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目覚める本能 ◆k/L1XAxYhI




「十六夜咲夜、君は嘘をついているね」

咲夜の瞳をじいっと見つめながらドナルドは話しかける
一方、咲夜はドナルドの言葉を聞き鋭い視線で見つめ返す。

本当は情報を小出しにして咲夜を利用しようとしたが
咲夜以外にも手駒を増やすのに他のエリアへの移動時間を考え
出来る限り手っ取り早い方法で咲夜をこちら側に付かせる作戦に変更する事になった。

「君は殺し合いに乗っているね、それでスネーク達が厄介だから
 嘘を付いて潰し合わせようと考えてたみたいだけど もう無駄だよ
 だって君の本性は既に知れ渡っているし近い内に君と敵対する者総出で
 君を倒しにやってくるからね~」

「……………………」

ドナルドの話はいくつかは憶測で考えた適当な内容であるが
情報が圧倒的に足りていない咲夜には確かめようの無い話である。

咲夜は無言で聞いたまま隠し持っていたメスに手を伸ばす。

「話は最後まで聞いて、こっから先が大事なんだ
 ここは僕と協力しないか?スネーク達と戦うなら仲間が多い方が有利だからね
 もちろんタダとは言わないさあ、仲間にになってくれるなら僕の力を分けてあげるよ」

「………あなたの目的は?」

「僕が主催者り成り代わる事さ、手を貸してくれたら君の望みも勿論叶えてあげるさ
 なに、使えなければ途中で切り捨ててくれても構わないさ」

この道化師を信じて大丈夫なのか?罠ではないのか?
咲夜が思考を巡らせる、だが彼の言う事が本当なら自分に後が無い。
それに彼から漂わせる禍々しい程の魔力を考えると
敵対するのは得策では無いだろう。

「良いわ、手を組みましょう」
「キャッハッハ!それは嬉しいね、じゃあ記念にハンバーガーを」
「いらないわ」
「アラー、残念~」
「それよりも力を分けてくれるって言ってたけど」
「そうだったね、じゃあ動かないでね」

ドナルドはゆっくりと手を咲夜に向け差し出すと指先から魔力が集まり妖しく輝く
それが徐々に大きくなり魔力がバスケットボール程の大きさになり熱を発している。

「咲夜の肉体に耐えられるのはだいたいこれ位かなー?
 今からこの魔力を直接、君の体に注入して君自身の力に変えるんだ
 馴染むまでちょっと時間かかるけど頑張ってねじゃあいくよ~ ラン・ラン・ルーッ!!」

「ぐっ………んぁ………くう………!!」

凝縮された魔力が咲夜の胸を貫き、体内で拡散し肉体の隅々まで浸食していく。

「ぐ……あああああああああああああ!!!」

その瞬間、咲夜の頭部から血が噴出し体の至る所に激痛が走る。
血液は沸騰しそうな程に熱く感じられ、まるで自分の体じゃないような感覚に覆われた。

「ちょっとの辛抱だよ、魔力が君の体に完全に馴染めば
 今の数倍は強くなれるからね」

苦痛により、もがき苦しむ咲夜の姿をドナルドは楽しそうに見つめている。
数分後にやっと体中の疼きが収まった時には―――

咲夜の精神が高ぶり破壊衝動と吸血衝動がごちゃ混ぜにしたような
凶暴な欲求が強く脳内に訴えかけてくる

(何なの?……頭が痛い……)

咲夜の全てが黒く塗りつぶされる様な感覚を身に受け
膝を床に付き頭を押さえ込んだ。
ドナルドの魔力を注がれただけなら、本来そこまで急激な肉体の変化は
起こらなかったであろう。
では何故そうなったのか。それは咲夜の肉体の中に原因があるのだ
つまり吸血鬼と化したDIOの血である。

