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● 神姫のお仕事。(海底編) ●



◆ 第四話 「レイドック起動!そして・・・(前編)」 ◆



操作卓の燃料インジケーターが危険域を示している。そろそろマギと交代しないと……
バッテリーは60kmしか持たないから、念の為に50km毎に交代することになっている。
丁度100kmの所まで来ているから、ノルマ的にも丁度いい感じ。

「親方、そろそろ燃料切れだからマギと交代するね!」
『了解。気をつけて戻って来るんだぞ』
通信を切った後、ドリルモグラのエンジンを停止する。機体の各部が完全に止まったのを
確認すると、コアブロックを分離させた。

コアブロックっていうのはコックピットとバッテリーが一体化したブロックユニットの事。
つまりユニットを丸ごと交換することによって、パイロットとバッテリーの交換を同時に
やってしまおうというシステムなのです。
これこそこのマシンの画期的特長なんだけど、ユニットの合体・離脱作業が難しくて、
実際、出発前の操作訓練のほとんどはその練習に費やされていたの。

バラストを放出されたコアブロックは、私を乗せたままゆっくりと浮上していく。
窓の外から周りの様子を見る。サーチライトで照らされているけど、まだ深度が深いので
暗くてよく判らない。でもサメとかを警戒して念の為にパルス銃のレバーを握り締める。

『シビルぅ~!そっちの様子はどう?』
私とは逆に潜水中のマギから通信が入った。
「問題無し!もう少しガッツンガッツンやりたかったけど、交代してあげるね!」
『はいはい、また後で替わってあげるから……』

窓の外が急に明るくなった。そろそろ海面に到着するっぽい。視界が開けるに従い、南国の
美しいマリンブルーの世界が姿を現した。船外には綺麗なサカナ達が泳いでいる。
まるで水族館に来ているみたい……
なんて見惚れているうちに、ユニットは海面に到着しました。


『親方~!ただいまっ!!』
『ご苦労様。初めての作業はどうだった?』
『順調でしたけど、もう少し地球にダメージを与えてやりたかったですね!』
『……………あっそ』

シビルさんが戻ってきました。もう少ししたら別働隊のナルさんも戻るでしょう。
「舞姫ちゃん、ヒマだねぇ……」ミアさんが話しかけてきた。
「………………そうですね」
「アタシ達ってケーブル係ってことになってるけど、実際には何もやってないんだよね」
「………………そうですね」
「アタシもパイロットをやりたかったなぁ~。でも途中参加だったから無理かぁ……」
「………………そうですね」
「まぁこうやって見てるだけでもオモシロいんだけどねっ!」
「………………そうですね」

さて、どうしましょう。
マスターはアスラさんと仲良くなれって言ってるけど、そもそも不審を感じてる相手と
仲良くしようって事自体が矛盾している。そんな高度な人間関係、私には自信が無い。
あぁ、今ここに秋葉が居てくれたら……

「………………そうですね」
「…………………………舞姫ちゃん、アタシの話、ちゃんと聞いてる?」
「………………そうで…………聞いていますよ?」
「・………もう知らないっ!!」
ミアさんは怒って何処かへ行ってしまいました。
急にどうしたんでしょう、体の調子でも悪いのかしら?


それから暫くしてナルさんが戻ってきた。パイロット組は重労働なので、そのまま
休憩室に行ってしまった。それと一緒に他の人達も引き上げる。
静かになる甲板。私一人だけ。
本当は危険だから一人で甲板に居たらいけないんですけど、これだけ広いから
海に落ちる危険もないでしょう。気分転換にブラブラ歩いてみる。

大きな船と言っても波の影響は受けます。ゆらゆら揺れる甲板は歩きにくい。
そういえば皆さん船酔いとか大丈夫なんでしょうか?なんか高価な酔い止め薬が配られて
ましたけど、最短でも5日間は海上にいるから大変そう。
まぁつまりは……やっぱり色々と不便な事が多い訳で。豪華客船とは違う訳で。

船の先端部まで来てしまった。なんかもう飽きた……マスターの所へ戻ろう。
船室へ続く階段を降りようとすると、ばったりアスラさんと鉢合わせをした。
「あ……………舞姫……さん?」
「…………………アスラさん、こんにちは……」
向き合ってお互いモジモジしてしまう。このままじゃラチが明かない。
「……ちょっと……お話をしましょうか?」思い切って言ってみる。


「それでですね、この服はセンチョーの娘さんがくれたんです!お母さんに教わりながら
 一生懸命に作ってくれて!今年6歳になったばかりのカワイイ子なんですよ!そして
 この腕輪は5歳年上のお姉さんに貰ったんです。これも手作りなんですよ!それから…」
マシンガントーク。さっきからラヒム船長の家族の話ばっかり。このままじゃラヒム家の
先祖の事にまで言及しそう。

