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えむえむえす ~My marriage story~

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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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武装神姫のリン
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晩夏の空に響くは、遙かなる凱歌




私・槇野晶と“三姉妹”たる神姫三人の戦いは、無事に終わった。無論、
ロッテ達がこれで引退と言う事ではない。むしろ今以上の激戦が行く手に
立ちはだかるだろう。だが、セカンドに昇格出来たという喜びに浸るのも
今だけならば悪くはない。そう想い、皆と連れ立ってセンター内を歩く。
ただ“アルファル”のギガノイド・フィギュア……合体形態を試す機会は
訪れなかった……当然の話だがな?……のでそれが今後の課題か、有無。

「大儀だ……本当に、本当によく頑張ったぞ皆ッ!凄い娘達だ、有無!」
「も、もうマイスターこれで何度目ですか~?はしゃいじゃってますよ」
「アルマお姉ちゃん……これはこれでこれでいいんだよ。喜んでるもん」
「そうですの♪マイスターに笑顔が灯せれば、それだけで誇りですの!」
「お、お前達ってば……本当にこのこのっ!私を狂喜させる気かッ!?」

そうして何度目だろう、私は己の細い腕で彼女らを抱きしめる。冷たき
プラスチックの躯だが、それが却って“妹”達の存在感を認識させる。
誇りを貫いて勝利をもぎ取った彼女らが、今は何よりも誇らしいのだ!
ふと気付くとカートを引いた私達は、センター受付の所まで来ていた。

「よし、ではセカンドへの昇格を行うか……もし、受付の人。昇格を」
「はい♪えーと……サードのアルマさんにロッテさんと、クララさん」
「そうだよ。先程、昇進試合で勝ったからセカンド行きの権利が有る」
「です、ね♪おめでとうございます、セカンドリーグに移籍完了です」
「有り難うございますの、お姉さん♪はいマイスター、カードですの」

カウンターに乗ってはしゃぐロッテから、戦績記録カードを受け取る。
その中でアルマが“何か”に気付いたのは、視線を受付へ戻した時だ。

「あれ?お、お姉さん……この飾ってある“階級章”って何です?」
「あ、これですか?ファーストとセカンドの神姫に用意した物です」
「だが、あまり付けている神姫は見かけぬな……有料品だからか?」
「そうなんです、義務ではないので買わないユーザーさんも多くて」
「でもこれ、作りは丁寧ですよ?ほら、電磁吸着式になってますし」

アルマが唯ならぬ興味を示し始めた事で、ロッテとクララも姉に釣られて
小さなショーケースに入れてある“勲章”を、しげしげと観察し始めた。
少々予定と代わったが、私はむしろ良いチャンスと悟った。ポシェットの
中身を確認……よし、“アレ”は確りとあるな。私はPHSを取り出す。

「では、セカンドの物を三人前頼めるか?色は紅・蒼・翠を一つずつだ」
「はぁ~い♪──────円になります、もう少し安ければ……ねぇ?」
「何、構わぬ。ただの飾りでもないしな、それに記念には丁度良かろう」

手早くPHSの機能にて電子決済を済ませ、簡素なプラケースに収まった
それを三つ受け取る。少々“妹”達が狼狽している物の、私は意に介さず
センター内のベンチに腰掛けた。外を見れば、太陽が西へと傾いている。

「い、いいんですかマイスター?!その、あたし達なんかの為に……?」
「それにボクらは“服を着る”神姫……少し、邪魔かもしれないんだよ」
「有無、そこはしっかりと考えておいた。まずはデータ転送だけ行うか」
「はいですの♪えっと、接触させるのは胸以外でも大丈夫なんですの?」
「その様だ。接触通信によって、それらは“お前達だけの勲章”になる」

そう。電磁吸着ユニットでもあるこの“階級章”には、極小電子部品が
凝縮されている。神姫が身につける事で、CSC等のIDを記録する。
それによって個人認証やGPS発信器等、様々な機能を発揮するのだ。
無論、私がその諸機能を熟知しているのはMMSショップ経営者故だが、
もう一つ理由があるのだな。その“理”を、私はポシェットから出す。

「ん……接触通信完了、IDは無事に登録出来たんだよマイスター?」
「仄かに光ってますねぇ……なんだか誇らしげです……ってそれは?」
「有無。通信が終わったのならば一度外して、“これ”を使ってくれ」
「あ、はいですの~。ちょっと大きな箱ですの……よい、しょっと!」

ロッテが疲れも見せずに……充電済みの神姫だから当然だが……開けた。
簡素な布張りの施された箱にあったのは、銀色の繊細なチェーンである。
銀製品では無い代わりに、私が彫金と加工を施した特殊強化ネックレス!
そのペンダントヘッドは、斜めにスライスした“台座”を用意している。

「……マイスター、これはひょっとして“階級章”の為にあるのかな?」
「有無。本当はお前達に内緒でアレを買い、プレゼントしようとな……」
「な、なんでです?あたし達、ご褒美が欲しくて戦った訳じゃないのに」
「それは分かっている。だがな、お前達はあらゆる面で私を支えている」
「だから常日頃の感謝も込めてわたし達が勝ったら……って事ですの?」

ロッテの言葉に肯き、瞑目する……が次の瞬間、私は手先にくすぐったい
感触を覚えて目を開く。そこでは、騎士が貴婦人にする様に、指を取って
口付けをする“三姉妹”の姿があったのだッ!胸が高鳴り、顔が火照る。

「それなら、わたし達は見事マイスターの希望に答えてみせましたの♪」
「これからもずっと、頑張りますからね!……じゃ、マイスターこれを」
「……折角の証だもん、マイスター直々に付けさせてもらいたいんだよ」
「う、有無ッ!う、うぅむ何処でそんな作法を学んだのだお前達は……」

恐らく私の顔は、神姫センターに差し込む西日と区別が付かぬ程、紅い。
真摯に尽くしてくれる彼女らを思うと、避けられぬ生理現象とも言えた。
それを必死に堪えつつも、彼女らから預かった“階級章”をネックレスに
誂えた台座にセットする……そしてそれを、戴冠式の様に首へと掛ける。

「これからも、わたし達はマイスターと共に歩いていきますの……♪」
「全てはマイスターの笑顔の為に、全てはあたし達の“心”の為に!」
「信念はボクらの胸の中に……これからも宜しくだよ、マイスター?」
「有無、宜しく頼むぞ。アルマ・ロッテ・クララ……愛い娘らだッ!」
『わ、わわぁぁっ!?』

──────これで終わりじゃない、もっと先へ行こうね。







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