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ネット界の侵略者 出撃、討伐部隊 その2


 「こんな所にいるのかねえ…」
 ネット上のハイウェイを通り、ヤクトたちは施設に向かって走っていた。
 「私たちの使命はイリーガルを見つけて、これ以上の犯罪を止める事です。ですから、もう少し気合を入れてください」
 隣からアスティが声をかけてきた。
 「わーったよ。で、あんたらはどうして先発隊に志願したんだ?」
 「それはだな」
 ヤクトの質問に、後方に座っているリオーネが答えた。
 「これ以上被害が広がるのを指をくわえて見ていられなかったからだ」
 「へェ、意外だな」
 「そんなの当たり前だ、自分たちもお前たちと同じ、責任感というものがあるからな」
 「責任感、ねえ…」
 リオーネの自信ありげな答え方に、ヤクトは半分呆れながら聞いていた。
 「何だ、不満でもあるのか?」
 「いいや、あんたがいかに自信があるのか分かったような気がする、って思っただけだよ」
 「も~、いい加減にしてください」
 不動の前シートにいるカウベルが少し怒った感じで二人に注意した。
 「これから協力してイリーガルを捕まえるのに、ケンカなんかしてどうするんですか?」
 「別にケンカなんかしてねえよ。ただ、こいつらがおいら達にとって役に立ってくれるかどうかを聞いただけだよ」
 「その言葉、聞き捨てならんな」
 カウベルの忠告に耳を貸さず、ヤクトとリオーネは一触即発の状態に突入していた。
 「あんた達…、いい加減にしな!!」
 いきなりドスの効いた声が響き渡った。
 「アスティ…」
 「な、何だよ」
 「あんたら、これからイリーガルを引き寄せるために行動してるんだろ?だったら、もう少し仲間同士の結束を見せなよ!ったく、こんなことしてるあんたらを見てると、こっちが頭痛くなるよ」
 くどくどと二人を説教するアスティ。それを聞き続けるヤクトとリオーネは、情けない表情になっていった。
 「な、何でこんな事に…」
 「仕方ない、アスティはキレるとこんな感じになるんだ。暫くの間こんな状態が続くから、覚悟しておけ」
 「くっ…」
 延々とアスティの説教を聴かされる二人。そのとき、いきなり不動の頭から警告音がなり響いた。
 「ケイコクシマス、ココカラ2きろチテンニナニモノカガセッキンシテキマス」
 どうやら不動は近くにいるイリーガルを発見したようだ。
 「やっと来たか、どうやら説教の時間は終わったみたいだな。で、どうだ、敵の動きは」
 説教地獄から開放されたヤクトは、前にいるカウベルに状況がどうなっているのかを聞いた。
 「イリーガルはこの先の施設、メトロポリタン美術館に向かっています」
 「美術館か…、あそこには結構人が出入りする場所だぜ!?しかもこの時間は混む時間帯だろ」
 「そうだな」
 リオーネが冷静に状況を把握しながらヤクトの方を向いた。
 「イリーガルが美術館の中枢コンピュータを占拠したら、美術館の中にいる人たちが混乱を起こしてしまう。そうなると、ただではすまなくなる」
 「その前にあいつ等を捕まえればいいんだな」
 「いいえ、私たちの使命はあくまで相手をおびき寄せる事。敵はどのくらいの戦力を備えているのか分かりません。もしこのまま戦ったら、全滅しかねません」
 やる気になっているヤクトの気持ちに水を差すかのように、アスティは注意した。
 「ああ、そうか、今のおいら達は先発隊だったな。だったら」
 ヤクトは後ろにマウントしてあるマシンガンを取り出した。
 「おびき寄せるためにこいつを使って驚かしてやろうぜ」
 「待て、今撃つのはやめたほうがいい」
 ヤクトが攻撃態勢をとったとき、リオーネがそれを止めた。
 「何だよ、美術館から追い出せばいいんじゃないのか?」
 「うかつに攻撃するとこちらがダメージを受ける結果になる。それにサーバーを攻撃されたら美術館を守ることができなくなる」
 「じゃ、どうするんだよ?!」
 リオーネは鋭い目を光らせ、前を向いた。
 「このまま敵陣に突っ込む。そうすれば相手のかく乱になるし、混乱した敵が後を追ってくるはずだ」
 「それはそうだけどよ」
 リオーネの提案に、ヤクトの脳裏に不安という文字が圧し掛かった。
 「…分の悪い賭けだな」
 「それはいつもの事さ。賭け事はこういうのが付き物だからな」
 「なるほど、あんたも結構ムチャするタイプなんだな」
 一行はそのまま敵陣がいるサーバー入り口まで全速力で走り続けた。


