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「「天使型チームにしよう」」(2007/12/18 (火) 17:28:18) の最新版変更点
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「天使型チームにしよう」
「ありがとうございます、ご主人様!」
「流石、ダーリン」
俺は天使型チームを選んだ。
やっぱり違法改造武器の経験者のアンジェラスがいるからバトルで楽が出来ると思うし、ルーナも前の闘いで楽々勝利したから余裕があるだろう。
「えー!?アンジェラス達のチームじゃなくて、ボク達のチームを選んでよー!」
「お兄ちゃん、私頑張るから…私達のチームを」
悪魔型チームを選ばなかった事に講義するクリナーレとパルカ。
気持ちが解らんなくもないが、これは俺が選んだ事だ。
文句は言わせない。
でもまぁ、ここは優し接しって
説得するか。
「後で婪に頼んでバトルをさせてあげるから待ってろ」
「でも~」
「クリナーレは大人だろ。頭撫でてやるから大人しく待ってろ」
そう言いながら肩にいるクリナーレの頭を撫でてやると大人しくなった。
純情なものだ。
…でもちょっと撫でずらい。
「お兄ちゃんー私も撫でてください」
「はいはい、パルカも忘れてないよ」
クリナーレ同様、パルカの頭も撫でてやる。
うぅ~、手がつりそうだ。
「ご主人様、頭を撫でるのはご褒美じゃないんですか!?」
「まったくもって、その通りですわ」
「あーもう、しょうがないだろクリナーレ達が駄々こねるんだから、少しは多めに見てやってくれ」
「じゃあ、私とルーナには撫でるご褒美より更に素敵なご褒美をくださいね!」
「わ、解ったよ。バトルに勝ったらな」
「約束ですからね!それじゃあルーナ、頑張ってバトルに勝つのよ!!」
「はい、お姉様!」
俺は片方の手を使ってアンジェラスとルーナをバトルを行う筐体に入れる。
はぁ~、アンジェラスの奴はちゃっかりしてるなぁ。
撫でるより素敵なご褒美ねぇ~、何してやればいいかなぁ?
あんまり良い案が出ない。
まぁ後で考えるかぁ。
「そんじゃあ頑張ってこいよ、二人共!」
「任せてください!」
「おちゃのこさいさいですわ」
こうして天使型チームのバトルが始まった。
違法改造武器を持たせたからといって相手を殺す程の威力は無いように設定してあるから大丈夫だろう…多分。
…。
……。
………。
アンジェラスの視点
私がバトルを始める筐体に入ってから数十秒が経った。
そして最初に見た風景は浜辺でした。
とても透き通る海に晴天の空。
まるで海に遊びに来た感じです。
周りを見ると敵はいなく、ルーナだけがいた。
調度違法改造武器のインストールが終わった頃でしょう。
「ルーナ、武器の調子はどうですか?」
「う~ん、これといって違和感ありません。でも最初は頭の中がごちゃごちゃになった感じがしましたわ」
「大丈夫です、すぐに慣れますから」
「お姉様はまるで、もう違法改造武器を使った事がある口ぶりですね」
「エッ!?いや、何と無くそんな感じがしてね」
「そうなんですか?」
「そうそう、そうなのよ」
あ、危なかったです。
ルーナに既に違法改造武器を使って手慣れているとバレる所でした。
いつもおちゃらけているルーナは以外と鋭い所がありますからね。
気をつけないといけません。
「じゃあまずは武器を召喚しましょう。やり方はルーナでも解るでしょ?」
「はい、先程インストールされてその中のデータを見ましたから」
どうやら大丈夫みたい。
この調子ならルーナの事は心配なさそうです。
それでは私は自分の事に集中しましょう。
「グラディウス、召喚!」
私が高らかに声をあげると目の前に青白く光る剣が現れた。
アンダーグラウンドで使う剣。
昨日夜、ご主人様は性能はそのままで威力だけ低く設定した、と言っていたから遠慮なく攻撃できます。
私はグラディウスを手にとるといつもと同じ感覚になる。
バトルで殺し合う感覚に…。
駄目!
今回は普通のバトルです!
殺し合いじゃないです!
「沙羅曼蛇、召喚!」
隣で沙羅曼蛇を召喚するルーナ。
目の前に沙羅曼蛇が召喚され手にする。
「これがあたしの武器ですか。他の武器と違って扱いやすそうですわ」
どうやら沙羅曼蛇の事が気にいったみたい。
良かったですね、ご主人様。
「ルーナ、準備いい?」
「はい。大丈夫ですわ、お姉様」
「それじゃあ…行きます!」
私は掛け声とともに空に飛ぶ。
ルーナも私の後を追っ掛けて飛んでくる。
空へ飛び、敵を探すが中々見つからない。
ヘッドのセンサーを使っても反応は無し。
これでは時間刻々と過ぎていくだけ。
その時だった。
「ヤァアアアアーーーー!!!!」
「「!?」」
私達よりも上空から大声が聞こえた。
声がする方向にすぐさま振り向くと。
「ッ!?」
敵は太陽の背にいたので眩しくて直視できなかった。
おかげで目がやられ、敵に隙を見せてしまった事になる。
「クラエェーーーー!!!!」
ドカッ!
