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「The end of yourself」(2009/07/22 (水) 21:28:19) の最新版変更点
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*The end of yourself ◆1SKekTLbsk
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クラッシャーは草原に佇んでいた。
もちろん、それは先ほどまで追っていた3人組と接触することを、諦めていることに他ならない。
理由は単純、クラッシャーの経験……、である。
「(あの軍服の男! 拳銃を持ってやがる!)
(くそっ、近づいたら頭をスナイプされて一発で終わりじゃねぇか!)
(俺様にはアサルトライフルは無いってのによぉ!)
ホァァ、ホァァァァアアゴホッ…………。」
うっかり叫び声を出しかけ、うまく咳で止まり、事なきを得る。
そう、クラッシャーが嫌いな事は、こちらが攻撃できないところから銃撃されることである。
愛用のアサルトライフルで蹴散らそうと思って近づくと、いきなり撃たれてしまう事のいかに腹立たしいことか。
ましてや今の自分には飛び道具は無い上に、満足に回避運動もとれない、そしてなにより――これは現実だった。
そんないつもいつも、狙撃で痛い目を見せられ続けてきたアンリアルトーナメントの記憶が、クラッシャーを止めたのであった。
「(汚いなさすが銃器きたない。)
(こんな刀一本で俺が串刺しオゾンできる相手じゃねぇ。)
(ひとまず、別の場所へリンを探しに…………。)」
「クラッシャァァァァアアアアアアッ!!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
その時、草原に響き渡る雄たけびが一つ。
強烈な叫び声に一瞬身をすくませるクラッシャーだったが、体を捩り、その声の元を確認する。
いや、本当は確認する必要もなかったのだろう、その声の主はクラッシャーが既に知っている男の物だったのだから。
巨体を揺るがし猛進してくるアレックスに対し、クラッシャーは対応が遅れてしまっていた。
だが、蝕まれた体、不自然な体勢、さらにはそんな状態で奇跡と思われる速度で無限刃を引き抜き対応した……。
「うおおおおおおおおおおお!!」
しかし、本当に対応できただけで、現実は非情である。
アレックスの渾身のスラッシュチョップは、クラッシャーの手から無限刃を弾き飛ばし、クラッシャー自身も荷物を巻き込みながら、スケボーから叩き落とされてしまった。
とっさにクラッシャーはなんとか反撃しようと試みるが、荷物は全て手の届かぬ位置、いわゆる"詰み"の状態。
クラッシャーに残された選択肢は、言葉を発する事だけだった。
「ゲフッ……、ゲフゲホォァ……、ぐ、畜生……。」
いや、言葉すらまともに発せられない。
そもそも、数刻前に殺そうと襲った男をいまさら説得するなど無理がある。
だいたい、この男は以前別れたときに、はっきりと殺意があることを明言していたのだ。
仕方がない、と、クラッシャーは目を瞑る。
正直なところを言うと、全然仕方がなくはない、ただ、自分にこんな結末がくるのではないかという思いは…………、あった。
「(本当にすまねぇ、リン。)
(結局、俺は何もしてやれなかったぁ。)
(本当はお前を優勝させてやりたかった、それで望むものを望めばいいと思ってた。)
(でも、俺はもうここまでだ。)
(だからこそ、俺の分まで生きてくれ、たのむ…………。)」
一時、ほんの一時、クラッシャーの頭に様々な思い出が溢れていく。
口いっぱいに頬張ったタピオカパンのこと、食べ飽きたソーセージに絶望したこと、コーラの噴水を作ったこと、忍者の真似をしたこと、日本のアニメの女の不可解な行動のこと。
そんな思い出がわずかな間に浮かんでは消え、浮かんでは消えて行った……。
そして、その最後の一つが消えたとき、クラッシャーは改めて口を開く。
最後に言うセリフは決めているのだ、いつものやつと、それから、できて間もないこの気持ちをありのままにと。
「天皇陛下と……、我侭なお姫様の恋路に……、万歳……!」
……。
………………。
………………………………………………。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「なんで、抵抗しないんだ……。」
やけに遅い処刑人の一撃を待つクラッシャーの耳に、突然聞こえた言葉。
それは先ほど猛り叫んでいた人物とは思えぬくらいに淡々とした言葉。
やれやれ、せっかく辞世の句まで用意したっつのに、とクラッシャーは言葉を返す。
「……できねぇからしねえんだよ、クソ野郎、ゲホホホホッ。」
「じゃあ、なんで逃げない?
