とてつもないバトロワ ◆CqqH18E08c
呂布が皇帝軍を攻め滅ぼして数ヶ月。
季節も移り変わり矢文を気分で飛ばして叱られたりなどグダグダと彼、馬岱は過ごしていたはずであった。
季節も移り変わり矢文を気分で飛ばして叱られたりなどグダグダと彼、馬岱は過ごしていたはずであった。
「なんだこの服装?」
そう、彼はいつも通りグダグダしていたはずだった。
しかし彼は今殺し合いという異常事態に放り込まれている。
皇帝や大魔王といったありえないレベルの人外どもと戦っていた馬岱にとって死はつねに隣り合わせであるもので恐慌状態に陥るほどのことではないが、着なれた服装ではないというのは動揺すべき対象になるようだった。
今の彼の服装は眼鏡に儀礼服。はっきりって変である。
しかも今いる場所は死星の中のような整理され机がきちんとならんだ部屋である。
しかし彼は今殺し合いという異常事態に放り込まれている。
皇帝や大魔王といったありえないレベルの人外どもと戦っていた馬岱にとって死はつねに隣り合わせであるもので恐慌状態に陥るほどのことではないが、着なれた服装ではないというのは動揺すべき対象になるようだった。
今の彼の服装は眼鏡に儀礼服。はっきりって変である。
しかも今いる場所は死星の中のような整理され机がきちんとならんだ部屋である。
「とりあえず支給品を確認しないと行けないな」
服に対する思考を振り払い今すべきこと、支給品の確認に移るため支給されたデイパックに彼は手を伸ばす。
出てくるものは食糧、赤と白のボール、箒。
そこで手は止まる。
出てくるものは食糧、赤と白のボール、箒。
そこで手は止まる。
「どうしろと……」馬岱は途方に暮れる。
実際に外れであるのは箒だけで赤と白のボール――モンスターボールは中身にもよるが一応当たりの支給品である。
デイパックをしっかりと探せば説明書も出てくるはずなのだが二つのアイテムに絶望し彼はそれを見つけることは出来なかったようだ。
実際に外れであるのは箒だけで赤と白のボール――モンスターボールは中身にもよるが一応当たりの支給品である。
デイパックをしっかりと探せば説明書も出てくるはずなのだが二つのアイテムに絶望し彼はそれを見つけることは出来なかったようだ。
「死星とかを期待してたわけじゃないがせめて剣とか槍は欲しかったな……
このでかい箒が入るんだから槍ぐらいは入りそうなものだし」
このでかい箒が入るんだから槍ぐらいは入りそうなものだし」
箒を振り回す儀礼服を着た眼鏡男。
不審者にもほどがある。
殺し合いの場でなくとも殺す対象になりかねない。
不審者にもほどがある。
殺し合いの場でなくとも殺す対象になりかねない。
「とりあえずは静かにして何をするにしても誰かと組むべきだな」
そう彼は結論付ける。
そんな不審者な彼に話しかけるものが一人。
そんな不審者な彼に話しかけるものが一人。
「若者よならば私と組まないか?殺し合いに乗っていないということが前提だが」
「……」
「警戒しなくてよい、私は殺し合いに乗っていない」
「ならばその武器はなんだ?銃を向けている相手に殺し合いに乗ってないと言われてハイそうですかと信じられるほど俺はお人よしじゃないぜ?」
「……」
「警戒しなくてよい、私は殺し合いに乗っていない」
「ならばその武器はなんだ?銃を向けている相手に殺し合いに乗ってないと言われてハイそうですかと信じられるほど俺はお人よしじゃないぜ?」
突如現れたスーツ姿の初老の男は銃を馬岱に向けていた。
箒と銃ではいかに馬岱が化け物級の奴らとやりあってきたとはいえ不利は否めない。
彼も怪物級の奴らとやり合って来ただけあり馬鯛は武術に自信があるのだが
その馬岱から見て初老の男はやり手である。
武器が互角であれば対等に戦えるだろうが今の彼の獲物はほうきである。
銃対箒。どう好意的に考えても馬岱が不利である。
箒と銃ではいかに馬岱が化け物級の奴らとやりあってきたとはいえ不利は否めない。
彼も怪物級の奴らとやり合って来ただけあり馬鯛は武術に自信があるのだが
その馬岱から見て初老の男はやり手である。
武器が互角であれば対等に戦えるだろうが今の彼の獲物はほうきである。
銃対箒。どう好意的に考えても馬岱が不利である。
「誰が殺し合いに乗っているか乗っていないか分からない状況で不用心に近づくほど私もお人よしではないのでな」
