷却が不完全だから連続稼働は10秒が限界だから注意してね」
「大丈夫かなぁ…」



翌日、神姫センター。


「どうしたの? 今日はアームをあまり使ってないけど」
余裕の表情で聞くゲイト。
「気のせいですっ」
拳銃で相手の武器を次々と使用不可能にしてゆくスィーマァ。
ゲイトが構えたアングルブレードを粉砕したところで

ガキッ

作動不良(ジャム)を起こした。
「!? …でもいいか」
ゲイトだって素手である、タイミングよく対等になっただけだ。
「じゃあアーム戦! いきますよぉー!!」
元気よく飛びかかるゲイト、チーグルをアームで受け止めるスィーマァ。

武装があればこの前の再現になったであろうが、今回は力での押し合いである。
(リミッター解除…)
小さく電子音が鳴ったと同時に、強烈なモーター回転音が響いた。
「やあぁっ!!」「うわっ!?」
押し合いからわざと力を抜き、そのまま巴投。
チーグルをうまく使って体勢を立て直し着地、みごとなフォームである。

5秒経過。

スィーマァの機械腕がフックをかけようとするが、すばやく後転されたため空を切る。
わずかながら関節部から軋む音が聞こえた。
「出力上昇の為の改造? フレームを補強しないで?」
フックと受け流しの応酬が繰り広げられる。

10秒経過。

『スィーマァ、リミッターをかけて! 燃えちゃうよ!!』
「まだです…このパワーがなければ勝てないんです…!」
アームの駆動部からは負荷で煙が出始めている。
さらにスィーマァは焦って状況を読めていない、別に出力を上げなくても技量でどうにか出来るというのに。
『スィーマァ!! やめなさい!!』
「もう少しで…勝てるんです…!」

そして、両者が再びぶつかり合う直前。


ビーッ


ジャッジシステムのサイレンが鳴った。

[オーナーの降伏を確認。勝者、ゲイト]


スィーマァは、ただ唖然とするだけであった。
「マスター…」



「なんて無茶な改造してんだ!?」

終了直後、吹雪の怒号が飛んだ。

スィーマァのアームは外装が融け始めていたため、シャープさを失っていた。
今はメンテナンスカウンターの前に居る。
「力技で勝てるのは初心者相手のみだ!! 無茶な改造で危険にさらすなんてもってのほかだ!!」
「マスターちょっと抑えて!?」
慌てるゲイト、その横には膝を抱えて落ち込むスィーマァ。

「おい! なんとか言ったらどうなんだ古代!? お前は一歩間違えばスィーマァを炎に包むとこだったんだぞ?」
すすみの襟をつかみだす吹雪。
流石にセンター長が止めに入ろうとした直前

「………吹雪には、 負け続けるひとの気持ちなんて…わかるわけないのっ …!」
すすみの目には涙。
思わず押し黙る吹雪、そして洩らす。
「…あまったれめ」
吹雪の右手が高く振り上げられる。
すすみは自分に対して振われるであろうそれを、ただ見つめていた。

「そこまでです、出入りを禁止しますよ?」
センター長が腕をつかむ。
「他のお客様が見ていられる状況でこのような騒ぎを起こした以上は、何らかの処罰を与えなければならなくなりますよ?
 …それに、カッとなって打つのは子供のやる事です」
「……」

襟をつかむ手を振りほどくと、すすみは何も言わずに走り去った。
去る瞬間スィーマァが「すみません」と言っていた。


「…気持はわかるけど言いすぎですよ、吹雪君」
センター長は優しい口調で吹雪を責める。
あくまで、諭すように。
「言い方を変えれば、言葉は印象を変える。…君の今の言葉使いは相手を傷つけるという事ですよ、今自分自身でもわかったでしょう?」
「……でも、二度とないようにガツンと言ってやらないとまたやる可能性が…」
「吹雪君は怒ると、すすみちゃんが異性だってことを忘れてしまうでしょう? 普段強気だったとしても女の子は傷つきやすいものです、ましてやすすみちゃんはそんなに強くない…」
吹雪の頭に手を載せ、軽く撫でる。
「どんな時でも感情に流されない、これはバトル以外にも当てはまることですよ」
もはや、吹雪は押し黙るしかなかった。


「さあ。電話でもなんでもいいですから、すすみちゃんに謝りなさい。勿論、直接謝るのがベストですけど」



……

「マスター…、ごめんなさい」
なんでスィーマァがあやまるの? 全部わたしがいけないのに…。
「あの時、私はマスターの指示を無視しました。…マスターは私の事を思って言ったのに、焦ってそれを聞こうとはしませんでした」
……
「マスターがあの時サレンダーしなかったら、私はアームと一緒に燃え上がってたでしょうし…。マスターは正しい選択をしただけです」
でもスィーマァ…、こんなに負けて悔しくないの?

「これは…うまく戦えない私がいけないんです…。マスターが…ますたーが悪い訳じゃ……ないんです……ぅぅ」
スィーマァ、泣かないで。
わたしだって……もう我慢できなくなっちゃうの…ぉ……。


『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん』



二人して泣いた。
気がすむまで、ひたすら泣いた。
店まで聞こえているはずだけど、おじいちゃんはなにも言ってこなかった。



「すみません、古代…すすみに会いたいんですが」
色々あって俺が来たのは7時ごろになってからだった。

…上から二人の泣声が聞こえる。

「今はそっとしとくべきだよ、二人には言っておくから」
古代の祖父…店長がそう言った。
「…言い過ぎた俺がいけないんです、二人が泣いてるのは」
「むぅ。…すすみには言っておくよ、もう暗いから今日のところは帰りなさい」
「…はい」

……

何でこんなにムシャクシャするんだ?
古代を泣かせたからか?
…まあ確かに俺は泣かせるために怒鳴ったわけじゃないし、だからといって言わないのはどうかと思うし。
「マスター、ここはさっさと告白しちゃえばいいのに」
「うるせぇ、そんな感情じゃねーよ」




「ますたー」
「何なの?、スィーマァ」
泣きやんで、つかれて寝てしまう直前にスィーマァが言った。
「私は…たとえ時間がかかっても…ねここさんみたいに強くなりたいです…」
わたしは、眠たそうな顔をそっとなで
「うん……いつか、二人で強くなるの……必ずね」

そう言い、わたしとスィーマァは眠りについた。
今宵の夢はしあわせなゆめだといいな…。







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