1565年頃、美しき女王メアリー・スチュアートに仕える騎士達
タルカスとブラフォードは忠実な家来だった
DIOはそんな二人の墓を暴き血を流し込んだ事で
誇り高き騎士達は過去の忠誠心を消去し強制的に支配し英雄を悪鬼に変えたのだ
それだけDIOの血の支配力は圧倒的だったのだ。

もちろんそんな能力を見過ごす主催者達では無かった
それは当然だろう、血を与えただけで誰でも支配下に置ける能力など
とんだバランスブレイカーなのだから

だが本当に完全に押さえ込んでいたのだろうか?
複数の首輪を使い制限をかけていたのにも関わらず制御仕切れなかった
ブロリーの例だってある
制限をかけていたとしてもDIOの能力が僅かに残っているとしたら?
それでも制限下に置ける状況なら咲夜の強靭な意志で十分無効化出来たであろう
だが不幸は重なった。

咲夜の知らない世界ではドナルドの掛け声と共に周りの人たちが真似てポーズを
取り崇拝されていることを
ドナルド専用のBGMを聞いただけで人を狂わせ信者へと変貌させるほどの
狂気を含んでいることを
それほどまでにドナルドは強大で恐ろしい存在なのだ。
そんなドナルドの魔力を直に注入された事で狂気が精神に侵食し
DIOの邪悪な意思が僅かずつではあるが咲夜を蝕み始めてきたのだ。

「ちょおっと流した魔力の量が多過ぎたかなー?調子が悪そうだけど大丈夫~?」

「GAA!!……ハア……ハア……大丈夫よ」

明らかに様子のおかしかった咲夜にドナルドが近づいた途端に
血のように紅い瞳でドナルドを睨みつけるがすぐに意識を保ち冷静に振舞った。
だが内心、咲夜は動揺を隠せないでいた。
ドナルドを殺害し本能のまま血を啜りたい衝動に一瞬でも駆られてしまったことに
おそらく吸血鬼化による吸血衝動が現れてきたのだと理解した。
DIOの置き土産の弊害の多さに内心毒づく。
「ねえ咲夜、君の体質はどうやら普通の人間じゃないようだね」

ドナルドが問いただす、ドナルドに向けられた殺意は今までの咲夜とは何か
異質な印象を覚えたからだ、まるで人じゃないような

「なんのことかしら?ちょっと頭がぼーっとしただけで」
「誤魔化さずに本当の事を教えて欲しいな、ぼくだって情報を包み隠さずに
 教えたんだから、お互い隠し事は無しにしようよ」
「………私の体は………吸血鬼になってるのよ」
「ふうん、チルノからはそんな話は聞いてないんだけどなあ~」
「この世界に連れて来られてから吸血鬼化しましたから」
「そうか、それなら知らなくても仕方ないね
 やっぱり日中は外に出ることが出来ないのかい?」
「それは分からないわ、試すつもりは無いけど」

咲夜にとって体質の変化は弱点を教えるのと同じで伝えたく無かったが
ドナルドが引き下がらなかった為に渋々答えた。

ドナルドは地図を眺めながら次の行き先を考える
(まず中央の図書館、東の駅、南東の温泉へと向かってみようかな
 上手く行けば他の手駒が増える可能性もあるしね)

「それなら日が沈むまで病院でお留守番だね
 僕は他に協力者がいないか探索をしてくるよ
 日が沈む頃には帰ってくるから安心してよ、じゃー行くよー!リン」

ドナルドの声を聞きリンは慌てて立ち上がり咲夜を怯えた目で見ながら
ドナルドの下へと向かう。

「ねえドナルド、その箱の中身は何なの?」

ドナルドが荷台に手を添えた所で咲夜がさっきから気になっていた荷台に詰まれた
箱の中身を問いだした。

「ああこれかい?情報は包み隠さずに教えると言ったからね特別に見せてあげるよ」

ドナルドは鼻歌を歌いながら嬉しそうに箱の蓋を開けて髪を掴んで持ち上げる。

「キャッ!!」
「…………!?」

リンが口元を押さえながら悲鳴を上げ
咲夜は無言で冷静さを装っていたが内心では驚愕していた。

文の死体がまるで腹話術師の人形のようにドナルドに持ち上げられている。
眼球が潰れぽっかりと穴が開いた目のくぼみからは血の流れた跡があり
涙を流してような顔つきである。