「………アスラさん、本当にマスター達の事が好きなんですね」
マスターという言葉を聞いて、何故か少し顔を曇らせる。
「…………ええ、当然です……センチョー達は……私に愛をくれました。人の温もりを……
 私には永遠に無関係と思われた、心の安らぎを……」

すこしだけ沈黙した後、彼女は再び口を開いた。
「いけない、そろそろ戻らないと……」
そう言いながら立ち上がる。
「それじゃ舞姫さん……またお話をしましょうね!」
そういって甲板を軽やかに走っていく。
その後姿を見送りながら考える。悪い人じゃなさそうだけど、どこか謎めいた所がある。
起動して3ヶ月の神姫にしては思慮深いと言うか、何か影があると言うか……

あ……「違和感」の正体が判った!!こんな不安定な場所を華麗に走っていく姿。
そう、起動して3ヶ月しか経ってない神姫にしては仕草が洗練されすぎている。
決して在りえない事じゃないけど、それにしても特異すぎる………

不思議な神姫。……マスターの指示を抜きにしても、彼女の事をもっと知りたいと思った。



海上に出て3日目。機器にトラブルは無く、作業自体は順調に進んでいる。
作業自体は、な。
何か虎太郎と恵太郎の様子が変だ。昨日からお互いに目を合わせようとしない。
本人達にさりげなく聞いてみたが言葉を濁されてしまう。ケンカでもしたのか?

『親方、どうかしましたか?』
海底で作業中のマギから通信が入っていた。
「すまん、ちょっと考え事をしていた……そっちの様子はどうだ?」
『予定通りです。特に問題はありません』
「了解だ。引き続き慎重に作業を続けてくれ」
『分かりました』
マギからの定時連絡を確認すると、俺は船の操舵室へと歩き出した。

「ヤァ親方サン。航海は順調ですよ!」
操舵室ではラヒム船長が出迎えてくれた。
「安心しました。俺は船の事は良く解からないので、ソッチの事はお願いしますね」
「任セテ下さい!」
やはり餅は餅屋だな。……なんて言ったら俺の立場は無くなってしまうんだが。

「おや小松さん。操舵室に来るなんて珍しいですね」
奥の扉から西条助教授が入ってきた。
「ああ。今日はこれから海溝の近くを通るんで、ちょっと心配なんですよ」

海溝とは、15年前の大地震で生まれた7,000m級の裂目「マレーシア海溝」の事だ。
その長さは100kmに満たないが、場所が場所なだけに大きな障害となっていた。
まぁ迂回ルートをちゃんと設定したから関係ないんだけどな。

「大丈夫ですよ。近くと言っても80kmは迂回しているんですから」
「そうなんですけど……」

「そんな事より、もっと心配な事があるんですけどね」
突然背後から声がした。振り返ると、腕を組んだタチバーナが立っていた。
「タチバーナ?いつの間に来たんだ?」
「もう橘でいいですよ。―――ここで話すのも何ですので、ちょっと場所を変えませんか?」
そう言って橘は、俺と西条助教授を彼の船室へと連れていった。


二人部屋の船室へ通され、俺達は橘と向き直った。
「それで話って何ですか?」
「まずはこれを見て下さい」
そう言って橘は、何かのコピーを西条助教授へ渡した。
「これは……?」
「高槻君の部屋のゴミ箱に捨ててあった書類のコピーです」
虎太郎の部屋の?俺も書類を見ようと、西条助教授の後ろから覗き込んだ。

「図面………事件記事………まるでこの装備の製作者が犯人みたいな感じですね」
「それを作ったのは高槻君です。私の依頼人に確認しました」
「それでは……彼がこの事件の犯人だと?」
「いえ、どうやら彼は騙されただけのようです。というか、問題は別にあります」

橘は、書類の下の方を指差した。
「これはメールで送られてきたものです。あて先は倉内君らしいですね」
「そうか、この書類のせいで二人の様子が変だったのか!!」思わず叫んでしまった。
「そう、このメールでチームワークが乱れてしまった。このメールの送り主のせいで……
 妨害工作ですよ、これは。他にも見えない所で色々やっているかもしれない」

妨害工作……何の事だ?この男は何を言っているんだ??
「橘さん、予想通りになってしまいましたね……」
「仕方ありません。こちらも本腰を入れて対応しないと……」

突然、船のスピーカーから激しいサイレンの音が鳴り響いた。
『緊急事態が発生しました。スペシャルタスクチームは全員操舵室へ集まって下さい!!』








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