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「Gene23 エチゴ屋」(2007/11/04 (日) 22:05:42) の最新版変更点
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*世界は・・・! 腐っている!!
具体的にどう腐っているかはヤンチャな国会中継でも見てもらって理解してもらうとして! 世界はすべからく是正されなければならない!!!
しかし! 唐突に世界を統べても愚民共にはついてこれまい!
そこで一国!
しかし息切れを回避する為もう一超えで一市街!!
更に更に神姫サイズ!!!
即ち我々秘密結社ミクロスの目標とは!!!!
「商店街せーふく! 今日、この日が!わちき達の野望のスタートラインなんだよライちゃん!!」
「そうでございますわねネプ先輩~」
「・・・ライちゃん、その呼び方やめてくれって言わなかったっけ? なんかどこぞのリオみたいに聞えるから」
「あらそうでございましたですね。申し訳ございませんネプ先輩」
「ってやめてないやん~!!」
べしっ!
ころん。
「ってアー!!!! 首もげたーーーー!!!!」
「あらあら、また外れてしまいましたわ。よいしょっと」
かちん。
「うぅ・・・いつもの事とは言えライちゃんの首ちょんぱは寿命が縮むっての~」
「ご迷惑をおかけします~」
かくして! 秘密結社ミクロスの幹部エウクランテBのネピリムとイーアネイラBのライナットによる(但し全構成員中2/2)商店街征服作戦が開始されたのである!!!
・・・ってそこ! 不安とか言うな不安とか!
----
―征服作戦第1号!―
「さてさてライちゃん、商店街征服にはまず何が必要だと思う?」
「そうでございますわね~、情報では、ないでしょうか~」
「そのとぉ~っり!!! そこでこの店なのだ!!」
ズビシッ!!!
それは小さな花屋さん。良くある商店街の隅の花屋さん。華やかであれど ~中略~ まあそんな花屋さん。
「・・・ネプ先輩、どうしてこの店なのでございましょうか?」
「いい質問だよライちゃん! 情報収集とは、すなわち!いかに相手に気付かれず、いかに多彩な人間と関係を持つかって事でしょー!! その点花というものはオフィスに商店、冠婚葬祭から趣味まで現代社会で一度も花を買わない人は居ないっちゅーくらいなのだ! つまりは花屋に潜入すれば来店者の会話は勿論、顧客データ入手したり花に盗聴器仕込んだりその気になればわちき達自身が潜り込んだり何気~に毒仕込んで暗殺したりともう至れり尽せり! あんだすたん~?」
「成る程~、さすがはネプ先輩でございますわね~」
「でしょ~? そうと決まれば早速潜入開始! ごめんくっださ~い♪」
がちゃん。
「この花をおかーさんに届ければいいんですにー?」
「でもアナタ、そのカンナビスの花、絶対に人に見つからないように持っていきなさいよ」
「うにー? どうしてですにー?」
「どうしても何も、この花非合法なんだから。全く、マブダチの生駒ちゃんでもなければ私様が苦労して手に入れたコレを分けたりしないわよ」
「・・・え?」
「あら~、神姫が店員さんのお店なんですわね~。ところで先輩、カンナビスって何のお花でございますの?」
「・・・大麻」
「あら? アナタ達聞いていたの? なら悪いけど、毒でも煽ってもらおうかしら?」
「せっ戦術的一時撤退~!!!!」
スタコラサッサ~!!
