高速で迫ってくるソレを、私は大きく旋回することでどうにか回避した。
「・・・・レーザー? ・・・・・ビーム、かも」
光学系の兵器を見るのは久しぶり・・・・と言うかバトルそのものが久しぶりだった。
「わ・・・すごい・・・」
つい先程、お世辞にも武装とは呼べないような代物で私を撃った彼女・・・確かパルカ・・・だったか、彼女はその武装の威力に驚いていた。
その様子は見るからに初心者の佇まい。でもさっきの武装の事もあり、中々に油断は出来ないようだ。
私はノワールストライカーのウィングを操作し、高速で移動を開始する。
今、彼女が手に持つソレは弓の形をしていた。と言う事は遠距離主体の武装なのだろう。ならば・・・・・
「・・・・・クロスレンジ・・・・でも・・・」
近づけば、多分私の独壇場・・・なのだが妙な雰囲気がする。変形したと言うことは距離の問題とかも対策が取られているかも知れない。
・・・どうしたものか。
『ノワール。そのまま中距離を維持しつつレールガンとハンドガンで削れ。隙を見て接近しブレードだ』
「ヤー、マイスター」
ここで主が取ったのは一番無難な行動だった。
相手の武装は得体が知れない。だったらしばらく様子を見ようということだった。
私は彼女と同じ、水面すれすれの場所を彼女を中心に大きく旋回を始める。そして両手に握られたハンドガンを撃った。
「きゃっ!?」
自身の武装に見とれていたのか、彼女は正直に私の攻撃を食らってしまった。
・・・・酷いものだ。
以前の私なら・・・今の一発で仕留めていたのに。
「・・・・・・・・・・・!」
バランスを崩した彼女に向かい、背中のバーニアを全開にする。
そしてウィングに収納されたブレードを引き抜き、一閃。
「きゃああああ?!」
驚いた彼女は後方に向かって飛ぶ。
しかし私はそのままの位置でレールガンの掃射を食らわせた。
ブレードをしまい、ついでに二挺拳銃も撃ちまくる。
・・・・いつの間にか、こういう一斉射撃が得意になってしまった。不服だ。
「・・・・・・・・・・・・・・」
彼女の姿は・・・・レールガンの熱のせいで水蒸気が発生していて良く見えないが、結構なダメージのはず。
「・・・・・・大丈、夫?」
一応問いかけてみる。
少し待ってみたけれど・・・返事は無かった。
・・・・初心者とかそういうの関係なく、少しやりすぎたかもしれない。
私がそう思って、そういえば妹のハウは今何をしているのだろうと思ったときに
『避けろノワール!!』
海中から、光の矢に貫かれた。
「・・・・レーザー? ・・・・・ビーム、かも」
光学系の兵器を見るのは久しぶり・・・・と言うかバトルそのものが久しぶりだった。
「わ・・・すごい・・・」
つい先程、お世辞にも武装とは呼べないような代物で私を撃った彼女・・・確かパルカ・・・だったか、彼女はその武装の威力に驚いていた。
その様子は見るからに初心者の佇まい。でもさっきの武装の事もあり、中々に油断は出来ないようだ。
私はノワールストライカーのウィングを操作し、高速で移動を開始する。
今、彼女が手に持つソレは弓の形をしていた。と言う事は遠距離主体の武装なのだろう。ならば・・・・・
「・・・・・クロスレンジ・・・・でも・・・」
近づけば、多分私の独壇場・・・なのだが妙な雰囲気がする。変形したと言うことは距離の問題とかも対策が取られているかも知れない。
・・・どうしたものか。
『ノワール。そのまま中距離を維持しつつレールガンとハンドガンで削れ。隙を見て接近しブレードだ』
「ヤー、マイスター」
ここで主が取ったのは一番無難な行動だった。
相手の武装は得体が知れない。だったらしばらく様子を見ようということだった。
私は彼女と同じ、水面すれすれの場所を彼女を中心に大きく旋回を始める。そして両手に握られたハンドガンを撃った。
「きゃっ!?」
自身の武装に見とれていたのか、彼女は正直に私の攻撃を食らってしまった。
・・・・酷いものだ。
以前の私なら・・・今の一発で仕留めていたのに。
「・・・・・・・・・・・!」
バランスを崩した彼女に向かい、背中のバーニアを全開にする。
そしてウィングに収納されたブレードを引き抜き、一閃。
「きゃああああ?!」
驚いた彼女は後方に向かって飛ぶ。
しかし私はそのままの位置でレールガンの掃射を食らわせた。
ブレードをしまい、ついでに二挺拳銃も撃ちまくる。
・・・・いつの間にか、こういう一斉射撃が得意になってしまった。不服だ。
「・・・・・・・・・・・・・・」
彼女の姿は・・・・レールガンの熱のせいで水蒸気が発生していて良く見えないが、結構なダメージのはず。
「・・・・・・大丈、夫?」
一応問いかけてみる。
少し待ってみたけれど・・・返事は無かった。
・・・・初心者とかそういうの関係なく、少しやりすぎたかもしれない。
私がそう思って、そういえば妹のハウは今何をしているのだろうと思ったときに
『避けろノワール!!』
海中から、光の矢に貫かれた。
パルカの視点