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第一話<出会い>

も、もって帰ってきてしまった。
捨て犬ならぬ捨て神姫を。
しかも右腕無し、左目損壊、右足首欠損、左足腿より下は無し。
モデルはストラーフとかいうやつっぽい。
最初は拾う気は無かった。
そう、たまたま夜にごみを捨てに行ったらそこにいたのだ。
ボロボロの状態で無残に捨てられていたそいつが。
かわいそうなもんだ…と玩具にいらん感情を抱きながらも無視して一旦は帰った。
しかしどうもあの姿が脳裏にい焼きついてはなれない。まるで泣いているようなあの悲しそうな表情を。
いや待て、まったくおもちゃなどにこんな感情を抱くなんてどうかしている。しっかりしろ自分…と言い聞かしたのだが…。
何故か目の前にいるんだよなぁ…。
その捨て神姫は今俺の机の上に置いてある。
さてどうしたものか。
てかこいつまだ動くのか?機能停止で捨てられていたのなら拾っても意味がない。
ただの壊れた人形だ。
「…こいつ…スイッチどこだ?」
まず動くのか動かないのかがわからないと拾った意味がない。そこで俺は友人に連絡をとることにした。
そいつはかなりの武装神姫マニアだ。スイッチの一つや二つどこにあるのか分かるだろ。
「ないぞ」
友人の返答はこうだった。
「は?ない???」
「あぁ、箱を開けたら勝手に起動するからな」
「じ、じゃあ動かなくなった神姫はどうしたら動くんだ?」
「う?う~ん??動かない?そりゃ完全に機能停止してない限りは…」
「なんだ」
「バッテリー切れじゃないか?」
「へ?」
「バッテリーだよ。内臓バッテリーの電池切れ、もしくはバッテリー自体がお陀仏か」
「どうしたらいいんだ!」
「な、なんだ急に?」
「いいから教えろ!」
「バッテリーも充電スタンドも取扱店…ま、平たくいえばおもちゃ屋に行けばあるぞ。あとは充電するなりバッテリー交換するなりしろ。後は知らんなぁ…」
「そうか!分かった!ありがとな!」
「え、お、おい!いった…」
そうして買ってきた充電スタンドとバッテリー、そして
「【誰にでも分かる武装神姫】…ね」
とりあえずその参考書を元にバッテリーを交換し、充電スタンドに接続した。なれない作業であったが、さすがは【誰にでも分かる武装神姫】だ。
こんな俺でも順調に作業することが出来た。
「あとは…こいつ次第か」
充電スタンドにもたれかかるようにして接続されているボロボロの神姫。
「お前、一体どうしたらここまでなるんだ?」
そいつは何も答えない。相変わらず悲しそうな表情。
このまま待っていても仕方ないか。
「とりあえず…寝よう」
とベッドに体を滑らせた。
そのときだ
「-充電完了-」
って…早いな!!
で、どうなんだ!動くのか!動かないのか!
「あ、目が」
ゆっくりと開いてゆく。左目は既につぶれているので右目だけだが。
「お、お~い。い、生きてるか~?」
恐る恐るたずねる。
右目の淡い光がこちらを捕らえる。
そして
「い、いや…いやぁぁgぼrkjらおjぁ!!!!!」
いきなりそいつが叫びだした。
「うぉぁ!!」
真直で見ていた俺はその声に驚き思わずしりもちをついてしまった。
「いや、いやぁぁぁxぎgkhこそrほks!」
どうやら発声部分にも異常があるらしい。所々何を言っているのか分からない。
ぎぎぎ…といやな音。
なんとそいつは充電スタンドから自分の体を無理やり外そうとしていた。
「ば、ばか!何してんだお前!」
「あぁぁぁぁぁぁ!!!!」
バキィ!!という音とともに充電スタンドから開放される神姫。しかしそれは外したというよりは剥がしたという感じだ。
その証拠に充電スタンドには神姫の背中の一部が残されていた。
「おい!お前何考えてるんだ!!死ぬぞ!!」
われながら傑作。玩具に死ぬぞ!とか言ってるよ。友人よ、どうやら俺もそっち側に来ちまったみたいだ。
とにかくいまはあいつの暴走を止めなければ。
といっても捕まえるのは簡単だった。
そりゃそうだ、こいつの両足は損傷、損壊してる。歩くどころか立つのも困難だ。
「おい!一体何なんだお前!」
「いやx!離して!もういやkぁ」
「落ち着け馬鹿!!とにかく落ち着きやがれぇぇぇぇぇぇ!!!」
はて、俺ってこんなに声でかかったか?
この超特大の魂の叫びに圧倒されたのか、神姫の動きはカチンと固まった。
あれ?もしかしてやらかしたか?
