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だんまり会話をする時間 ◆MY9PsNVpck




「…何かあったな」
ときちくは微妙な空気が流れていることを感じた。
周辺には明らかに争った跡がある。その中でキョン子が一人倒れている。
もちろんその程度ならここではよくあることかもしれない、だが倒れている人物が問題だ。
ときちくの記憶ではキョン子は無害で無力な存在だった。
はっきり言って一人で生き残れるような人物ではない。
そんな彼女が一人で放置されるとは思えない、タケモト達にそこまで余裕がなくなっているなら別だが。
何も異常がなかったと考えるほうが異常だ。
キョン子を無理矢理起こしてでも話を聞こう、そうときちくが思った瞬間だった。

『お待ち下さい』
「ん?」
いきなり響いた電子音声にときちくは立ち止まった。その音声はマッハキャリバーが発したものだ。
クリスタルが喋るという事態にときちくは警戒心を見せる。
元々ときちくには魔法の素養はない、その上マッハキャリバーの性能について把握したり実感することはほとんどなかった。
そう言えばチルノがこんなのを使っていたらしいな、程度の認識だった。

「えぇっと、確か…」
ときちくが思わず声を漏らす。
『マッハキャリバーです』
その言葉にマッハキャリバーが素早く応答した。
もっとも本題は自己紹介ではないのですぐにときちくが疑問を投げかける。
「チルノはどうした?」
『今から説明します』
マッハキャリバーが言葉を続けていく。
そのまま説明しようとしたその時、ときちくは掌をマッハキャリバーへと向けた。まるで静止のポーズのようである。
いや、それは実際に静止のポーズだった。敢えて止めたのだ。

「…待て」
『?』
マッハキャリバーが黙ったのを確認すると、ときちくは紙を取り出して文字を記した。

(やっぱり、説明しなくていい)
そう書いた紙を見せたところでときちくは唸った。マッハキャリバーが文字を読めるのかどうか気になったのだ。
確認するために文章を付け足す。
(読めてるのなら二回光ってくれ)
その指定通りにマッハキャリバーが光った。
もっともこれで実証されたのはマッハキャリバーが文字を読めることだけ、書くことはできない。
それはときちくもわかっていた。
(情報交換をするつもりはない。するだけ無駄だ)
紙にそう書く。
音声を発しないマッハキャリバーがどう感じているかは読み取れない、それでもときちくは続ける。
(そっちの荷物がどんなものがあるか確認させてもらう。
 問題があるなら二回光ってくれ)
そう書くとときちくはキョン子のデイパックを漁り始めた。
一方的な行動だ。もっとも少しでも魔力消費を抑えたいマッハキャリバーにとっても、喋らずにいることはさほど悪いことではない。
そのためマッハキャリバーも不満を漏らさずに黙っていた。

デイパックを漁り続けるときちく、やがてあるものを見つけた。
「よし…」
ほんの小さく誰にも聞こえない程度に呟く。
それはプレミアム首輪改だった。
これがあるだけでキョン子の行動範囲は大きく広がることを意味する。
ときちくは再度ペンと紙を取った。
(俺は単独行動を取るつもりだ。合わせるつもりはない。
 そっちが話すだけ無駄だし、邪魔になる。
 お前はこいつと一緒に自由に動けばいい。俺の動きを知ってどう動くかは任せる)

そのままときちくは長々と書き続けていく。
書いているのは自分が取るつもりの行動だった。



(俺の動きを利用したいならすればいい。
 俺は俺で動く。
 何か問題があるなら二回光ってくれ)
最後にそう記す。
ときちくの能力上一人で動いたほうがいい、少なくともキョン子と行動する気にはなれない。
マッハキャリバーをときちくが持っていくという手もある。だがそれはしなかった。
キョン子に伝言を伝える役が必要だとときちくは判断した。
大した動きは期待していないが囮くらいにはなれるだろうと思ったのだ。
ちょっとした隙さえあれば効力を発揮するのがときちくの能力である。
連携を取らないほうがむしろやりやすい。
まだ感情的な問題が残っているというのもあったが…

ときちくはしばらく待ったが、マッハキャリバーが反応する様子はない。
ならもう用はない、と心の中で呟いた。
そのままときちくは紙を側に置いて立ち去ろうとして…ペットボトルを取り出した。
「一応、こいつは起こしておいたほうがいいよな?」
『…はい』
「なら、俺は起こしてすぐに立ち去る。敵対するつもりはないが慣れ合うつもりもない」
本気が半分ごまかしが半分の発言だった。
ときちくはこれから格納庫へ潜入しそのまま単独でその奥へ乗り込むつもりである。
一人でなんとか出来るとは思っていない。
タケモト達が戦って主催者の気を引いているうちにできるだけのことをしたいという考えなのだった。
無謀だとはわかっているが、まだ合流する気にはなれなかった。

