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ぶそしき! これから!? 第1話 『ハジメテ』

1-3

「あ、あはは……」

「なに笑ってんだよマスター。あ、そうだ!」

 乾いた笑いをしているマスターに、さっきまで悔しがっていたヒイロが呼びかける。

「あ、なにかな?」

「この武装パーツ気に入ったらからさ、買ってくれよ!」

 ヒイロは胸を張って自身の格好を見せる。
 ヴァーチャルバトルで傷ついても、リアルには反映されない。
 始めに試着した時のまま、レイディアントアーマーは磨かれた鏡のような輝きを誇っている。
 その手に持つレーヴァテインも当然、その切っ先は折れていない。

「う~ん、そうだなぁ。よく似合っていたし」

「そうだろそうだろ。それにオレ素体だけの状態だったから、武装が何もないし」

 友大は腕を組んで悩む。

(ヒイロとそのクレイドルを買うだけで、今まで貯めていた分をほとんど使っちゃったんだよね。でもあんなに必死だし。幾つかの武装パーツくらいなら、今月のマンガやおやつとか、あきらめればいけるかな……?)

 ふと、今ヒイロが装備しているものの値札をしっかりと見ていなかったことに気づく。

「すいませーん」

「はーい、なんでしょうか?」

 友大は近くにいたセラフィルフィスを呼び寄せる。

「今ヒイロが試着している武装っていくらですか?」

「マスター!」

 ヒイロの顔が輝く。

「そうだね、レイディアントの黒一式とレーヴァテインだから、合わせてこの位になるよ」

 電卓に武装の金額を打ち込んで見せてくれる。

「え」

 その額を見て、思わず声をあげる。

「合わせてこの位になるよ」

 電卓に表示されている金額を言う営業スマイルのセラフィルフィス。

「……」

「……マスター?」

 黙り込むマスターをヒイロは怪訝に見る。

「ごめん、ヒイロ」

「ま、マスタ~」

 顔を伏せて謝る自身のマスターに、ヒイロは情けない声を出してしまう。

「な、ならせめて! せめてレーヴァテインだけでも……!!」

「レーヴァテインだけだと、このお値段だよ」

 営業スマイルのセラフィルフィスが、すばやくその値段を告げる。

「……」

「……ま、マスター」

 再び黙り込む自身のマスターを、ヒイロは不安げに見る。

「…………………………ごめん」

「ま、ますた~~」

 沈痛な声に、ヒイロは再び情けない声を出してしまう。



 ■ ■ ■



「……」

「ひ、ヒイロ……」

「……」

 あの後、ヒイロが試着していた武装パーツを返却した友大。
 ショックでいじけてしゃがみこみ、のの字を書いているヒイロへの対処に困り果てる。

「そ、そういえばさ。セラフィルフィス」

 困り果てた友大が、現実逃避するかのようにセラフィルフィスに質問する。

「武装神姫の武装パーツって、プラモのとかと比べてすごく高いんだけど、なんで?」

「リアルバトルでも使えるよう、良い素材を使っているのもあるよ。実際に動いたり飛んだりとか機構が入っているパーツは、当然その分高いんだけど――」

 セラフィルフィスが例として、ストラーフやイーダなどの神姫のリアのアーム、アーンヴァルやアスカのフライトユニットなどを出す。

「リアルバトル、ヴァーチャルバトルのどちらでも設定された機能を発揮できるよう、神姫の武装パーツにはデータチップが仕込まれているんだよ。見た目特に機構がないパーツも割高なのは、そのせいだね」

「そ、そうなんだ。ありがとう、セラフィルフィス」

「どういたしまして。頑張ってね、新しいマスターさん」

 今度は営業スマイルではなく、見守るような微笑みをかけてセラフィルフィスが立ち去る。



 ■ ■ ■



「ひ、ヒイロ。今度おこづかいが出たら、何か買ってあげるから」

「…………約束するか?」

「あ、ああ。……あ、さっきの装備を全部は無理だけど、ひ、1つは買ってあげるから」

「……絶対?」

「ああ! 絶対買ってあげるから!」

「……」

「……」

「……分かった」



 ■ ■ ■



「「ありがとうございました」」

 何とかヒイロの説得に成功した友大が店を出る。
 その際に星原店長から、ヒイロをいきなりリアルバトルには出さず、ヴァーチャルバトルで経験を積むよう忠告を受ける。

「――あ、夕日だ。思ったより長くいたんだなぁ」

 紅い夕日が友大とその神姫を照らす。

「そう言えば、マスターの家ってどんなんだ?」

 肩に乗ったヒイロが自身のマスターに尋ねる。

「ここから自転車でしばらく走ったところにある一戸建てだよ。そういえば――」

「なんだ? なにかあるのか?」

「――いや、なんでもないよ」

 ふと気づいたことを呟きそうになったが、寸前で止める。

(家に戻るのに、1人じゃないのは久しぶりだ……)

 騒ぐヒイロをなだめながら、少し感慨にふける。



 ■ ■ ■



「ダンボールだらけだなー」

 家に入るなり、ヒイロがそんなことを言い放つ。

「引っ越したばかりで取り敢えず、すぐに使うものを出しただけだからね」

「そうなのかー」

 肩から降りて、ダンボールの中を覗いたりなどするヒイロの姿に、友大は思わず苦笑する。

(あ……)

 ヒイロの姿を見て、ふと思いつく。

「ちょっと、ヒイロ。そこで待ってて」

「なんだよ?」

 怪訝げにだが、急に部屋を出ていった自身のマスターの言葉通りに、ヒイロは待つことにする。


「え~と……あ、あった!」

 自分の部屋に戻り、家庭科で使っていた目的のものと自身の赤いTシャツを、ダンボールから取り出す。

「葉々辺さんのクラハみたいなのは無理だけど……」

 友大少年は、ふと昨日今日と出会った神姫達の姿を思い起こす。

「これなら、僕でも」

 断ち切りバサミでシャツの袖を細く切り取り、長細い布切れにする。


「ヒイロ、ちょっとこっちに来て」

「? なんだよ」

 自身のマスターに呼びかけられ、近づく。

「そこでいいよ。そのまま動かないでね」

「?」

 自身のマスターの手によって、ヒイロの首になにか巻かれ、結ばれる。

「僕からのプレゼントだよ。どうかな?」

 ヒイロは自身のマスターが持っていた手鏡に映った自身の姿を確認する。

「――あ。か、格好いいよ! ありがとうマスター!!」

 何かのヒーローのような赤くて長いマフラーを身に付けた自身の姿を見て、ヒイロが大はしゃぎする。

「良かった」

 思いつきに大喜びをする自身の神姫の姿を見て、友大は自身の心が温かくなるような感じを覚える。

「僕は子どもで、お金がなくてろくにパーツを買ってあげられない。きれいな服や格好いい武装パーツを作ったりなんでできないけど――改めて、これからもよろしくヒイロ」

 友大が自身の神姫に向かって手を出す。

「何言ってんだよマスター。こんな格好いいの、プレゼントしてくれたじゃないか。
 うん――改めて、これからもよろしくマスター」

 ヒイロが自身のマスターの指を両手で掴む。
 胸が熱くなるような感覚を覚える。


(うん、良かった)

 胸中にそんな思いが過る。



――――To Be Continued☆


――ヒイロの武装データが更新されました。

ウェポン:なし
ヘッド :なし
ボディ :なし
アーム :なし
スカート:なし
レッグ :なし
リア  :なし
シールド:なし 
アクセ :赤いマフラー






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