ニコニコ動画バトルロワイアルβ @ ウィキ内検索 / 「至高の思考」で検索した結果
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雄山☆革命
...アルβ YOU☆斬 至高の思考 桑の実 至高のボッチ 支援動画 月が全てを照らす夜。 空には満面の星空が広がり、夜という真っ暗なキャンバスを彩る。 そしてその夜空の下で歩く男が一人。 男―――海原雄山は砂利混じりの夜道を歩きながらふと呟いた。 「…そういえば人に会わないな」 ふと思った事だが考えたらおかしな事である。 考えてみて欲しい。あの右上と左上という男女がこの殺し合いの趣旨を説明した時、かなりの人数が居た。例えるならば、野 球チームが三~六つくらいの人数。 仮に先程開いた地図に書いてあったエリアに一人ずつ配置されたとしよう。 それならば最低一人に会うはずなのだが、何故か誰にも会えないのだ。 (ええい、この雄山を試そうというのか…!) 雄山の至高の思考には様々な考えが交差を始める。 まず、ただの偶然だという事。 間... -
雄山よ大志を抱け!!
...の名は海原雄山。 至高の思考を働かせる人である。 「まずいぞ! 残り1時間くらいしかない! そうだろ!?」 雄山は急いでいた。 誰とも会わず、何もしないで死ぬなんて話にならないからである。 「しかしこっちに行ってよかったのだろうか・・・?」 東には人が多いし、情報も多く得られると思い、彼は東へ行く事にした。 だが、人が多いだけ、このゲームに乗ってるやつと会う可能性も高くなる。 この6時間だけで、11人もの人が亡くなっているのだから、その可能性は十分にある。 雄山はさっき見た地図を思い出す。 A-4には草原と道路があるだけで施設が一つもない。 だから自分がいる場所をなかなか特定することができない。 そんな中で方向転換をすると、このエリアから出られなくなるかもしれないのだ。 彼が出した答え、それは「駅へ向かう」だ。 駅はB-4の端... -
草を渡ってエリアを抜けて
...?」 雄山の至高の思考を働かせようとしたその時 「まず禁止エリアは、八時からA-4、十時からB-6だ。」 「まず禁止エリアは、“八時からA-4”、十時からB-6だ。」 「八時からA-4」――― 「……まずいっ!」 その後、雄山は東へと駆け急いでいた。 【A-4 草地/1日目・朝】 【海原雄山@美味しんぼ】 [状態] 主催者に対しさらに激しい怒り、激しい焦り [装備] 無し [道具] 支給品一式、桑の実(10/10)@現実、至高のコッペパン×10@ニコニコRPG、A-10のマニュアル(英語)@現実?(おじいちゃんのエースコンバット6) [思考・行動] 基本思考 主催者に文句を付け、真の至高のメニューを味あわせてやる。 1 一先ずこのエリアから脱出する 2 人を探しに東へと向かう 3 初音ミクという少女の事を言って... -
至高のボッチ
501 :Classical名無しさん:09/03/07 01 56 ID 85oPSNls 至高のボッチか まだ誰にも会ってないのって雄山だけだよな 独り至高の料理を説く海原雄山の俗称。 第一放送を過ぎても一向に参加者と会うことが出来ないYOU☆斬を不憫に思った(?)住民からこう呼ばれるようになった。 一応死体には遭遇するが生きてる人には会っていない。しかもその時点で周りに人が来ない位置だったのでまだまだぼっちである。 いっそ伝説を作ろうとまで言われる有様。 同様に左之介も第一放送までに誰にも会っていないが、こっちはデバイスのマッキャリさんがいるためボッチとは呼ばれない。 その後…… 色々あってスネーク&てゐのタッグと表向きは平和的に合流した。 裏ではてゐが足手まといと判断し、不穏な思考を見せていたため雄山の身が危うくなる。 最... -
TPO? 何それ美味しいの?
TPO? 何それ美味しいの? ◆xHiHmARgxY (登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアルβ 海原雄山[ 百 ] 至高のボッチ A-5 草地 この地で目覚めた和服の男、海原雄山は、この異常な事態をどう受け止めればいいのか悩んでいた。 調理のたびに派手なポーズを決めたり美味しさのあまり口から粒子砲を放ったりすることのない、ごく普通の世界の住人であった雄山は、反射的にこの状況を否定した。 手のかかる息子がまた何か仕出かしたのかと。あるいは手の込んだドッキリに引っかかったのかと。 だが、ドッキリにしてはやけにリアルな首輪の爆破シーンやストーリー性の無い意味不明な展開を思い起こすと、その考えも不確かなものに思えてくる。 あり得ない、あって欲しくないという思いと、現に自分が超状現象を体感しているという事実が攻めぎ合い、結果、雄山は未だに考えあ... -
魂のYOU☆斬
魂のYOU☆斬 ◆SHdRN8Jh8U (登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアルβ 海原 雄山 至高のボッチ 海原雄山は結局、老兵専用A-10RCLから離れてしまった。 確かに強力な武器になりそうだが、雄山には起動ができても巧く扱えるはずも無かった。 もし空を飛んでも、着地が巧くできなければ、死有るのみなのだ。 雄山は空軍の兵士では無いのだ。食や美術に関しては人一倍造詣が深い雄山でも手に余る品だった。 だから日が明ければ目立ってしまうであろうこの戦闘機から離れた… 雄山は老兵専用A-10RCLから離れて、地図で言うところの北へと向かっていた。 雄山は戦闘機から離れたあと、地図、コンパス、筆記用具、水、食料、時計、懐中電灯と言った物を一つずつ見ていた。 そして雄山は水と食料に手をつけた。至高のコッペパンという名前のパンをこの雄山に渡すぐ... -
おめぇの探し物ねえから!