「・・・冗談だったのに。神姫が毒で死ぬ訳無いじゃない」
今回の作戦・・・失敗w
----
―征服作戦第2号!!―
「・・・はあ、はあ。しょっぱなから、越後屋そちも悪よのう的にかなーりヤバめな場面に遭遇したねライちゃん・・・。意外と商店街征服も侮れな・・ってライちゃん!首!首!! どこいった~~~!!!?」
ころころ~。
「大丈夫です先輩~。ここにおりますわ~」
かちゃん。
「まあライちゃんの首も据わった(誇張なし)ところで、次のターゲットに移ろうか!」
「次は、どうなさるのです?」
「次はちょっち実力行使に出るよー。すなわち! 直接接触による住民からの情報収集! そしてついでに軍資金の確保―!」
「・・・それは、普通にスリ・・窃盗に当たるのではないのでしょうか先輩?」
「甘い!甘いよライちゃん! 何故ならば神姫に基本的人権は保障されてない!逆を言えば法律関係ない! 何をやってもジャスティス!!」
「ああ、そうなのでございますね~。では安心ですわね」
「そう言う訳でサクサクいくぞ~! まずはあの裕福っぽい灰髪の人間かられっつセフトー!!」
飛翔、交差、掠。
「うっしゃー! 翼持ちである事を姑息に活かした華麗なるフライング窃盗の妙義を見たかー! 後はこのサイフから・・・ん? そういえばやけに重いサイフだな?」
「あの、ネプ先輩? これはお財布では無いようなのですけれど・・・」
「あ、ホントだ。具体的には・・・」
硬くて。
金属で。
穴が空いていて。
何気に手にフィットする形で。
「・・・って拳銃~!?!?!?!?!?」
「拳銃で、ございますわね~」
「ライちゃん何気に冷静・・って首反対向いてる!? もっと見るほうに優しい驚き方しろよ!」
「いえ~、随分と落ち着きましたわ~。先輩、よく考えましたらこれは本物ではないのかもしれませんわ~」
「う・・うん、冷静に考えてみればそうだよな~。日本で本物の拳銃なんて持ち歩いてたらすぐ捕まるし(注;偽者でも捕まります)、実銃より重いエアガンもある位だから(実話
これだってECH○G○YAあたりで買って来たエアガンかもしれないよね!うんそうだ絶対そうだ! だからスライド引いても入ってるのは6mmBB弾で・・・」
かちゃり。9mmぱらべらむ~。
「No~~~~!!!」
「あ~、それボクのものだと思うんだけど、違うかなぁ? 拾ってくれたの?」
「ヘ?・・・おわっ!?さっきの灰髪野郎!!」
「いえ、こちらは先輩が窃盗なさって・・・」
ばーちこーん!
「はいコレ落し物でした!偶然拾いました!返します!落とし主見つかってよかったです!(滝汗)」
「ああ、有難う。これで次の仕事に行けるよ」
「・・・仕事?」
「・・あ、そうか。こういう場合は絶対自己紹介しなきゃいけないんだよねぇ。ボクの名前はアッシュ(通称)。仕事は暗殺者だよ」
「あ・・暗殺!!?」
「・・・あれ? 違ったのかなぁ? こういう場合は口封じだったっけかなぁ?」
「間に合ってます~!!!」
スタコラサッサ~!!!
「・・・どうしたのかなぁ?」
「いきなりアッシュが『暗殺者だ』なんて言うからビビって逃げたんじゃない?」
「ヨウ! 何を呑気に言っているんですか! 銃も見られてマスターが暗殺者と知られてしまったのですよ! マスター早く追いかけて口封じをしなければ・・・」
「何だよ、アヤの方がビビりじゃん。どーせ神姫の話なんてだれも真に受ける訳無いし大丈夫だって。ね、アッシュ?」
「いいえマスター! 神姫と言えど油断してはいけません! さあ早く追いかけて!」
「う~ん、どっちがいいのかなぁ?」
今回の作戦・・・失敗ww
----
―征服作戦第3号!!!―
「・・・な・・なんと今度は裏社会にダイレクトアプローチいちゃうとは・・・ってまたライちゃんの首が!首が~!! カ~ムバ~ック!!!」
てこてこてこ。
「あ~先輩~。やっと追いつきましたわ~」
「・・・ライちゃん、首だけ出歩けるなんて器用だね~まるで妖怪~。でももうやめてね御払いしたくなるから」
「申し訳ございません~」
かちゃん。
「さてさて再度の作戦会議だよ~。というか思うんだけどさ、日に二度もあんなヤヴァげな事態に出くわすって事はもうこの商店街は情報収集なんてする必要もない位危険って事だとは思わないかに?」
「先輩がそう仰るのでしたらきっと間違いありませんわ~」
「そうでしょうそうでしょう! なのでわちき達はこれより一足飛びで実力行使に移ろうと思ーう!!!」