お前、優勝を狙っているんだろ……。
こんなところで死んでいいのか……?」
「うるせえ、俺様をどっかのヘタレと一緒にすんじゃねぇ……。
逃げても逃げられねぇんだから、ゴホッ……、無様な真似はしねぇんだ……。
わかったらとっとと止めを刺せよ、このウドの大木め、ホホッ……。」
ウドの大木と言って、自分で苦笑するクラッシャー。
優勝を狙おうとして叶わず、好きな娘を守ろうとしてそれも叶わず、ただ寝っ転がって、斧を打ち込まれるのを待っているだけ。
誰がどう見ても、その言葉に相応しいのは自分自身である。
だが、なお斧の風切り音は聞こえず、痺れを切らしクラッシャーを閉じた目を開いた。
開けたとたんにアレックスと目が合う、そしてそのまま、再三口を開く。
「はやくしろよ、そんな成りで肝っ玉がねぇんだな、この野郎……。
んな蛆虫見てえなことしてるんだったら、ポテト食うといいっすよ、ゲホッ……。」
「………………。」
「そうだ……、どうせついでだ……、リンも探し出して殺すんだろ……。
せめて……、あいつの弟のレンに会わせてからにしてやってくれよ……、ゲホッ。
あいつはいろんな意味で純粋すぎたんだよ、良い悪いと考えるとか、それ以前にな……。
だから、頼む……、ゲホッ……、あいつだけは…………。」
「もういい…………、もういいっ、何も言うな!」
耐えきれなくなったようにアレックスが言う。
両者の目線は依然として交差していたが、その目の――心の内は大きく変わっていた。
アレックスは再び何が正しいのかを考えさせられている。
ハクが正しいのか、カイトが正しいのか、結局決着が着かなかった様に、今のクラッシャーやリンが間違っているのか判断ができない。
先ほどクラッシャーは"リンは純粋すぎた"と言ったが、それを言うのならクラッシャーだって、純粋すぎたのかもしれない。
そう、やったことは大きく違えど、クラッシャーとカイトの行動理念は全く同じ、自分が生き残りたかっただけ。
あった違いはクラッシャーに力があり、カイトが無力だっただけ。
あった違いはクラッシャーがゲームに乗り、カイトが乗らなかっただけ。
あった違いはクラッシャーが恋人を守り、カイトが友情を壊しただけ。
その起源は全く同じ、生き残りたい、ただそれだけ、ほんのちょっぴりの弱さ。
誰が正しくて誰が間違っているなんて言えるはずがない。
いや、誰が悪いかは決まっている、それは……。
「右上、左上だ。」
「あ……、なんだよこんなときに、あいつらは今は関係ないだろ。
とっとと殺せよ、ホホッ、もう、俺は逃げられるくらいに動けるかもしれねぇぞ……。」
「殺さない。」
「ホ?」
「殺さない、ここにいる誰もが本当は悪くないはず、本当に悪いのはあの右上、左上だ。
俺のハイパーボムはあいつらのために取っておかなくちゃならない。」
「ホホホッ、そんなことを言うのか、ゴホッ。
あいつらに敵うはずがないだろ、俺らは戦わなくちゃ生き残れねぇんだよ。
最後に生き残るのは1人、倍数みたく増えるわけがないっての……。」
「それはやってみなければわからない。
心にやる気のゲージが残っているのなら、決して諦めちゃだめなんだッ!」
アレックスの心に蘇るのは紙一重のストリートファイト。
一方的に傷つけられ、相手の威圧感から生まれる恐怖。
全身ボロボロになって初めて見つけられる相手の隙。
その隙に必殺の投げをお見舞いしてやるときの爽快感。
観客にもう帰っていいと言われながらも、そこから再び五分の勝負に持ち込めたときの充実感。
そして、勝ち負けにかかわらず、最後に互いを褒め称える満足感。
そんなストリートファイトの精神はここにはない。
ただ、だからといってここで諦めるつもりも毛頭ない。
自分がヒーローなのかどうかなんてどうでもいい、ただ、逃げても逃げられぬなら――闘うだけ。
そう、逃げられない、それはYou can't escape!――自分自身の異名――であるのだ。
自分に負けたくない、そう、あの憧れのリュウに追いつくためにも……。
「俺はこの現実から逃げない、俺は俺流でこの現実を投げ飛ばしてやる。
それにその体、たんなる怪我のせいじゃないんだろ、あの時のお前の爆発力の代償といったところか?