「グハッ!?」
私の腹に敵の蹴りがクリティカルヒットした。
そのまま敵の落ちる勢いで急降下する。
ダメージが高く身体が動かす事が出来ない私は何も出来ないまま地面に落ちた。
ズドンー!
浜辺の砂に落ち、砂煙が舞い、地面に落ちた衝撃で背中にもダメージをくらう。
強いです。
これまでバトルしてきた敵とレベルが違い過ぎます!
「まだ終わりじゃないよ!」
「ウ、ゥッ!?」
足がどかれたと思えば首を掴まれ持ち上げられる私。
なんなの、この力は!?
「ハァーッ!」
敵は私を野球ボールの用に投げられ近くにあった岩に投げつけられた。
ズガン!
「カハッ!」
さらにまた背中にダメージをくらう。
岩は私がぶつかった衝撃でガラガラと音をたてながら崩れおち、そのまま私も地面にズルリと落ちる。
この圧倒的な力の差。
はがたちません。
既に私のHPも半分以上削れています。
力なく私は後ろを見ると、リアウイングM‐88対消滅エンジンは使えない状態だった。
あれだけ地面や岩にぶつけらればボロボロに当然。
これでもう空中に飛ぶ事はできません。
「こんなモノなの?弱いね、あんた」
敵が余裕を見せながら近づいて来る。
「…ハウリン型…ですか」
私はよろめきながら立ち上がり相手を見据える。
「藍よ。マスターの恋人の神姫と聞いてどれだけ強いのか期待していたけど、期待ハズレだったみたい」
「クゥッ!」
藍は鼻で笑うように私に挑発してくる。
ムカつきますけど、相手の方がレベルが高い。
ここは敵の挑発を我慢して次にどうやって攻撃するか考えないと。
あ、そういえば!
「ルーナ、大丈夫なのかしら?」
チラッと空を見上げる。
するとルーナはマオチャオ型と闘っていました。
苦戦しているみたい。
あのルーナが顔を苦しそうに歪めている。
あんなルーナの姿、初めて見ました。
バシ!
「アウ!?」
いきなり後ろから攻撃され右腕を羽交い絞めされ地面に倒される。
「敵が目の前にいるのに余所見するとはね。弱すぎて話にならない」
藍は心底残念そうに言う。
いつの間に私のバックを取っていたの。
確かに余所見をしていたとはいえ、一秒以下です。
どれだけ速く動けるのよ、こいつは!
「そんなにそのルーナという奴が心配ならここで見ていればいい。その間、アンタは私にこうやって捕まりながら何も出来ないけどね」
不敵な笑みしながら藍は私の右腕をギリギリと痛みつける。
クッ、これでは本当になにも出来ないまま負けてしまう。
いったいどうすれば…。
<I hope to transform into the person type>
左手に持っているグラディウスが私の心の中で言ってきた。
人型、変形?
何言ってるかさっぱり解らない。
けど、こんな状態で何も出来ない私よりもグラディウスが出来るというならそれに頼るしかないです!
「お願いグラディウス!」
<I understood!>
私がグラディウスにお願いするとグラディウスは白く光出した。
眩い光によって私と藍は思わず瞼を閉じる。
その瞬間左手に持っていたグラディウスに違和感を感じた。
いままで握っていた剣の感触が柔らかい人の手の感触になったのだ。
そう感じたらすぐに私の手から離れてしまった。
「ッキャアアァア!」
藍の悲鳴が聞こえた同時に眩い光が消えた。
するとそこにいたのは見たこともない武装神姫がいました。
容姿は顔が小さく銀髪のツインテックにアホ毛が二本で目の色は赤、体系は私と同じくらい。
そしてなんとも特徴的なのは八本の銀色に輝く翼に、右手に持っている巨大な剣。
持つ場所は真ん中にあって左右に鋭い両刃がある。
剣の種類では無い剣の形をしているのでなんて言えば解らない。
<Does not the master have the injury?>
「あ、あなたはグラディウスなの?」
<Yes.You are my master!>
これまた凄い展開です。
私の剣が武装神姫になってしまいました。
ご主人様が改造したに違いありません。
あ、そういえば藍はいったいどうなったのかな。
さっきの悲鳴は藍の声だと思うけど。
<She is sleeping there>
グラディウスが左手で示す先を見ると、そこにはグッタリと倒れている藍がいた。
いったい何の攻撃をしたらあの強敵な藍をあんな状態に出来るのやら。
「ていうか、『寝ている』という表現はちょっとオカシイよ、グラディウス。それにちょっとやりすぎよ、ここは殺し合いする所じゃないんだから」
<Apology>
「謝罪じゃなくて『ごめんなさい』て、言えばいいのよ」
<ゴメン、なさ、い?>
「そうよ。今度、日本語教えてあげる。さて、それよりもルーナの事が心配だわ」
空を見上げるとまだルーナはあのマオチャオに苦戦していました。
早く助けないと!
