スレ2>>922 ツインライオンズ
「おい純二、鼻血止まったか?」
「そんなことより腰が痛い。 くそう、あのバッタやろう」
「しっかし、ヒーローが夜な夜な現れるってのは都市伝説じゃなかったんだな」
「ああ、マジいけすかねぇ、ムシの癖に、ああ、情けネェ、百獣の王が」
「鼻血鼻血鼻血、たれてるたれてるってば!」
「兄さん、悔しいよー」
「まずは、おちつけ」
「そんなことより腰が痛い。 くそう、あのバッタやろう」
「しっかし、ヒーローが夜な夜な現れるってのは都市伝説じゃなかったんだな」
「ああ、マジいけすかねぇ、ムシの癖に、ああ、情けネェ、百獣の王が」
「鼻血鼻血鼻血、たれてるたれてるってば!」
「兄さん、悔しいよー」
「まずは、おちつけ」
「パン食べる?」
「いや、いい」
「いや、いい」
風が強い夜だ。深々と冷え込む。
とうとう雪がちらつき始めた。
とうとう雪がちらつき始めた。
「どうする? 母ちゃんに何て言う?」
「階段から落ちた、とかじゃダメだよな」
「嘘がばれたら、ぶたれてキズが悪化するぞ」
「神様、もう悪い事しませんから、どうか、お許しを」
「階段から落ちた、とかじゃダメだよな」
「嘘がばれたら、ぶたれてキズが悪化するぞ」
「神様、もう悪い事しませんから、どうか、お許しを」
母の事を思うと、涙が浮かぶ。
ライオネスは世界一怖い。
ライオネスは世界一怖い。
「へっくすぃっ!!」
「兄さん、怒られるの覚悟で、一旦帰ろうぜ? 寒いよ」
「兄さん、怒られるの覚悟で、一旦帰ろうぜ? 寒いよ」
二人は立ち上がった。公園の小さな灯りを頼りに公園の出口に向かう。
「純二、お尻に穴開いてる」
「うお! どうりで寒いわけだ! くそぉーーーー バッタ野郎っ!」
「恥をかかされて黙っちゃいられねぇよな」
「兄さん?」
「純二、お尻に穴開いてる」
「うお! どうりで寒いわけだ! くそぉーーーー バッタ野郎っ!」
「恥をかかされて黙っちゃいられねぇよな」
「兄さん?」
巨漢の大きい方が、拳を高々と天に上げた
「ツインライオンズは不滅だ! かならず、かならず復讐するぞ」