過去に何をしてようが、今二度とお前が誰も殺せないなら、俺がお前を殺す必要はない。
だから……、速くどこへでも、…………、リンの所へでも行けよ。
俺はお前と会わなかったことにして……、いなくなってやる……。」
そう言い放つやいなや、アレックスは背を向け、クラッシャーからスタスタ離れていく。
あまりにあっけなく立ち去るその姿に、クラッシャーは呆気にとられて口が開きっぱなしだ。
そんなクラッシャーにひたすらに大きな背を向け、アレックスは歩を進める。
離れていくアレックスと見送るクラッシャー、ひたすらに2人は無言。
結局、クラッシャーの開いた口がしまったのは、アレックスの姿が視野の外へ消えてからだった。
「…………、………………ホホッ。
………………、現実から逃げない……、か。」
奇しくもそれは、クラッシャーが優勝狙いを選んだ理由でもある。
このロワで出会った人が、皆、口々に和平を求めていたことを、クラッシャー自身は現実から目を背けていると思ったものだ。
戦わなければ生き残れない、これに従わないなんておかしい……。
果たしてこの考えが現実的だったのか、クラッシャーは今、断言できない。
いや、そもそも、これが正しかったのなら、何故自分はリンを好きになって守ろうとしたのか……。
明らかにおかしい事は解っていた、でも、考えたりはしなかった、考える必要がなかった。
彼女のために戦っているときは死ぬのが怖くなかった、だから無茶でも捨て身にでもなんでもできた。
もしかしたら本当は、この気持ちに正直に動くことこそ、現実から逃げずに立ち向かうことだったのかもしれない。
このロワと――あの恐ろしい主催者達と戦って、皆で生き残るということが。
「ゴホッ、……、なんつーか、あいつは……。
あいつは"ヒーロー"なのかもしれないな、ホホッ。」
自嘲気味にそう呟き、クラッシャーは瞼を再び下ろす。
本当は休まず、すぐにリンを探しにいくつもりだったのだが、体は弛緩していた。
あの男なら、リンを任せても大丈夫だと思った瞬間、体から力が抜けてしまっていたのだ。
だから、クラッシャーは少し休む。
無茶をしすぎた一日を振り返りながら、少し休む。
迷走し続けた少年、クラッシャー。
その目はゆっくりと閉じていった。
【D-4 草原/1日目・夕方】
【キーボードクラッシャー@キーボードクラッシャー】
【状態】全身打撲(ある程度治りました)、顔の痛み(ある程度治りました)、極度の後遺症、睡眠中
【装備】無し
【持物】無し
【思考・行動】
基本思考:リンを守る
1:リンを探し出して守る。リンの事が好き。
2:現実から逃げてたのは俺だったのかもしれない。
3:カイトの情けなさに呆れた。
4:自分の情けなさにも呆れた。
5:リンの知り合いもできれば生還させたい。
※後遺症は、なんとか立ち上がることはできても歩くことは厳しいレベルです。
※飛び出したはいいがリンの向かった方向を知りません。
【アレックス@MUGEN】
[状態]:重度の疲労、全身に打撲(少し回復)、左腕に刺し傷(少し回復)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式×2、九条ネギ@現実、伯方の塩(瓶)@現実、魔王(芋焼酎)@現実、福沢玲子のシャーペン@学校であった怖い話
[思考・状況]
1:自身について再認識。
2:そういえばカイトはどこだ?
3:バルバトスが死んだことに安堵
4:クラッシャーとリンを警戒
5:殺し合いを止める為、仲間を集める。知人や、首輪が解除できそうな人物を優先。
6:あのピエロに出あったらどうしよう……
7:温泉にはいつか行きたい……
※F-3のデパート内に、床に大きく穴が空き、壁が一部粉々になっている部屋が一つあります。
※トキ、DIO、十六夜咲夜をMUGEN出展の彼等と誤解しています。
また、MUGEN内の扱われ方からDIOと咲夜が親子だと思っています。
※名簿が最初白紙だったのには、何か理由があると考えています。
※弱音ハクの支給品を拾いました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「きれいに終わるかと思ったのかよ、俺だよ!」
突然の声にクラッシャーはビクッと反応し目を覚ます。
そう、その声もまた、特別に知っている声だったからだ。
「アレクの奴、俺の願いを無視してこいつを生かしやがって!
畜生、畜生! やっぱり俺のことがそんなに気に食わなかったのかよ!」
「…………ホッ。」
なんだ、あのヘタレか……、とクラッシャーはどこか遠くからのような感想を抱く。
もう、クラッシャーはKAITOに対して特別な感情は持ち合わせていない。
かといって、相手が自分を見逃してくれないことも分かっている。
――――――。
クラッシャーは動かない、決して動かない。
「……お前も無視するのか、俺を!
ふざけるなよ、俺が今のお前を殺せないとでも思ってるのかよ!
お前がリンを不幸にした! お前がハクを殺した!
何より俺が、世界で一番不幸人だっ!
全部お前が悪いのわかってるのかよ!」
俺も力が無かったらこいつみたいになっていたのかなと、ふと、クラッシャーは思案する。
偶然にもそれは、かつてアレックスも考えたことなのだが、本人には知る余地もない。
これでも自分も元はと言えば、生き残るために殺人を犯してきた。
リンという大切な人ができたのは、本当についさっきのことなのだ。
――――――。
クラッシャーは動かない、決して動かない。
「いいか、殺人は悪いことだ、わかってるよな!
だから、人殺しのお前は悪い奴だ!