でも私のリアパーツは使い物になりません。
これではルーナを助けるどころか、空に飛ぶ事もできません。
どうしよう。
するとグラディウスが自分の剣をプログラム化して白い光となって消え、手ぶらとなった右手を私に向けた。
まるで『こっちに来て』みたいな感じで。
<Please hang on to my back>
「え?背中につかまるの??あっそうか!」
右手はそいう誘いだったのね!
グラディウスがルーナの所まで運んでくれる!
なら迷う必要はありません。
私は二つのM4ライトセイバーを取り出し、一つ右手に持ってもう一つを口に咥える。
そしてグラディウスの左肩を左手で掴む。
「準備OKだよ、グラディウス!」
<I fly toward the enemy!>
「GRADIUS、GO!」
<GO!>
銀色の翼を羽ばたかせ空へと飛ぶグラディウス。
待っててルーナ!
今すぐ助けに行くから!
ルーナの視点
「クッ!?しつこいですわよ!貴女!!」
「へっへ~んだ。もっとアタシと遊ぼうよ!」
「御免こうむりたいですね!」
「そんなこと言わずに、サァ!」
ズガン!
アタシの右わき腹にマオチャオの錬の拳がクリティカルヒットする。
苦痛に顔が歪む。
圧倒的なレベルの差ではがたちませんわ!
ダーリンから渡された沙羅曼蛇の力を発揮できないままこのまま負ける訳にいかない!
「一か八か!沙羅曼蛇、頼みますわよ!!」
<…神機妙算>
沙羅曼蛇だがそう言った瞬間。
アタシの身体は勝手に動く。
しかもかなり無理矢理な体勢で沙羅曼蛇の剣が敵の錬に向かって振り下ろされる。
ブオン!
「おっと~。危ない危ない。君、かなり無理矢理な攻撃にでたね、ちょっと驚いたよ」
「チッ!外れましたか!!」
「そうだね。しかもさっきの攻撃で身体が動かないじゃない?」
「…畜生、ですわ」
錬の言っている事は正しい。
先程の無理矢理な攻撃のせいで身体に負担を掛けてしまったのです。
身体の節々が痛くて空を飛ぶのもやっとのこと。
これでは空に浮かんでいる的。
「もっと遊びたかったけど、そろそろ残り時間がないからトドメいくね♪またね♪♪」
「…ごめなさい、ダーリン。アタシ、負けるかも」
「バイバイ!」
突撃してくる錬。
アタシは目を瞑り覚悟を決めた。
ズバッ!
攻撃音が聞こえ身構える。
けど、身体には痛みは走らなかった。
しかも攻撃音は打撃の音というより何かを斬るの音でした。
恐る恐る目を開けると、そこにはとても不思議な光景がアタシの目に飛び込みました。
アンジェラスお姉さまが二刀流のM4ライトセイバーで錬を攻撃していたのです。
それともう一人は銀色の翼を生やしている見たこともない武装神姫がいました。
「妹には手出しさせないわ!これで終わりよ!!」
「そんなのアリなのかニャ~!?」
「落ちなさい!」
ズバン!
「フニャ~…」
浜辺近くの海に落ちていく錬を一瞥して私は安心して溜息をはく。
と、その時。
「落ちる~!誰か助けてー!!」
アンジェラスお姉さまがヒュ~、と落ちていく。
あれ、よく見るとリアパーツを装着していません。
そりゃ落ちますよ、飛ぶものが無いのだから。
て、納得してる暇じゃなかった!
お姉さまを助けないと!
「お姉さ…あら」
アタシが助けよとしたらもう一人の知らない武装神姫がお姉さまをお姫様だっこで助けました。
ふぅ~、もうお姉さまたら。
心配かけるんだから。
でも、あの神姫はいったい誰なのかしら?
アタシに向かって飛んでくる謎の神姫にお姫様抱っこされているお姉さまが来る。
「大丈夫、ルーナ?」
「えぇ、大丈夫ですわ。所で、今お姉さまをお姫様抱っこしているの誰ですか?」
「あ、あぁ~。この人はね」
<Hello I am Gradius>
「グラディウスなの!?この神姫が!?!?」
驚きの真実!
さっきの剣が今私の目の前にいる神姫だというの!?
