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第七話:煙草がぁーーーー!?!? - (2007/10/15 (月) 23:29:20) のソース
{煙草がぁーーーー!?!?} ルーナの視点 「ねぇ、お姉さま。本当にヤるの?」 「ヤるの!最近、ご主人様は調子乗りすぎです。こうまでヤらないと歯止めが効かなくなります」 「逆効果になると思うんですけど…」 今回のお姉さまはかなりの本気ですわ。 クリナーレ姉さまとパルカがいないのは、一階でご主人様と遊んでいるからなのです。 二階では、あたしとお姉さまはダーリンの机であるモノを持ってダーリンを待ち構えています。 え? 何で待ち構えているか、ですって? それはお姉さまと一緒にダーリンへの精神攻撃をしようとしているからですわ。 ギシギシ あっ。 階段を上がる音が聞こえました。 攻撃まであと少しです。 「お姉さま、最後に訊きますけど…本気で」 「ヤるの!」 「…はい」 あたしの言葉を最後まで聞かずに言うアンジェラスお姉さま。 少し恐いです。 ガチャッ ダーリンがドアを開けて部屋に入ってきました。 その時のお姉さまの目が漫画本的に言うと、キラン、と光ったように見えましたわ。 「。('-'。) うん?どうした、お前等??」 「今です!」 「はい、お姉さま!」 &ref(tabako.jpg) バキ! バキ! 「!Σ( ̄ロ ̄lll) プギャーーーー!?煙草がぁーーーー!?!?」 ダーリンの叫びが部屋中に響きわたりました。 そして崩れ落ちるように四つんばいになり、首が垂れるダーリン。 精神攻撃の効果は抜群だったみたいですわ。 お姉さまはこれでもか、てぐらいに踏ん反り返り『ハァーハッハッハーーーー!!!!』と笑う。 今のお姉さまの姿はかなりのボス的存在の悪役にピッタリですわ。 「ウッウゥ~…。俺のピースの煙草がぁ~…」 ダーリンはかなりのショックで中々立ち上がらない。 ちょっと可哀想ですわ。 「さぁ!これに懲りたら煙草を吸わないでくださいね!!」 「…アァン!ふざけんじゃねーよ、アンジェラス!!」 あ、復活しましたわ。 「ご主人様は最近、煙草の吸いすぎです!」 「それがどうした!」 「そんなに死にたいのですか!?」 「( ̄ー ̄) あーはいはいゲラゲラゲラ。面白い冗談ですねー、ってこれで満足?」 「もーう怒りました!ご主人様、覚悟ー!!」 「ヤるせるかぁー!この煙草ハンター野郎がぁー!!」 あぁ~あ。 ダーリンとお姉さまがいつもの喧嘩を始めてしまいました。 クリナーレやパルカはこの騒動を聞きつけ、二階に上がって来ては。 「なぁ、パルカ」 「なんですか姉さん?」 「どっちに賭ける?ボクはアンジェラスに賭けようと思うんだけど」 「そんな事を言ってる暇はないですよ!喧嘩を止めないと!!」 こんな感じで喧嘩で賭けを始めようとする始末。 でも、これが天薙家の日常の一部になっています。 それはとても良い事ですわ。 だって…こんなにも平和なんですもの。 ----