でも、俺が今からお前を殺すのは違う、これは仇討ちなんだッ!」
リンの存在がなければ今の自分が何をやっているのか想像がつかない。
多分、こいつに媚を売って生きるようなことはしなかったにせよ、見苦しいことで生き残ろうとしていたかもしれない。
だけれども、今の自分は違う、決してそんなことはできない。
どんなに性格が変わろうと、どんなに性格が歪もうと、自分の愛した人の王子様。
彼に対していまさら何か手をあげてしまえば、それは自身の恋への冒涜にしか思えないのだ。
――――――。
クラッシャーは動かない、決して動かない。
「そうだ、あと1人、剣崎って男を殺したのもお前なんだろ。
お前の荷物にこれが入ってたってことは、絶対お前が殺したんだ。
ちょうどいい、あの男の分の仇討ちだ、これでお前を殺してやるっ!」
KAITOが手に掲げたのはブレイバックル。
おそらくすでにクラッシャーの荷物の中身は一通り確認し終えているのだろう。
ためらいなくカードを装填し、腰に装着、レバーを引く。
無慈悲にも"ターンアップ"という機械音声は流れ、放出された光の幕を通り、KAITOはブレイドに変身していた。
それでも――――――。
それでも、クラッシャーは動かない、決して動かない。
「お前なんて、お前なんて、お前なんてぇぇええええ!」
「…………。」
KAITOの手によって、クラッシャーへの死のメッセージカードが選ばれる。
"サンダー""スラッシュ""ライトニングスラッシュ"、KAITOの手に握られた剣からの機械音声は淡々と現実を告げる。
不死生物すら戦闘不能に追い込むその技は、一般人離れしているとはいえ、弱ったクラッシャーには度が過ぎた物。
そんな凶悪な必殺技を前に、あの時に剣崎に使われてたらやばかったかもな、と、クラッシャーは懐古する。
最初の時の用にはじめからカードを使ってこなかったのは、俺への手加減だったのだろうかという疑問。
自らの手で殺した人間には聞けぬ疑問。
そんな疑問を抱えつつも、決してクラッシャーは口を開かない……。
「(辞世の句は……、もう言っちまったからな、ホホッ。)」
そして、KAITOの電撃を帯びた剣がクラッシャーの頭に振りかぶられ…………。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
凄まじい衝撃音を聞いたアレックスが戻ってきて目にしたものは。
上半身が吹き飛び、残った下半身も電撃により黒焦げになった誰か――考える必要もなくその人物は特定できた――の死体と。
かつて見た男の姿をした誰か――それもまた考える必要もなく理解した――の勝利の叫びだった……。
「俺は変わった、俺は変わったんだぁぁぁぁああああああ!!」
&color(red){【キーボードクラッシャー@現実 死亡】}
【D-4 草原/1日目・夕方】
【アレックス@MUGEN】
[状態]:重度の疲労、全身に打撲(少し回復)、左腕に刺し傷(少し回復)、困惑
[装備]:なし
[道具]:支給品一式×2、九条ネギ@現実、伯方の塩(瓶)@現実、魔王(芋焼酎)@現実、福沢玲子のシャーペン@学校であった怖い話
[思考・状況]
1:カ……、カイト…………。
2:自身についてを再認識。
3:リンに出会ったら…………。
4:バルバトスが死んだことに安堵
5:殺し合いを止める為、仲間を集める。知人や、首輪が解除できそうな人物を優先。
6:あのピエロに出あったらどうしよう……
7:温泉にはいつか行きたい……
※F-3のデパート内に、床に大きく穴が空き、壁が一部粉々になっている部屋が一つあります。
※トキ、DIO、十六夜咲夜をMUGEN出展の彼等と誤解しています。
また、MUGEN内の扱われ方からDIOと咲夜が親子だと思っています。
※名簿が最初白紙だったのには、何か理由があると考えています。
※弱音ハクの支給品を拾いました。
【KAITO@VOCALOID】
[状態]:健康、精神的疲労(小)、高揚感、ブレイドに変身中(AP3400/5000、スラッシュとサンダーのカードは変身解除まで使用不可)
[装備]:ベレッタM96(残弾数10/11)@現実、ブレイバックル@仮面ライダー剣
[道具]:支給品一式×3、ハンバーガー4個@マクドナルド、クレイモア地雷×5@メタルギアソリッド、
必須アモト酸@必須アモト酸、2025円が入った財布(ニコニコ印)@???、ハーゲンダッツ(ミニカップ)×3@現実、
Rホウ統(使用済)、ブレイバックルの説明書、医療品一式(簡易な物のみ)、はてなようせいがプリントされた毛布
[思考・状況]
1:クラッシャー殺したぞ、俺は強くなったんだっ!
2:強くなった俺が間違ってるはずはない、死ぬはずもない!
3:知り合いが殺されたんだから例え人殺しをしても仕方ないだろ。仇討ちの一種だ。
4:生きるためなら例え卑怯な事をしても仕方がないだろ。正当防衛の一種だ。
5:リン、レンが心配。特に洗脳されているリンが心配。
※高揚しているので気づいてませんが、ブレイバックルにより自身の崩壊のイメージが植えつけられました。
再び臆病になると強くイメージが脳内に現れるようになります。
※クラッシャーのデイバッグを拾いました。
※D-4の草原に黒焦げのクラッシャーの下半身があります。
※D-4の草原のどこかにターボエンジン付きスケボー@名探偵コナンと無限刃@るろうに剣心が落ちています。
|sm179:[[禁止エリアの抜けた先]]|[[時系列順>第三回放送までの本編SS]]|sm181:[[斜陽]]|
|sm179:[[禁止エリアの抜けた先]]|[[投下順>151~200]]|sm181:[[斜陽]]|
|sm167:[[激流に身を任せ同化してみた]]|&color(red){キーボードクラッシャー}|&color(red){死亡}|
|sm167:[[激流に身を任せ同化してみた]]|アレックス||
|sm167:[[激流に身を任せ同化してみた]]|KAITO||
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*The end of yourself ◆1SKekTLbsk
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クラッシャーは草原に佇んでいた。
もちろん、それは先ほどまで追っていた3人組と接触することを、諦めていることに他ならない。
理由は単純、クラッシャーの経験……、である。
「(あの軍服の男! 拳銃を持ってやがる!)
