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「第2話 『小学校とかでの落し物漁りは貧乏性の性(さが)』」(2014/10/18 (土) 18:59:41) の最新版変更点
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皆さんは、小学校とかで『落し物箱』というのはありましたか?
誰かが落とした鉛筆や消しゴム、ホチキスの芯やネームペンなどを保管しておき、落とし主が回収するか、落とし主が見つからなければ先生の許可で落し物を貰えるというもの。
俺も、偶然拾っては落し物箱に入れ、持ち主がいなければ消しゴムとか貰って使ってた記憶がある。
だが今回は、ある意味貰っちゃマズイかもしれない拾いものをしてしまった…
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俺は偶然見つけた神姫を、説明的なのを聞きながら店員に渡し、店員が状態確認する様子をやや遠目気味に見ていた。
回収した黒髪の神姫 ~店員の説明によると、近接、強襲主体のハウリンという種類で、犬モチーフから犬子とも呼ばれるらしい~ は左腕が肘上から千切れ、脚も関節が摩耗気味、全身傷だらけでバッテリーも結構ギリギリという有様。ロボットアニメとかによくある、『強大な敵との戦いで傷ついた主役機』を連想させるような状態だった。
バッテリーの充電をしつつ、店員が事情を聞いてみるも、だんまり…
恐らくマスターとはぐれ、どっかの路地裏とかに迷い込んで野良猫に襲われたのだろう…とりあえずそう解釈。アキバは人が多いし。
…なにはともあれ、これだけのダメージを負っているんだ。手当、というか修理が必要なレベル。
「…大丈夫なんですか?」
気になって店員に聞いてみた。
「手足は交換すれば問題ないし、全身の傷も補修剤でなんとかなるから」
どうやら致命的なダメージは無かったらしい。
ホッとするが、ひとつ気になることが…それも空気呼んでない内容の。
「し、修理代は…」
「あ、腕合うのが無いや…切らしてたか」
…修理用のパーツが足りなかったらしい。って、そんなことより
「修理代は…」
「あぁ、修理代ね。ん~…」
暫し考え、
「サービスしとこうか?」
「…え゛?」
さ、サービス?ぃやしかし…
「その代わり、この子を預かること。パーツ取り寄せて、届くのに少し時間かかるから」
意外な回答、そして条件付け。
「あ、預かるって…、自分、神姫関連の道具とか無いのですが…」
「マスターが見つかるまでってことで。最低限必要なのもサービスするし。これを機に、神姫に関わってみたらどうだ?楽しいと思うよ?」
&bold(){…一種の勧誘だよコレ。}
まぁ、店員も仕事で構ってあげられない場合もあるだろうし、あっちもこちらをじぃ~っと見てるし。
「…わ、わかりました。なんか気になりだしたし」
…まぁ、そんなこんなで迷子の犬子を預かることになった。&bold(){クレイドルまでサービスされたし。}
とは言うものの、これからどうすれば…
ひとまず応急修理と急速充電を済ませ、後日パーツが入り次第、再修理ということになった。
修理の終わってない箇所は、既に買ってあったマステ(先の量販店で購入)で保護しておいた。
店を出た俺はゲーセンに向かってみることにした。
マスターを早く探しだして、元いた場所に帰してあげよう。
「なぁ、君のマスターの特徴とか教えてくれるか?探すときに見つけやすくなるだろうし」
移動しながら、傍らの小さな連れに聞いてみる。
「…」
「あ、あの~」
「ふぇっ!?」ビクッ
ぃやそんなに驚かんでも…
「君のマスターの特徴。探すのに特徴知らないと気付かずにスルーしてしまうかもしれないから」
「ま、マスターの特徴…ですか…」
なんか言いたくなさそうな雰囲気なんですが…
「む、無理に言わなくてもいいや…。探しているときに教えてくれれば」アセアセ
きっとプライバシーとかを気にしているんだろう…
「じ、じゃあせめてどこのゲーセンに居そうかくらいは…」
「た、多分今はいないと思います…」
…つまり今日は諦めて、後日改めて探すということになる…のかな?
「なら、警察署に寄って聞いてみるか…」
多分紛失届とか出てるかも?しれないし。
「ぃやいいです!大丈夫ですから!」アセアセ
な、なにが大丈夫なんだ?