おめぇの探し物ねえから! ◆SHdRN8Jh8U (登録タグ) パロロワ 塚モール 塚モール――それは雲之間信三(初代)によって940年に創設された大型総合百貨店である。 グローバルな出店を基に世界各地の卸売業と良好な関係を築いているために、世界の最新ブランドをいち早く取り揃えることができる。 従業員は29092人、売り上げは14兆8,921億43百万円と言った世界でも最高峰の百貨店なのだ。 そんな塚モールの前に一人の男がやって来る。 「ふむ…ここが塚モールか?」 ようこそいらっしゃいませ!ご主人様と書いてある看板を横目に、歩いていくる男の名は海原雄山。 それほど高さは高くないが、見るからに高級感溢れるモール。 彼がこの塚モールに来たのは、他の参加者に会うためと真の至高のメニューと朝食の材料を取りに来たのだ。 支給された食料は彼曰く――こん... -
夕夜の靄(状態表)
夕夜の靄(Ⅱ) ◆F.EmGSxYug 【C-4 / 2日目・夕方】 【タケモト@自作の改造マリオを友人にプレイさせるシリーズ】 [状態] 精神疲労(小)、僅かな焦り [装備] アイスソード@ちっこい咲夜さん、プレミアム首輪改 [道具] [タケモトのデイバッグ] 支給品一式(水一食消費)、精密ドライバー@現実、野菜ジュース@ぽっぴっぽー、 ドアラの首輪、シルバーウルフ(12/12)、(予備弾188本)@フルメタル輪ゴム鉄砲、万葉丸(11/30)@零シリーズ 強姦パウダー@ニコニコRPG(4/9)、ブロントさんの首輪(真っ二つ)、 プレミアム首輪×1、小型位置音声偽装装置(現在オン)×2、隠し部屋に関する説明 プレミアム首輪の設計図、工具、隠し部屋のカギ、三国志大戦カード(王允)@三国志大戦 モンスターボール(空)@いかなるバグにも動じずポケモン赤を実況、キモイ... -
ニコロワβ大百科
ニッコニコにしてやんよ~♪ ※WARNING※ 用語集です。 大百科にはネタバレ要素が含まれております。 だからちょ~っと 覚悟をしててよね~♪ カイト カリスマブレイク 至高のボッチ 図書館組 墓組 ブロリーは大変な影響を与えていきました 萌え呂布 ゆきちく メターリン 魔の五角形 -
終わりの始まり(状態表)
終わりの始まり(状態表) ◆F.EmGSxYug 【F-5 /2日目・昼】 【チルノ@東方project】[状態]疲労(小)[装備]バスタードチルノソード@東方project派生、養由基の弓@三国志Ⅸ(矢残り6本) リボルバーナックル&マッハキャリバー@リリカルなのはStS(残弾6/6、予備24)[道具]支給品一式、遊戯王カード(ブロリーが持っていた物をフランが回収したもの)@遊戯王シリーズ[文のデイバッグ]支給品一式(食糧一食、水二食消費)、DMカード(不明)@遊戯王、BF-疾風のゲイル@遊戯王5D'sBFデッキ@現実、デュエルディスク@遊戯王GX、プレミアム首輪改至高のコッペパン@ニコニコRPG[思考・状況]基本思考:英雄として殺し合いに乗った者を倒し皆を守る、主催を倒す1:A-5で戦闘機を回収2:敵は倒すだけで殺すべきじゃないのが理想、けれど現実は――【備考】※空は飛... -
参加者別支給品一覧とその経過3
キャラクター アイテム名 経過 バルバトス・ゲーティア キーボード バルバトス→破壊 タミフル バルバトス→渚→ときちく メロン バルバトス→渚→消費 糸色望 咲夜のナイフ 糸色→月→スネーク さのすけ 糸色→月→スネーク スプー 三国志大戦カード(不明) スプー→文 DMカード(BF-疾風のゲイル) スプー→文 DMカード(不明) スプー→文 DMカード(不明) スプー→キョン子 不明支給品1 スプー→キョン子 野々原渚 ゼットソー 渚→破壊 野々原渚(鉄平&囲炉裏の支給品を含む) アシストフィギュア(サイボーグ忍者) 渚→ときちく キメラの翼 渚→消費 チャイナ服 渚→B-2住宅街に放置 モーションセンサー爆弾×3 渚→消費 モンスターボール(コイキング) 渚→ときちく→死亡 不明支給品0~1 渚→ときちく キョン子 Ipod 少佐の演説の音声入り キョン子 ... -
回復系
向上系アイテム 回復系 アイテム名 出典 効果・説明 究極のコッペパン ニコニコRPG 回復アイテム。食べると戦闘不能回復+HP全快。 元気ドリンク(2本) 星のカービィシリーズ 飲むと体力が少しだけ回復するドリンク。使い捨て。 強姦パウダー ニコニコRPG るろうに剣心英語吹替版における志々雄のセリフの空耳が元ネタ。RPGでは味方1人の魅了を回復するアイテムとなっている。魅了が具体的に何を指すのかは想像にお任せします。 ゴブリンバット ニコニコRPG、るろうに剣心 味方1人の精神系状態異常を回復するアイテム。 何度でも使用可能。精神に異常をきたしたキャラをバットで殴って正気にしているのだろうか。想像すると酷い光景である。体験版ではバットで殴った音しかしないが、完成版には「ゴブリンバット!」の音声が追加されている。 至高のコッペパン ニコニコRPG ニコニコRPG内の特定のパン屋... -
生存代償 -No Future-
生存代償 -No Future- ◆F.EmGSxYug グラハムが予想した通り、デパートに到着する前……川岸に向かう途中で、放送が鳴り響いた。この人数ではロードローラーに全員が乗ることができず、結局徒歩で進む速さに合わせるしかない――推論した通りであり、だからこそ川を渡るルートを選んだ。しかし、今回の放送はそれに大いに関係する。「……急いだ方がいいだろう。当初の予定通り川を突っ切れなくなる。 禁止エリア解除装置という手もあるが、まだ温存しておきたい」「ああ。念のためやや南から渡るべきだろうな。 F-4へ渡るのなら、まだ四時間の猶予がある」メタナイトの言葉に対し、グラハムは首肯しながら答えた。いったんデパートへ向かうということは、この場の全員が認めている。ベジータ達が咲夜との戦いに向かうにせよ、どの道足手まといとなる藤崎と言葉を隔離する必要があったのだから。……そう、咲夜への対策も急... -