「お、おい?い、生きてるか?すまん、つい大声だして」
しばしの沈黙。
「…ここはdこ…」
「え?」
「ここは…どこなんですか?」
よかった、話がやっと通じた。
「ここは俺の家だよ」
「そう…なんでなんですか…」
「?」
「私はもういやなんです」
「へ?」
「毎日毎日戦って戦って勝っても負けても虐げられてずっとずっと暗いところで戦って…他の皆は明るい所で楽しそうなのに!なんで私だけ…もういやなんです…」
「お、おい…」
なんなんだ?話が読めないぞ…。
「壊してください…」
「は?」
「ここで会ったのも何かの縁です…私を壊してください」
ちょ、待て…何だこいつ…。自殺願望のある玩具なんて初めて聞いたぞ。
てか答えは決まってる。
「いやだ」
「な、なんでですか!わたしはもうこんな場所に居たくないんです!!!」
悲痛な叫びが部屋中に響く。
「いやだ」
「そ、そんな…」
「絶対いやだ」
神姫の表情が一気に曇る
「…戻れというんですか…またあの暗い場所に…」
そういうと神姫は俯いてしまった。
「あんなところに戻るなら壊されたほうがいい…ひっく…あんな…うぅ…地獄のような場所に行くくらいなら…ぐずっ」
今度は泣き出してしまった。
「な、なぁ」
「なんですか…ひぐ」
「俺、一言も戻れとか言ってないんだけど」
「…」
「つか戻んなきゃいいじゃん」
「…そんなの無理に決まってます」
「なんで?」
「だって私達神姫にはマスターがいるんですよ!?そのマスターの命令には逆らえないんです」
「今は?」
「たぶん…まだ私が逃げた事には気付いてなんです…でも気付かれて戻れといわれたら…」
「なぁ?」
「今度はなんですか…」
「そのマスターって変えられないの?」
「無理です。今のマスターが管理権を放棄しないかぎりは…だから私は壊されていなくなりたいんです!」
「ふぅん…じゃあ」
「はい…」
「壊してやるよ」
「…ほ、本当ですか!」
「あぁ、かわいそうだし」
「…有難うございます」
「じゃあ…寝ろ」
「はい…よろしくお願いします」
そして神姫は右目を瞑り、スタンバイモードに入った。
「まったくいきなり来たと思えば無理難題を押し付けるなんて。これは飯驕り一回じゃすまないよ?」
「わりぃ、本当に助かったよ」
「でもこれでよかったのかい?」
「ああ、上出来だ」
「別にこの子にこだわらなければ起動してないコアユニットをあげてもよかったのに」
「いや、こいつじゃなきゃ駄目なんだ」
なんだろう…声が聞こえる…。
光?なんで?
「お、お目覚めだよ?」
「よ、おはよう」
…え?なんで?なんで壊されてないの?
壊してくれるといったのに。
「な、何なんですか一体」
「へ?何が?」
「しらばっくれないで下さい!あの時あなたは確かに言いました!壊してやるって!なのに、なのに」
「コードナンバーg0g1gagen419タイプ【ストラーフ】は昨日の午後23時に完全に機能停止、よって登録抹消。昨日のあいつは確かに壊したぜ?」
そんな、じ、じゃあ私は一体…。
「お前は確かにストラーフだが、ナンバーが違うだろ。しかもお前にマスターいないし」
「ど、どういうことですか!」
「こいつ、いきなりやってきてね、君を壊れたことにして自由にしてやってくれって言ったのさ」
「ば、ばか!余計なことを言うな」
「でもそれだけじゃつまらないから、ボクが持っていた不良品コアから登録コードだけを抜き出して君に移植したんだよ」
そ、そんなことって…。
「だからお前は、昨日のお前であってそうじゃない。今日からお前は自由だ」
う、うそ…。
「な、なんで…」
「さっきからなんでばっかだなお前」
「え」
「とにかくお前は生まれ変わったんだ。ま、まぁ体は前のままだが…」
「これも大変だったんだよ?僕が破損部分を総とっかえして左目は高性能カメラアイに換装。多少見た目がアレなんだけど神姫用のカメラアイを仕込むにはあまりにもひどい破損状況だったから。もちろん発声部分も交換済み」
「ほんと、ありがとな…しかしまるで柳生十兵衛だな」
「どういたしまして。…それにしても…はは!そいつはいい!眼帯の悪魔ってね!」
ど、どうしてこの人は私にここまでしてくれるのだろう。ご友人に頼んでまで…。
「な、なんでこんな…」
「あ、あ~…ごめん…余計なお世話だよな…勝手に…」
「あ、いえ…そ、その!う、うれしい…です」
「え…」
「でも…何でこんなにまでしてくれるんですか?」
「え、う~ん…なんでかな…明るい世界を生きて欲しいから…とか?」
「…」
「それに」
「それに…?」
「君と一緒にいたいって思ったからかな」
「…」
「君がよければ、俺をマスターにしてくれないか?」
う、何だろう…目頭が熱いよ。
「うえっ…ひっく…」
「うお!どうした!」
う、うれしいのに何で…。
「うあぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
「なんだ!?何で泣いてるんだ!?」
何で泣いちゃうんだろう。涙が止まらないよお。
「ず、ずびばぜん…ぐすっ…うえぇぇぇぇん」
「え、お、落ち着け!どうしたんだ!とりあえずこれで涙拭け!」
「うえぇぇぇぇぇぇぇん!…」
「先ほどは取り乱してすいませんでした」
「いや、良いよ。落ち着いたなら何よりさ」
あ~びっくりした…なんて感情豊かなんだこいつは。思わず焦っちゃったぜ。
ん、こいつ?こいつか…。
「ねぇ、君の名前って何?」
「名前…ですか?」
「そ」
「ストラーフですが」
「そりゃ商品名だろ?俺が訊いてるのは君自身の名前」
「…すいません、無いんです」
「え、あ…ごめん…」
「いえ、じゃあマスターがお決めになってください」
「え、じゃあ…」
う、う~んさっきからこれしか浮かばない…
「怒らないか?」
「え、えと…どうでしょう?」
「十兵衛」
「え」
「だから…ジュウベエ」
「…」
「あ、ご、ごめん!そうだよな!仮にも女の子型なんだから十兵衛はなぃ」
「良いですよっ」
「よなぁ…って、え!?」
「十兵衛で良いですよ。マスター」
「ほんとに?」
「マスターが私のためにつけてくださった名前ですから」
「そ、そうか…」
う、うれしいものだな…なかなか。
「じ、じゃあ…十兵衛」
「はい、マスター」
「これからよろしくな」
「こちらこそよろしくお願いします!マスター!」
こうして、俺と十兵衛の生活が幕を開けた。





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