秋葉原をぶらぶらとしながら。
ぶっちゃけ金欠のために抑え気味にして買い物等を済ましたり。
いや、学生時代に麻遊利さんに頂いた仕送りの貯金もあるが、ぶっちゃけ手をつける気はない。
あの人には世話になりっぱなしだしね……今度電話しよう、うん
と、物思いにふけったり。
碧鈴が間違えてアダルトショップに入ったり。
ディスが同人誌を買ってきたり(ちなみに「ねここの飼い方」だった)
神姫センターで、トップランククラスの試合を見たり。
いや、隻脚の悪魔……ほんっと、通常レギュレーションの、つまり「合法の範囲内の」試合では最高クラスだったわ。
碧鈴は呆然と見ていたが、ディスは試合に出たいとゴネたが烈龍刀を置いてきたので
あっさりと引き下がった
「いっそ天剣絶刀を使いこなせればのう」
とか言っていたがスルースルー。
ぶっちゃけ金欠のために抑え気味にして買い物等を済ましたり。
いや、学生時代に麻遊利さんに頂いた仕送りの貯金もあるが、ぶっちゃけ手をつける気はない。
あの人には世話になりっぱなしだしね……今度電話しよう、うん
と、物思いにふけったり。
碧鈴が間違えてアダルトショップに入ったり。
ディスが同人誌を買ってきたり(ちなみに「ねここの飼い方」だった)
神姫センターで、トップランククラスの試合を見たり。
いや、隻脚の悪魔……ほんっと、通常レギュレーションの、つまり「合法の範囲内の」試合では最高クラスだったわ。
碧鈴は呆然と見ていたが、ディスは試合に出たいとゴネたが烈龍刀を置いてきたので
あっさりと引き下がった
「いっそ天剣絶刀を使いこなせればのう」
とか言っていたがスルースルー。
というわけで、夜。
「で、何を受け取りにいくのだ、主」
肩に乗っかってるディスが聞いてくる。
「ん、神姫だってよ、なんでも、オーナー探ししてたらしい」
「……」
「碧鈴?」
俯いて、尻尾を不安げにしている、自分と同調させたんだろうなあ。
「違うっつーの、”外道”が破壊しようとしたのを、引き取ったんだと」
「……ぁ」
頭を撫でてやる、尻尾が揺れて、安心感を感じたのか目を細めてうっとりしている。
「俺は、捨てたりしないさ」
「……はい」
尻尾ぶんぶん、ご機嫌モードに、うんうん、可愛い
「うし……いい子だ」
「……まい、ろーどぉ(ぶんぶんぶん)」
「おいそこの馬鹿っぷる」
ディスに耳を掴まれる、いかんこれは
「あむ」
丹念に、中を舐って来る。
「……く、おっ!?」
こいつの舌って魔法のように気持ちいいんだよなあって違う
「まーい、ろーぅどー?」
ごごごごごごと殺気が、さっきまで天国の心地だったのにっ!?
そして地獄っ、ヘル&ヘヴン!?
「……あれ?」
「…………」
碧鈴が止まって、耳を済ませている?
碧鈴?
「……神姫が人間に襲われています、近く、右から、です」
聴覚拡大したらしい、碧鈴……しょーがない、そんな目で見られてもな
「それでは、行くか……」
「ディスの割には乗り気じゃないか」
「そりゃ、助けて可愛い子ならばな、くくく」
「はいはい、行くぞピンク神姫」
スルースルー、聞かないでおく
秋葉原の夜は早い、大概の店は八時には閉まる。
だから、こーいう事をするやからが出てくる。
「で、何を受け取りにいくのだ、主」
肩に乗っかってるディスが聞いてくる。
「ん、神姫だってよ、なんでも、オーナー探ししてたらしい」
「……」
「碧鈴?」
俯いて、尻尾を不安げにしている、自分と同調させたんだろうなあ。
「違うっつーの、”外道”が破壊しようとしたのを、引き取ったんだと」
「……ぁ」
頭を撫でてやる、尻尾が揺れて、安心感を感じたのか目を細めてうっとりしている。
「俺は、捨てたりしないさ」
「……はい」
尻尾ぶんぶん、ご機嫌モードに、うんうん、可愛い
「うし……いい子だ」
「……まい、ろーどぉ(ぶんぶんぶん)」
「おいそこの馬鹿っぷる」
ディスに耳を掴まれる、いかんこれは
「あむ」
丹念に、中を舐って来る。
「……く、おっ!?」
こいつの舌って魔法のように気持ちいいんだよなあって違う
「まーい、ろーぅどー?」
ごごごごごごと殺気が、さっきまで天国の心地だったのにっ!?