「これから貴方達に最後の一人になるまで殺し合いをして貰います(キリッ」だっておwwwwww
「これから貴方達に最後の一人になるまで殺し合いをして貰います(キリッ」だっておwwwwww ◆wKs3a28q6Q (登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアルβ AA ドアラ やる夫 釣り ドアラは割と困っていました。 今の時期にイベントの仕事が入ることは理解できます。 この時期はマスコットにとって稼ぎ時にして目立ち時ですから、イベントの仕事は積極的にこなしたいと思っています。 しかし、先程の様子を見る限り、これが普通のイベントには思えません。 何らかの凄い技術を使ったトリックでただのイベントという可能性もありますが、それでもやはり気は進みません。 そもそもドアラにはすでに仕事が入っていたのです。 明日の昼に、『チアドラのみんなとステージをやる』という大事な仕事がすでに入っているのです。 基本的にドアラはフリーダムに行動するとはいえ、... -
図書館ツアーへようこそ
図書館ツアーへようこそ ◆T0ldTcn6/s 予定に変更はなく一路図書館へ。 ただし、その道のりは見渡す限りの平原である。 急がばなんとやらのことわざどおりに回り道してもさほど変わらない。 草が目立つか否かの違いである。 見通しがよいということは敵襲の察知はやりやすいが逆に逃走は困難になる。 さらに相手が銃器を所持していた場合、射線が簡単に通ってしまう。 まあ、それに関してはお互い様だが……敵さんの腕次第では無傷では済まない。 下手をすれば相討ちである。 さらにスナイパーライフルならばアウトレンジの狙撃も可能。 実行に移すなら図書館の屋根は絶好のポイントか。 既にD-4に入ったため距離は1kmを優に切っている。 プロなら撃てるな……だが、考え過ぎか。 バクラと言葉がまだ危険人物と決まったわけではなく、またてゐの言動から察するに2人が狙撃銃を持っている可能性... -
雨降って地固まる
雨降って地固まる ◆1WOpAbkgRc フランドール・スカーレットの死亡を確認したスネークとメタナイトの二人は、仲間との合流のため図書館に来ていた。扉を開け、中を確認する。「誰もいないな・・・既に映画館に向かったのか?」中は静まりかえっており、物音一つしない。唯一聞こえるのは、自分達の歩みと共に響く足音のみ。あたりを警戒しながら慎重に館内を探っていく。だが、一階からも二階からも人の気配は一切しない。「メタナイト、これを・・・」スネークが机の上に置いてあった紙に気付き、こちらに手渡してきた。『タケモト、バクラ、チルノは三回目の放送前に映画館へ向かった。』それは仲間達から自分達への書置き。その内容は先ほどの自分の予想を裏付ける物だった。「やはり先に向かったか。急いで追わねば。」まだ殺し合いに乗っている人間はいるだろう。放送で彼らの無事は確認できたが、すぐに合流し、保護しなければならない... -
だんまり会話をする時間
だんまり会話をする時間 ◆MY9PsNVpck 「…何かあったな」 ときちくは微妙な空気が流れていることを感じた。 周辺には明らかに争った跡がある。その中でキョン子が一人倒れている。 もちろんその程度ならここではよくあることかもしれない、だが倒れている人物が問題だ。 ときちくの記憶ではキョン子は無害で無力な存在だった。 はっきり言って一人で生き残れるような人物ではない。 そんな彼女が一人で放置されるとは思えない、タケモト達にそこまで余裕がなくなっているなら別だが。 何も異常がなかったと考えるほうが異常だ。 キョン子を無理矢理起こしてでも話を聞こう、そうときちくが思った瞬間だった。 『お待ち下さい』 「ん?」 いきなり響いた電子音声にときちくは立ち止まった。その音声はマッハキャリバーが発したものだ。 クリスタルが喋るという事態にときちくは警戒心を見せる... -
COUNT DOWN(下)
COUNT DOWN(下) ◆WWhm8QVzK6 ◆◆◆一度慣れてしまえば速いものだ。既に首輪の改造は終了。後は全員が戻ってくるのを待てばいいだけだった。現状の問題はほぼ解決した。ただ、言葉に関することを除けばだが。現状を簡潔に言えば、ときちくはかなり迷っていた。実際言葉を殺すとしても直接手を下すのはときちくだ。提案したのはタケモトだと言っても、提案と実行では責任には大きな差が出てくる。殺害した場合に弁解することは出来るが、その責任は減るだけで無くなるわけではない。その重さは時間が経つにつれ圧し掛かってくるだろう。そうなった場合、選択が制限されるのは間違いない。殺さないまでも足を折るなどの措置も考えたが、結果的にときちくは手を出すことがよくない、と判断した。当然彼自身の決定である。タケモトの意見には同意するところもあったが総合的に見れば損をするのは彼であることに揺るぎは無い。そ... -
それを人殺しの道具と言うにはあまりにも大きすぎた(※A-10RCLのことです)
それを人殺しの道具と言うにはあまりにも大きすぎた(※A-10RCLのことです) ◆T0ldTcn6/s ……結局、今のチルノにかける言葉が浮かばぬまま山を下るしかなかった。グラハムとしてはチルノの暴走は不本意といっても過言ではない。戦うな、とは言わないし言う気もない。だが「文に託された存在」であるがゆえに、無茶は控えてほしいというのが本音だ。しかし、自分では止められない。ビリーも同じ心境だったのだろうか。ただ心の中で自問するうちに、チルノとの会話は一切なくたどりついてしまった。「マニュアル通りといえばそれまでだが、実物を見ると圧巻だなこれは」A-10を前にしたグラハムの第一声がそれだった。そりゃあそうだ。今まで見てきた支給品は非常識なものこそあれ、大体がデイバッグに入りきるサイズだったのだから。何というか、思考をいったん吹き飛ばすぐらいの迫力があった。……あくまで"いったん&... -