<I have surprised you.I'm sorry>
「…う~ん、確かに驚いたけど。でもまぁ、いいです。アタシは助かってしかもバトルに勝てたのですから」
先程からいかにも機械音で作られた女の人の声が『Battle end』の声が聞こえる。
はぁ~でも今回はかなりきついバトルになりました。
「ルーナ、ご主人様の所へ帰りましょう♪」
「はい、お姉さま。でもその格好のままで行くとダーリンは多分笑うでしょうね」
「格好?は、はわわわわ!グラディウス、今すぐ離しなさい!!」
<With what?>
「お姫様抱っこのままだとマズイからです!」
<Really good?Master fall on ground>
「あうぅ~そうでした!?今の私は飛べないだったんだ!」
グラディウスの両手に抱かれながら慌てるお姉さま。
あまりのお姉さまの慌てっぷりに言うのが遅れてしまい言うタイミングが無くなってしまったけど、ご主人様はこのバトルをズーッと見ているハズです。
つまり、今どんなに騒いでも時既に遅しです。
でもそんな事に気づいてない、お姉さまが可愛いです。
「もういい、このまま帰るよ!」
「そうですね♪」
<? The reason why the master panics is not understood why>
グラディウスが疑問に思いながらアタシとアンジェラスお姉さまはご主人様の所に帰った。
…。
……。
………。
天薙龍悪の視点
「よっ!お疲れさん。よく勝てたなぁ、最初は冷や冷やしたぜ」
俺は両手を横に添えながらアンジェラスとルーナを手の平に移動させる。
おっとと、フラフラと手の平の上で女の子座りをしてしまう。
あぁ~、これは相当疲れてるな。
でもまぁ相手が相手だからなぁ、なにせファーストランカーの神姫だからね。
「ほら、ご褒美だぞ」
二人の頭を撫でててやった。
ルーナは満足そうな顔をしていたが、アンジェラスは少し不満そうだった。
「やっぱり、頭を撫でるだけですか…」
「え?いやだっていつもこうして…あ、そっか!」
「私がバトルする前に言いましたよね」
「そうだったな。頭撫でるよりももっと凄いご褒美が欲しいと」
すっかり忘れてた。
と、言っても、なにかご褒美するものがウムゥ!?
チュ~~~~
「チュッ…これで一応、満足しときますね」
「ナッ!?オマッ!キスを…」
アンジェラスが俺が褒美を考えてる隙に俺にキスしやがった。
あ~ビックリした。
しかし、アンジェラスの奴も大胆な行動にでるようになったものだ。
成長した、と言うべきかな?
「あちゃ~、負けちゃいましたよ先輩」
自分の髪の毛を弄りながらこっちに来た婪。
胸の両ポケットには不貞腐れてる藍、それと対照的にニコヤカに笑っている錬。
「でも先輩~オリジナル武器は卑怯ですって~。しかも武器が武装神姫に変身するなんてきいてませんよ~」
おやおや、プク~ッと頬っぺたを膨らます婪。
珍しくご立腹みたいだ。
「あぁ~残念です~。もし先輩が負けたら、あんなことやこんなことをお願いしようかな~と思ったのにぃ」
「あは、あはははは…」
アンジェラス、ルーナ、勝ってくれてありがとう。
マジでありがとう。
俺の貞操が守れた。
「アニキ~、早くボク達にバトルさせえてよー!」
「そうですよ、お兄ちゃん」
「痛い、痛い。解った、解ったから耳を引っ張るなって!」
両肩にいるクリナーレとパルカが俺の両耳を引っ張る。
結構痛いです。
「なぁ婪もう一度バトルしてくれないか?クリナーレとパルカがだだこねちゃってさぁ~」
「いいよ♪条件付だ・け・ど♪♪」
ウッ…なんか嫌な予感。
どうせ先程言った『あんなことやこんなことをお願い』のとかじゃないだろうなぁ~。
「先輩が負けたら『先輩がアタシにエッチな事をいっぱいしてもらう』という条件ならいいですよ♪」
ウワ~ッ!?
余計にたちが悪い条件になりやがった!
これはなんとしてもクリナーレとパルカに勝ってもらわないと!
