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メルト ◆BRxsUzTn5A





「ふぇ~!やっと山から下りられたぜ」
「無事に下山できてなりよりです。少しでも足を踏み外したら大変なことになりますからね」

朝の陽射しがこの殺し合いの場を照らそうと顔を出す山のふもと。
普通の女子高生日下部みさおと豹のミュータント戦士アポロは
やっとの思いで山を下りることに成功した。

「確かにな~怪我じゃすまないところだったな」
「怪我ならまだいいですよ、私は段差を落ちるだけでも致命傷ですから」

アポロは背にある山の頂を見て、少しだけ身震いする。
みさおは目を丸くし、そうなのか!と驚きのまなざしでアポロを見る。

「おそらく、ミュータント改造の副作用なのかもしれません」
「へぇ~。豹人間も大変なんだなぁ~」
「次はデパートの方へ向かいましょう。建物がある所に人が集まっているかもしれませんし」
「それのことなんだけどさ、アポロ」
「何ですか?」
「ちょっとここで休憩しないか?」
「さっき山の途中で休んだんじゃないんですか?」
「あんな山道歩くの結構大変だったんだぜ。ちょっとだけだから、な?」
「仕方ありませんね」

手を合わせながら休憩をねだるみさおを見て
アポロはしぶしぶ承諾する。

「サンキュー、アポロ。あ、そういえば、私の支給品見てないな……何が入ってんだろ?」

その場に腰をおろしたみさおは、今まで見ていなかったデイバッグの中を開け
中身を物色し始めた。

「みさおさん、バッグの中に武器はありますか?」
「武器か?」
「弓矢やボウガンのようなものは入ってませんかね?私の得意とする武器があればいいのですが」
「ん~……ちょっと待ってな……武器になりそうなものは……こんなものしかねぇな」

みさおが最初に取り出したのは薄い赤の染みがところどころ付着しているスコップだった。

「……何だか気味わりぃなこれ」

「しまっておいた方がいいかもしれませんね」

「そうだな。私にはバットもあるし、これはバッグの中に入れておいた方が無難だな」

みさおはバッグの中にスコップを押し込む。
あんなに長いスコップがバッグの中にするすると入っていき、みさおは思わずおおっ!と驚きの声をあげた。

「それ以外のものは何が入ってたんですか?」

「後は、こんなものが入ってったんだってヴぁ!」

みさおのバッグから黒いカーブのかかった帽子が現れた。

「何かの帽子ですか?」

「海賊がよくかぶってる帽子だと思うな。何かかっこよさそうだから、せっかくだしかぶってみるか」

みさおは海賊帽子を頭にかぶった。
少し大きめの帽子だが、思ったよりもぴったりかぶることができた。

「どうだ?何か普通と違う感じに見えてこねぇか?」

「普通と違う感じかどうかはわかりませんが、似合ってると思いますよ」

「あとはこれだな……」

最後にみさおは白い箱をバッグの中から取り出す。

「これは?」

「クーラーボックスっていうんだ。冷やして保存できるスグレモンだぜ!何か入ってるかもしれねえな」

みさおはデイバッグから取り出したクーラーボックスの上蓋を両手で取り外す。

「お!アポロ、クーラーボックスの中にアイスがあったぞ!食べるか?」
「あいす…?」
「アポロ、お前アイス知らねーのか?」
「私が生まれ育った所はサバンナと研究所の生活でしたから、あまり食生活に詳しくなくて」

「じゃあ、食べてみたらどうだ?冷たいけどとってもウマいんだぜ」

みさおはクーラーボックスの蓋を開け、中から水色のアイスをアポロに向けて差し出す

「では、お言葉に甘えて……」

アポロは受け取った水色のアイスをかじる。
口の中で冷たい氷のようなものがとろけ、ほんのりと甘酸っぱい味が広がっていった。

「どうだ?ガリガリくんうまいか?」
「……今までに食べたことのない味ですね。おいしいです」
「良かった~!口に合わなかったどうしようかと思ってたぜ、じゃあ私も……ん?」

