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第18話 「談話」


試合終了を知らせるアナウンスに深いため息ついてるところへ、エリザベスがやってきた。

「ふじおかりょうへい、ルーシー。 今日はほんとうに楽しかった」
 上機嫌で握手を求めてくるのに応じようとして、俺は自分の手が硬直してた事を知った。
考えてみりゃ今回のは電脳バトルだったわけで、実際にルーシーの本体に影響が出るわけじゃなかったんだが、あんまりマジになりすぎて俺もルーシーもすっかり忘れちまってたらしい。
 俺が固まった手をゆっくり開こうとしているのに気づいて、ルーシーが先に握手に応じてくれた。 試合前とは逆の順番だ。

「さすがふぁーすとリーガーだけあってつよかった。ヴィーナスともども、けいいをひょうする」
「そりゃこっちのセリフだな。 何度も冷や汗かかされたよ」
ようやく俺が握手できるようになると、エリザベスの肩の上に武装を解除したヴィーナスが現れた。
 これも礼儀のうちかとそちらへも手を伸ばすと、彼女はニッコリ笑って……
「ぇう~、でもあの反撃はすごく効きましたぁ……ていうか今でもすっごいおなか痛い気がしますよぅますたぁー」
「うむ、そなたもよくがんばったぞヴィーナス」
「えへー、褒められましたぁー♪」
「……なんか性格違わねぇかそっち」
「ヴィーナスは『おん・おふ』のきりかえがはげしくての。 バトルのときはきりっとしておるが、ふだんはだいたいこんなふうにへろへろじゃ」
「へろへろは余計ですよぅ」
「ぬぅオあぁッ!? ヴィーナス嬢もしやツンデレであったかッ!? 今の今まで気づかなんだとはワガハイ一生の不覚ウぅぅぅぅッ!!!!」

……人がせっかく爽やかな称え合いをしてるってのにこのノットエアーリーディングミリオタチンパンジーめ。

「ふふっ、つくづくそなたとおおさわがしりあいじゃというのがふしぎでたまらぬ」
「当の俺もそう思ってるよ」
 多分このお姫さんには、大佐和が道化師かなんかに見えてるに違いない。 そしておそらくそれは世間一般的に見て間違いじゃないと思うが、俺を同類に見るのは勘弁して欲しいもんだ。
そんな俺たちのやりとりに気づいた様子もなく、件の道化師は絶好調でワンマンショーの真っ最中ときた。
「いやしかしあの最終局面! ルーシー嬢が捨て身で編み出した技には、ワガハイ感動のあまり涙で前が見えぬほどであった! 是非あれを『神姫ック』と名付けようではないか!」

「ダセぇ」

「いえそれはちょっと」

「センスにかけるのぅ」

「かっこ悪いですー」

「コマンダー……」

無口なB3にまで絶句されるあたり、こいつのバカはなんかもうダメだ。
「まぁセンスうんぬんはやむなしとしても、そなたはもう少し『はつげんないよう』を『ぎんみ』するくせをつけるべきじゃの」
……お前ももうちっと9歳児らしい発言しとけ。

などとあれこれダベっていると、いつの間にかエリザベスがじっと俺の顔を見てるのに気がついた。
「どした、俺の顔になんかついてるか?」
「あんずるな、そなたの『めはなだち』にきみょうなところはない。 ……いや、なんども言うようじゃが、よいたたかいをさせてもらったと思っての」
「何度も言うようだが、それもこっちのセリフだ。 まさかあんだけ完璧に防がれるとは思ってなかったぜ」
「ふふっ。 わたしはこう見えても、はでなものよりじみなものにきょうみをそそられるたちなのじゃ」
『それで人気のないサイフォスタイプを選んだのか』……なんて聞くほど俺も野暮じゃないつもりだ。
今日見ただけではあるが、エリザベスとヴィーナスがいい関係を築いてるってのはよく分かったし。
「バトルをはじめてからずっと飛びどうぐをつかわぬスタイルをつらぬいてきたが……そろそろ『ろせんへんこう』もかんがえるべきじゃとあらためて思わされた」
「俺や大佐和と違って、お前はまだまだまだまだ若いからな。 柔軟に考えて、いろいろ試してみろ」
「なんだかわたしがこどもだというのをきょうちょうされた気もするが……そのことば、しんしにうけとろう」
「ん、よしよし。 年寄りの言う事は戯言だと思っても聞いとけ」
ちょうどいい位置にあったんで何となく頭を撫でてやると、9歳児はなんだか猫みたいに目を細めて笑った。

「ふじおかりょうへい」
「なんだ」
「これからわたしのことは『エリザ』とよべ」
「どしたよ? 急に」
「わたしのかぞくや、なかのよいあいてにしかゆるさぬ名じゃが、そなたにならゆるしてもよい」
「そっか。 んじゃ在り難き幸せ、って事で」
「そのかわり……という言い方はどうかとも思うが、そなたのことを『りょーへー』とよんでもよいか?」
「……なんか甘ったるいイントネーションな気ぃするんだが」
「……だめかの?」
「ダメじゃねぇけど、なんかくすぐってぇ」
「よし、きまった。 これからもよろしくの、りょーへー」
「あいよ、エリザ。 こちらこそ」

「あー!なんか藤丘さんとますたぁがラブラブワールドですー!」
「ヌぁにぃイイっ!? 藤丘キサマ今度こそ軍法会議は免れんぞォぉッ!」
「9歳児相手にラブラブもワールドもあるか! シラフで酔ってんじゃねぇぞバカども!」
「……遼平さん……」
「ルーシーも真に受けんな!」
「りょーへー、そうてれるでない。 ひやかしなどかるくながすのが『おとなのおとこ』というものじゃぞ」
「ヌゥっ!? エリザベス聖騎士団・整列ウうぅぅッッッ! エリザたんの在り難きお言葉をご拝聴せよッッッ!」
「……そなたにその名をゆるしたおぼえはないのじゃが」
「っつーか『たん』づけってのはセクシャルハラスメントにもほどがあると思うんだが」
「ドレスの裾からチラリズムなくるぶしがお見事でスッ!!!」
「なっ、こっ……たわけ! どげざしながらどこをみておるかこのりょがいもの!」
「ますたぁ、殿方のエロ視線を軽く流すのが『大人の女』への第一歩なんですよーぅ?」
「撮影班!カメラを!カメラはまだかッッッ!」
「コマンダー、この状況は訴えられたら言い訳不可能で実刑判決です。 私は野良神姫になりたくないので止めてください」
「良かったですね、遼平さん。 可愛らしい恋人が出来て」


……お前らちょっと勘弁しろ。 神の悪戯にもほどがある。






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