「クリナーレ、パルカ。絶対に勝てよ!負けたら俺が婪に食べられちゃうんだからな!?」
「大丈夫だって。ボク達を信用してって」
「婪さんの思い通りにはさせませんから!」
気合十分な二人。
うん、これなら大丈夫だな。
「よし!じゃあ二人とも頑張ってこい!」
「「はい!」」
二人を筐体の中に入りバトル開始を待つ。
アンジェラスとルーナは俺の右肩で一緒に見学する。
今日一日中はバトルするのもいいだろう。
それに久々に婪と遊べたんだ。
こんな日もたまにはいいだろう。
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「天使型チームにしよう」
「ありがとうございます、ご主人様!」
「流石、ダーリン」
俺は天使型チームを選んだ。
やっぱり違法改造武器経験者のアンジェラスがいるからバトルで楽が出来ると思うし、ルーナも前の闘いで楽々勝利してたから余裕があるだろう。
「えー!?アンジェラス達のチームじゃなくて、ボク達のチームを選んでよー!」
「お兄ちゃん、私頑張るから…私達のチームを」
悪魔型チームを選ばなかった事に抗議するクリナーレとパルカ。
気持ちが解らんなくもないが、これは俺が選んだ事だ。
文句は言わせない。
でもまぁ、ここは優し接しって説得するか。
「後で婪に頼んで、バトルをさせてやるから待ってろ」
「でも~」
「クリナーレは大人だろ。頭撫でてやるから大人しく待ってろ」
そう言いながら肩にいるクリナーレの頭を撫でてやると大人しくなった。
純情なものだ。
…でもちょっと撫でずらい。
「お兄ちゃんー私も撫でてください」
「はいはい、パルカも忘れてないよ」
クリナーレ同様、パルカの頭も撫でてやる。
うぅ~、手がつりそうだ。
「ご主人様、頭を撫でるのはご褒美じゃないんですか!?」
「まったくもって、その通りですわ」
「あーもう、しょうがないだろ。クリナーレ達が駄々こねるんだから、少しは多めに見てやってくれ」
「じゃあ、私とルーナには撫でるご褒美より、更に素敵なご褒美をくださいね!」
「わ、解ったよ。バトルに勝ったらな」
「約束ですからね!それじゃあルーナ、頑張ってバトルに勝つよ!!」
「はい、お姉様!」
俺は片方の手を使ってアンジェラスとルーナをバトルを行う筐体に入れる。
はぁ~、アンジェラスの奴はちゃっかりしてるなぁ。
撫でるより素敵なご褒美ねぇ~、何してやればいいかなぁ?
あんまり良い案が出ない。
まぁ後で考えるかぁ。
「そんじゃあ頑張ってこいよ、二人共!」
「任せてください!」
「おちゃのこさいさいですわ」
こうして天使型チームのバトルが始まった。
違法改造武器を持たせたからといって、相手を殺す程の威力は無いように設定してあるから大丈夫だろう…多分。
…。
……。
………。
アンジェラスの視点
私がバトルを始める筐体に入ってから数十秒が経った。
そして最初に見た風景は浜辺でした。
とても透き通る海に晴天の空。
まるで海に遊びに来た感じです。
周りを見ると敵はいなく、ルーナだけがいた。
調度違法改造武器のインストールが終わった頃でしょう。
「ルーナ、武器の調子はどうですか?」
「う~ん、これといって違和感ありません。でも最初は頭の中がごちゃごちゃになった感じがしましたわ」
「大丈夫です、すぐに慣れますから」
「お姉様はまるで、もう違法改造武器を使った事がある口ぶりですね」
「エッ!?いや、何と無くそんな感じがしてね」
「そうなんですか?」
「そうそう、そうなのよ」
あ、危なかったです。
ルーナに既に違法改造武器を使って手慣れているとバレる所でした。
いつもおちゃらけているルーナは以外と鋭い所がありますからね。
気をつけないといけません。
「じゃあまずは武器を召喚しましょう。やり方はルーナでも解るでしょ?」
「はい、先程インストールされてその中のデータを見ましたから」
どうやら大丈夫みたい。
この調子ならルーナの事は心配なさそうです。
それでは私は自分の事に集中しましょう。
「グラディウス、召喚!」
私が高らかに声をあげると目の前に青白く光る剣が現れた。
アンダーグラウンドで使う剣。
昨日夜、ご主人様は性能はそのままで威力だけ低く設定した、と言っていたから遠慮なく攻撃できます。
私はグラディウスを手にとるといつもと同じ感覚になる。
バトルで殺し合う感覚に…。
駄目!
今回は普通のバトルです!
殺し合いじゃないです!
「沙羅曼蛇、召喚!」
隣で沙羅曼蛇を召喚するルーナ。
目の前に沙羅曼蛇が召喚され手にする。
「これがあたしの武器ですか。他の武器と違って扱いやすそうですわ」
どうやら沙羅曼蛇の事が気にいったみたい。
良かったですね、ご主人様。
「ルーナ、準備はいい?」
「はい。大丈夫ですわ、お姉様」
「それじゃあ…行きます!」
私は掛け声とともに空に飛ぶ。
ルーナも私の後を追っ掛けて飛んでくる。
空へ飛び、敵を探すが中々見つからない。
ヘッドのセンサーを使っても反応は無し。
これでは時間が刻々と過ぎていくだけ。
その時だった。
「ヤァアアアアーーーー!!!!」
「「!?」」
私達よりも上空から大声が聞こえた。
声がする方向にすぐさま振り向くと。
「ッ!?」
敵は太陽の背にいたので眩しくて直視できなかった。
おかげで目がやられ、敵に隙を見せてしまった事になる。
「クラエェーーーー!!!!」
ドカッ!