The last game(後編)
◆◆◆ 「はぁっ……はぁっ……」 ときちくの攻撃を逃れた言葉は、息も切れ切れに塚モールの別棟に辿り着いていた。 あの格納庫に繋がる建物から最も遠い場所だ。遮蔽物も同じくらい多い。 やがて彼女は足を止め、柱の影に座り込んだ。 「追って……きませんね」 『そうだね。向こう側に何かあったと見るのが一番かな』 人の姿は言葉以外にはない。 しかしもう一人の声の主が、その場には存在した。 ユベルだ。 「だとしてもあまり長居はできませんよ」 ときちくの銃撃を避けるためトイレに逃れたあの時、彼女達はある決断をしていた。 ユベルの媒体であったキョン子の身体は足の腱をナイフで刺されてとても歩ける状況ではなかった。 武器もあるにはあるが、危機を脱し、かつ目的を遂げるにはそれでは不充分だった。 あの場で『... -
嘘吐きがいたらすぐ殺す~狂気の初音ミク
嘘吐きがいたらすぐ殺す~狂気の初音ミク ◆/mnV9HOTlc ここはB-3。 さきほどまでこのエリアではブロリーとトキが戦っていた。 だが、その戦いの最中に入ってきた少女、初音ミクを助けるためにトキは自分の支給品である「エリアジャンプスクリプト機能」を使った。 その結果、ブロリーを飛ばす事ができた。 だが、一つのミスにより、ミクと自分自身までもが飛ばされてしまったのだ。 その飛ばされてしまったうちの一人、初音ミクはE-3のオアシスに飛ばされていた。 「あれ…?」 やはり彼女も驚きが隠せなかったようだった。 さっきまで目の前に大の大人二人が馬鹿臭い事をやっていたからである。 「とにかく嘘吐きを倒さなきゃね。 ここにはまだたくさん嘘吐きがいるんだもの…。」 魔導アーマーに乗った初音ミクは嘘吐きを倒すためにそれを動かした。 ... -
激流に身を任せ同化してみた
激流に身を任せ同化してみた ◆xHiHmARgxY D-4エリアを行く、最後の組。 方針の違いから図書館を抜け、東方へと向かう二人――トキと大河は、当初の行き先を変更し、やや南よりの進路を取っていた。 図書館の東――マップ右に位置するオアシスへと向かっていたはずの二人は、何故進路を変更したのだろうか。 その答えは、やはり急変した天候と密接な関係があった。 このエリアにおいて、唯一F-5――ブロリーが戦闘を行ったエリアの方向を向いていた二人は、偶然にも暗雲の発生源を確認できたのだ。 さらに時を同じくしてトキが感じ取った禍々しい気は、もしやと思い確かめると、やはり同じ方向から放たれたものだった。 この情報から、F-5近辺で何事かが起こったのはほぼ間違いないと判断し、大河との相談の上で目的地を変更したのだ。 さて、そこへ向かうとなると、どうしても川を渡る必要... -
神様が見た月夜の臆病風
神様が見た月夜の臆病風 ◆CqqH18E08c (登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアルβ 社長 「……」 「どうしたんだ羽入?」 歩きながらルガールは羽入に言葉を掛けた。 「考えていたのです。なぜこんなことをあの右上、左上は開いたのかと」 「どういうことだ?」 ルガールは真面目な顔で返す。 羽入は足を止め、まだ暗い空を見上げる。 暗い空には満月が浮かんでいた。 その満月は天頂にあり彼らを見下ろすようにして存在する。 「あいつらはルールの説明をしてすぐに消えたのです」 ルガールもまた羽入と同じように空を見上げる。 天頂にある満月にあの右上、左上の姿を求めるように。 「あいつらは僕たちになにをさせたいのかを全く説明していないのです」 「私たちにさせたいのは殺... -
賀斉神の巻き込まれてエリアワープ
賀斉神の巻き込まれてエリアワープ ◆wgfucd.0Rw 「むぅ、これはまた面妖な……」 某の眼前に転がる鉄の塊。 車輪が付いている事などからも恐らく剣崎殿の言うロードローラーなる物と同じ様な物なのであろう。 だが、地を駆けるにしては横に突っ張った羽の様な物は邪魔以外の何物でもなく、また鳥の様な姿は本当に同じ種類の物なのかと疑いたくなる。 「こうなるのであれば剣崎殿や越前殿の世界の産物の話でも聞いておくべきだったな」 銃とやらの武器しかり、剣崎殿の腰巻きしかり、某には見当もつかぬ、端から見れば妖術かと疑う様な物がこの殺し合いの場には多数支給されている。 某や呂布、馬岱という古の人間は恐らく少数。大概の参加者はこの場に支給されている物がどういった物か理解しているのであろう。 それがわからぬというのは余りにも不利。よもやこんな場... -
道化師のみぞ知る策謀
道化師のみぞ知る策謀 ◆uv1Jg5Qw7Q 「うーん、どうしようかなぁ」 真っ赤な髪に派手な服の道化師は、立ち止まり腕を組んだ。 その急な行動に後方からついてきた二人の少年少女も急いで足を止める。 「おっと、ごめんね二人とも」 「大丈夫だけど…ドナルド、いったいどうしたんだ?」 「うん、ちょっと行き先を変えようかなぁと思ってね…レンも見たよね?」 先頭に立つドナルドは、振り向かずに言葉を発する。 「ん……何を?」 「花火みたいなのがあったでしょ?あれ、見えなかったかな」 「あー、そういえば遠くの方であったような…」 「そうそう。で、あの方向は映画館に近いみたいなんだ。 少し興味があるけど、図書館にも行かなくちゃいけないからね。 レンだったら、どうする?」 ドナルドは、そこで初めて後ろを向いた。 尤も、夜の草原では何も見... -
OP12
OP12 ◆..CKy3vFAw 「< 1000だったら次のニコロワに俺参戦>っと、よし!」 狭い自室の中、俺は2chのあるスレにレスを書き込んでいた。 誓ってそれだけだ、それ以外は何もしていない。 ――なのに ――それなのに 何故、俺はこんなところにいるのだろうか。 そこは暗闇だった。 何も無い空間の中、たくさんの人間と場違いなステージが浮かび上がったかのようにはっきりと見える。 そのステージの上にそいつはいた。 「ようこそ、この、殺し合いの場へ」 体中にどす黒い包帯を巻きつけ、目に当たる部分に赤い装飾品をつけたその男は包帯からわずかにはみ出た口で言葉をつむぐ。 「俺の名はタケモト。突然だが、お前らには殺し合いをしてもらう」 確かにそんなことを書き込みはした、だが、信じられない。 そんなはずは無... -
