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注意!
TVアニメ武装神姫、第一話のネタバレを盛大に含みます。
もう一度言いますが、
TVアニメ武装神姫、第一話のネタバレを盛大に含みます。
「うわあ……ビル一刀両断しちゃったよ、あのストラーフ」
「イルミ姉さんも、もしかしてあんなことできるんですか?」
メルとエルの期待の眼差しを、イルミはうっとうしそうに流した。
「同じストラーフなのだから不可能ではないだろうが――少なくとも私には無理だ」
「そんな事よりさ、あの武装を自在に出したり引っ込めたりするヤツとか、どんな場所でも仮想フィールド展開できる機械とか、あれすごくない? アタシもファーストとセカンドいつでも呼び出せるようにしたいぜ」
「確かに、私もあのシステムはとても有効だと思います。もう妹君に重い荷物をお持ち頂く必要がなくなりますから。 ……しかし、何より重要な問題があるでしょう」
どうせレラカムイなんで出ないし見る価値なし、と直前まで言っていたコタマも、なんだかんだで付き合ったマシロも最後の次回予告まで目を離すことはなかった。
深夜アニメだったために昼間のうちに寝溜めをしておいた彼女達の議論はテレビの電源を切った後も続いた。
その主な議題内容は、武装神姫の戦闘力のインフレについてだった。
戦乙女型アルトレーネ、エル。
戦乙女型アルトアイネス、メル。
悪魔型ストラーフ、イルミ。
狐型レラカムイ、コタマ。
人馬型クーフラン、マシロ。
弧域の部屋のテレビの前に並んだ五人の武装神姫達。
その中で同じタイプが登場したエルは、若干放心気味のメルを気遣うように問いかけた。
「アイネス、メチャクチャ強かったですね。私の『ブレードジェット』ほどじゃないですけど、かなりの速さで飛行してましたよ」
「うん……っていうかあのレベルだとボクのパンドラスカートの小細工とかほとんど意味ないよね……。ねえ、この中でさ、アニメで戦ってた神姫達に勝つ自信のある人、いる?」
答えはわかりきっていたメルだったが、手を挙げたのが予想通りコタマとマシロだけだったことに悲しさを覚えた。
例えばオープニングでストラーフがビルを一刀で切り崩したシーン、あれだけでメルはかなりの衝撃を受けた。
以前コタマVSエルメル姉妹を行った時、メルは高層ビル内部に多数の爆弾を設置して回り、自分自身を囮としてコタマごと巻き込んだことがあった。
捨て身の甲斐あって結果は引き分けに持ち込むことができたが、アニメのストラーフの圧倒的な強さを目の当たりにした今となっては無力感を覚えてしまった。
姉のエルにしてもそうだった。
アルトレーネが天然おとぼけ娘であったことは構わない。
元々アルトレーネとはそういうものである。
しかし引越し荷物の片付けの際、明らかに5kgくらいのダンベルを軽々と持ち上げていた。
(中が空っぽで水を入れて使用するダンベルという可能性もあるが)
基本スペックからして想定との差がありすぎるのだ。
あとハムスター可愛い。
「そう悲観することもないでしょう。我々は今まで閉鎖的なフィールドで戦ってきました。しかしアニメのような奥行きが半無限にあり空中戦が圧倒的に優位なフィールドが今後広まっていけば、神姫達も自ずとレベルアップしていくものです。それにカメラワークでバトルスピードが速く演出されていましたが、準優勝者だというエウクランテの装備はほとんどデフォルトだったではないですか。つまり努力次第ではどんな神姫でもアニメのキャラ程度には戦えるようになる、ということです」
しかしアニメのバトルスピードでは、例えマスターが指示を出せるとしても、それは「どのタイミングで必殺技を使え」といった簡易なもので精一杯になってしまうはずだ
加えて、今までの武装神姫バトルコンテンツが『バトロン』と『バトマス』だけだった、というのも問題に一役買っている。
『バトロン』はターン制のようなもので臨場感に欠けるし、『バトマス』は低予算ゲーム相応の動きしかできない。
いずれもアニメとのギャップは凄まじい。
「これからどうしましょう……。やっぱり現状の武装神姫はアニメが基準になるわけですから、私達もそれに合わせて戦闘力をインフレさせたほうがいいんでしょうか」
心配そうにエルはちらりとマシロのほうを向いた。
この中で現時点で戦闘力の頂点に立つマシロですら、竹櫛鉄子の主人公補正無しでは苦戦を強いられることになるだろう。
この地域では頂点に君臨する『デウス・エクス・マキナ』と呼ばれる、マシロを含めた五人の神姫がいる。
(『デウス・エクス・マキナ』については15cm程度の死闘でそのうち語られます)
コタマですら入れない五強と勝負になるテレビの神姫との差を埋めるのにはどうしたらよいか。
頭を抱えて悩むエルとメル。
そこに、一筋の光をイルミが差し示した。
「15cm程度の死闘のキャラ性能と機械の技術力を底上げしたらいいだけじゃないか。別に今のままでも問題ないとは思うが、どうしてもというならば週刊少年ジャンプのバトル漫画のインフレのように、いつの間にか大幅な戦闘力の底上げがなされても適当な設定を加えるなどして『そんなものだ』で済まされるだろう」
「「ああ、なるほど」」と納得したエルとメル。
コタマとマシロは「それでいいのか」と思うだけに留めておいた。
戦闘力を危惧したのはエル達だけではなかった。
かくして翌日、全国の神姫とオーナー達からコナミへ、ハイテクシステムの発売予定についての問い合わせが殺到したそうな。
やはりバトルシーンはISと似たような感じになりましたな。
しかし個人的に、一話で切ってしまうようなクオリティでないとは思いました。
尻すぼみにならないことを祈ります。
次回はケモテック神姫が出るとのことで、頭身のデフォルメが気になるところです。
&bold(){[[15cm程度の死闘トップへ>15cm程度の死闘]]}
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