「そ、それよりも!」
「!?」
「ひ、拾ってくださり、ありがとうございます…」
「お、おぅ…」
礼を言われるのに慣れてないから、少し照れくさい…
「しかしどうするか…。タルくなってきたし…、どっかで休むか…帰るか?」
多分言い忘れてたけど、俺は分単位ならともかく、時間単位の活動は少し厳しい。
別にそういった病気ではないけど、とにかく連続4、5時間も動きまわっていたら疲れが出てくる。
「お、お任せします…」
「…よし、帰るとしよう。神姫のことも調べとかなきゃならんし」
少々脚にくる道のりを通って家に帰ってきた俺"ら"は、夕飯までのあいだに調べものをすべく、自室へと向かった。
「…」( ゚д゚)ポカーン
…なんかとぼけた表情してるぞコイツ。そこまで変な部屋じゃないはずだが…
「俺の部屋に何か問題が?」
「ぃやぃや割とすっきりしてるなぁと思いまして…」アセアセ
まぁ、ノートPCの置かれた机とタンスと脚の畳めるテーブル、あとはプラモの箱くらいしかないからな、我がマイルーム。
とりあえずPCを起動してクレイドルをプラグイット!(ウェブダイバー知ってればわかるネタ)、
一旦編集中断
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[[吉良『バイツァ・ダスト!(前話に戻る)』>http://www19.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2848.html]] 続く…?
[[メインページへ>http://www19.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2851.html]]
皆さんは、小学校とかで『落し物箱』というのはありましたか?
誰かが落とした鉛筆や消しゴム、ホチキスの芯やネームペンなどを保管しておき、落とし主が回収するか、落とし主が見つからなければ先生の許可で落し物を貰えるというもの。
俺も、偶然拾っては落し物箱に入れ、持ち主がいなければ消しゴムとか貰って使ってた記憶がある。
だが今回は、ある意味貰っちゃマズイかもしれない拾いものをしてしまった…
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俺は偶然見つけた神姫を、説明的なのを聞きながら店員に渡し、店員が状態確認する様子をやや遠目気味に見ていた。
回収した黒髪の神姫 ~店員の説明によると、近接、強襲主体のハウリンという種類で、犬モチーフから犬子とも呼ばれるらしい~ は左腕が肘上から千切れ、脚も関節が摩耗気味、全身傷だらけでバッテリーも結構ギリギリという有様。ロボットアニメとかによくある、『強大な敵との戦いで傷ついた主役機』を連想させるような状態だった。
バッテリーの充電をしつつ、店員が事情を聞いてみるも、だんまり…
恐らくマスターとはぐれ、どっかの路地裏とかに迷い込んで野良猫に襲われたのだろう…とりあえずそう解釈。アキバは人が多いし。
…なにはともあれ、これだけのダメージを負っているんだ。手当、というか修理が必要なレベル。
「…大丈夫なんですか?」
気になって店員に聞いてみた。
「手足は交換すれば問題ないし、全身の傷も補修剤でなんとかなるから」
どうやら致命的なダメージは無かったらしい。
ホッとするが、ひとつ気になることが…それも空気呼んでない内容の。
「し、修理代は…」
「あ、腕合うのが無いや…切らしてたか」
…修理用のパーツが足りなかったらしい。って、そんなことより
「修理代は…」
「あぁ、修理代ね。ん~…」
暫し考え、
「サービスしとこうか?」
「…え゛?」
さ、サービス?ぃやしかし…
「その代わり、この子を預かること。パーツ取り寄せて、届くのに少し時間かかるから」
意外な回答、そして条件付け。
「あ、預かるって…、自分、神姫関連の道具とか無いのですが…」
「マスターが見つかるまでってことで。最低限必要なのもサービスするし。これを機に、神姫に関わってみたらどうだ?楽しいと思うよ?」
&bold(){…一種の勧誘だよコレ。}
まぁ、店員も仕事で構ってあげられない場合もあるだろうし、あっちもこちらをじぃ~っと見てるし。
「…わ、わかりました。なんか気になりだしたし」
…まぁ、そんなこんなで迷子の犬子を預かることになった。&bold(){クレイドルまでサービスされたし。}
とは言うものの、これからどうすれば…
ひとまず応急修理と急速充電を済ませ、後日パーツが入り次第、再修理ということになった。
修理の終わってない箇所は、既に買ってあったマステ(先の量販店で購入)で保護しておいた。
店を出た俺はゲーセンに向かってみることにした。
マスターを早く探しだして、元いた場所に帰してあげよう。
「なぁ、君のマスターの特徴とか教えてくれるか?探すときに見つけやすくなるだろうし」
移動しながら、傍らの小さな連れに聞いてみる。
「…」
「あ、あの~」
「ふぇっ!?」ビクッ
ぃやそんなに驚かんでも…
「君のマスターの特徴。探すのに特徴知らないと気付かずにスルーしてしまうかもしれないから」
「ま、マスターの特徴…ですか…」
なんか言いたくなさそうな雰囲気なんですが…
「む、無理に言わなくてもいいや…。探しているときに教えてくれれば」アセアセ
きっとプライバシーとかを気にしているんだろう…
「じ、じゃあせめてどこのゲーセンに居そうかくらいは…」
「た、多分今はいないと思います…」
…つまり今日は諦めて、後日改めて探すということになる…のかな?