十六夜薔薇
十六夜薔薇 ◆F.EmGSxYug デパートへとワープするためA-3へと向かうチルノ達の歩行は、特につつがなく終わった。一言も会話もない重苦しい空気ではあったものの、チルノはミラクルコンタクトの副作用で体調は万全であり、グラハムとリンもさほど疲労していない。足が止まったのは道なりに歩を進めていき、その道が途切れるかどうかという地点。同じくデパートに帰還する途中だった、メタナイト達と進路が重なった場所だ。「なぜここにいる?」「あれだけ派手にやっていれば、こちらからも目に付く。 合流するために、帰路を変更しただけだ。大した寄り道にはならないからな」「そうではなく、なぜ離れて行動しているかを聞きたいのだが……」「えっと、ユベルが……」合流して早々に問いかけるグラハムに、キョン子の口はグラハム達がデパートを離れた後のことを掻い摘んで話した。それと並行して、ドナルドとの戦いで一部を消耗し或いは... -
OP25
OP25 ◆sh/9YAh26Q ニーコニッコドウガ なんとなく聞き覚えのある音を耳にして俺は目を覚ました。 なんだか違和感を感じて首を触ると、首輪のようなものが巻かれている。 周りには同じく目を覚ましたばかりらしいやつらがいる。 暗くてよくわからないが大分いるようだ。 中にはコスプレとしか思えない格好をしたものもいるではないか。 「何だこいつら?ここは何かのイベント会場か?」 思わず呟いてしまったが自分がそんな場所に言った記憶は無い。 それに俺は布団で寝ていたはずだ。では夢か? そんなことを考えていると突然ライトがつき、辺りが明るくなった。 ここはどうやら広場のようだ。ただし周りの風景は壁であり、壁には扉一つ無い。 そんな風に周りを見ていると、澄んだ声が聞こえてきた。 「どうも、どうも皆さんおはようございます。起きたばかりで悪いん... -
トキが危険を修正するようです
トキが危険を修正するようです ◆KX.Hw4puWg 藤崎達が立ち去って既にかなり経っただろうか。 相変わらず、二人の膠着はピークに達していた中、トキは、焦りを感じつつ、一人考えていた。 「(相手の出方を見る、にしても、確実に奴は強い。刹活孔も突いてる故、時間も無い…!)」 先程覚悟の上で突いた刹活孔もこれでは意味が無い。今はトキもブロリーも、双方に動く気配は無い。 ならば、早めにこちらから決めるしか無い。 「…行くぞ」 出来る限り、今の自分が出せる最大限の速さでブロリーに攻撃を仕掛ける。 得意である秘孔は、見る限りは全く効かない様に見える為、自らの手を手刀の形にし、攻撃をする。 「…そんな攻撃は効かぬぅ!」 ブロリーは素早く反応し、トキの攻撃を片手で受け止める。 だが、トキは最初からブロリーに攻撃を当てる... -
OP23(ポイント制)
OP23 ◆9LzgLZpIzM キバがいなくなって1年がたった。 もう誰も、俺の作ったゲームをやるやつはいなくなった。 ほかのどんなやつらも、俺のゲームの難易度を知ると怒るか笑うかして諦めた。 そして、俺はもうゲームを作らなくなった。 そんなある日だった。 学校も面白くなく、淡々とした日々の中で目的をなくしていた俺の前に現われて、やつはこう言ったんだ。 ―――ゲームを作らないか? やつはそう言って俺を誘ってきた。そいつからバトルロワイヤルのこと、そしてキバのことを知った。 キバはクリア不可能な鬼畜ゲームに参加して、そして―――負けたのだと。 それを聞いて、俺の中で湧き上がったもの。それは、まさしく歓喜だった。 あのキバが越えられなかったものがあったのだ。指の痛みに涙目になって、ふてくされて口を聞かないこともあった。 あまりの難易度にブチ切れて殴りかかって... -
駆け抜けろ!雪原・思考・実は無駄?
駆け抜けろ!雪原・思考・実は無駄? ◆CqqH18E08c ――まず禁止エリアは、八時からA-4、十時からB-6だ。 まずったわね。挟まれたわ。 さっさとこの場所から離れないとこの雪原から移動できなくなってしまう。 私のように体力を温存する思考の参加者を燻り出し殺し合いを円滑に遂行させるのが目的なのでしょうけどこれはピンポイントすぎない? B-6の禁止エリアが発動する前にこの雪原地帯から抜けないと。 駅を使うのは論外。ある程度時間がたっているとはいえまだスネークがあの付近に残っているかもしれない。 だとするのならば危険すぎる。 ――脱落者は、北条鉄平、はっぱ隊員、木吉カズヤ、囲炉裏、秋月律子、ローゼン閣下、”やる夫”、”ドアラ”、カミーユ・ビダン、ルイージ、赤さん ドアラも首尾よく始末できていた。つまり後はあの変態とし... -
いかなる恐怖にも動じずブロリーを打倒
いかなる恐怖にも動じずブロリーを打倒 ◆uv1Jg5Qw7Q 太陽は山へと姿を隠し、辺りは段々と暗闇に包まれていく。 そしてあの大きな戦いがあった戦場も、少しずつ熱が冷めていった。 戦士達は各々の場所へと退き、休息を取る。 黒雲が散り、月が空へと上がるとき放送は始まった。 『やあ、お前ら久しぶりだな』 「放送なの!」 特徴的な語尾を持ち、声を上げたのはアイドルの星井美希。 戦闘には参加しなかったが、男二人をその身一つで屋敷まで運んだ。 彼女もまた、戦士であるといえよう…常に熱血を保ち続けた男の意志を継ぐ者としての。 『魂が震えるかのような熱い死もあり――』 「しゅーぞーさんなの…」 美希は、ぼそりと呟いた。 彼ほど熱い人はいなかった。 時には暑苦しいと思える場面もあったが、それでも悪い人には思えなかった。 美希の心に残ってい... -
変に落チルノ?