「やっほー!私、射命丸 文だよー!咲夜ちゃんとリンちゃんよろしくねー」

ドナルドが腹話術の真似をしながら文の片腕を持ち上げ手を振り回し
咲夜とリンに見せ付ける。

「こんな感じでチルノに話しかけて見せようと思ってるんだけど効果的面かな?
 最後は首を千切って頭をグチャッ!と潰して脳味噌をぶちまけてやるんだ☆」

「まあ、あの単細胞なら激情し向かって来そうね」

ドナルドの問いに適当に返すが、その凶行は咲夜にとって理解しがたい行動である。

(こんな死体を玩具みたいに遊ぶなんて気が触れているんじゃないかしら?
 内臓なんてはみ出して美味しそうだし…………え?今、私何を考えて?)

一通り見せびらかして堪能したドナルドは文の死体をしまうと
既に病院の入り口まで向かっていた。

「じゃあ行ってくるよ!太陽には気をつけて~
 リンももたもたしないようにね」

にこやかな笑顔でドナルドは立ち去りリンもすぐさま後を追っていった。

【C-4  病院前/2日目・午前】
【ドナルド・マクドナルド@ドナルド動画(現実)】
[状態]:左腕骨折(割と治癒)、魔力ほぼ無限状態
[装備]:改造段ボール箱(荷台つき、中に文の死体)
[道具]:支給品一式×2(一食分水・食料消費)、ランサーアサルトライフル(213/350)@Gears of War2、工作に使った道具の余り
魔法の石@Heart Of Darkness
『呂布の支給品』基本支給品×2(食料・水-2)三国志大戦カード(UC董白)@三国志大戦、 葉団扇@東方project、包丁@現実、射命丸文のカメラ@東方project
サバイバルナイフ@現実、拳銃(0/6予備弾24)@デスノート、 方天画戟@三国志Ⅸ、イージス@FF11
スナック菓子×3、飴×3袋、時計型麻酔銃の予備針(残り2発)@名探偵コナン、果物ナイフ
[思考・状況]
基本思考:教祖として信者を沢山作りつつ、信者を指揮してバトルロワイアルを盛り上げ主催者になりかわる
1:十六夜咲夜を洗脳し対主催の足がかりにする。首輪をどうにかしておきたい。会場の端が気になる。
2:チルノ達をどうにかする。チルノは弄んだ上で殺す
3:文の死体はチルノやタケモトに突きつけるために運ぶ。恐怖を与える細工はしたけどね。
4:言葉を駒として徹底的に利用する。逃がすつもりは毛頭ない。
5:タケモトの首輪解除及び無力化のための手伝いをする。利用した後は……
6:藤崎や馬岱等が楽しみ。
7:リンを同行させる。
※僧侶のネガキャンを聞きました。
※馬岱から妖術と幻術をラーニングしました。
※藤崎が生きていることを知りました。また、藤崎が何らかの形で変化が起こったと推測しています。
※首輪解除班の情報を得ました。誰得の部屋については知りません。
※ときちくから情報を得ました。
※タケモトと文はグルだと判断しました。
※自分の能力を大体把握しました。
※荷台に改造した段ボール箱を固定し、その中に文の死体を入れて運んでいます。
※文の死体は両目を潰され、内臓が露出しています。ただし、知人が見れば文と一発で判断できます。