「グハッ!?」
私の腹に敵の蹴りがクリティカルヒットした。
そのまま敵の落ちる勢いで急降下する。
ダメージが高く、身体が動かす事が出来ない私は何も出来ないまま地面に落ちた。
ズドンー!
浜辺の砂に落ち砂煙が舞い、地面に落ちた衝撃で背中にもダメージをくらう。
強いです。
これまでバトルしてきた敵とレベルが違い過ぎます!
「まだ終わりじゃないよ!」
「エ、ゥッ!?」
敵の足がどかれたと思えば、今度は首を掴まれ持ち上げられてしまった私。
なんなの、この力は!?
「ハァーッ!」
敵は私を野球ボールのように投げ、近くにあった岩に投げつけられた。
ズガン!
「カハッ!」
さらにまた背中にダメージをくらう。
岩は私がぶつかった衝撃でガラガラと音をたてながら崩れおち、そのまま私も地面にズルリと落ちる。
この圧倒的な力の差。
はがたちません。
既に私のHPも半分以上削れています。
力なく私は後ろを見ると、リアウイングM‐88対消滅エンジンは使えない状態だった。
あれだけ地面や岩にぶつけらればボロボロにるのは当然。
これでもう空中に飛ぶ事はできません。
「こんなモノなの?弱いね、あんた」
敵が余裕を見せながら近づいて来る。
「…ハウリン型ほう…ですか」
私はよろめきながら立ち上がり相手を見据える。
「藍、よ。マスターの恋人の神姫と聞いてどれだけ強いのか期待していたけど、期待ハズレだったみたい」
「クゥッ!」
藍は鼻で笑うように私に挑発してくる。
ムカつきますけど、相手の方がレベルが高い。
ここは敵の挑発を我慢して次にどうやって攻撃するか考えないと。
あ、そういえば!
「ルーナ、大丈夫なのかしら?」
チラッと空を見上げる。
するとルーナはマオチャオ型と闘っていました。
苦戦しているみたい。
あのルーナが顔を苦しそうに歪めている。
あんなルーナの姿、初めて見ました。
バシ!
「アウ!?」
いきなり後ろから攻撃され右腕を羽交い絞めされ地面に倒される。
「敵が目の前にいるのに余所見するとはね。弱すぎて話にならない」
藍は心底残念そうに言う。
いつの間に私のバックを取っていたの。
確かに余所見をしていたとはいえ、一秒以下です。
どれだけ速く動けるのよ、こいつは!
「そんなにそのルーナという奴が心配ならここで見ていればいい。その間、アンタは私にこうやって捕まりながら何も出来ないけどね」
不敵な笑みしながら藍は私の右腕をギリギリと痛みつける。
クッ、これでは本当になにも出来ないまま負けてしまう。
いったいどうすれば…。
<I hope to transform into the person type>
左手に持っているグラディウスが私の心の中で言ってきた。
人型、変形?
何言ってるかさっぱり解らない。
けど、こんな状態で何も出来ない私よりもグラディウスが出来るというならそれに頼るしかないです!
「お願いグラディウス!」
<I understood!>
私がグラディウスにお願いするとグラディウスは白く光出した。
眩い光によって私と藍は思わず瞼を閉じる。
その瞬間左手に持っていたグラディウスに違和感を感じた。
いままで握っていた剣の感触が柔らかい人の手の感触になったのだ。
そう感じたらすぐに私の手から離れてしまった。
「ッキャアアァア!」
藍の悲鳴が聞こえた同時に眩い光が消えた。
するとそこにいたのは見たこともない武装神姫がいました。
容姿は顔が小さく銀髪のツインテックにアホ毛が二本で目の色は赤、体系は私と同じくらい。
そしてなんとも特徴的なのは八本の銀色に輝く翼に、右手に持っている巨大な剣。
持つ場所は真ん中にあって左右に鋭い両刃がある。
剣の種類では無い剣の形をしているのでなんて言えば解らない。
<Does not the master have the injury?>
「あ、あなたはグラディウスなの?」
<Yes.You are my master!>
これまた凄い展開です。
私の剣が武装神姫になってしまいました。
ご主人様が改造したに違いありません。
あ、そういえば藍はいったいどうなったのかな。
さっきの悲鳴は藍の声だと思うけど。
<She is sleeping there>
グラディウスが左手で示す先を見ると、そこにはグッタリと倒れている藍がいた。
いったい何の攻撃をしたらあの強敵な藍をあんな状態に出来るのやら。
「ていうか、『寝ている』という表現はちょっとオカシイよ、グラディウス。それにちょっとやりすぎよ、ここは殺し合いする所じゃないんだから」
<Apology>
「謝罪じゃなくて『ごめんなさい』て、言えばいいのよ」
<ゴメン、なさ、い?>
「そうよ。今度、日本語教えてあげる。さて、それよりもルーナの事が心配だわ」
空を見上げると、まだルーナはあのマオチャオに苦戦していました。
早く助けないと!
