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クラブハンド・フォートブラッグ

第一話

『Desert scorpion』




「クソ!クソ!クソオオッ!!」
 生きるものの無い砂漠に、大きな砂塵が上がる。
 悪態をつきながらカロッテのTMP・・・サブマシンガンを乱射しているのは悪魔型ストラーフだ。
 彼女は己の腕に絶対の自信を持っていた。己が主とともに鍛えた腕は他の神姫になんら劣るところは無いと、そう思っていた。
 ―――――先ほどまでは。
「(一体何がどうなってやがる!? 開幕以来相手の姿なんて見てないってのに!!)」
 ついさっき ―――――時間にしてほんの二三分前に敵と遭遇したことは確かだ。
 しかし肝心の敵の姿が見当たらない。向こうは隠れながら撃ってきているのに、こっちは相手の姿すら確認できないのだ。
 さらに互いの神姫を見ずに、相手もランダムでバトルを始めたため向こうの武装がまったくつかめない。
『落ち着けカンナ、無駄に弾を撃つな! 敵は消耗戦を狙ってるんだ!』
 ストラーフ・・・カンナのオーナーである青年が筐体の外から指示を出す。
 カンナはオーナーの声を聞き、ほんの少し冷静さを取り戻し乱射を一旦やめた。
「クソッ! 辺り一面砂だらけで! こんな場所のどこに隠れるって言うんだよぉ!!」
『判らない・・・・ステルスとか光学迷彩とか武装にあったか?』
「あるわけ無いだろそんな便利グッズ! あったらあたしも使ってるよ!!」
 まったくその通りである。
 と、オーナーと連絡を取っているカンナの後ろで砂漠の砂が僅かに動いた。
 カンナはその異常に気づかない。
「とりあえずオアシスの辺りまで戻ってみる。それで駄目なら」
『カンナ!後ろだ!!』
 オーナーの声にカンナは銃を構えながら後ろを振り向く。
 そこにあったのは三叉の槍のような、サソリの尾のような何かだった。
「なっ・・・・・・!?」
 ほんの一瞬の判断でカンナはその場から跳んだ。
 さっきまでいた場所にそのサソリの尾のようなものが突き刺さる。その瞬間、一気に砂が盛り上がり砂の中から“何か”が姿を現した。
 その“何か”は異様な速度でカンナに近づき、そのままカンナの自由を奪う。腹を挟む形で拘束され両手の自由も奪われる。砂埃がおさまり、カンナの目が見えるようになってやっと彼女は自分の状況を把握した。
「そんな・・・・こんな近くにいたのかよ」
 彼女を拘束しているのは悪魔型のデフォルト武装であるチーグルの手である。そのことから自分と同じ悪魔型かと思ったのだが・・・・。
「・・・・・・・・・」
 そこにいたのは砲台型フォートブラッグだった。
 しかしその姿は間違っても砲台型ではない。
 本来なら安定脚の役目を果たす、バックパックの補助脚にはチーグルのハンドパーツがつけられ、簡易的な複腕になっている。さらにバックパックの後ろにはサソリのような三叉の尾が付いていた。
 そう、その姿はまるで・・・・・・・・
「・・・・・・サソリ・・・まさか・・・・まさかお前は・・・・!」
 彼女のオーナーから昔、聞いた話がある。
 『砂漠ステージ』には魔物がすむ。その魔物は砂と同じ色で、静かに獲物を待っていると。
「お前は・・・デザートスコーピオンなのか・・・?」
 カンナはそう呟いた。
「・・・・そう呼ばれるの好きじゃないんですけどねえ。何か自意識過剰すぎてカッコ悪くありません?」
 返事は期待していなかったが、フォートブラッグはそう答えた。
 デザートスコーピオンと呼ばれたフォートブラッグは、カンナの腹部に突き当てたハサミの様な銃を少し動かす。
「さて、降参していただけるならこちらとしては嬉しいです。・・・・あんまり好きじゃないんです。こういう状況で撃つのは」
 そういって、また少し銃を動かす。
 カンナの武装は、デザートスコーピオンが覆いかぶさってきたときにしっかりと奪われていた。もう何も手は無い。
「・・・ちぇ。判ったよ、降参だ」
 その言葉と共に、デザートスコーピオンと呼ばれたフォートブラッグの勝利は確定した。