そして地獄っ、ヘル&ヘヴン!?
「……あれ?」
「…………」
碧鈴が止まって、耳を済ませている?
碧鈴?
「……神姫が人間に襲われています、近く、右から、です」
聴覚拡大したらしい、碧鈴……しょーがない、そんな目で見られてもな
「それでは、行くか……」
「ディスの割には乗り気じゃないか」
「そりゃ、助けて可愛い子ならばな、くくく」
「はいはい、行くぞピンク神姫」
スルースルー、聞かないでおく
秋葉原の夜は早い、大概の店は八時には閉まる。
だから、こーいう事をするやからが出てくる。
「へへ、良いんだな、可愛いんだなお嬢ちゃん、はぁはぁ」
「ぼぼぼ、ぼくらと一緒にこの服をきて部屋まで来るんだなはぁはぁ」
なんか暑苦しい二人組みが、神姫?を囲んでいるようで
「お断りするんだよ、お姉ちゃんが心配するんだもん」
どこか、クールな響き、こーいうボイスは……あれ、どっかで聞いたようなってそーじゃない
「ディス、遠慮なく」
「了解、じゃよ」
にししと笑って、壁へ跳躍、三角飛びで
「お嬢ちゃーん、ね、良いだろう?……そのお姉ちゃんも一緒でいいからさはぁはぁ」
脂ぎった男が詰め寄った瞬間。
「……今考えたわしの必殺技パート13っ!」
壁から反動をつけたディスの蹴りが一人の顔にめり込み。
「一名様ご退場っ」
頭を後ろから蹴っ飛ばして、もう一人を不意打ち。
「さ、えと、逃げましょう」
碧鈴がその娘を手引きし、そのままダッシュで逃走。
「ぼぼぼ、ぼくらと一緒にこの服をきて部屋まで来るんだなはぁはぁ」
なんか暑苦しい二人組みが、神姫?を囲んでいるようで
「お断りするんだよ、お姉ちゃんが心配するんだもん」
どこか、クールな響き、こーいうボイスは……あれ、どっかで聞いたようなってそーじゃない
「ディス、遠慮なく」
「了解、じゃよ」
にししと笑って、壁へ跳躍、三角飛びで
「お嬢ちゃーん、ね、良いだろう?……そのお姉ちゃんも一緒でいいからさはぁはぁ」
脂ぎった男が詰め寄った瞬間。
「……今考えたわしの必殺技パート13っ!」
壁から反動をつけたディスの蹴りが一人の顔にめり込み。
「一名様ご退場っ」
頭を後ろから蹴っ飛ばして、もう一人を不意打ち。
「さ、えと、逃げましょう」
碧鈴がその娘を手引きし、そのままダッシュで逃走。
「撒いたか?」
「……大丈夫、ですね」
碧鈴が、告げる、大丈夫らしい。
「うむ、娘よ、大丈夫らしいぞ……」
ディスお前絶対ポイント稼ぎだろ、と思うぐらいに優しい声が
「ん、えと、ありがとうなんだよ?」
佇むのは、神姫ではなく、少女。
蜂蜜色のショートヘアに、コンタクトだろうか、深緑の、どこかで見たような色の瞳。
「んや、どーいたしまして、っと……何もされてない?」
「ん……大丈夫なんだよ……異常なし、だよ」
あんまり感情の機敏が薄い感じかな、可愛いけど
「なら良かった」
「うう」
「ぐあっ!?」
抓らないで碧鈴さんっ、いだ、いだだだ、地味に痛い地味に
「どうかしたのかな?」
娘さんが聞いてくる。
「な、なんでも、ない」
「まあ、しいて言うなら餅が焼けただけじゃよ」
ディスが笑い、?マークを浮かべた少女の肩へ
「儂はアスモディウス、ディスと呼ぶが良い……お主は?」
「……梓、槇野梓だよ、お兄さんと、神姫は?」
「ああ、えーと、工藤、工藤早人、こっちは」
「碧鈴、です」
なんだかんだで、頭の所定位置の碧鈴。
「……ま、いいか、ええと、梓ちゃんだっけ、家、近い?」
「うん、すぐ近くだよ……どうかしたのかな?」
「ん、なら送っていこう」
人の台詞とるなディス。
「えと、でも」
考えこむような、梓ちゃん。
「さっきの連中、まだ居るかもしれないしね」
考えられなくもない可能性ではあるし、ちょっと一人歩きも怖いしね。