「なら、警察署に寄って聞いてみるか…」
多分紛失届とか出てるかも?しれないし。
「ぃやいいです!大丈夫ですから!」アセアセ
な、なにが大丈夫なんだ?
「そ、それよりも!」
「!?」
「ひ、拾ってくださり、ありがとうございます…」
「お、おぅ…」
礼を言われるのに慣れてないから、少し照れくさい…
「しかしどうするか…。タルくなってきたし…、どっかで休むか…帰るか?」
多分言い忘れてたけど、俺は分単位ならともかく、時間単位の活動は少し厳しい。
別にそういった病気ではないけど、とにかく連続4、5時間も動きまわっていたら疲れが出てくる。
「お、お任せします…」
「…よし、帰るとしよう。神姫のことも調べとかなきゃならんし」
少々脚にくる道のりを通って家に帰ってきた俺"ら"は、夕飯までのあいだに調べものをすべく、自室へと向かった。
あ、親には内緒な。
「…」( ゚д゚)ポカーン
…なんかとぼけた表情してるぞコイツ。そこまで変な部屋じゃないはずだが…
「俺の部屋に何か問題が?」
「ぃやぃや割とすっきりしてるなぁと思いまして…」アセアセ
まぁ、ノートPCの置かれた机と棚兼用としても使ってるタンスと脚の畳めるテーブル、あとはプラモの箱くらいしかないからな、我がマイルーム。
とりあえずPCを起動してクレイドルをプラグイット!(ウェブダイバー知ってればわかるネタ)、連れを座らせてから神姫関連の情報を必要最低限だけでも調べた。
神姫の型式、バトルについて、武器の種類、etc...、&bold(){種類多いなオイ…}
「あ、そういや名前は?呼び名が無いと困る」
情報収集しながら聞いてみる。神姫のマスターは自分の神姫に固有の名前を付けるらしいからな。
「そ、その~、名前は…無いのです…」
な、名無しの権兵衛…、つまりデホルトのままか…
さすがにそれは困る…、というか可哀相だ。とりあえず臨時の呼び名でも用意しとかんと…。デホルトのままじゃ味気ないし。
「と、とりあえず仮の呼び名くらいなら付けても…アリなのか?」
「いいんじゃないでしょうか…」
早速呼び名を…どうしよう(汗)
ぶっちゃけ引き出し少ない俺の頭じゃろくな呼び名が思いつかないかも…
…ん?名無しの権兵衛…名無し…
「ナナシ…、もしくはジョン・ドゥ…」ブツブツ
「…?」
「ぃや某マンガのキャラが『名前がない』からナナシって名付けられたり、某ゲームのキャラがとりあえずの名で『名無しの権兵衛』的な意味のジョン・ドゥを名乗ったり…」
「は、はぁ…」
「あと声的に真尋とか…、やっぱ無難に『ナナシ』にしとくか。後ろに(仮)とか付けて」
こうして仮の呼び名はなし崩し的に『ナナシ(仮)』と決まった…
俺のセンスェ…
この後どうなったかって?夕飯食ったり風呂入ったり再度調べ物したり。ここでの詳細は省かせてもらう。&bold(){だが私は謝らない}
次話に続くってことで。
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[[吉良『バイツァ・ダスト!(前話に戻る)』>http://www19.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2848.html]] 続く…?
[[メインページへ>http://www19.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2851.html]]
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