【鏡音リン@VOCALOID2(悪ノ娘仕様)】
【状態】顔がぼこぼこ(行動には痛み以外での支障なし)、軽度の疲労、
 右腕骨折(応急手当済み)、 精神疲労
【装備】なし
【持物】なし
【思考・行動】
基本思考:最後まで生き残る。
1:ドナルドとこのまま一緒に行動して大丈夫か不安。
2:直接的に仕返しはしない。
3:咲夜についてはドナルドに任せるつもり
4:バトルロワイアルに恐怖。元の世界に帰りたい
※色々と現実逃避しています
※タケモトらの話を聞きました。
※持ち物はときちくに奪われました

ドナルドが立ち去った後も咲夜の肉体に変化は生じ続けていた。
ドナルドの狂気が混じったDIOの邪悪さは
一人の女性が御するにはあまりにも強大な力なのだ

「GUUU!!こんな……吸血衝動が大きいなんて……
 負けない!私は『十六夜咲夜』としてレミリアお嬢様の元に……!」

DIOは確かに死んだ、だがDIOの血は受け継がれ立ちふさがっている。
咲夜とDIOの戦いはまだ終わってなかったのだ。

二人の悪魔と契約したその強さはパワーも再生力も
本来の咲夜とは比べ物にならないほど強大な力になっているだろう。
咲夜自身も既にスネークやべジータを恐れる必要など無いと理解している位だ。
だがその強さの代償は決して安くは無いだろう。

【C-4  病院/2日目・午前】
【十六夜咲夜@東方project】
[状態]吸血鬼化
[装備]時計型麻酔銃@名探偵コナン
[道具]支給品一式(水抜き)、ライトセイバー@外人が想像したとてつもない日本が出てくるゲーム(RedAlart3)、
メス10本、痛PSP@現実、マスクザ斉藤のマスク@ニコニコRPG
[思考・状況]基本思考:優勝し、死亡者含め全ての参加者を元の所に戻すと主催に望む
1:ドナルドを味方につけて、利用する。
2:夜が来るまで病院に潜む。
3:鏡音リンは頃合を見て始末。
【備考】
※ときちくは姿しか知りません。
※時間操作は4秒が限度です。停止した後に使用するには数秒のブランクが必要です。
※飛行が可能かどうかはわかりません。
※主催者側が参加者を施設を中心として割り振ったと推理しました。
※高い能力を持つ参加者は多くが妖怪と考えています。
※やる夫のデイパックは列車内に放置してあります。
※サムネホイホイ(出だしはパンツレスリングだが、その後別の映像は不明)は、A-5の平原に投げ捨てられました
※カミーユ・ビダンの死体を確認。首輪を解除しようとしてる人がいると推測しました
※一度幻想の法則から外れた者ももう一度幻想の法則の中にもどせば幻想の法則が適用されると推理しました。
※ヤバいDISCがINしました。スタープラチナの真の能力にも気づきました。
※吸血鬼化しましたが、本家吸血鬼と比べると回復やパワーアップが小さいです。
※基本支給品と計量匙、及びフジキがC-4からD-4にかけて散らばっています。
※DIOの支給品を回収しました。
※塚モールで火事が発生しています。
※第四放送を聞き逃しましたが、べジータから聞きました。
※スタープラチナのDISCから承太郎の記憶の断片を読み取ったようです。
※べジータと情報交換をしました。しかし自分が吸血鬼であること、美希やDIOを殺害したことは伏せています。
※阿倍さんのツナギ@くそみそテクニック、便座カバー@現実はDIOのデイバッグと一緒に病院の奥の部屋にあります。
※コンバット越前とKAITOの死体は病院の奥の部屋にあります。
※病院の入り口が綺麗になっています。
※激しい吸血衝動に襲われ自我と本能がせめぎあっています。



sm237:水面下にて 時系列順 sm239:no return point
sm237:水面下にて 投下順 sm239:no return point
sm237:水面下にて ドナルド・マクドナルド sm243:風雪、士と共に幻想を風靡す(Ⅰ)
sm237:水面下にて 鏡音リン sm243:風雪、士と共に幻想を風靡す(Ⅰ)
sm237:水面下にて 十六夜咲夜 sm244:COUNT DOWN(上)






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