「なら、お願いするんだよ」
梓ちゃんは、薄く微笑んで、そう言ってくれた。
「碧鈴ちゃんは、オーバーロードなんだ?」
「はい、嫌な思いもしますけど……最近は慣れてきました」
「ん、ボクもそう思うよ、支えてくれる人が居ればなお、ね」
「あうっ、えと、居ます……ね」
「……大丈夫、ですね」
碧鈴が、告げる、大丈夫らしい。
「うむ、娘よ、大丈夫らしいぞ……」
ディスお前絶対ポイント稼ぎだろ、と思うぐらいに優しい声が
「ん、えと、ありがとうなんだよ?」
佇むのは、神姫ではなく、少女。
蜂蜜色のショートヘアに、コンタクトだろうか、深緑の、どこかで見たような色の瞳。
「んや、どーいたしまして、っと……何もされてない?」
「ん……大丈夫なんだよ……異常なし、だよ」
あんまり感情の機敏が薄い感じかな、可愛いけど
「なら良かった」
「うう」
「ぐあっ!?」
抓らないで碧鈴さんっ、いだ、いだだだ、地味に痛い地味に
「どうかしたのかな?」
娘さんが聞いてくる。
「な、なんでも、ない」
「まあ、しいて言うなら餅が焼けただけじゃよ」
ディスが笑い、?マークを浮かべた少女の肩へ
「儂はアスモディウス、ディスと呼ぶが良い……お主は?」
「……梓、槇野梓だよ、お兄さんと、神姫は?」
「ああ、えーと、工藤、工藤早人、こっちは」
「碧鈴、です」
なんだかんだで、頭の所定位置の碧鈴。
「……ま、いいか、ええと、梓ちゃんだっけ、家、近い?」
「うん、すぐ近くだよ……どうかしたのかな?」
「ん、なら送っていこう」
人の台詞とるなディス。
「えと、でも」
考えこむような、梓ちゃん。
「さっきの連中、まだ居るかもしれないしね」
考えられなくもない可能性ではあるし、ちょっと一人歩きも怖いしね。
「なら、お願いするんだよ」
梓ちゃんは、薄く微笑んで、そう言ってくれた。
「碧鈴ちゃんは、オーバーロードなんだ?」
「はい、嫌な思いもしますけど……最近は慣れてきました」
「ん、ボクもそう思うよ、支えてくれる人が居ればなお、ね」
「あうっ、えと、居ます……ね」
意気投合する、碧鈴と梓ちゃん。
珍しい、人見知りしないで、むしろ懐いてるみたいに一緒にいる。
珍しい、人見知りしないで、むしろ懐いてるみたいに一緒にいる。
「先を越されたわい、まさか碧鈴にとは……」
「いや、悔しいのはいいけど、毛を抜くなハゲる」
「む、それは嫌だな、ぬうん」
ディスがなんかふてくされてる。
「いや、悔しいのはいいけど、毛を抜くなハゲる」
「む、それは嫌だな、ぬうん」
ディスがなんかふてくされてる。
そして、彼女がたどり着いたのは。
”ALChemist”の看板。
「えと?」
「ただいまなんだよ、お姉ちゃん」
ドアを開けて、梓ちゃんが店内へ、そして白衣の小さな娘が
「梓、心配したぞ、遅いから……」
「って男だと……?」
ゆら、と小さな子?が安堵の声と、俺を見て―――この感触は、久しぶりだ。
「―――死ねえぇぇっ!!」
顎に膝蹴り、同時に小さな体が回転し、人中へ、シャイニングウィザード。
いや、二度目だ、と言うことに気づいた俺の意識は闇へ沈んだ。
”ALChemist”の看板。
「えと?」
「ただいまなんだよ、お姉ちゃん」
ドアを開けて、梓ちゃんが店内へ、そして白衣の小さな娘が
「梓、心配したぞ、遅いから……」
「って男だと……?」
ゆら、と小さな子?が安堵の声と、俺を見て―――この感触は、久しぶりだ。
「―――死ねえぇぇっ!!」
顎に膝蹴り、同時に小さな体が回転し、人中へ、シャイニングウィザード。
いや、二度目だ、と言うことに気づいた俺の意識は闇へ沈んだ。
まだまだ続く。
徒然続く、そんな話。 第十節(中)
相似の双子星。 節終
相似の双子星。 節終