 美術館サーバーの入り口まで近づいたヤクトたちは、その周りで群れている何者かを発見した。
 「げっ、何なんだよ、あいつら」
 「どうやらあれがイリーガルだな。アスティ、このまま敵陣に突進だ」
 リオーネの指示を受けて、アスティはトライクのアクセルを噴かした。
 「速え、あれ、あんなに速いんだな」
 「こちらもアクセル噴かしちゃいましょう」
 カウベルも負けじとアクセルを噴かした。
 「おい、いきなりスピード上げるな!おいらが落ちたらどうするんだ?」
 「ダイジョウブデスヨ、ソノトキハワタシガヒロッテアゲマス」
 ふくれているヤクトに、不動が声をかけた。
 「余計なお世話だよ。カウベル、奴らとの距離は?」
 「現在700メートル近くです。あと1分もしないで敵陣に突入します」
 それぞれのトライクはイリーガル軍団目指して突進していく。
 「アスティ、エネルギーシールドを張れ。このまま突進する」
 「はい、Eシールド展開します」
 アスティは手元のスイッチを押し、Eシールドを展開した。そして、そのままイリーガルの群れに突進していった。
 「不動さん、こちらもEシールドを展開します」
 「リョウカイ、Eシールドテンカイ」
 不動トライクもEシールドを展開し、敵陣へ突っ込んでいく。
 「こりゃ、ジェットコースター並みのスリルだな」
 スピードを出しながらイリーガルの群れに突入する4人は、次の瞬間、恐るべきモノを見ることになる。


 「この神姫は、ブラック素体!?」
 イリーガルの群れの中に突入した4人は、その正体を知る事となった。
 「いや、これはただのブラック素体ではない。良く見てみるとヴァッフェバニーやDELTAの装備をつけている」
 リオーネが淡々と説明をする。どうやらこのイリーガルたちは、意思のない人形部隊のようだ。
 「しかし妙だな、ここにはリーダーらしき神姫がいない。いるのは素体だけだ」
 「そうだな、普通なら素体じゃない奴がいるはずなんだけどな…」
 2機はイリーガルの間を縦横無尽に走っていくが、リーダー神姫は見当たらなかった。
 「どうやらはっきりしたな。このイリーガルは囮だ。我々をひきつけるためのな」
 その直後、真横からバズーカの弾丸らしきものが飛んできた。
 「いかん、早く避けろ!!」
 2機のトライクはそれぞれ方向転換をし、弾丸の爆発を避けた。
 「何てこった、おびき寄せるつもりが、こっちがおびき寄せられる事になるとはな」
 「文句は生きて帰ってからにしろ、第二波がくるぞ!!」
 イリーガル部隊のガトリングがヤクトたちに向かって火を吹いた。いくらEシールドを展開していても、その時間には制限がある。それに相手は大部隊で命知らずの部隊である、しつこく攻撃してくるだろう。
 「とりあえず別方向に逃げるぞ。出きるだけここから離れる事が最重要事項だ」
 群がるイリーガルを尻目に、2機のトライクはサーバーから離れた。しかし、イリーガル軍団はその後を追ってきた。
 「後方にイリーガル数十体、こちらに向かってきます」
 「やっぱりそうか、あいつ等の目的はおいらたちだ!!」
 全速力でイリーガルを引き離すヤクトたち。しかし相手は高速で追いかけており、追いつかれるのも時間の問題だった。
 「あいつら、ランドスピナーまで装備してるのか」
 「当たり前だ!対策もしないでこんな場所に来るはずがない」
 そう言っているうちに、イリーガル部隊が後方からマシンガンで攻撃を仕掛けてきた。どうやら相手も追いついてきたようだ。
 「やばいな、このままじゃ」
 「ああ、追いつかれるのは目に見えている。こうなったら」
 リオーネは後部に載せていた装備を装着し、そのまま攻撃態勢に入った。
 「出きるだけイリーガルを破壊するしか方法がない」
 アルティも無言で頷き、トライクを方向転換させた。
 「ちょ、ちょっと待てよ!おいら達も戦うぜ」
 「いや、お前達はこのことを伝える義務がある。それに、こんな所で倒れて欲しくないからな」
 イリーガルの大群に向かっていくリオーネとアスティのトライク。ヤクトはそれを黙って見過ごすわけにはいかなかった。
 「カウベル、Uターンだ、あいつ等を見捨てるわけにいかないだろ」
 「で、でも…」
 「いいから早く!」
 カウベルは仕方なしに不動トライクをUターンさせた。
 「早くリオーネたちを助けないと!」
 全速力で来た道を引き返す不動トライク。そのとき、道の真ん中に何者かが立ちはだかった。
 その神姫は黒い翼を持ち、黒い仮面を被っていた。
 「何だ?あいつ」
 「コノシンキハ『エウクランテタイプ』トショウゴウシマス」
 「エウクランテねえ…、こいつは空中戦主体だったよな…」
 その瞬間、黒いエウクランテが不動トライクの前方を低空飛行した。
 「アブナイ!」
 急に視界をさえぎられたため、不動トライクは急激に方向転換をしてしまった。その結果、機体は大きく反転し、のめりこむように吹っ飛んだ。そして、そのままハイウェイの外に落ちていった。
 黒いエウクランテは何も言わずにそのまま飛び去っていった。