「何をなさるのでしょうか?」
「破壊活動!! 今のウチに敵となるであろう奴等の根城を確実にツブしておくのだ!」
「どちらを攻撃なさるのでしょう?」
「ここっ! ちょうど目の前にあった雑居ビル一階のパン屋さん!! これに放火します!!!」
「あの~、ネプ先輩?」
「あー言わなくても判ってるよライちゃん、放火なんてそんなモロ犯罪やっちゃっていいのかって事でしょ? でもね、コレっくらいの事をしないとこの極悪商店街征服への狼煙とすることは出来ないんじゃないかと思うのさ。それでもヘタすりゃ死傷者出る犯罪の言い訳にはならないけど、でもでも、無知は罪って言うなら自覚してやるのはOKな筈だしそもそも社会の腐敗を取り除くっちゅー崇高な目的がある以上胸痛めてでもやらなきゃならないし痛みの伴わない改革はないってどこぞの人も言ってたしつまりはその程度なんて事実無根不起訴処分で無罪方面ちっくなのですよ」
「いえ、そういう事ではなく~、どう贔屓目に見ましても何の変哲もないパン屋さんではございませんか~?」
「いやでもさ~ライちゃん、今まで何の変哲もない花屋さんとか何の変哲もない通行人さんで酷い目に合ったでしょ? だからきっと、いや確実にこの何の変哲もないパン屋さんはヤヴァいよ! わちきのシックスセンスがそう告げてるんだよ! けっして行き当たりばったりだとか勢いで決めたとかそういうノリではないんだよ! 仮にそうでも現状のこのドンジリ状態を改善するにはソレっくらい大博打打たなきゃやってらんないって言うか~・・・ともかく! やるのです!」
「成る程、素晴らしいお考えがあったのですわね~」
「いや~それほどでもあったら困る(笑)」
・・・ま、そう言う訳で。
「じゃあ行くよライちゃん。これは征服作戦の第一歩なんだから、もちろん証面から堂々とね!」
「かしこまりました~」
開扉、突入。
「こんにちは~♪放火魔で~っす♪ と言う訳でふぁい・・・」
・・・閃光。
「あ?」
爆発爆裂爆煙炸裂破裂爆砕粉砕、炎上。
「・・せん・・ぱい?」
「・・ら・・ライちゃん大丈夫・・? 一体・・・何が?」
「ちゃうねん。うちきが悪い訳やないねん。うちきはただパン焼きのバイトしてただけなん。ただちょーっと小麦粉こぼしたら、たまたまかまどの火が引火して粉塵爆発しただけなんよ~? それでちょうどトモダチからもらたニトログリセリンもそこに置いてあっただけなんよ~? だからお店吹っ飛んだのはうちきのせいやないねん」
「・・・もうイヤ・・・マトモに生きよう・・」
本日の作戦・・・大失敗www
ちゃんちゃん?
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*世界は・・・! 腐っている!!
具体的にどう腐っているかはヤンチャな国会中継でも見てもらって理解してもらうとして! 世界はすべからく是正されなければならない!!!
しかし! 唐突に世界を統べても愚民共にはついてこれまい!
そこで一国!
しかし息切れを回避する為もう一超えで一市街!!
更に更に神姫サイズ!!!
即ち我々秘密結社ミクロスの目標とは!!!!
「商店街せーふく! 今日、この日が!わちき達の野望のスタートラインなんだよライちゃん!!」
「そうでございますわねネプ先輩~」
「・・・ライちゃん、その呼び方やめてくれって言わなかったっけ? なんかどこぞの漫才トリオみたいに聞えるから」
「あらそうでございましたですね。申し訳ございませんネプ先輩」
「ってやめてないやん~!!」
べしっ!
ころん。
「ってアー!!!! 首もげたーーーー!!!!」
「あらあら、また外れてしまいましたわ。よいしょっと」
かちん。
「うぅ・・・いつもの事とは言えライちゃんの首ちょんぱは寿命が縮むっての~」
「ご迷惑をおかけします~」
かくして! 秘密結社ミクロスの幹部エウクランテBのネピリムとイーアネイラBのライナットによる(但し全構成員中2/2)商店街征服作戦が開始されたのである!!!
・・・ってそこ~! 不安とか言うな不安とか!
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―征服作戦第1号!―
「さてさてライちゃん、商店街征服にはまず何が必要だと思う?」
「そうでございますわね~、情報では、ないでしょうか~」
「そのとぉ~っり!!! そこでこの店なのだ!!」
ズビシッ!!!