でも私のリアパーツは使い物になりません。
これではルーナを助けるどころか、空を飛ぶ事もできません。
どうしよう。
するとグラディウスが自分の剣をプログラム化して白い光となって消え、手ぶらとなった右手を私に向けた。
まるで『こっちに来て』みたいな感じで。
<Please hang on to my back>
「え?背中につかまるの??あっそうか!」
右手はそいう誘いだったのね!
グラディウスがルーナの所まで運んでくれる!
なら迷う必要はありません。
私は二つのM4ライトセイバーを取り出し、一つ右手に持ってもう一つを口に咥える。
そしてグラディウスの左肩を左手で掴む。
「準備OKだよ、グラディウス!」
<I fly toward the enemy!>
「GRADIUS、GO!」
<GO!>
銀色の翼を羽ばたかせ空へと飛ぶグラディウス。
待っててルーナ!
今すぐ助けに行くから!
ルーナの視点
「クッ!?しつこいですわよ!貴女!!」
「へっへ~んだ。もっとアタシと遊ぼうよ!」
「御免こうむりたいですね!」
「そんなこと言わずに、サァ!」
ズガン!
アタシの右わき腹にマオチャオの錬の拳がクリティカルヒットする。
苦痛に顔が歪む。
圧倒的なレベルの差ではがたちませんわ!
ダーリンから渡された沙羅曼蛇の力を発揮できないままこのまま負ける訳にいかない!
「一か八か!沙羅曼蛇、頼みますわよ!!」
<…神機妙算>
沙羅曼蛇だがそう言った瞬間。
アタシの身体は勝手に動く。
しかもかなり無理矢理な体勢で沙羅曼蛇の剣が敵の錬に向かって振り下ろされる。
ブオン!
「おっと~。危ない危ない。君、かなり無理矢理な攻撃にでたね、ちょっと驚いたよ」
「チッ!外れましたか!!」
「そうだね。しかもさっきの攻撃で身体が動かないじゃない?」
「…畜生、ですわ」
錬の言っている事は正しい。
先程の無理矢理な攻撃のせいで身体に負担を掛けてしまったのです。
身体の節々が痛くて空を飛ぶのもやっとのこと。
これでは空に浮かんでいる的。
「もっと遊びたかったけど、そろそろ残り時間がないからトドメいくね♪またね♪♪」
「…ごめなさい、ダーリン。アタシ、負けるかも」
「バイバイ!」
突撃してくる錬。
アタシは目を瞑り覚悟を決めた。
ズバッ!
攻撃音が聞こえ身構える。
けど、身体には痛みは走らなかった。
しかも攻撃音は打撃の音というより何かを斬るの音でした。
恐る恐る目を開けると、そこにはとても不思議な光景がアタシの目に飛び込みました。
アンジェラスお姉さまが二刀流のM4ライトセイバーで錬を攻撃していたのです。
それともう一人は銀色の翼を生やしている見たこともない武装神姫がいました。
「妹には手出しさせないわ!これで終わりよ!!」
「そんなのアリなのかニャ~!?」
「落ちなさい!」
ズバン!
「フニャ~…」
浜辺近くの海に落ちていく錬を一瞥して私は安心して溜息をはく。
と、その時。
「落ちる~!誰か助けてー!!」
アンジェラスお姉さまがヒュ~、と落ちていく。
あれ、よく見るとリアパーツを装着していません。
そりゃ落ちますよ、飛ぶものが無いのだから。
て、納得してる暇じゃなかった!
お姉さまを助けないと!
「お姉さ…あら」
アタシが助けよとしたら、もう一人の知らない武装神姫がお姉さまをお姫様だっこで助けました。
ふぅ~、もうお姉さまたら、心配かけるんだから。
でも、あの神姫はいったい誰なのかしら?
アタシに向かって飛んでくる謎の神姫にお姫様抱っこされているお姉さまが来る。
「大丈夫、ルーナ?」
「えぇ、大丈夫ですわ。所で、今お姉さまをお姫様抱っこしているの誰ですか?」
「あ、あぁ~。この人はね」
<Hello. I am Gradius>
「グラディウスなの!?この神姫が!?!?」
驚きの真実!
さっきの剣が今私の目の前にいる神姫だというの!?