(くそっ、近づいたら頭をスナイプされて一発で終わりじゃねぇか!)
(俺様にはアサルトライフルは無いってのによぉ!)
ホァァ、ホァァァァアアゴホッ…………。」
うっかり叫び声を出しかけ、うまく咳で止まり、事なきを得る。
そう、クラッシャーが嫌いな事は、こちらが攻撃できないところから銃撃されることである。
愛用のアサルトライフルで蹴散らそうと思って近づくと、いきなり撃たれてしまう事のいかに腹立たしいことか。
ましてや今の自分には飛び道具は無い上に、満足に回避運動もとれない、そしてなにより――これは現実だった。
そんないつもいつも、狙撃で痛い目を見せられ続けてきたアンリアルトーナメントの記憶が、クラッシャーを止めたのであった。
「(汚いなさすが銃器きたない。)
(こんな刀一本で俺が串刺しオゾンできる相手じゃねぇ。)
(ひとまず、別の場所へリンを探しに…………。)」
「クラッシャァァァァアアアアアアッ!!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
その時、草原に響き渡る雄たけびが一つ。
強烈な叫び声に一瞬身をすくませるクラッシャーだったが、体を捩り、その声の元を確認する。
いや、本当は確認する必要もなかったのだろう、その声の主はクラッシャーが既に知っている男の物だったのだから。
巨体を揺るがし猛進してくるアレックスに対し、クラッシャーは対応が遅れてしまっていた。
だが、蝕まれた体、不自然な体勢、さらにはそんな状態で奇跡と思われる速度で無限刃を引き抜き対応した……。
「うおおおおおおおおおおお!!」
しかし、本当に対応できただけで、現実は非情である。
アレックスの渾身のスラッシュチョップは、クラッシャーの手から無限刃を弾き飛ばし、クラッシャー自身も荷物を巻き込みながら、スケボーから叩き落とされてしまった。
とっさにクラッシャーはなんとか反撃しようと試みるが、荷物は全て手の届かぬ位置、いわゆる"詰み"の状態。
クラッシャーに残された選択肢は、言葉を発する事だけだった。
「ゲフッ……、ゲフゲホォァ……、ぐ、畜生……。」
いや、言葉すらまともに発せられない。
そもそも、数刻前に殺そうと襲った男をいまさら説得するなど無理がある。
だいたい、この男は以前別れたときに、はっきりと殺意があることを明言していたのだ。
仕方がない、と、クラッシャーは目を瞑る。
正直なところを言うと、全然仕方がなくはない、ただ、自分にこんな結末がくるのではないかという思いは…………、あった。
「(本当にすまねぇ、リン。)
(結局、俺は何もしてやれなかったぁ。)
(本当はお前を優勝させてやりたかった、それで望むものを望めばいいと思ってた。)
(でも、俺はもうここまでだ。)
(だからこそ、俺の分まで生きてくれ、たのむ…………。)」
一時、ほんの一時、クラッシャーの頭に様々な思い出が溢れていく。
口いっぱいに頬張ったタピオカパンのこと、食べ飽きたソーセージに絶望したこと、コーラの噴水を作ったこと、忍者の真似をしたこと、日本のアニメの女の不可解な行動のこと。
そんな思い出がわずかな間に浮かんでは消え、浮かんでは消えて行った……。
そして、その最後の一つが消えたとき、クラッシャーは改めて口を開く。
最後に言うセリフは決めているのだ、いつものやつと、それから、できて間もないこの気持ちをありのままにと。
「天皇陛下と……、我侭なお姫様の恋路に……、万歳……!」
……。
………………。
………………………………………………。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「なんで、抵抗しないんだ……。」
やけに遅い処刑人の一撃を待つクラッシャーの耳に、突然聞こえた言葉。
それは先ほど猛り叫んでいた人物とは思えぬくらいに淡々とした言葉。
やれやれ、せっかく辞世の句まで用意したっつのに、とクラッシャーは言葉を返す。
「……できねぇからしねえんだよ、クソ野郎、ゲホホホホッ。」
「じゃあ、なんで逃げない?