変に落チルノ? ◆KX.Hw4puWg 「…一旦ホイールを止めるぞ」そうグラハムが言ったのは、先程の射命丸の件のしばらく後の事であった。平坦な景色が動くのを止め、キキィ、と甲高いブレーキ音を鳴らし、D-ホイールはその車輪を止めると、グラハムは何処かが違うが、射命丸へと向けていた物に似ている真剣な顔でその表情を後ろの地平線へと向ける。「ここまで来る事は無いだろうな…」「…」後ろを振り返るのをやめ、今度は前へと、その真摯な眼差しを向けつつ、グラハムが口を開く。「やはり、天狗は天狗、か。調子に乗りすぎるとああなる。伝承の言う通りだ」「…ねぇ、グラハム…ちょっといい?」「む?なんだ、チルノ」変わらないグラハムの表情とは裏腹に、チルノの表情はグラハムに対する疑問を浮かべ、グラハムへと聞いた。「…あんたはグラハムなの?」「…そう来たか」グラハムは顎に手を当て、少し考えると、チルノに切り出す。「…... -
アカギーポッターと誰得の部屋Ⅲ
アカギーポッターと誰得の部屋Ⅲ ◆vXe1ViVgVI 午後四時――誰得の部屋をけたたましいベルの音が包み込んだ。 どんなに深い眠りに付いている人間であろうと、叩き起こす事が可能な騒音。 その対象に例外は存在せず、稀代の麻雀打ちであるアカギもまた、他の者と同様に安眠から引き上げられる。 「……どれ……探索を始めるか……」 左右に首を振り、身体全体をほぐす様に軽く伸ばす。 ポキポキと骨の鳴る音。疲労も眠気も良い具合に取れていた。 右肩の怪我を除けば全快とも言える状態である。 アカギは寝起き特有の心地よさに満足を覚えながら、近くのガラクタ置き場に目をやった。 「……念のため貰っておくか……」 そう言い、ガラクタ置き場へと手を伸ばすアカギ。 その手が掴んだ物は、睡眠に入る前に発見した折り畳み式自転車と、完パ... -
斜陽
斜陽 ◆WWhm8QVzK6 (さて…どうすべきか……) 偶然とも云える状況で『誰得の部屋』を見つけた赤木ではあったが、情報とは発信されねば 何の意味もないことを彼は十分に承知していた。 方法としては、誰かに伝える。当たり前。 しかし、果たしてそのまま口頭で伝えてよいものなのかどうか、彼は思案した。 情報は武器となる。 それが重要なもので、誰も知らないのであればなおさらだ。 本当に重要なのかという点に関しては保留した。 だって彼自身にも確信が持てないのだから。 いや、わかることだけを整理するならば、この情報を、誰に、どう伝えるか。 それが重要な事実だ。どうするかによってこれからの身の振り方も変わってくる。 自分は顔を見られている。 関わった参加者は5人。その内二人は確実に死んでいる……と言いたいところ... -
焦燥
焦燥 ◆WWhm8QVzK6 ◆◆◆時を同じくしてデパートの屋上。そこではときちくとタケモトが肩を並べて座っていた。特に仲良くしているわけではないが、別に離れる必要もないだろうということで、だ。深い意味は無い。「一階のロボットはそれなりに戦力になりそうだったから奥に隠しといた。バッグに入れられないのが難点だな」「俺が見つけたのは死体だけだったよ…」「ここでも相当戦闘があったようだが、重火器を使わずにどうやってこんなに壊せるんだ?あのロボットの装備じゃ こんなには出来ないぜ。まあここらにはもういないから問題ないんだが」彼らにとって完全な脅威となる存在はなくなった。首尾よくチルノ達が連れてこれば残りは楽に対処できるだろう。おそらく、だが。タケモトがグラハムとチルノに提示した約束は4つ。一つは、探知機の残り時間を10分までに抑えること。後のペース配分も考えればそのくらいは必要だからだ。一つ... -
水面下にて
水面下にて ◆T0ldTcn6/s 【C-4 病院/2日目・朝】 「あの鴉天狗は死んだ、か……」 これで幻想郷の知り合いで生存者はチルノのみ。 御しやすい状況になったと咲夜は微笑む。 相手は大した力のない氷精だ。 正面衝突して押し負けることはまずあり得ない。 力の差を埋めるだけの頭脳があるのかと聞かれればそれも否。 むしろ口車に乗せることで体良く利用できるかもしれない。 どちらにしろ同郷からの脅威はゼロになったと言える。 「だけどスネークとベジータが生きてるということは……」 2人は潰し合うことなく、和解したと言うこと。 次にベジータと遭遇すれば戦闘は不可避であろう。 もしかすると現在進行形でこの病院に向かっているかもしれない。 だが、病院で戦うならば地の利は咲夜のものだ。 部屋の間取りや病院の内部構造、今の咲夜はその全てを完全に... -
渦巻く欲望……てか、お前ら我侭すぎる。
渦巻く欲望……てか、お前ら我侭すぎる。 ◆T0ldTcn6/s 「ちょっと待ってよ、僕はさっきまでタケモト君と一緒に行動してたんだよ?」 「そもそも私がフラッグと別行動なのはいただけないな。」 どうやら揉めているようである。 原因はどこにあるのだろうか、少し時間を巻き戻してみよう。 「戻ってきたようだな。」 館内、焼死体を背景にしたグラハムの低い声。 そこに怒りや侮蔑といった類の感情は全くこめられていない。 その証拠に顔がやたらとにやけている。 声が低いのは単純に男性であるからだ。 「……ええ、まあ。」 もちろん射命丸には18時間近く行動をこの男とともにしたわけで。 何を考えてるかおおよそ類推できる。 よって、濁りきった返事しか出ない。 気絶しているチルノを横にして、自らもその場に胡坐をかく。... -
禁止エリアの抜けた先
