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えむえむえす ~My marriage story~

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 ・・・。

「アッタマきたんだから! あの種、ぶっとばしてやる!」
 セプターはそう叫ぶように言いながら、ジルダリアモデル・デフォルト装備を身に付け、その両手に不思議な形状の銃らしき物を構えて突入ゲートに立つ。

 花型のデフォルトウェポンではない。
 左手に携えたものは銃口を大きな花弁で包んだようなハンドガン。
 片や右手に持っているのは曲線を描く長い砲身が二本突き出した巨大な・・・これもまた、花を印象付けるライフルのような存在だった。

「ねぇねぇ。セプター?」
「何よ。キクナ」
 鮮やかなの檸檬色の髪を振りながら、肩越しに間の抜けた声を出したマスターを睨みつける。
「・・・。・・・何が、おかしいのよ」
 不機嫌そうに言う彼女に。キクナは笑いを堪えるように右手で口を覆う。
「ううん? けど」
「けど・・・なに」
「うふふ」
 ただ、笑うだけ。
「・・・っ! 言っておくけど、今の私。機嫌悪いわよ!」
 ぷいっと顔を戻すと。かつん! と。右足の踵でINボタンを蹴り飛ばす。

 筐体に入っていく自分のパートナーを、キクナはやはり面白そうに笑って見送った。
「がんばってねー♪」



 ・・・。
 下唇を突き出し、頬を膨らませて、マーチは大きな木製ハンマーを肩に担ぎなおした。
「えっとね。マーチ」
「・・・」
 苦笑するヤヨイの言葉に振り返りもせず彼女は突入ゲートの上に立つ。
「あのね。何があったかわからないけど。気楽にいこ? ね? ほら。負けても・・・」
「イヤ! ですっ!」
 ぐるっと、桃色の髪を振り乱してこちらを振り返る。
「セプターには負けませんっ!」
「・・・」
 そんな彼女を見て何かを言いたげにしているマスターに、少しだけ悲しそうな目をしてから背を向けて・・・ぎゅっとハンマーを握りなおすと。
「いってきます! マスター!」
 彼女はINボタンを押した。

「うーん」
 ・・・怒った顔もかわいい。とか言ったらさすがに空気を読んでないかな。
 などと思いながら、ヤヨイはくすっと笑った。

 そう・・・。自分には長く縁も無かったけど。
 女の子同士のケンカって、人も神姫も。こうなのかな・・・などとも考えて。



 ・・・。
 ステージ名は「廃墟センダイ」。いわゆるゴーストタン市街地だと彼女は思っていた。
 だが、その筐体は・・・。

「うわ・・・?」
 広がるオレンジ色の世界。

 がしゃりっ。という足音が自分のものだと理解するのに少々かかった。
 そのはず。マーチは金網の上に立っていた。地面が視線の下にある。いや、地面というよりも湖底か。足場の金網の下には水・・・筐体の底までは水で満たされているのだ。

 今、マーチが立っているのは、高度的には丁度筐体の半ば付近。
 ところどころ大きな穴が開いている金網が足場程度に張られて、廃ビルが湖底から天井まで伸びている。見れば、足場のように壊れたハイウェイが交差していた。

 高層廃墟が半分、水に沈んでいる世界。

『半分が水中水上ステージで、半分が障害ステージになってるんだ・・・』
 驚いたようなヤヨイの声に慌てて答える。
「は、はい」
『さすが仙台だね、色々考えてあるよ』
「・・・です。ね」
 マーチは困ったように周りを見回す。筐体がデータ照合を行っているが、当の対戦相手の姿を彼女はまだ捉えていなかった。視界は崩れたハイウェイと廃ビルで区切られてしまい、夕焼けをイメージしたらしいオレンジ色の、暗めの照明が更に追い討ちをかける。