お前、優勝を狙っているんだろ……。
こんなところで死んでいいのか……?」
「うるせえ、俺様をどっかのヘタレと一緒にすんじゃねぇ……。
逃げても逃げられねぇんだから、ゴホッ……、無様な真似はしねぇんだ……。
わかったらとっとと止めを刺せよ、このウドの大木め、ホホッ……。」
ウドの大木と言って、自分で苦笑するクラッシャー。
優勝を狙おうとして叶わず、好きな娘を守ろうとしてそれも叶わず、ただ寝っ転がって、斧を打ち込まれるのを待っているだけ。
誰がどう見ても、その言葉に相応しいのは自分自身である。
だが、なお斧の風切り音は聞こえず、痺れを切らしクラッシャーを閉じた目を開いた。
開けたとたんにアレックスと目が合う、そしてそのまま、再三口を開く。
「はやくしろよ、そんな成りで肝っ玉がねぇんだな、この野郎……。
んな蛆虫見てえなことしてるんだったら、ポテト食うといいっすよ、ゲホッ……。」
「………………。」
「そうだ……、どうせついでだ……、リンも探し出して殺すんだろ……。
せめて……、あいつの弟のレンに会わせてからにしてやってくれよ……、ゲホッ。
あいつはいろんな意味で純粋すぎたんだよ、良い悪いと考えるとか、それ以前にな……。
だから、頼む……、ゲホッ……、あいつだけは…………。」
「もういい…………、もういいっ、何も言うな!」
耐えきれなくなったようにアレックスが言う。
両者の目線は依然として交差していたが、その目の――心の内は大きく変わっていた。
アレックスは再び何が正しいのかを考えさせられている。
ハクが正しいのか、カイトが正しいのか、結局決着が着かなかった様に、今のクラッシャーやリンが間違っているのか判断ができない。
先ほどクラッシャーは"リンは純粋すぎた"と言ったが、それを言うのならクラッシャーだって、純粋すぎたのかもしれない。
そう、やったことは大きく違えど、クラッシャーとカイトの行動理念は全く同じ、自分が生き残りたかっただけ。
あった違いはクラッシャーに力があり、カイトが無力だっただけ。
あった違いはクラッシャーがゲームに乗り、カイトが乗らなかっただけ。
あった違いはクラッシャーが恋人を守り、カイトが友情を壊しただけ。
その起源は全く同じ、生き残りたい、ただそれだけ、ほんのちょっぴりの弱さ。
誰が正しくて誰が間違っているなんて言えるはずがない。
いや、誰が悪いかは決まっている、それは……。
「右上、左上だ。」
「あ……、なんだよこんなときに、あいつらは今は関係ないだろ。
とっとと殺せよ、ホホッ、もう、俺は逃げられるくらいに動けるかもしれねぇぞ……。」
「殺さない。」
「ホ?」
「殺さない、ここにいる誰もが本当は悪くないはず、本当に悪いのはあの右上、左上だ。
俺のハイパーボムはあいつらのために取っておかなくちゃならない。」
「ホホホッ、そんなことを言うのか、ゴホッ。
あいつらに敵うはずがないだろ、俺らは戦わなくちゃ生き残れねぇんだよ。
最後に生き残るのは1人、倍数みたく増えるわけがないっての……。」
「それはやってみなければわからない。
心にやる気のゲージが残っているのなら、決して諦めちゃだめなんだッ!」
アレックスの心に蘇るのは紙一重のストリートファイト。
一方的に傷つけられ、相手の威圧感から生まれる恐怖。
全身ボロボロになって初めて見つけられる相手の隙。
その隙に必殺の投げをお見舞いしてやるときの爽快感。
観客にもう帰っていいと言われながらも、そこから再び五分の勝負に持ち込めたときの充実感。
そして、勝ち負けにかかわらず、最後に互いを褒め称える満足感。
そんなストリートファイトの精神はここにはない。
ただ、だからといってここで諦めるつもりも毛頭ない。
自分がヒーローなのかどうかなんてどうでもいい、ただ、逃げても逃げられぬなら――闘うだけ。
そう、逃げられない、それはYou can't escape!――自分自身の異名――であるのだ。
自分に負けたくない、そう、あの憧れのリュウに追いつくためにも……。
「俺はこの現実から逃げない、俺は俺流でこの現実を投げ飛ばしてやる。
それにその体、たんなる怪我のせいじゃないんだろ、あの時のお前の爆発力の代償といったところか?
