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えむえむえす ~My marriage story~

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武装神姫のリン
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真心と、惑いし想いの、その先に




ぎこちない。それが、戦闘終了後の感想だった。フリッグとロッテ達が、
戦闘終了後に何を会話していたのか、幸か不幸か私・槇野晶は知らない。
戦績の管理で、暫く彼女らの側を離れていたのでな。だが、確かに聞いた
あの言葉は……ロッテの“心”からの想いは、私の耳にまだ残っていた。

「……私が『大好きな人』か……歩姉さん。遺言は、達成出来たのか?」
「マイスター、マイスター?どうしました~?カード還ってきましたよ」
「む?……あ、ああそうか。すまないアルマ、これで帰り支度も完了か」
「フリッグさん達はとっくに帰ったんだよ。また戦おう、って約束して」

私を愛してくれている。人だから、神姫だから。一応は同性だから……
そんな垣根等問題でない、唯一無二の存在として。私を想ってくれる。
しかし、私がそれに応える資格は果たしてあるのか?明確な概念として
表面化すると、迷いがあった。何故なら、それは……過去を想うが故。

「……ふふ、マイスター。貴女の笑顔の為に、わたしは勝ちましたの♪」
「おお、ロッテ……そうだな。見事な戦い振りだ、そして可憐だったぞ」
「はいですの。そうして、笑ってほしいから……ずっと側にいましたの」

ロッテが取り戻した、純粋な微笑み。それを見ればこそ、私の“心”に
絡みついていた棘は、再びじっくりと私を苛み始める。想いを言葉に。
そう思っても、即座にそれを為すには……まだまだ私は、弱い様だな。

「ロッテちゃんの言葉で、分かったんです。あの時、あたしを助けて」
「そしてまた、窮地に陥っていたボクを拾い上げてくれたマイスター」
「あたし達を救ってくれた貴女に、精一杯の恩返しがしたかった……」
「……それが、笑顔になってもらう事なら。ボクらの想いも同じだよ」

そして何より辛かったのは、アルマとクララの想いも等しい事なのだな。
つまり私が“大切な伴侶”として接してきた娘らは、皆私を好いている。
意識してなかった“それ”をハッキリ認識した時、私は悩み出したのだ。

「む……そう、か。皆三人とも、私を慕ってくれるというのだな……?」
「はい。ロッテちゃんにだけ言わせて、あたしが黙ってるわけには……」
「ボクも、そこまで奥手じゃないもん。今なら、大好きって言えるよ?」
「……アルマお姉ちゃんとクララちゃん、わたしの所為で大胆ですの♪」

『何故、私が神姫と共に在り始める様になったのか』。それを言う時を。
そして“それ”を告げても尚、彼女らは私を好いていてくれるのかをな。
無論、口にするのは容易い。だが、タイミングを選ぶ必要を感じたのだ。
そうでなければ、“妹”達のみならず……私も耐えきれぬだろうからな。

「お前達の気持ちは、良く分かった。だが、弱い私を赦してくれるか?」
「え?それって……まだ、マイスターからは言ってもらえないんです?」
「そうだ、アルマや。私は、弱い……まだ、言葉にする勇気がないのだ」
「……少し寂しいけど、それでも信じてるんだよ。ボクらは何時までも」
「マイスターなら必ず、言ってくれますの。何もかも見せてくれるって」
「すまんな。クララ、ロッテ……そしてアルマ。少しだけ、待ってくれ」

本当は分かっているのだろうな。告げるべき言葉も、告げるべき想いも。
そして、私の全てを晒け出しても彼女らは受け入れてくれるという事を。
だが何かの切っ掛けがない事には、言い出せん……これが、人の弱さか。

「……それはそれとして。ロッテの快気祝というか、祝勝会をせねばな」
「そう、ですね。どうします、今日は?前回は、外食しませんでしたし」
「和食がいいかな……少しだけ安くて、美味しい店を知ってるんだよ?」
「ならそこにしますの~♪マイスター、今日は一杯食べちゃいますの!」

だがそれを察してくれたのか、彼女らはすぐさま話題転換に応じてきた。
“妹”達の暖かさに感謝しつつも、私はぎこちない空気を振り払う様に、
皆をポケットに入れて神姫センターを後にした。クララの案内で向かった
和食屋は、チェーン店なのか違うのか判然とせぬ、こじんまりした店だ。

「ふむ……御膳の種類が結構あるのだな。四種類を皆で分けてみるか?」
「名案ですのっ。ならわたしは、この“チキンカツ膳”にしますの~♪」
「あたしは、え~と。じゃあ“旬の刺身膳”で。食べやすそうですしっ」
「……ボクは、そうだね。“豚キムチ膳”かな。辛さが不安だけど……」

思えば、この『食事が出来る神姫』という在り方も、そしてHVIF等の
存在も……結果論ながら、私と彼女ら自身の笑顔の為に選んだ……或いは
偶然選びとっていた道だ。今こそ全ての事柄に、感謝をせねばならんな。
そう、歩姉さんが私達に託した所から始まる、全ての出会いに……有無。

「では、今日という日に感謝しつつ……料理を注文するとしようか!」
『はいッ!!!』

──────荊を振り払って、何時か貴女達に届きます様に……。







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