それは小さな花屋さん。良くある商店街の隅の花屋さん。華やかであれど ~中略~ まあそんな花屋さん。
「・・・ネプ先輩、どうしてこの店なのでございましょうか?」
「いい質問だよライちゃん! 情報収集とは、すなわち!いかに相手に真意を気付かれず、いかに多彩な人間と関係を持つかって事でしょー!! その点花というものはオフィスに商店、冠婚葬祭から趣味の園芸まで、現代社会で一度も花を買わない人は居ないっちゅーくらいなのだ! つまりは花屋に潜入すれば来店者の会話は勿論、顧客データ入手したり花に盗聴器仕込んだりその気になればわちき達自身が潜り込んだり何気~に毒仕込んで暗殺したりともう至れり尽せり! あんだすたん~?」
「成る程~、さすがはネプ先輩でございますわね~」
「でしょ~? そうと決まれば早速潜入開始! ごめんくっださ~い♪」
がちゃん。
「この花をおかーさんに届ければいいんですにー?」
「でもアナタ、そのカンナビスの花、絶対に人に見つからないように持っていきなさいよ」
「うにー? どうしてですにー?」
「どうしても何も、この花非合法なんだから。全く、マブダチの生駒ちゃんでもなければ私様が苦労して手に入れたコレを分けたりしないわよ」
「・・・え?」
「あら~、神姫が店員さんのお店なんですわね~。ところで先輩、カンナビスって何のお花でございますの?」
「・・・大麻。」
「あら? アナタ達聞いていたの? なら悪いけど、毒でも煽ってもらおうかしら?」
「せっ戦術的一時撤退~!!!!」
スタコラサッサ~!!
「・・・冗談だったのに。神姫が毒で死ぬ訳無いじゃない」
今回の作戦・・・失敗w
----
―征服作戦第2号!!―
「・・・はあ、はあ。しょっぱなから、越後屋そちも悪よのう的にかなーりヤバめな場面に遭遇したねライちゃん・・・。意外と商店街征服も侮れな・・ってライちゃん!首!首!! どこいった~~~!!!?」
ころころ~。
「大丈夫です先輩~。ここにおりますわ~」
かちゃん。
「まあライちゃんの首も据わった(誇張なし)ところで、次のターゲットに移ろうか!」
「次は、どうなさるのです?」
「次はちょっち実力行使に出るよー。すなわち! 直接接触による住民からの情報収集! そしてついでに軍資金の確保―!」
「・・・それは、普通にスリ・・窃盗に当たるのではないのでしょうか先輩?」
「甘い!甘いよライちゃん! 何故ならば神姫に基本的人権は保障されてない!逆を言えば法律関係ない! 何をやってもジャスティス!!」
「ああ、そうなのでございますね~。では安心ですわね」
「そう言う訳でサクサクいくぞ~! まずはあの裕福っぽい灰髪の人間かられっつセフトー!!」
飛翔、交差、掠。
「うっしゃー! 翼持ちである事を姑息に活かした華麗なるフライング窃盗の妙義を見たかー!! 後はこのサイフから・・・ん? そういえばやけに重いサイフだな?」
「あの~、ネプ先輩? これはお財布では無いようなのですけれど・・・」
「あ、ホントだ。具体的には・・・」
硬くて。
金属で。
穴が空いていて。
何気に手にフィットする形で。
そんでもっていっつおーとまちっく。
「・・・って拳銃~!?!?!?!?!?」
「拳銃で、ございますわね~」
「ライちゃん何気に冷静・・って首反対向いてる!? もっと見るほうに優しい驚き方しろよ!」
「いえ~、随分と落ち着きましたわ~。先輩、よく考えましたらこれは本物ではないのかもしれませんわ~」
「う・・うん、冷静に考えてみればそうだよな~。日本で本物の拳銃なんて持ち歩いてたらすぐ捕まるし(注;偽者でも捕まります)、実銃より重いエアガンもある位だから(実話)
これだってECH○G○YAあたりで買って来たエアガンかもしれないよね!うんそうだ絶対そうだ! だからスライド引いても入ってるのは6mmBB弾で・・・」
かちゃり。9mmぱらべらむ~。
「No~~~~!!!」
「あ~、それボクのものだと思うんだけど、違うかなぁ? 拾ってくれたの?」
「ヘ?・・・おわっ!?さっきの灰髪野郎!!」
「いえ、こちらは先輩が窃盗なさって・・・」
ばーちこーん!
「はいコレ落し物でした!偶然拾いました!返します!落とし主見つかってよかったです!(滝汗)」
「ああ、有難う。これで次の仕事に行けるよ」
「・・・仕事?」
「・・あ、そうか。こういう場合は絶対自己紹介しなきゃいけないんだよねぇ。ボクの名前はアッシュ(通称)。仕事は暗殺者だよ」
「あ・・暗殺!!?」
「・・・あれ? 違ったのかなぁ? こういう場合は口封じだったっけかなぁ?」
「間に合ってます~!!!」
スタコラサッサ~!!!