過去に何をしてようが、今二度とお前が誰も殺せないなら、俺がお前を殺す必要はない。
だから……、速くどこへでも、…………、リンの所へでも行けよ。
俺はお前と会わなかったことにして……、いなくなってやる……。」
そう言い放つやいなや、アレックスは背を向け、クラッシャーからスタスタ離れていく。
あまりにあっけなく立ち去るその姿に、クラッシャーは呆気にとられて口が開きっぱなしだ。
そんなクラッシャーにひたすらに大きな背を向け、アレックスは歩を進める。
離れていくアレックスと見送るクラッシャー、ひたすらに2人は無言。
結局、クラッシャーの開いた口がしまったのは、アレックスの姿が視野の外へ消えてからだった。
「…………、………………ホホッ。
………………、現実から逃げない……、か。」
奇しくもそれは、クラッシャーが優勝狙いを選んだ理由でもある。
このロワで出会った人が、皆、口々に和平を求めていたことを、クラッシャー自身は現実から目を背けていると思ったものだ。
戦わなければ生き残れない、これに従わないなんておかしい……。
果たしてこの考えが現実的だったのか、クラッシャーは今、断言できない。
いや、そもそも、これが正しかったのなら、何故自分はリンを好きになって守ろうとしたのか……。
明らかにおかしい事は解っていた、でも、考えたりはしなかった、考える必要がなかった。
彼女のために戦っているときは死ぬのが怖くなかった、だから無茶でも捨て身にでもなんでもできた。
もしかしたら本当は、この気持ちに正直に動くことこそ、現実から逃げずに立ち向かうことだったのかもしれない。
このロワと――あの恐ろしい主催者達と戦って、皆で生き残るということが。
「ゴホッ、……、なんつーか、あいつは……。
あいつは"ヒーロー"なのかもしれないな、ホホッ。」
自嘲気味にそう呟き、クラッシャーは瞼を再び下ろす。
本当は休まず、すぐにリンを探しにいくつもりだったのだが、体は弛緩していた。
あの男なら、リンを任せても大丈夫だと思った瞬間、体から力が抜けてしまっていたのだ。
だから、クラッシャーは少し休む。
無茶をしすぎた一日を振り返りながら、少し休む。
迷走し続けた少年、クラッシャー。
その目はゆっくりと閉じていった。
【D-4 草原/1日目・夕方】
【キーボードクラッシャー@キーボードクラッシャー】
【状態】全身打撲(ある程度治りました)、顔の痛み(ある程度治りました)、極度の後遺症、睡眠中
【装備】無し
【持物】無し
【思考・行動】
基本思考:リンを守る
1:リンを探し出して守る。リンの事が好き。
2:現実から逃げてたのは俺だったのかもしれない。
3:カイトの情けなさに呆れた。
4:自分の情けなさにも呆れた。
5:リンの知り合いもできれば生還させたい。
※後遺症は、なんとか立ち上がることはできても歩くことは厳しいレベルです。
※飛び出したはいいがリンの向かった方向を知りません。
【アレックス@MUGEN】
[状態]:重度の疲労、全身に打撲(少し回復)、左腕に刺し傷(少し回復)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式×2、九条ネギ@現実、伯方の塩(瓶)@現実、魔王(芋焼酎)@現実、福沢玲子のシャーペン@学校であった怖い話
[思考・状況]
1:自身について再認識。
2:そういえばカイトはどこだ?
3:バルバトスが死んだことに安堵
4:クラッシャーとリンを警戒
5:殺し合いを止める為、仲間を集める。知人や、首輪が解除できそうな人物を優先。
6:あのピエロに出あったらどうしよう……
7:温泉にはいつか行きたい……
※F-3のデパート内に、床に大きく穴が空き、壁が一部粉々になっている部屋が一つあります。
※トキ、DIO、十六夜咲夜をMUGEN出展の彼等と誤解しています。
また、MUGEN内の扱われ方からDIOと咲夜が親子だと思っています。
※名簿が最初白紙だったのには、何か理由があると考えています。
※弱音ハクの支給品を拾いました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「きれいに終わるかと思ったのかよ、俺だよ!」
突然の声にクラッシャーはビクッと反応し目を覚ます。
そう、その声もまた、特別に知っている声だったからだ。
「アレクの奴、俺の願いを無視してこいつを生かしやがって!
畜生、畜生! やっぱり俺のことがそんなに気に食わなかったのかよ!」
「…………ホッ。」
なんだ、あのヘタレか……、とクラッシャーはどこか遠くからのような感想を抱く。
もう、クラッシャーはKAITOに対して特別な感情は持ち合わせていない。
かといって、相手が自分を見逃してくれないことも分かっている。
――――――。
クラッシャーは動かない、決して動かない。
「……お前も無視するのか、俺を!
ふざけるなよ、俺が今のお前を殺せないとでも思ってるのかよ!
お前がリンを不幸にした! お前がハクを殺した!
何より俺が、世界で一番不幸人だっ!
全部お前が悪いのわかってるのかよ!」
俺も力が無かったらこいつみたいになっていたのかなと、ふと、クラッシャーは思案する。
偶然にもそれは、かつてアレックスも考えたことなのだが、本人には知る余地もない。
これでも自分も元はと言えば、生き残るために殺人を犯してきた。
リンという大切な人ができたのは、本当についさっきのことなのだ。
――――――。
クラッシャーは動かない、決して動かない。
「いいか、殺人は悪いことだ、わかってるよな!
だから、人殺しのお前は悪い奴だ!
