エリア51
リオ「ババ……シロ先生はエリア51って漫画知ってますか」
シロ「おい今なんて言いかけた」
リオ「バステト(猫女神)とワーウルフ(人狼)が恋する話しがあるんですよ」
ヒカル「……」(ぴくっ)
ハセヤン「……」(どきっ)
シロ「おい質問を流すな。なんて言いかけたんだ」
ハセヤン「シロ先生!生徒が必死に!教師である貴女に!伝えたいことがあって喋っているんです!」
シロ「え、えぇ…?いやあの……」
ハセヤン「しっ!黙ってきく!」
シロ「は、はい」
リオ「バステトは父親であるラーに反対されながら、下級モンスターのワーウルフと恋におち、子供までつくってしまいます」
ハセヤン「ま……」(ぽっ)
シロ「人と猫と犬だなんてとんだミックスだな」
ヒカル「……先生、フィクションにそういう批判は野暮…です」
シロ「わぁい何言っても反駁くらうわぁ」
リオ「ま、最後はワーウルフが死んでバステトも死んで子供だけ残っちゃうバッドエンドなんですけどね」
ハセヤン「シロ先生、私その子がババアと言うの聞きました」
ヒカル「ええ、確かに聞きました。ぼくも証言します」
リオ「?!」
シロ「やっぱり因幡、薬品掛けても大丈夫!!」(毛が白いから脱色してもわかりにくい)
ヒカル「いや…それはダメですよ。ドクハラでパワハラです」
シロ「いやこれは体罰ではなく……き、教育的指導?」
ハセヤン「れっきとした体罰ですよ!振り上げたオキシドールを降ろしてください」
シロ「……」(ちゃぽん)
リオ「(やった、なんかわからないけど助けられた)」
ハセヤン「悪口を言うことくらい、担任に言って内申書に書いてもらえばいいんです」
シロ「うん、たまには正式な処罰をくだすか」
リオ「ぎゃふーん」