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武装神姫のリン
第8話 「ホビーショップへ行こう!」

「ほらほら、亮輔! 先行くよ~」
「ま、待て、俺の状態を見て言ってるのか…」
俺たちは茉莉の新しい衣服や日用品などの買い物に来ている。

というのも茉莉の通う大学がこっち(わざとこの辺の大学選んだんじゃないかと邪推できるが)らしく、
それで結構広いマンションに1人暮らしの俺の家が推薦されたそうだ。

もちろん親からの連絡もナシ。と思っていたが家に帰ると手紙が届いてた。遅いんだよ……
そして茉莉は家に着くなり俺の寝室の隣の空き部屋を占領した。
しかし家具はもちろん(クローゼットぐらいは備え付けてあるが)、持ってるのは大学で使う参考書、文房具のみ。
衣服の代えさえも3日分しか持って来てない。
そうしてさっきの手紙には「おまえがちゃんと買い揃えてやるんだぞ」との1文。
今日の騒動で手にした100万の小切手がとても尊い物に見えたのは内緒だ。


そして明日が日曜と好都合なので一気に買い物をしてしまおうということになった。
そうして俺たちは今、巨大ショッピングモールに来ている。
今の時点で俺の引くショッピングカートにはコレでもかというぐらいの物品が載っている。
「マスター、お力になれなくてすみません」
リンが苦しそうな俺を見て言う。
「いや、これは俺の仕事だ。リンもティアもほしいものがあれば茉莉に言えよ。今日はヤケだ全部買ってやる!」
「本当ですのね、ご主人様。 じゃあれとコレと……」
ティアは茉莉といっしょになってここぞとばかりにカートにいろんな物を押し込んでくる。
そろそろカートがいっぱいになろうかといった時、さっきまで物を1つもねだらなかったリンが聞いてきた。
「マスター、コレ……良いですか?」
「??」
リンが俺に見せたのは、神姫向けでは無い普通のぬいぐるみ。
テディベアだった。値段は……ゼロが4つ。 本場モノだった。
「良いぞ、まだまだお金はある。」
「ありがとうございます。 マスター」

そうしてショッピングモールでその後は茉莉専用のTVなどの家電製品を買った。
基本的に食料は買ってないのでそれらを全て宅急便で時間指定で届けてもらうことにして俺たちは昼食(コレもまたいつもは行かない高級志向なお店で神姫向けの特別コースもあった。)を取った。
その時点での出費の合計は。35万。

まだ65万余っている。コレなら今月は悠々自適な生活が送れるだろう。
そう思っていた。

帰宅しようとしたら、また茉莉が言い出した。
「近くにいい神姫センターを兼ねたお店知ってるんだけど、行かない?」
ティアやリンにはまだ昨日買う予定だった衣服などを買ってあげていなかった。
出来れば今夜にでも、もう1回出かけるつもりだったが家に着く家電製品のセットは俺が全部することになるだろう、
そう考えると体力が持たなさそうなのでこの際一気に済ませようと思った。

そうして俺が連れてこられたのは普通の町並みにある普通の玩具屋といった感じのお店。
店舗の規模に対して大きめの看板には「ホビーショップエルゴ」と書かれてた。
俺は茉莉に連れられて店に入った。

「店長、こんにちは。」
「ああ、茉莉ちゃんか、ひさしぶりだね。」
「今日は人を連れてきたよ」
そうして予想外の品揃えに驚いていた俺の首を引っ張ってきた。
「こんにちは~店長の日暮夏彦です。 よろしくね」
「は、はい、どうも、藤堂 亮輔です。」
「それにしても……茉莉ちゃんとはアツアツかい?」
「は? 意味が良くわかりませんが」
「え?彼氏じゃないの?」
「え~っと、彼氏ではないですね。 勝手な婚約が交されたりしてますが…」
「そうそう、彼氏じゃないよ~ まあ亮輔なら結婚してあげても良いかなってレベル」
「……そうか、亮輔君がすこし羨ましいな。 おっと、紹介しよう。ジェニーだ」
オレは目線を下げる、そこには……とても昔のバラエティ番組のキャラにそっくりなヴァッフェバニー
即ち素体が無く、バニーの基本セットにある胸像パーツを改造したボディのみがいた。
「ジェニーです。 当店にお越しいただきありがとうございます」
「ああ、よろしく。」