でも、俺が今からお前を殺すのは違う、これは仇討ちなんだッ!」
リンの存在がなければ今の自分が何をやっているのか想像がつかない。
多分、こいつに媚を売って生きるようなことはしなかったにせよ、見苦しいことで生き残ろうとしていたかもしれない。
だけれども、今の自分は違う、決してそんなことはできない。
どんなに性格が変わろうと、どんなに性格が歪もうと、自分の愛した人の王子様。
彼に対していまさら何か手をあげてしまえば、それは自身の恋への冒涜にしか思えないのだ。
――――――。
クラッシャーは動かない、決して動かない。
「そうだ、あと1人、剣崎って男を殺したのもお前なんだろ。
お前の荷物にこれが入ってたってことは、絶対お前が殺したんだ。
ちょうどいい、あの男の分の仇討ちだ、これでお前を殺してやるっ!」
KAITOが手に掲げたのはブレイバックル。
おそらくすでにクラッシャーの荷物の中身は一通り確認し終えているのだろう。
ためらいなくカードを装填し、腰に装着、レバーを引く。
無慈悲にも"ターンアップ"という機械音声は流れ、放出された光の幕を通り、KAITOはブレイドに変身していた。
それでも――――――。
それでも、クラッシャーは動かない、決して動かない。
「お前なんて、お前なんて、お前なんてぇぇええええ!」
「…………。」
KAITOの手によって、クラッシャーへの死のメッセージカードが選ばれる。
"サンダー""スラッシュ""ライトニングスラッシュ"、KAITOの手に握られた剣からの機械音声は淡々と現実を告げる。
不死生物すら戦闘不能に追い込むその技は、一般人離れしているとはいえ、弱ったクラッシャーには度が過ぎた物。
そんな凶悪な必殺技を前に、あの時に剣崎に使われてたらやばかったかもな、と、クラッシャーは懐古する。
最初の時の用にはじめからカードを使ってこなかったのは、俺への手加減だったのだろうかという疑問。
自らの手で殺した人間には聞けぬ疑問。
そんな疑問を抱えつつも、決してクラッシャーは口を開かない……。
「(辞世の句は……、もう言っちまったからな、ホホッ。)」
そして、KAITOの電撃を帯びた剣がクラッシャーの頭に振りかぶられ…………。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
凄まじい衝撃音を聞いたアレックスが戻ってきて目にしたものは。
上半身が吹き飛び、残った下半身も電撃により黒焦げになった誰か――考える必要もなくその人物は特定できた――の死体と。
かつて見た男の姿をした誰か――それもまた考える必要もなく理解した――の勝利の叫びだった……。
「俺は変わった、俺は変わったんだぁぁぁぁああああああ!!」
&color(red){【キーボードクラッシャー@現実 死亡】}
【D-4 草原/1日目・夕方】
【アレックス@MUGEN】
[状態]:重度の疲労、全身に打撲(少し回復)、左腕に刺し傷(少し回復)、困惑
[装備]:なし
[道具]:支給品一式×2、九条ネギ@現実、伯方の塩(瓶)@現実、魔王(芋焼酎)@現実、福沢玲子のシャーペン@学校であった怖い話
[思考・状況]
1:カ……、カイト…………。
2:自身についてを再認識。
3:リンに出会ったら…………。
4:バルバトスが死んだことに安堵
5:殺し合いを止める為、仲間を集める。知人や、首輪が解除できそうな人物を優先。
6:あのピエロに出あったらどうしよう……
7:温泉にはいつか行きたい……
※F-3のデパート内に、床に大きく穴が空き、壁が一部粉々になっている部屋が一つあります。
※トキ、DIO、十六夜咲夜をMUGEN出展の彼等と誤解しています。
また、MUGEN内の扱われ方からDIOと咲夜が親子だと思っています。
※名簿が最初白紙だったのには、何か理由があると考えています。
※弱音ハクの支給品を拾いました。
【KAITO@VOCALOID】
[状態]:健康、精神的疲労(小)、高揚感、ブレイドに変身中(AP3400/5000、スラッシュとサンダーのカードは変身解除まで使用不可)
[装備]:ベレッタM96(残弾数10/11)@現実、ブレイバックル@仮面ライダー剣
[道具]:支給品一式×3、ハンバーガー4個@マクドナルド、クレイモア地雷×5@メタルギアソリッド、
必須アモト酸@必須アモト酸、2025円が入った財布(ニコニコ印)@???、ハーゲンダッツ(ミニカップ)×3@現実、
Rホウ統(使用済)、ブレイバックルの説明書、医療品一式(簡易な物のみ)、はてなようせいがプリントされた毛布
[思考・状況]
1:クラッシャー殺したぞ、俺は強くなったんだっ!
2:強くなった俺が間違ってるはずはない、死ぬはずもない!
3:知り合いが殺されたんだから例え人殺しをしても仕方ないだろ。仇討ちの一種だ。
4:生きるためなら例え卑怯な事をしても仕方がないだろ。正当防衛の一種だ。
5:リン、レンが心配。特に洗脳されているリンが心配。
※高揚しているので気づいてませんが、ブレイバックルにより自身の崩壊のイメージが植えつけられました。
再び臆病になると強くイメージが脳内に現れるようになります。
※クラッシャーのデイバッグを拾いました。
※D-4の草原に黒焦げのクラッシャーの下半身があります。
※D-4の草原のどこかにターボエンジン付きスケボー@名探偵コナンと無限刃@るろうに剣心が落ちています。
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|sm167:[[激流に身を任せ同化してみた]]|&color(red){キーボードクラッシャー}|&color(red){死亡}|
|sm167:[[激流に身を任せ同化してみた]]|アレックス|sm186:[[激流に身を任せた結果がコレだよ!!(A面・前編)]]|
|sm167:[[激流に身を任せ同化してみた]]|KAITO|sm186:[[激流に身を任せた結果がコレだよ!!(A面・前編)]]|
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