<I have surprised you.I'm sorry>
「…う~ん、確かに驚いたけど。でもまぁ、いいです。アタシは助かって、しかもバトルに勝てたのですから」
先程からいかにも機械音で作られた女の人の声が『Battle end』の声が聞こえる。
バトルの終了をつげる指示だ。
はぁ~でも今回はかなりきついバトルになりました。
「ルーナ、ご主人様の所へ帰りましょう♪」
「はい、お姉さま。でもその格好のままで行くとダーリンは多分笑うでしょうね」
「格好?は、はわわわわ!グラディウス、今すぐ離しなさい!!」
<With what?>
「お姫様抱っこのままだとマズイからです!」
<Really good?Master fall on ground>
「あうぅ~そうでした!?今の私は飛べないだったんだ!」
グラディウスの両手に抱かれながら慌てるお姉さま。
あまりのお姉さまの慌てっぷりに言うのが遅れてしまい言うタイミングが無くなってしまったけど、ご主人様はこのバトルをズーッと見ているハズです。
つまり、今どんなに騒いでも時既に遅しです。
でもそんな事に気づいてない、お姉さまが可愛いです。
「もういい、このまま帰るよ!」
「そうですね♪」
<? The reason why the master panics is not understood why>
グラディウスが疑問に思いながらアタシとアンジェラスお姉さまはご主人様の所に帰った。
…。
……。
………。
天薙龍悪の視点
「よっ!お疲れさん。よく勝てたなぁ、最初は冷や冷やしたぜ」
俺は両手を横に添えながらアンジェラスとルーナを手の平に移動させる。
おっとと、フラフラと手の平の上で女の子座りをしてしまう。
あぁ~、これは相当疲れてるな。
でもまぁ相手が相手だからなぁ、なにせファーストランカーの神姫だからね。
「ほら、ご褒美だぞ」
二人の頭を撫でててやった。
ルーナは満足そうな顔をしていたが、アンジェラスは少し不満そうだった。
「やっぱり、頭を撫でるだけですか…」
「え?いやだっていつもこうして…あ、そっか!」
「私がバトルする前に言いましたよね」
「そうだったな。頭撫でるよりももっと凄いご褒美が欲しいと」
すっかり忘れてた。
と、言っても、なにかご褒美するものがウムゥ!?
チュ~~~~
「チュッ…これで一応、満足しときますね」
「ナッ!?オマッ!キスを…」
アンジェラスが俺が褒美を考えてる隙に俺にキスしやがった。
あ~ビックリした。
しかし、アンジェラスの奴も大胆な行動にでるようになったものだ。
成長した、と言うべきかな?
「あちゃ~、負けちゃいましたよ先輩」
自分の髪の毛を弄りながらこっちに来た婪。
胸の両ポケットには不貞腐れてる藍、それと対照的にニコヤカに笑っている錬。
「でも先輩~オリジナル武器は卑怯ですって~。しかも武器が武装神姫に変身するなんてきいてませんよ~」
おやおや、プク~ッと頬っぺたを膨らます婪。
珍しくご立腹みたいだ。
「あぁ~残念です~。もし先輩が負けたら、あんなことやこんなことをお願いしようかな~と思ったのにぃ」
「あは、あはははは…」
アンジェラス、ルーナ、勝ってくれてありがとう。
マジでありがとう。
俺の貞操が守れた。
「アニキ~、早くボク達にバトルさせえてよー!」
「そうですよ、お兄ちゃん」
「痛い、痛い。解った、解ったから耳を引っ張るなって!」
両肩にいるクリナーレとパルカが俺の両耳を引っ張る。
結構痛いです。
「なぁ婪もう一度バトルしてくれないか?クリナーレとパルカがだだこねちゃってさぁ~」
「いいよ♪条件付だ・け・ど♪♪」
ウッ…なんか嫌な予感。
どうせ先程言った『あんなことやこんなことをお願い』のとかじゃないだろうなぁ~。
「先輩が負けたら『先輩がアタシにエッチな事をいっぱいしてもらう』という条件ならいいですよ♪」
ウワ~ッ!?
余計にたちが悪い条件になりやがった!
これはなんとしてもクリナーレとパルカに勝ってもらわないと!
「クリナーレ、パルカ。絶対に勝てよ!負けたら俺が婪に食べられちゃうんだからな!?」
「大丈夫だって。ボク達を信用してって」
「婪さんの思い通りにはさせませんから!」
気合十分な二人。
うん、これなら大丈夫だな。
「よし!じゃあ二人とも頑張ってこい!」
「「はい!」」
二人を筐体の中に入りバトル開始を待つ。
アンジェラスとルーナは俺の右肩で一緒に見学する。
今日一日中はバトルするのもいいだろう。
それに久々に婪と遊べたんだ。
こんな日もたまにはいいだろう。
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