禁止エリアの抜けた先 ◆CqqH18E08c 「様子を見に行く?駄目だ」 「どうして駄目なのよ!」 光の元を見に行きたいと言うチルノ。 だがそれを獏良を許可しない。 当然と言ったら当然である。 わざわざなにか危険が渦巻いているような場所に自分自身から行く必要はないのだ。 光があったということはそこには人がいるということ。 その光の元にいる人が殺し合いに乗っているかどうかは別としてそこには人が集まるだろう。 この殺し合いの場で人と人の触れ合いに飢えるもの。 あるいは人を殺すことに飢えているもの。 危険人物がいる場所にわざわざ自分から乗り込むというのは獏良からしてもタケモトからしても勘弁したいところである。 「映画館の調査に行くには今からD-3が禁止エリアになる前に全力で突っ切る必要がある もう1時間時間が... -
機動拳士リリカルさのすけ デバイスジェネレーション・ギャップ
機動拳士リリカルさのすけ デバイスジェネレーション・ギャップ ◆xHiHmARgxY 起 特命エリアサーチ18XX 青々と茂る枝の隙間から、木漏れ日が差し込む。 朝の日差しをその身に受け、相楽左之助は森を行く。 その身に装着したローラースケート型デバイス、マッハキャリバーの導きに従い、かつてその道を通った参加者との合流を目指して。 「こっちでいいのか!?」 『ええ。前方約30メートルの少し開けた所まで直進です』 マッハキャリバーの言葉に顔をしかめ、歩みを若干緩める左之助。 「その“めーとる”ってヤツは止めてくれって、さっきも言っただろ。 言いたい事は何となく分かるんだが、イマイチ実感が掴めねぇ」 『そうでした、サノスケ』 メートル法が日本に導入されたのは明治19年。生まれが万延元年、江戸時代である左之助... -
風雪、士と共に幻想を風靡す(Ⅱ)
風雪、士と共に幻想を風靡す(Ⅱ) ◆F.EmGSxYug ドナルドが吠えると同時に、私は横に跳んだ。リンを掴んで。今の私は文以上に速い。一跳びで廊下を抜け出す。二跳びで、改札口へ。最初は固まっていたリンだけど、しばらくすると状況を把握したのか暴れ始めた。「ちょっと、放して、放しなさいっ!」「放したら、あんた死ぬわよ」リンが何か言葉を返す間さえ与えず、爆発が起こった。ドナルドのものでもなければ私のものでもない。『援護は遅かったか?』「ううん、早過ぎるくらい」爆発は、空からのロケットランチャー。ドナルドと色々と話している間、私は念話でグラハムと通信していた。私が撃ってと合図を送ったら、すぐに駅に撃ち込むように、と。あんなことを馬鹿正直に話したのは、時間稼ぎだ。日光より明るく炎を舞い上げる元・駅の廊下を見やりながら、駅の外に出る。頭はすっきりしている。体だって力が溢れている。今さらだけど、... -
もっと熱くなれよ
もっと熱くなれよ ◆WWhm8QVzK6 死亡者、3人。加害者は逃走。 映画館の屋根に立ち、射命丸文は周囲の監視をしていた。 音が漏れない設備の映画館ではあるが何事も用心に越したことはない。 経過15分。周囲に人影は存在しない。 無論、あの野々原渚の姿も影形すらない。 (どこに逃げたか……) 時を止めたわけではあるまい。 そうであればあの場で全員瞬殺されている。 おそらく、あの翼が移動手段なのだろう。移動回数に制限がないとしたら、とてもではないが捉えることは難しい。 しかし、野放しにしてしまったということはまた犠牲者が出る事を意味する。 あの女の身体能力は、決して並の人間のものではなかった。 (確か手の骨を折ったとか言ってたわね。囲炉裏……だっけ。あの男も人間だったけど幾らなんでも 攻撃を受けたらすぐに振り払って逃げられる... -
狡賢くて空世辞を言う兎の間違いです
狡賢くて空世辞を言う兎の間違いです ◆xXYSQ1AN6E (登録タグ) パロロワ スネークは施設の位置関係を大まかにとはいえ頭に叩き込んでいる。 地図を確認するその瞬間は隙だらけになるからだ。もちろんまったく確認せず行動するわけにはいかないが…… 被害妄想といえばそれまで。だが、そんな言葉では済まされないのがスネークの生きてきた世界だった。 さて、記憶が正しければ病院は図書館から見て南西方向にあったはず。 さらに自分の行動を振り返る。駅から南下し、かつ橋を渡っていないのなら現在地はおおよそB-5といったところか。 ならば病院へ寄り道するのも悪くない。図書館に行く片手間ですむ。 医薬品や消毒薬、包帯といった救急道具が手に入ればこの先大いに役に立つことだろう。 それに因幡てゐの怪我も処置しておきたい。……むしろこっちが本音だったりする。 (しかし、このよ... -
Junk the Eater
Junk the Eater ◆WWhm8QVzK6 ふらふらと、よろめいた足取りで身を進める。 体は既に満身創痍。気絶していたところを狙われずに済んだ事に安堵する。 焼け野原を渡り、近くの森に入る。 うっそうと茂った森は傷ついた体を隠すのに好都合だ。 意識こそ取り戻したものの今誰かに見つかるのは拙い。 ゆっくりと、木の股に腰を下ろす。そして一息。 もはや腹の傷はどうにもならない。 その他の傷は何とかなるようではあるが。 バッグを開け、食料に手をつける。 治療用の道具が入っていないのは確認済みだ。 ならば今は気力をつけるしかない。そう考えての行動だった。 「足りぬぅ…」 しかし、ブロリーに支給された食料は『一般人の食料2日分』しか入っていなかった。 しかも量は大したことがないので満腹感は得られず、スタミナもそれほ... -