そんな感じで挨拶を済ませて、店の中にいるであろうリンやティアを探してジェニーにあいさつ……ってリンさん?
ナゼオレのモモを思いっきりつねってるんですか?
「マスタァ…婚約ってなんですか? あとでお話を詳しく聞かせてもらいますね」
文字でたとえると「にっこり」な笑顔、でも額になにか血管みたいなのが浮いてる状態でリンはオレがもっているカゴにここれでもかといた勢いで店内の神姫向けパーツを入れていく。
「もちろんここでもヤケ買いですよね?マスター」
そんな、今まで誰も聴いたことの無いドスが利いた声を出さないでくださいリンさん……

そうしてオレのカゴにはリンによって選ばれた手製の衣装(なんでも専門家の手作りを品質そのままで量産レベルにしたものらしい)と、
この店オリジナルの武装パーツ(照準調整済みのコルトパイソン+スピードローダーセット、ストラーフのセカンドアーム向けの斬魔刀などコアな製品が多いか?
それにティア用の新型アーマーやランディングギア、最新モデルのレーザーライフルも抜かりなく入れてある)や、なぜかうさみみ・うさしっぽといった愛玩向けのパーツが、
ティアによって店内の一番奥。子供は入っちゃいけないマニアックなコーナーからボンテージ衣装に鞭、
なぜか星座の戦士の使うチェーンまで同封の鎖セット、極めつけはろうそくって何に使うんだよソレ!!てな感じの代物が満杯に入っていた。
そして最後に店長と話していた茉莉が俺を呼ぶ。
「亮輔、 訓練機買わない?」
オレはそろそろティアの分の訓練機を買わなければと思っていたところだったのを思い出す。
で早速勧められた訓練機を品定めする。
最初に店長に勧められたのは店内で一番高い品だった。
だが、家にあるのがファーストランカー向け製品であることを話すと店長は倉庫から訓練機本体より少し小さめの箱を取り出してきた。
「そうなるとこれだな、 ファーストランカー向け製品は処理能力がハンパじゃない。
だからいちいち別に2個目を買わなくても追加モジュールで大丈夫だ。」
そうしてオレに渡されたのは追加の座席モジュールと接続ケーブル。そして補助のCPU、メモリがついた補助モジュール(形状は正に
PCI Expressの拡張カードそのものだった。)のセットだった。
これで価格はランカー達に一番多く普及しているタイプの訓練機の半額である。
その価格に驚いていると店長はもう1品を俺に手渡す。
「そしてコレがウチ特製の追加モジュール。うちのセンターでバトルをした神姫のデータを利用したオリジナルの訓練パターンデータをディスクに入れて格安で提供してる、ソレ専用のドライブだよ。
もちろんデータの使用許可はマスターさんに承諾済みだしメーカーにも許可を取ってる。値段は3000円ポッキリだ」
「そんなことが……ウチのリンもティアも接近戦一辺倒で遠距離戦のパターンが不足していた所です。もちろん買いますよ!」
「商談成立だね、せっかくだからドキドキハウリンのデータディスクをサービスしよう。」
「ドキドキハウリンって?」
心当たりがないを俺を見かねてか、茉莉がフォローを出してくれた
「大会に何回も出てるときにハウリンにセーラー服とか着せてる女の子見たこと無い?」
「見た。そのときは写真小僧に囲まれてた気がするな。」
「その子、ここに衣装の提供してるのよ、リンちゃんがカゴに入れたのもそう。ちなみに彼女のハウリン強いわよ、でそのデータもがもらえるの、いいことでしょう?」
「そうだな、ありがたく貰っておきます。」
「どうも、じゃあ代金なんだけど……カゴの製品が、え~とこんなに多く買うお客さんあんまりいないからすこし手間取るなぁ」
店長がレジに製品を通していく、それにつれてディスプレイに表示される金額はどんどん上がっていく。
1万、2万、3万……10万、最後に訓練機がレジを通って15万を突破。合計の品数は46だった。
明らかに今日1番の売り上げだろう。
店長も少し満足げな様子で
「ありがとう、今後とも当店をごひいきに。 またサービスしてあげるよ。」
と言ってくれた。
そうして今度ここでフリーバトルをすること、リンとティアは神姫教室に参加させてもらうということを約束して、俺たちは家路についた。
電車に乗るときには遊びつかれたのか、リンもティアもかばんの中で寝息を立てていた。
そこに茉莉が声をかけてくる。
「寝顔ってかわいいよね……亮輔、リンちゃんの反応見る限り婚約のことは全く話してないみたいだね。」
「普通はそんなこと話す必要ないだろ、仮にもっと連絡が早ければ説明してたと思うけど。」
「そっか~、じゃあリンちゃんたちの反応も当たり前だね、マスターに突然婚約者がいるなんて知ったら普通怒るよ。」
「? どうしてだ?」
「ん~~~~もう、リンちゃんの気持ち考えてあげれば分かるでしょ? いままでに何も無かったとは言わせないわよ」