「勝ちましたよハル」
「この馬鹿! エグイのよあんたの勝ち方は!!」
 神姫センターの筐体から出てきたフォートブラッグ・・・・・サラに私は罵声を浴びせた。
「そうは言われましても。あの状況ではああするのが一番で」
「嘘おっしゃい! 他にももっと勝ち方あったでしょ!? 遠距離から狙撃するとか、砲台型なんだから目はいいはずだし!」
「まぁ悪くは無いですね。でもあの腕のライフルだけでは狙撃なんてとてもとても」
「それはあんたが選んだんでしょうが。しかもよりにもよって何で虫なんかの真似するのよ! 私鳥肌立っちゃったわよ!?」
「あぁそれは狙ってやりました。ハルナのその顔が見たかったので」
「狙われた!? 私は今神姫に嫌がらせされている!?」
「ハルナのその表情・・・とてもイイです・・・」
「頬を赤らめるな体をくねらせるな息を吐くような声で言うないつから私に嫌がらせしてるのよあんたは!」
「あなたにセットアップされたその日から、わたしはあなたの虜です」
「嬉しくねー!!」
 ひとしきり言うと息切れしてきた。
 この女・・・いつか仕返ししてやる。
 私が手を差し出すとサラはそのまま手のひらに乗る。そして私は筐体に表示された今までの戦績を眺めた。

『砂漠ステージ』・・・勝率100%。
『都市ステージ』・・・勝率5%。
『遺跡ステージ』・・・勝率10%。

 ・・・・・なんか頭痛くなってきた。
 サラは砂漠なら最強なんだけど、それ以外のステージではてんでヘナチョコなのであった。
 今日だって、神姫センターは結構遠いのにわざわざ来たって言うのに全然勝てやしない。今はたまたま砂漠ステージだったから良かったものの・・・。
 さっきのストラーフだって、砂漠じゃなかったら絶対負けてた。
「ところでハルナ。私は少々疲れましたよ?」
「とっとと帰って休みたいのね? でも駄目よ。もう一戦くらいやんなきゃ交通費が損だわ」
「それじゃあ乱戦にしましょう。ちょうどあそこの筐体、一人分空いてますし」
 サラが指差した筐体は森林ステージだった。
 ・・・負け確定じゃない。
「まぁまぁ。ハルナ、物は試しといいますし。やってみましょうよ」
「あんたがそのへんちくりんなバックパック脱ぐっていうんなら考えるけど」
「ハルナはわたしに公衆の面前で裸になれと! ・・・ひどい・・・そんな人だったなんて・・・」
「何でバックパックから全裸になるのよ! それにあんた武装しないほうが強いじゃない! スコルポノックのマネばっかりしてるといつか轢かれるわよプライムに!!」
「まぁまぁ落ち着いてくださいな。確かにあの映画は素晴らしいですが、わたしがマネをしているとは限らないじゃないですか」
「嘘だッ!! 絶対嘘だッ!!」
「さてハルナ、あの筐体に、惨劇を初めに行きましょう」
「被害者こっちだけどね!? 惨劇は未然に防ぐものよ?」
「トミーが死んだら惨劇スタートなのですよ」
「そのトミーさんには同情するけど。うん、あんたには同情できないわ!」
「酷いですね。まあとりあえず行きましょうよトミーさん」
「私トミーなの!?」
 ちくしょう。絶対こいつどっか壊れてるわ。
 多分製造過程でネジが二三本跳んでるわね。間違いなく。
 私は渋々ながらもキャリーバッグとサラを持って筐体のほうに歩いていく。
 ・・・・・さて、どんな作戦指示を出せば負けないのかしらね?






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