 「ううっ、一体どうなってるんだ…」
 廃墟の中、ヤクトは目を覚ました。その直後、自分がとんでもないところにいることに気付いた。
 「不動から振り落とされたのか…。ラッキーというか、不幸というか…」
 ヤクトは起き上がり、仲間を探した。しかし、そこにはマシンの残骸らしきものやガレキのようなもののほかには誰一人いなかった。
 「…どこだカウベル…、不動…。もしかして、落ちちまったのか…」
 必死になってカウベルたちを探すヤクト。そのとき、どこからか泣き声が聞こえた。
 「この声は…、カウベルか?!」
 ヤクトは声が聞こえる場所まで歩き、ハイウェイの下を覗き込んだ。そこには途中で引っかかっているカウベルの姿があった。
 「…こんな所にに引っかかってたのか…下手したら落ちてたかもな…」
カウベルはハイウェイの真下の通路に引っかかっていた。あと少し前にずれていたら、確実に下に落ちていただろう。
 「大丈夫かカウベル、助けるから待ってろよ」
 しかし今のヤクトの装備では、とても下までたどり着く事はできない。飛行用のバックパックを今回は装備していないのだ。
 「こんなときに持って来てないなんて…」
 そのとき、どこからか何者かの足音が聞こえてきた。
 「バイクか、それとも車なのか…」
 それにしてはタイヤの音とは違うし、ましてやロボットが歩く音でもない。だが、どこかで聞き覚えがある音だった。
 「この音は…、ひづめの音…」
 ヤクトが後ろを振り向くと、そこには白馬に乗った神姫の姿があった。ひづめの音の主は、この白馬であった。
 「ヤクトさん、ご無事ですか?」
 白馬の主・ヤイバは白馬・百雷の背から降りると、ヤクトの無事を確認した。
 「ああ、おいらは大丈夫だ。それより、下にいる相棒を引き揚げてくれないか」
 「分かりました。百雷、下にいるカウベルさんを助けに行きましょう」
 白雷はヒヒーンとひと声鳴らすと、ヤイバを乗せてハイウェイの下へ降りて行った。そして引っ掛かっているカウベルを救出すると、ハイウェイの上まで駆け上った。
 「大丈夫かカウベル?」
 しかし、カウベルは大ケガを負っているため、とても危険な状態であった。
 「今のカウベルさんの状態はとても危険です。早く元に戻さないとデータが破損してしまうかもしれません」
 「そうか、だったら早く戻してやってくれ。おいらは大丈夫だから」
 「…分かりました」
 ヤイバはカウベルを白雷に乗せたまま、元来た道を戻ることにした。
 「もうひとつ聞きたいことがあるんだが」
 「はい」
 「リオーネたちは無事なのか?」
 ヤクトは自分達を逃がすためにイリーガルに立ち向かったリオーネたちの安否が気がかりだった。もしかしたら、やられてしまったのではないか、という不安もあった。
 「リオーネさんは無事ですが、アルティさんは重傷です。危険な状態でしたので、他の仲間がアルティさんを研究所まで運びました。…それにしても、あなたも同じことを言うのですね。リオーネさんもあなたの事を気にかけていましたよ」
 (あ、あいつが…)
 ヤクトは、さっきまでケンカをしていたリオーネの事を思い出していた。口では頑なな態度をとっていたリオーネが、自分のことを気にかけていたなんて…。
 「そうか、教えてくれてありがとう」
 「では、私はこれで。後で他の救助隊が来ますから、それまでここで待っていてください」
 ヤイバと白雷は、カウベルを救うために再び走り去って行った。残されたヤクトは、リオーネと出会うため、白雷が走り去った道を進むことにした。



















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