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ぶそしき! これから!? 第2話 『イキトウゴウ?』

2-1

「……あれ?」

 ふと目が覚める。
 少年の視界に木々と幾つかの遊具が映る。

「あ、ええと……そうだ。ヒイロと一緒に散歩していて、それで……」

 ヒイロ――つい最近手に入れた自分の神姫――と一緒に散歩に出たことを思い出す。
 そして公園のベンチで一休みしていたら、日差しの暖かさにつられてついウトウトと眠ったしまったことに気づく。

「……ヒイロ?」

 側にヒイロがいない。
 そのことに気づき、自身の赤い神姫の姿を探そうと立ち上がる。


「どーだ、カマドウマだぞー。キック力ばつぐんなのだー!」

「なんの! こっちはカナヘビ、爬虫類だ! 尻尾が長いぞ!」


「……」

 声がした方に顔を向けると、そこには彼の神姫がいた。
 ついでに猫型MMSのマオチャオもいた。
 しかもなぜか互いに茶色い生き物を持っている。

「……なにやってるのさ、ヒイロ」

 思わず疑問が少年の口から出る。

「マスターが寝ているときに、こいつに会って勝負してたんだ」

 両手でカナヘビを持ったまま、こいつ、と隣のマオチャオを指す。

「こんにちわー! ヒイロのマスターだね。猫型MMSのチャオなのだ、よろし――こ、こら暴れるな、観念するのだー!!」

「あ、うん。よろしく」

 突如暴れだしたカマドウマと格闘するチャオにあいさつを返す。

「ところでマスター」

「うん、なに?」

「オレとチャオ、どっちが勝ちだと思う」

 突然自分のマスターにヒイロはそんなことを尋ねる。

「……え?」

 一拍遅れて聞き返す。

「オレたち同士で互いに言い合ってもケリがつかなくてさ。こーいうには第3者に白黒つけてもらった方がいいかなーってな」

「……う~ん、僕は君のマスターだから公平じゃないと思う。そういうのは互いに関係のない人に審判して――」

「チャオーー! どこーー!」

 少年が自分の意見を言おうとした時に、チャオを呼ぶ声が聞こえる。
 声の方を見ると、少年と同じくらいの年頃の子どもの姿が見える。

「あ! マス――にゃえっ!?」

 チャオが自身のマスターの声に気づき、振り向こうとした瞬間にカマドウマの強烈なキックが叩き込まれる。
 チャオの拘束からカマドウマが完全に開放される。

「おぅわ!?」

 ひとっ跳びしたカマドウマがヒイロの方へ降りて来る。
 それをヒイロはとっさに殴り飛ばす。
 その軌道は少年の方へ向いている。

「う、うわわわっ!?」

 飛んでくるカマウドマに驚き、少年は思わず腕をふるって払いのけようとする。

「チャ――」

 少年の腕に何か小さなものを叩いたような感触がはしる。
 少年の腕から叩かれた物体が勢いよく飛ぶ。

「――いたっ!?」

 何か少し湿った軽いものが勢いよく当たる音が、その場に響く。

「「「あ」」」

 1人と2姫の声と、視線が合わさる。

「いった。一体なに……?」

 被害者が何かが当たったおでこに手を当てて、手に違和感を覚える。

「……」

 思わず、手を見てしまう。
 そして、手にうごめく物体を見てしまった。

「……」

 動かない。

「ま、マスター……?」

 おそるおそるチャオが声をかけるが、動かない。

「だ、だいじょう、ぶ……?」

 少年が何とか声をかけるが、動かない。

「……うわ、ひでぇ」

 惨状を見たヒイロが思わず言ってしまう。

「――っ!?」

 ヒイロの言葉が引き金になったのか、ついに動いた。



 ■ ■ ■



「ご、ごめんなさい」

 公園のベンチに座ったチャオのマスターが、顔をうつむかせて謝る。
 ショートカットのやわらかそうな前髪が、赤くなった目元を隠す。

「あ、き、気にしないで」

 思わずどもりながらも少年は返答する。
 木々を震わす絶叫、何とかなだめながら水場に連れて行って洗って、ベンチに座ってもらって……ほんの10分前のできごとが遠い昔のことのように少年の脳裏を過ぎる。
 ちなみにヒイロが捕まえていたカナヘビは、さきの惨劇の際に逃がした。