 バトル開始の合図が鳴った。

 周囲に視線を回しながら、がしゃ。と、一歩踏み出したとき。
『マーチ! 左上!』
「え?」
 声を聞き、そちらを間抜けにも向いてしまう。
 見えたのは光。びしゅん! という音と共に身体に衝撃が走った。
「きゃぁっ!?」
 軽い痛みを伴うその光を肩に受けて。
 慌ててマーチはキュベレーアフェクションを盾にして、もう一発飛んできていた光線は受け止める。胸にダメージアラートが表示されて先制攻撃を受けた事を伝えるウィンドゥが舞っていた。

『上を回ってるよ!』
「どこを見てんのよ! おとぼけ種子!」
 同時に聞こえたヤヨイの声と、頭の上からの声。
 ぎょっとして顔を向けると、上天に大輪の花が正に開花する瞬間だった。
「フローラルリング・・・!」
 アフェクションを頭上に押し上げながら、マーチはその巨大化した花弁に思わず見とれていた。


(3・・・)
 放たれた光の矢は上に構えられたキュベレーアフェクションの表面で散った。
(4、5!)
 セプターは口の中で数を数えながら、的確に光弾をその防御に専念しているジュビジーに当てていく。だが。
「あー・・・もう!」
 苛々しげに叫び、彼女はリングの大きな花弁を羽ばたかせた。小さな光の花弁が散り舞い、伴いながら飛ぶ。五発撃ち切ったハンドガンはクルクルと花の部分を回転させはじめた。
 ヒット表示が出てはいるがダメージが表示されてない。全てガードされたという証拠だ。
(だからジュビジーって嫌いなのよ!)
 くるっと空中で回りながら、セプターは近場のハイウェイを足場にキックする。
 ぱん、ぱん。
 下から銃声。だが、その放たれた銃弾が彼女を捕らえる事は無い。
「ふーん、だ」
 鼻で笑うと、体勢そのまま横っ飛びに飛びながら回転が止んだハンドガンを構える。慌てたように相手は、大きなアフェクションで前を隠した。
(!)
 くんっ、と。軽く制動をかけ、体勢も体の向きも変えずに動きのベクトルだけを前方に向ける。
 他の飛行モデルでは到底適わぬ超姿勢機動。思わぬ動きの変化に付いてこれずに驚いたような表情のマーチを認めると。
「だから・・・」
 光の花弁が舞った。

 ふわりっと上に浮かび上がったセプターに、マーチは顔を向けるしか出来なかった。とっさに前方で閉じたアフェクションを上に持ち上げようとするが。それより先に。

「アンタみたいな素人が!」
 左手のハンドガンを速射する。1、2、3、4、5発。放たれた光弾のうち数発が殻の隙間からマーチの身体を撃った。
「きゃあ!」

 目を閉じてしまう姿を見て。ずきっ、と。
 心の何処かが、何故か痛んだ。

「・・・っ! 私に勝てるわけが・・・ないじゃない!」
 解っているんじゃないの? 解っているのに。どうして私に。

 違うもん!

 耳の中に残る訴えるような声。
(・・・何が!)
 そんな気持ちを振り払うように叫ぶと、セプターは右手の異形のライフルを構える。
「いけぇっ!」
 二本の奇妙に曲がった銃身の先端。花を模した砲口から黄金色の光の奔流が迸った。

 放たれた二本の光。一本が外れた・・・恐らくは身体を捻るなどして咄嗟に避けようとしたのだろう。だが、砲口が独立して可動する銃砲の二本の光条を避ける事は、あの状態からはムリ。その外れた光線は金網の下の水上に命中して水しぶきを上げた。
(はい、ゲームオーバー・・・終わったわね)
 嫌な気分が残っている。ぼんやりと何かを思いつつ、セプターはハイウェイに着地して水煙の中にKOを意味するドクロのマークが出るのを待つ。
 水しぶきが落ちてきて、彼女の髪とフローラルリングも濡らした。

 ・・・そして。空中に舞った青いウィンドゥパネルに目を見張るまで数秒。

[1Hit Damage ・・・00]

