※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

OP9 ◆3ee4zWpQ.o


1000 :Classical名無しさん :08/10/12 00:41 ID:Kh0KI0FM
 >>1000だったら次のニコロワに俺参戦

※※


枕が違えば眠れない、というほど繊細な人間でもないと思っていたが、どうやら俺の自己認識は間違
っていたらしい。妙に柔らかすぎるそれから頭を起して、俺は大きく欠伸をした。

寝ぼけ眼で辺りを見回すうちに、徐々に意識がはっきりしてくる。同時に、枕の違いなんて目じゃな
いほどに異様な状況をいやというほど理解することになった。

ほとんどを闇に包まれた体育館のような広い建物。ステージの上だけ照明がともっており、壇上では
今まさに若い女が演説を始めようというところだ。

(夢だ)

真っ先に俺はそう思った。当たり前だ。こんな学校のお泊り会めいたアクティブなイベントに参加し
た覚えなど全くない。眠りに就く前の俺は、シコシコ自室でPCにむかって適当にスレの1000取り合戦
に参加したり、某動画投稿サイトで新作をチェックしたり……

(そうだ)

そこで俺の記憶はぷっつりと途切れていた。それに気づいたとたん、俺の中に今まで感じたことのな
いいやな感じがわきあがってくる。

(馬鹿な)

思い出せ、俺はあのスレッドに何と書きこんだ?新着に上がっていたやけに物騒なあの動画のタイト
ルはなんだったんだ?
俺の焦りをよそに、事態は進行していく。

「どうせ、時報女です」

どこかで聞いたことのある調子っぱずれの笛の音が会場(何の?)に響き渡り、ざわめいていた参加
者達(何のだ?)が徐々に静まって行く。そのタイミングを見計らったかのようにスクリーンが暗転
し、映画のスタッフロールにも似た字幕が淡々とスクロールし始めた。同時に、時報女と名乗った女
の機械音声のように感情を押し殺した声が流れる文字を音読していく。

※※

本日はバトルロワイアルにご参加いただき、ありがとうございます。
大変申し訳ありませんが、皆さんにはこれから殺し合いを行ってもらいます。

【基本ルール】

全員で殺し合いをしてもらい、最後まで生き残った一人が勝者となります。
生き残った一人だけが、 元の世界に帰ることができます。
その際、ひとつだけ望んだ願いを叶えることができます。

皆さんの首には識別票として首輪をつけさせていただきました。
会場となるエリアから外にでた場合、主催者に反抗の意を示した場合、また、後述の禁止エリアに足
を踏み入れた場合、首輪は爆発し、当該人物は死亡します。これに例外はありません。

会場は各エリアに区切られており、六時間ごとに会場放送で禁止エリアが発表されていきます。エリ
ア区分については支給された地図をご覧ください。

二十四時間の間一人の死亡者も確認できなかった場合、主催の判断により参加者全員の首輪が爆破さ
れます。意欲を持ってゲームに参加しましょう。

皆さんには二、三日分の生活用品のほか、殺し合いがよりスムーズに進行するよう、主催から便利な
アイテムがランダムで支給されます。ぜひゲームにお役立てください。

※※

「ふざけるな!余興や遊びで命を張ったりできるもんか!」
「ゲームだと!?命を何だと思ってるんだ!お前ら人間じゃねえ!」

字幕が進むにつれ周りのざわめきが大きくなっていく様を、俺は他人事のように効いていた。

 >>1000だったら次のニコロワに俺参戦

嘘だ、馬鹿な、そんなことあるはずがない。これはきっと夢なんだ、と、必死に頭で言い聞かせる。
しかし俺の中にはどうしようもないほど確信があった。

俺はきっとここで死ぬんだ。


「し!お!」


ひときわ大きく放たれたその声が、俺を疑問符付きの現実に引き戻した。しかし振り向いた直後、俺
の現実は疑問符を三つばかり付け足すはめになる。

「は?」
「か!た!の!し!お!」

伯方の塩、一袋。さっきまで俺が頭を預けていたそれがでん、と鎮座していた。ご丁寧に首(?)輪
までつけられている。参加者だとでも言うのだろうか。塩が?

「え、え?」

重力に逆らって垂直に立っている伯方の塩一袋首輪付きは、猛然とステージ上の時報女に食ってかか
っているようだった。ようだった、というのは

「は!か!た!の!し!お!た!の!し!お!」

ずっとこんな調子だからだ。

すでにステージを上り、演台に詰め寄っているものも何人かいた。時報女に掴みかかろうとしている
者もいたが、見えない壁のようなものでもあるのか、誰一人触れることのできるものはいない。
時報女は気にした様子もなく、淡々と原稿を読み進めていく。

※※

なお、説明だけでは納得できない方も多数いることが予測されるため、あらかじめ皆さんには
首輪の機能をご覧に入れておきます。

※※

ピ、と一つの首輪が音を立てた。

演台に詰め寄っていた人たちの一人だ。白髪頭にサングラスのやけに鋭角的な顔をしたその男は、自
分の首輪の異変に気づくとさすがに血相を変えた。

「やめろ、嫌だ!死にたくなーい!」

ヤメロメロメロと狂的に騒ぎ始めた男の首元で、機械音は無慈悲にリズムを取り続ける。

ピ、ピ、ピ、ボン。

気の抜けた音とともに、白髪頭の首がころげおちた。それを確認した時報女は、再び原稿を手にとり、
静かになった会場に抑揚のない声を響かせる。

「おわかりいただけたでしょうか。では、ただ今より」

※※

○ワンゴが、バトルロワイアルの開始をお知らせいたします。

※※

ピ、ピ、ピ、ポーン。


暗転。


※※

【平山幸雄(ニセアカギ)@アカギ 死亡確認】


主催 時報女 他
参加者 >>1000@ニコニコ動画バトルロワイアル 伯方の塩@伯方の塩 タケシ@ポケットモンスター







| 新しいページ | 編集 | 差分 | 編集履歴 | ページ名変更 | アップロード | 検索 | ページ一覧 | タグ | RSS | ご利用ガイド | 管理者に問合せ |
@wiki - 無料レンタルウィキサービス | プライバシーポリシー