「・・・どうしたのかなぁ?」
「いきなりアッシュが『暗殺者だ』なんて言うからビビって逃げたんじゃない?」
「ヨウ! 何を呑気に言っているんですか! 銃も見られてマスターが暗殺者と知られてしまったのですよ! マスター早く追いかけて口封じをしなければ・・・」
「何だよ、アヤの方がビビりじゃん。どーせ神姫の話なんてだれも真に受ける訳無いし大丈夫だって。ね、アッシュ?」
「いいえマスター! 神姫と言えど油断してはいけません! さあ早く追いかけて!」
「う~ん、どっちがいいのかなぁ?」
今回の作戦・・・失敗ww
----
―征服作戦第3号!!!―
「・・・な・・なんと今度は裏社会にダイレクトアプローチいっちゃうとは・・・ってまたライちゃんの首が!首が~!! カ~ムバ~ック!!!」
てこてこてこ。
「あ~先輩~。やっと追いつきましたわ~」
「・・・ライちゃん、首だけ出歩けるなんて器用だね~まるで妖怪~。でももうやめてね御払いしたくなるから(真顔)」
「申し訳ございません~」
かちゃん。
「さてさて再度の作戦会議だよ~。というか思うんだけどさ、日に二度もあんなヤヴァげな事態に出くわすって事はもうこの商店街は情報収集なんてする必要もない位危険って事だとは思わないかに?」
「先輩がそう仰るのでしたらきっと間違いありませんわ~」
「そうでしょうそうでしょう! なのでわちき達はこれより一足飛びで実力行使に移ろうと思ーう!!!」
「何をなさるのでしょうか?」
「そりゃモチ破壊活動!! 今の内に敵となるであろう奴等の根城を確実にツブしておくのだ!」
「どちらを攻撃なさるのでしょう?」
「ここっ! ちょうど目の前にあった雑居ビル一階のパン屋さん!! これに放火します!!!」
「あの~、ネプ先輩?」
「あー言わなくても判ってるよライちゃん、放火なんてそんなモロ犯罪やっちゃっていいのかって事でしょ? でもね、コレっくらいの事をしないとこの極悪商店街征服への狼煙とすることは出来ないんじゃないかと思うのさ。それでもヘタすりゃ死傷者出る犯罪の言い訳にはならないけど、でもでも、無知は罪って言うなら自覚してやるのはOKな筈だしそもそも社会の腐敗を取り除くっちゅー崇高な目的がある以上胸痛めてでもやらなきゃならないし痛みの伴わない改革はないってどこぞの人も言ってたしつまりはその程度なんて事実無根不起訴処分で無罪放免ちっくなのですよ」
「いえ、そういう事ではなく~、どう贔屓目に見ましても何の変哲もないパン屋さんではございませんか~?」
「いやでもさ~ライちゃん、今まで何の変哲もない花屋さんとか何の変哲もない通行人さんで酷い目に合ったでしょ? だからきっと、いや確実にこの何の変哲もないパン屋さんはヤヴァいよ! わちきのシックスセンスがそう告げてるんだよ! けっして行き当たりばったりだとか勢いで決めたとかそういうノリではないんだよ! 仮にそうでも現状のこのドンジリ状態を改善するにはソレっくらい大博打打たなきゃやってらんないって言うか~、まあぶっちゃければヤケクソ焼け石に水?・・・ともかく! やるのです!」
「成る程、素晴らしいお考えがあったのですわね~」
「いや~それほどでもあったら困る(笑)」
・・・ま、そう言う訳で。
「じゃあ行くよライちゃん。これは征服作戦の第一歩なんだから、もちろん証面から堂々とね!」
「かしこまりました~」
開扉、突入。
「こんにちは~♪放火魔で~っす♪ と言う訳でふぁい・・・」
・・・閃光。
「あ?」
爆発爆裂爆煙炸裂破裂爆砕粉砕、炎上。
「・・せん・・ぱい?」
「・・ら・・ライちゃん大丈夫・・? 一体・・・何が?」
「・・・ちゃうねん。うちきが悪い訳やないねん。うちきはただパン焼きのバイトしてただけなん。ただちょーっと小麦粉こぼしたら、たまたまかまどの火が引火して粉塵爆発しただけなんよ~? それでちょうどトモダチからもらたニトログリセリンがそこに置いてあっただけなんよ~? だからお店吹っ飛んだのはうちきのせいやないねん」
「・・・もうイヤ・・・マトモに生きよう・・」
本日の作戦・・・大失敗www
ちゃんちゃん?
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