「・・・はぁ?」
 間抜けな声は自分の物。がっこん! という大きな音と共に、夕焼け色に染まった景色の真ん中で影が動いた。
 種の殻のシルエットがゆっくりと開き、その間から除いた銃口と、こっちをじっと見つめている青い瞳を見つける。
(『ブライドマリス』でノーダメージ!? 何よ、それ!)
 銃声を聞くか否か、セプターは再度飛び上がっていた。今まで自分がいたところにハンドガンの弾丸が当たる。
「何なのアレ! 詐欺!?」
『あら、フルガードしているわね・・・』
「表示を見れば解るってば!」
 当たり前のことを言うキクナに怒鳴り。
「・・・ズルでしょ、そんなの! ガードの上からでもダメージ入るのが普通じゃない?」
『セプター? それなんだけど』
 怒っている・・・というよりも。どこか苛ついている彼女に対し、遠慮がちにキクナが言う。
「何?」
『あの子、ふわふわ・・・してないわ』

「・・・?」
 それが何を意味するか一瞬解らなかった。
 見れば、きょろきょろっと周りを見回してからマーチは移動をはじめている。がっしゃ、がっしゃ、がっしゃ。という重そうな足音で、それでも一段飛ばしで、近くの廃ビルの外付け階段を登り始めていた。

「じゃぁ・・・何よ? 嘘でしょ?」
 顔が引き攣る。
 キュベレーアフェクションに搭載された膨大なデータ・キャパシティ。
 それらを全て、捨て去って。
「全部全部、防御に当ててるってこと!?」
『多分・・・だから、普通のキュベレーよりも・・・えっと。凄く? 堅いんじゃないかしら?』
「・・・っ! あー、もうっ!! バッカじゃないの!?」
 馬鹿げてる。
 とっても苛々する。

 ・・・誰に? どうして?


 ・・・。
 キュベレーアフェクションは軽いと思われがちだが、実際は外見どおりの質量を持つ超重量級武装である。が、筐体内ではプログラミングデータによって、電磁波干渉によりスペースステージよろしく重力緩和が行われる。
 そのために一般のキュベレーアフェクションは綿毛が移動するようにふわふわとしている。と認識されている。プラントプラネットのスーパーウェポンは、神姫の武装所有キャパシティの大多数を占める、文字通り『本体』なのだ。
 ・・・が。そのプログラムデータを切り捨ててまで。

「そんなの非効率よ! 何よりも、非生産的よ!」

 その凄まじいまでの『重さ』を全部、自分が自力で運用する事が強いられる代わりに防御力だけを跳ね上げる?
 誰もそんな事はしない・・・する必要なんてない。P2の超特殊技術にして一種ボーナスパーツとも言えるハイパーシステム。そのメインユニットに搭載されたシステムプログラム。圧倒的運用汎用のアドバンテージを捨ててまで。

 ・・・防御『だけ』を取るなんて。

「ふざけないでよ! アンタ、ジュビジーじゃないの!?」
 吐き捨てながら、階段を上がっていくマーチにセプターは強襲をかけた。



『マーチー、来たよー!』
「は、はいっ!」
 ハンドガンを構えなおしてマーチは拙い手際で撃つ。だが、その腕前で当たるはずもなく・・・リズミカルにかわしながら、相手は的確に光弾を撃ち込んで来た。
「わ。っ!」
 数発をアフェクションで受け止めるが、相手は空を移動しながらの射撃だ。角度的に止められない弾丸が一発二発とマーチの身体を撃ち抜いた。
「うー・・・」
 ダメージウィンドゥが鬱陶しくポポンと開く。

 自分の腕がダメダメなのは良く知っているが。それにしても上手・・・とマーチは相手に感嘆しながらも、セプターが五発光弾を撃って一度チャージに入った事に気付いていた。あの厄介な高弾速ハンドガンは、五発ずつ撃つタイプの武器・・・だとすれば。

 予想通り、大きな砲を構えるのが見えた。
(・・・うん。あっちなら大丈夫)
 彼女はアフェクションを盾のように構えながら、ちょっと速度を落として階段を一段ずつ上っていく。放たれた光の奔流をしっかりと防御。それはこの、重くて堅い壁を貫通するような威力じゃないって事も解っていた。
 マーチはそれを受け止める終えると、階段を一気にスピードアップして駆け上がった。