「君は殺し合いに乗っているのかいないのか「はい」か「いいえ」で答えろ、それ以外の答えを言うならば打つ」
初老の男が銃を握る手に力を込めながら言う
「いいえ」
「今度は俺が質問する番だ。「はい」か「いいえ」で答えな、あんたは俺を殺す気持ちがあるか」
「いいえ」
初老の男も馬岱と同じように即答する。
ピリピリとした緊張感の中二人は睨み合う。
ピリピリとした緊張感の中二人は睨み合う。
「他の参加者を殺す気持ちは?」
「ここはバトルロワイヤルというものらしい
権利はあるが使ってはいけないというのは無理がある。世界中で認められていない国はない
必要があればやらざるを得ない。それを私が望む。望まないに限らず……な」
「ここはバトルロワイヤルというものらしい
権利はあるが使ってはいけないというのは無理がある。世界中で認められていない国はない
必要があればやらざるを得ない。それを私が望む。望まないに限らず……な」
馬岱の問いに多少遠くを見るようにして初老の男が答える
何かに憂いているようなそんな表情で、
何かに憂いているようなそんな表情で、
「いろんなものを検討したうえで殺さないというのも一つの選択肢だ若者よ良く考えるがよい」
先ほどまでの何かを憂う表情は一瞬にして消えさり優しい表情で馬岱を見る。
しかしその一瞬後には男はどこかを睨むように、馬岱ではない誰かに問いかけるように呟くようにはっきりと言葉を発する。
しかしその一瞬後には男はどこかを睨むように、馬岱ではない誰かに問いかけるように呟くようにはっきりと言葉を発する。
「感謝しないといけないかもしれないなこのゲームの主催者に」
「なんだと……?」
「このような極限の状況に置いてどれだけ自分を保てるか
どれだけ多くの人を助けられるか、認識することが可能なのだから」
「どういう意味なのかよく分からないな」
「なんだと……?」
「このような極限の状況に置いてどれだけ自分を保てるか
どれだけ多くの人を助けられるか、認識することが可能なのだから」
「どういう意味なのかよく分からないな」
どこかを睨んだまま初老の男は言葉を紡ぐ
「ゲームに乗る奴は乗る奴でそのペースで、殺し合いの場という極限状態を生き抜くのを、
別に認めてもいいんじゃありませんか、いつもと同じ環境じゃないんだから、自分の思う通りやってりゃいいんだよ
殺しは悪だとか一面的に決めつけるのはよくない」
別に認めてもいいんじゃありませんか、いつもと同じ環境じゃないんだから、自分の思う通りやってりゃいいんだよ
殺しは悪だとか一面的に決めつけるのはよくない」
「これ以上睨み合っても仕方がないな、若者よ
君が殺し合いに乗っていないことは分かった」
君が殺し合いに乗っていないことは分かった」
初老の男が銃を下ろし。手を差し出す。
初老の男――閣下から差し出された手を馬岱は見つめる
「俺は……」
【A1オフィスビル/1日目・黎明】
【馬岱@呂布の復讐】
[状態]:普通、迷い
[装備]:竹箒@東方project
[道具]:基本支給品 モンスターボール@ポケモン
[思考・状況]
①この閣下という奴と組むべきか?
②ゲームに乗ろうか?どうしようか?
③なんだこの服装?
【馬岱@呂布の復讐】
[状態]:普通、迷い
[装備]:竹箒@東方project
[道具]:基本支給品 モンスターボール@ポケモン
[思考・状況]
①この閣下という奴と組むべきか?
②ゲームに乗ろうか?どうしようか?
③なんだこの服装?
【A1オフィスビル/1日目・黎明】
【ローゼン閣下@国連無双】
[状態]:普通
[装備]:銃@現実
[道具]:不明
[思考・状況]
①????
②若者と組む
③殺し合いも最悪仕方ないかもしれない
④現状殺し合いには乗らない
⑤若者の服装がアレだな
【ローゼン閣下@国連無双】
[状態]:普通
[装備]:銃@現実
[道具]:不明
[思考・状況]
①????
②若者と組む
③殺し合いも最悪仕方ないかもしれない
④現状殺し合いには乗らない
⑤若者の服装がアレだな
sm49:TPO? 何それ美味しいの? | 時系列順 | sm26:みさお「豹人間はいいぞ」 |
sm03:SHUZOM@STER | 投下順 | sm05:カズヤ・オブ・瑞希 |
馬岱 | sm61:従兄のカードでございます | |
ローゼン閣下 | sm61:従兄のカードでございます |