「ま、マスター。マスターは悪くないのだ! すべては、ふ、不幸な事故なのだ!」

「そ、そーだよ。あれは不幸な事故なんだ! 誰のせいでもない!」

 必死にフォロー? を神姫達が入れる。

「!」

 さきほどの醜態を思い出してしまい、チャオのマスターの顔が見る見るうちに赤くなる。

「「あ、あわわ……」」

 失言したかとうろたえる神姫達。

「と、ところでさ。僕は佐伯友大(さえき ともひろ)。
 ヒイロのマスターなんだけど、君もチャオ、神姫のマスターなんだよね?」

 このままではまずいと思った友大が、話題を変えるべく突然自己紹介をする。

「う、うん。な、成行春澄(なりゆき はずみ)。この子、チャオのマスター、です」

 ぎこちなくだが、成行が答える。一応、気をそらすことに成功する。

(ナイスマスター! ここは――)

(――たたみかけるのだ)

 アイコンタクト。
 意思を通じ合わせ、友大の変えた流れにのるべく2姫が動く。

「ま、マスター。実はチャオはヒイロと友だちになったのだ!」

「お、おう! 友だちになったんだぜ!」

 チャオとヒイロが肩を組んで仲が良いことをアピールする。

「チャオ達は友だちなのだ。
 だから、マスター達も友だちになるのだ!」

(え?)

 唐突にそんなことをのたまう。

「そうだな! マスター達も友だちだぜ!」

(ええ?)

 さらにのる自身の神姫。

「そ、そうなんだ。よ、よろしく」

(えええーー!?)

 予想外の反応に友大は驚愕する。
 流れに呑まれたのか、恥ずかしそうにだが、成行が手を差し出している。

「え、ええと……よろしく!」

 差し出された手をそのままにしておけず、握手する。
 なにがなんだか分からないうちに、友大に人間の友だちができた。



 ■ ■ ■



「よぅし! バトルしよーぜ!」

 唐突にヒイロがのたまう。

「ヒイロ、なにいってるの?」

「なんか友情を深めるのに、夕日の川原で殴りあうのが良いらしいぜ」

「今、昼前だよ。どこからそんな知識を仕入れ――」

 呆れつつ、突っ込もうとするが、最後まで言い切れない。

「ま、ままままつのだ! アレか! 問答無用のバーリートゥードゥーなのか!? 情け無用残虐非道なデスマッチなのか、なのだ!!?」

 友大の言葉を遮ぎるかのごとくチャオが叫ぶ。
 なぜか、傍目からもはっきり分かるぐらいにうろたえ、動揺している。

「ちゃ、チャオ」

 心配そうに成行が声をかけるが、自身のマスターの声すら届いていない様子だ。

「なに言ってんだよ。バトルって言ったら、神姫バトルじゃないか!」

「にょぅわ!?」

 ヒイロに背中を叩かれて、チャオが悲鳴をあげてべちゃっと地面にボディアタックを決めてしまう。

「な、なにをするのだーー!」

 がばっとチャオが起き上がる。
 少し涙目だが、さきほどのような動揺しきった様子はもうない。

「わ、わりい。少し力を入れすぎた」

「……うん。ここは寛大に許してあげるのだ。ルールは守って、楽しくバトルなのだ!」

 少しばつが悪そうにするヒイロに、胸を張ってチャオは許す。

「ええと、いいの?」

「……うん。こちらこそ、よろしくお願い。楽しくバトルしよ」

 そんな神姫達の様子を見ながらマスター達もバトルに合意する。
 そして互いに準備のため、午後2時に最寄の神姫センターで合流することを約束する。






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