 ・・・。
 一生懸命。その言葉がとても似合う。
 そんな姿を見ながら、ヤヨイはふと思う。

 マーチにバトルの『才能』は皆無だった。その動力管制装置が、あの人の物だから・・・というのは関係ないだろう。

 攻撃はもう、酷い物。
 銃は当たらない。どれだけ練習しても、センスそのものが欠落しているように下手だった。
 剣もダメだった。
 生来の性格が影響するのか、片刃剣は刃の向きが解らず。両刃剣を怖がり、ポールウェポンはどの位置でインパクトすればいいか解らない。挙句、ジュビジー基本装備であるハンマーシードやグリーンカッターさえも。コツが難しくて使えない。
 そして、キュベレーアフェクションで攻撃しようにも、焦ってバランスを崩して引っ繰り返る。

 機動力や飛行への対応力もまるでムリだった。走る以上の速度を出してしまうと目を回し、あっちこっちにぶつかるのがオチ。
 CPU相手に負け続けて、マーチも流石にしょんぼりしていた。

 ふたりで相談して選んだのは、まだ人並みな防御を徹底的に強化する事。
 キュベレーアフェクションがカバーする速度、機動、攻撃、重量緩和。それら全てを切り捨てた単なる『鉄板』になってしまったけど。
 生まれつき何故かパワーだけはあったから。何とか持つことは出来ている。
 そして。とりあえず振り回すだけのハンマー。
 お情け的なハンドガン。

(そんなマーチが、筐体で対人戦するなんて・・・)

 思えば苦笑してしまう。
 マーチはバトルが嫌いじゃなかった。好きだった。まぁ、下手っぴにも程があるけど、好き。
 CPUしか出来なかった日々でも。彼女は嬉しそうだった。 
 それに。

 顔を筐体に戻して、ヤヨイは思う。
 マーチには・・・。


 ずしっ。

 外枠が壊れた、廃ビルの屋上に辿り着く。
「や、た・・・っ!」
 スタミナには少しだけ自信があったのだが、さすがに一気に階段を、この重量を抱えて走りあがるのは随分と堪える。
 マーチはハンマーを構えて急いでヤヨイの指示通りに中央に立った。
「ちょっと! どこまで逃げるつもりな・・・」
 その後を、勢い良く飛んで追いかけてきたセプターは彼女の予想通りに。

 ごっ、つん!!!

「・・・!? ・・・っ、いったーい!! もう、何よぅ!」
 喚きながら、頭を抱えてふらふらと飛ぶ。
「・・・え? 天井?」
 そう。
 ここは筐体で一番高い場所。そして下から見上げたとき、筐体の天井に距離がほとんど無いことに気付いた場所。
「えーいっ!」
 ハンドガンを放つ。
 が、セプターは涙を目に浮かべながらもそれを避けるとランチャーを撃ち返した。それをアフェクションで受け止めながら、マーチはじっと視線を向ける。
 セプターは飛べにくそうにしていたが。頭を擦りながら同じ屋上の端っこに足音も立てずに着地した。

『やった、予想通り』
「はい! ここなら上から撃たれることはありません!」
 マーチのアフェクションの死角を封じる為に、ヤヨイはマーチに「一番高い場所」に行くように言ったのだ。
『・・・ねぇ、マーチ』
「?」
『負けたくないんだよね?』
「はい!」
 いつもどおりの笑顔で答える。向こうはその笑顔を見て更に苛々しているらしい。

『よし。じゃぁ。つぎは、どうしよっか?』


 ・・・凄い武装が次々と、メーカーから発表されていく、武装神姫の世界。
 そんな中。何に関しても能力が無く。武装も武器も。
 まともに使えない神姫がいた。

 テクニックもセンスも欠落。武装を扱う経験は大幅に足りない。
 スピードも、攻撃力も、回避力も。何も何も持っていないマーチ。

 だけど、彼女は。とても強い『それ』を持つ事を、ヤヨイはちゃんと知っている。







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