「ついでに武器も分けてやるよ。上手く使うんだな」
ときちくは持っていた包丁を地面に置き、キョン子の顔面に水をぶちまける。
「…うぇっ……げほっ、げほ!?」
効果はすぐに出た。キョン子が咳き込みながら目を覚ます。
「な、なに…!?」
キョン子は慌てて周りを見渡したが、ときちくの気配は既にない。
障害物に隠れながら立ち去った後だった。

「この水は誰が…」
混乱するキョン子に、足元から電子音声が響く。
『体は大丈夫ですね?』
「え、うん…えぇ?」
反射的にキョン子は応じた。しかしその言葉を放ったものに気付いてまた言葉を濁す。
ユベルとの会話をしてきたとはいえ、人の形をしていないものと喋りなれないことには変わりなかった。
『私を見たことは何回かあるはずですが』
「そう、だけど…他の皆は?」
再びキョン子は周りを見渡す。
やはり誰もいない。キョン子にさえ分かるほど、何かが争った形跡があるだけだった。
それが自分の体によって起こされたものだと彼女にはわからない。

『状況は私が説明します』
「う、うん…」
何を聞かされるのかわからないまま、キョン子は頷いた。


【F-3 / 2日目・夕方】
【ときちく@時々鬼畜なゲームプレイシリーズ】
[状態]:左肩下に刺し傷(応急処置済み)、左肩に銃痕(応急処置済)、顔面左の負傷
    拳に痛み、全身にダメージ(小)、恐怖感、安心、疲労(大)、精神疲労(中)
[装備]: ナイフ×2、フライパン、ステアーTMP(15/30、予備弾倉残り6)@現実
    プレミアム首輪改
[道具]:[ときちくのデイバッグ]
支給品一式×6(食料三食分、水四食分消費)フォーク、 無限刃@るろうに剣心、毒蛾のナイフ@ドラゴンクエスト
 亀の甲羅×2@マリオシリーズ、銃(10/15)@現実、首輪探知機(残り5分)
 アシストフィギュア(サイボーグ忍者)@大乱闘スマッシュブラザーズX(3時間使用不可能)
 モンスターボール(ネイティオ)@ポケットモンスター 至高のコッペパン@ニコニコRPG
 予備弾丸セット@オリジナル
[バクラのデイバッグ]
DMカードセット(翻弄するエルフの剣士(使用可能)、鉄の騎士ギア・フリード(7時間使用不能)、)@遊☆戯☆王
 普通のDMカード@現実 共通支給品、コメント一覧@ニコニコ動画、、タミフル@現実、モンスターボール(空)
 DMカード(ブラックマジシャン(10時間使用不可能))@遊戯王、KAITOのマフラー@VOCALOID、
【思考・状況】 基本思考:運営に復讐する。
1:格納庫に可能な限り安全に侵入する方法を考える。
2:他の参加者とは出来るだけ接触しない。必要に迫られればその限りではない。
【備考】
※自分の元世界がどんな場所か、自分がどんな存在が理解しました。
※元々の能力などのせいで他の参加者に比べ疲労が激しいようです。
※オフィスビルのネットは主催者と繋がっていると推測しました(真偽は不明)
※映画館での出来事を知りました。
※会場のループを知りました。
※殺し合いの目的をショーだと推測していますが、漠然と不安も抱いています。
※予備弾丸セットの中身のうちコルトパイソンの弾丸はスネークに、
近代ベルカ式カートリッジはチルノに渡してあります。
※格納庫が脱出経路であると考えました。
※べジータの大穴で地下のトンネルを発見しました。


【キョン子@涼宮ハルヒコの憂鬱】
[状態]:顔が水まみれ
[装備]:なし
[道具]:支給品一式×4(食料一食分、水ニ食分消費)、長門有希のギター、Ipod(少佐の演説の音声入り)@HELLSING
 カレーセット@るろうに剣心、ピーマン@星のカービィ、リボルバーナックル&マッハキャリバー@リリカルなのはStS(残弾6/6、予備12)
 アイス詰め合わせ@VOCALOID、海賊帽子@ミュージカル・テニスの王子様
 果物ナイフ@現実、包丁×2、プレミアム首輪改
[思考・状況]
1:マッハキャリバーから話を聞く




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