COOL&CREATER ビリーと××を M.C.ドナルドの洗脳なのか? 最終鬼畜弟カガミネ・L
COOL CREATER ビリーと××を M.C.ドナルドの洗脳なのか? 最終鬼畜弟カガミネ・L ◆xHiHmARgxY 朝日の差し込む平原を、鉄の塊が北上していく。 この会場において、平原に敷かれた二本の線の上をひたすら往復するだけのその存在――B-4駅へ向けて走る列車。 その中で、タケモトはドナルド・レンと議論を交わしていた。 各々熱くなり、真剣な表情でそれぞれの持論をぶつけ合う様子を見れば、何故短時間でこのような意見の食い違いを見せたのかと疑問に思う所だ。 だがあに図らんや、議論の中身は彼らの当面の目的をどうこうしようという物ではなかった。 どこか駆け足で議論の結を急ぐタケモト達。まるで議決に制限時間を切られたかの様な―― いや、実際この議論に制限時間は存在した。 期限を切られたその議題、それは今現在最も差し迫った事柄、即ち『どの駅で列車を降りるか... -
緑、抗い、決意にて
緑、抗い、決意にて ◆CqqH18E08c (登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアルβ 永遠の二番手[ 百 ] 初音 ミク あおばシゲル 「ルイージさん大丈夫ですか?」 頬に軽い衝撃がした後声が耳に入り僕は意識を取り戻した。 えぇと僕は何をしてたんだっけ?女の子に自己紹介して…… そしてジャンプしてなにかにぶつかって気絶して……ぶつかったのなんだろ?ブロックかな? 全然違った……上にベランダが付き出てるなんて思いもしなかったよ あぁ…… 僕はなんでこんなところに来たんだろう? 大体こういう荒事を担当するのは兄さんの仕事じゃないか あぁっなにかを悟ったような女の子の視線が痛い!! せっかくいいところ見せようと思ったのにこれじゃ駄目じゃないか! そういえばまだ僕は女の子の名前を聞いていない 今後呼び合う時に不便だし聞いておこう ... -
逃走中
逃走中 ◆KX.Hw4puWg 辺り一面に広がる殺風景が、殺し合いの場において違和感無く映っている様に、少なくともドナルドには見えていた。 今思えばやや障害があったとはいえ…ドナルドの思うプラン通りには進んでいる。 厄介なのは馬岱と藤崎の二人だ。 もし彼等が先程まで、分裂前の図書館組に会い、自らの危険性を話したらどうするか。 そして数少ない戦力を集中させ、勝負を挑まれたら―――今のままでは負けてしまう。今のままでは。 現在のところ、鏡音レンという立派な「信者」を従えている。だが、だがまだ足りない。まだ「信者」は必要だ。 そう考えれば言葉を手放したのは少しは痛いかもしれない。だがいずれは先程放った1OUTキノコによる恐怖に陥り、生ける死神達に殺されるであろう。 と、今のところ、言葉はこれで良しとしよう。 だが…鏡音レンについてはどうするか。 レンは一瞬だったとはいえ... -
聲 “こえ”
聲 “こえ” ◆WWhm8QVzK6 ◆◆◆ 応急処置やらやることが色々で、しばらくこの家に留まる事になった。 今後の考えもまとめたかったし、なにより気持ちの整理が必要だった。 バッグの中にあった首輪をどうするか、とか。(おっさんの生首はダストシュートに捨てた) コンディションは問題ないか、とか。 荷物の整理、とか。 そして、同行者の事とか。 彼女には出来るだけ引かず押さずの対応でいいだろう。 下手に刺激してこちらが殺されてはたまらない。匙加減が難しそうだが。 一応、武器を預かることを了承してくれたので問題はないと思うが……警戒度は上げないとな。 さっきみたいな無様な真似は御免だ。 ところでふと、庭にある、掘り返したような跡が気になった。 こんもりと盛り上がって、まるで何かを埋めているよ... -
言葉にするのなら 「ロクデナシ」
言葉にするのなら 「ロクデナシ」 ◆CqqH18E08c 何が目的なのか? それを探すのはお前じゃないか? 何が黒幕かって? そもそも「何の」黒幕なんだ?存在するのかい? 何が突破口かって? 「突破口」なんて本当に存在するのかい? さて、こんどはこちらからの質問 これは「何の話」だい? meguⅡ ◆◆◆ ――とり……運び……う…… 聞こえるのは男の声。 店……よくわからないのです。 運ぶ……ルガールなのですか?無事でよかったのです。 ... -
喜びだって 悲しみだって いつかは思い出になるから
喜びだって 悲しみだって いつかは思い出になるから ◆/mnV9HOTlc 時刻は午後4時過ぎ。 この殺し合いが始まって、約16時間が経っていた。 ある者は図書館を目指し、頼れる仲間を探そうとしている。 ある者は強敵を倒すために常に前進している。 ある者は中心から離れた場所でいろいろやっている。 今回話すのは命がけで強敵を倒そうとした三人の対主催グループについて。 その三人はもちろん無敵で強敵のブロリーを戦ったあの三人だ。 一体彼女はあの後彼らを連れてどこに行ったのだろうか? それを今回話す事にしよう。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 星井美希はある場所へと向かっていた。 両腕でサンレッドとベジータを引き摺りながら。 「ハァ…ハァ…ハァ…」 腕が千切れそうなくらいの痛みが彼女を襲う。 一人の... - @wiki全体から「至高の思考」で調べる