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アカギーポッターと誰得の部屋 ◆CqqH18E08c





E-2の洞窟。
 その洞窟は至って普通だった。
 入口と、その付近に限れば――で、あるが。

 洞窟内にも関わらず空気は澄んでおり澱みはなく、どこかで空気に入れ替えが行われていることは明白。
 さらには苔や草などの植物、鼠等の動物、蟻などの昆虫すらそこには存在しない。
 そこにあるのは無。響くのはアカギの歩く音のみ。

 洞窟は深い。
 アカギは休憩することを目的としここに入ったのだろうがもう既にその目的は忘れ
 この洞窟はどこまで続いているのかという純粋な興味で動いているようだった。

 そんなアカギの前に分岐点が訪れる。
 右の道か、左の道か。
 アカギは迷う事なく左を選択する。
 判断理由は別にないのだろうただの直感――それ以外に考えられない。
 むしろ一般的な考えだと道の選択方法は直感でしかありえないだろう。
 だがアカギという人間は一般という考えでは測り知れ無い存在である。
   直感以外の判断材料もあった可能性も捨てきれない。

 左の道をただ歩くアカギ。
 そのまましばらく歩き続けるとまた分岐点が訪れる。
 先ほどと同じように左か、右か。

 アカギはまたしても迷うことなく左の道を選択し歩く。
 彼があるく先に現れるのは――またしても分岐点。
 右か、左か。


「ククク……」


 アカギは笑うと写真の束を取り出し埃一つ落ちていない床に写真を一枚だけ置いた。
 そしてまた左の道を選択し歩く。
 また歩き続けると――分岐点。

 分岐点ではあるが、今までの分岐点とは明らかに違う。
 アカギが先ほど置いた写真が置かれているのだ。
 知らぬ間にアカギが同じ場所に戻ってきた――いや同じ場所に戻されたというのが正しいのかもしれない。

 アカギは写真をその分岐点残したまま今度は右の道を選択する。
 右の道をしばらく進むとまたしても分岐点。
 だが今度は先ほどとは違う場所であることがわかる。
 アカギが残した写真がその場にはなかった。。

 アカギはまた写真を一枚だけその場に残し右の道を進む。
 しばらく進み続けると――分岐点。
 今度は写真が置かれている。
 アカギが写真を確認すると置かれている写真は最初に置いたものだった。
 まさに無限ループ。最初の場所に戻されているのだ。

 アカギは右の道を進む。
 そして現れる分岐点には写真。
 こちらの写真はアカギが二枚目に置いたもの。
 アカギは先ほど右の道とは逆に左の道へ進む。

 しばらくして現れるのは分岐点。
 だが写真はその場にない。
 写真をまた一枚その場に残しアカギは進む。


 新しい分岐点に差し掛かれば写真を一枚残し進む。
 写真が残されている分岐点に差し掛かれば写真を確認し現在地を把握する。
 それからは記憶を頼りに新しい分岐点を目指しひたすら進む。

 この行動を何度繰り返したころだろうか?
 大量にあった写真の束の枚数が少なくなるころにアカギはようやく洞窟最奥と思しき所までたどり着いた。
 普通であれば同じ分岐点に戻されているということに気が付かず、運だけでここまでたどり着かざるを得なかっただろう。
 いや、ここまでたどり着くことができずに入口まですごすごと引き返すことになったはずである。
 アカギほどの強運の持ち主ならば運だけに頼ってもここまでたどり着くことは可能だったかもしれないが。
 それこそ膨大な時間をかけながらもサイコロの100の目を出し続けるようにして。

 だがアカギは数度分岐点に戻されただけでループに気が付いた。
 そして自らの持つ写真を一枚づつその場に置き続けで進んだ。
 その行動がアカギを洞窟最奥まで運んだのだ。

 だが洞窟最奥はパッと見る限りただの行き止まり――
 しかし行き止まりだが今までの洞窟の光景とは明らかに違った。
 光苔や雑草などが自生しど、鼠等の小動物がいる、蟻などの昆虫がいる。
 今までの物を明らかに人工的に作られた洞窟だとするのならば
 この洞窟は自然の洞窟を模し自然の洞窟だと錯覚させるために作られた洞窟といってよいような形。
 そんななかで不自然に調べてくださいと言わんばかりに苔がこびりついたか所があった。
 そこにアカギが接近すると何の前触れもなく扉が開く。

 アカギはその扉の中へなんの警戒もすることなく足を踏み入れた。

◆◆◆◆◆


「誰得の部屋……ねぇ……」

 壁に掛けられた説明板をアカギは読む。
 説明板曰く
 1、何のためか分からない部屋
 2、特に必要でない時にも現れる
 3、誰も求めていないものがあったりなかったりする

「ククク……」

 このロワ参加者の多くが求めるもの――それは食糧や武器、首輪解除に必要なもの。
 だがアカギはその多くの参加者が求めるのは欲さない
 アカギは狂気の沙汰を愉しむことを目的としている。
 つまり狂気の沙汰を愉しむなんて言うための道具、場所というものはまさに誰が得するのか分からない。
 それこそ得するのはアカギぐらいだという所。
 それがこの誰得の部屋。

「これではこのゲームとやらが俺に狂気の沙汰を楽しめと言っているようではないじゃないか……」

 アカギは誰得の部屋の探索もそこそこに本来の目的、休養を取るために目を閉じる。

「ククク……この部屋を活用すれば優勝しなくても主催者と命をかけた勝負ができるかもな……」



    誰得の部屋までたどり着いたアカギはやはり天才にして類い稀なる強運の持ち主なのか――


 ――それとも主催がアカギのような人物のためにわざわざこのような場所を用意したのか


        はたまた全く別の要因でこのような誰が得するか分からないような場所が用意されたのか――


       ――それは誰にも分からない。神のみぞ知るというものである。


 ただ一つ言えることはアカギという人間は常識の中枠で測りきれぬ狂気の存在だと言うことである。



【?-? 洞窟最奥(?)誰得の部屋/一日目・昼】
【赤木しげる@闘牌伝説アカギ 闇に舞い下りた天才】
[状態]:右肩にダメージ(小)、ユベルに興味、疲労大(睡眠をとり回復中)
[装備]:レイガン(12/16)@スマブラX
[道具]:支給品一式、DMカードセット(スピード・ウォリアー、魔法の筒)@遊戯王シリーズ
   写真(残り数枚)@心霊写真にドナルドらしきものが
   ヤンデレ妹の包丁@ヤンデレの妹に愛されて夜も眠れないCDシリーズ
[思考・状況]
1:ともかく今は休憩する。
2:愛……そういう賭けも悪くない。
3:キョン子(名前は知らない)ハク(名前は知らない)アレックス(名前は知らない)も
  いずれ…
4:殺し合いに乗り、狂気の沙汰を楽しむ
5:主催者と命を賭けた勝負をする
6:誰得の部屋……ククク……
[備考]
※スピード・ウォリアーが再使用出来るのは8時間後、
※魔法の筒が使用できるのは12時間後。
※アカギが進んだ道には途中から心霊写真が置かれています。
※誰得の部屋には誰が得するのか分からないような道具が多く存在するかもしれません。
※なにかアカギに興味を示させるほどのものがあったようです。
※この誰得の部屋まで放送が聞こえるかどうかは不明です。


誰得の部屋について
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm6525745



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