ふいに俺は2ヶ月前のことを思い出す。そう、ティアとの決戦前夜、俺はリンとキスをした。
そこで気付かなければいけなかった。リンは俺をマスター以上の存在と認識しているということにだ。
いや気付いていたはずだ、それなのに大会とティアのことでそれをごまかしてただけだった。
「リンは俺をそこまで……」
「わかった? なら明日までにリンちゃんに説明すること。でも絶対に傷つけちゃだめ。」
「ああ、でも俺は正式にお前との結婚を認めたわけじゃない、それも説明するぞ、いいな?」
「うん、それで十分。ちゃんと安心させてあげなきゃかわいそうだよ。」
「わかった、とりあえず帰ったら夕飯の準備だな。 昼飯が豪華すぎてギャップに驚くなよ」
「うんうん、期待しないで待ってる。」


そうして茉莉は最寄の駅についたことに慌てる俺を引っ張って電車を降り、そのまま駅前の桜並木を歩く。
俺が理由を聞こうと思ったところに唇を重ねてきた。
でもそれは1瞬。気がつけば茉莉はいつものようにスキップを踏んで先を歩いている。
でも振り返る瞬間見えたのは……涙。
そのとき、俺は茉莉の気持ちも理解してしまった。

ふいに並木道に強い風が吹く。
春の嵐、それはオレの心を表すようだった。



その夜、俺はリンに説明をした。
でもリンは聞かなかった。そして初めてマスターである俺に逆らった。
そうしてリンはその日から茉莉がいるときはもちろん、普段もあまり喋らなくなった。
ティアも少し俯いたままになることが多くなる。

それから2ヶ月。
茉莉はいつもの様に大学へ行くし、俺は仕事をする。
リンとティアもあの時買った追加モジュールとデータディスクで腕を上げている。
戦績も最初はセカンドリーグの猛者たちに蹴散らされていたが最近は勝率も上昇傾向だ。ただリンは戦法を変え、無茶苦茶な闘いをするようになった。
そして勝利してもそこに以前のような無垢な笑顔は存在しない。使命感に駆られるような少しこわばった笑顔だ。
ネットでも「あの正々堂々とした黒衣の戦乙女が不意打ち! 何がおこったのか!」
などと、主にサードリーグのランカー達の間で噂になっている。

そして日常でも何か歯車がかみ合ってない。そんな感じだ。
日に日にリンと茉莉の関係が徐々にではあるが悪化していった。





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