みさおはクーラーボックスの中からアイスを取り出すと、
何故か彼女はそれをまじまじと見つめ始めた。

「あずきバー……そういや夏だっけなあ、柊ん家でアイス買ってきてみんなで食べたなぁ……」

「柊……何してるんだろ……あやの、私のこと心配してるのかなぁ……」

みさおは天を仰ぎ、残された級友たちのことを思う。

「みさおさん……」

「あ!わりぃ、わりぃ……いらない心配かけちまったな」
「誰だってこんな所に来たら知り合いのことを気にかけるのは当然です。私だって、2人の兄弟を残しています。その気持ち、わかります。」
「アポロに兄弟がいたのか!」
「はい、ヘラクレスとアリエスと言います。もしかしたら、ここに連れてこられているのかもしれません。
 私と同じミュータントですし、」
「そうだったら、なおさらだな。アポロの弟たちもいるかもしれないんじゃこんなところで休んでる時間はないな」

腰を降ろしていたみさおはすっくと立ち上がる。

「アポロ、行こうぜ。近くの建物に行ってそこで」
「あの、みさおさん……」
「心配すんなって、私は大丈夫だぜ。くよくよして落ち込んでてもしょーがねーしなー」
「手に持ってるアイス、溶けてますよ?」

みさおが手に持っているアイスを見ると、ドロドロになったアイスから
薄紫色の汁が自分の手に雨漏りをしている天井から落ちる水滴のように滴っていた。


「あっ……やっちゃったぜ☆」
「やれやれ……」


みさおはぺろっと舌を出しながら、頭を軽く小突く。
アポロは少しこの先のことを不安に思いながら、小さくため息をつくのであった。




【E-1 山のふもと/1日目 早朝】
【日下部みさお@らき☆すた】
[状態]:健康
[装備]:ゴブリンバット@ニコニコRPG、海賊帽子@ミュージカル・テニスの王子様
[道具]:共通支給品、キッチリスコップ@さよなら絶望先生、アイス詰め合わせ@VOCALOID
[思考・状況]
基本思考:人なんて殺せね~けど生き残りて~な~…
1:アイスのことすっかり忘れてたぜ……
2:デパートに行くか~!
3:新堂探すか、ついでにアポロの弟たちがいたらそいつらも捜すぜ
4:柊…あやの…あいつら心配してんだろうな…
※ゴブリンバットは新堂の支給品です

【アポロ@チーターマン2】
[状態]:健康
[装備]:ガリィ@FF11 FFⅣ、
[道具]:カレーセット@るろうに剣心、共通支給品、不明支給品0~1
[思考・状況]
基本思考:ゲームの転覆
1:とりあえずデパートに行ってみましょう
2:どうやら新堂さんという少年も戦力になってくれそうです
3:首輪の解除についても考えるべきですね…人材を探しましょう
4:もしかしたら、弟たちもいるかもしれませんね。
5:自分の得意とする武器(弓矢・ボウガン)がほしいです。



【支給品解説】

【キッチリスコップ@さよなら絶望先生】
糸色望の生徒である木津千里が使用するスコップ。
赤く薄汚れているけど、たぶん気のせい。
死体を埋めたり、これを使って撲殺してたりしてそうだけど
それも気のせい。

【海賊帽子@ミュージカル・テニスの王子様】
沖縄比嘉中の甲斐族王こと、甲斐裕次郎が
青学との対戦中にかぶった普通と違う帽子。
どこが普通と違うかというと帽子をかぶってても
帽子ごとかぶることができる何もかも普通と違う帽子。

【アイス詰め合わせ@VOCALOID】
KAITO兄さんが大好物のアイスがクーラーボックスに詰められているもの。
ガリガリくんやスイカバー等の棒状アイスはもちろん。ハーゲンダッツも入っている。
クーラーボックスはアイス以外のものも保存できるかも



sm80:らららコッペパン 時系列順 sm82:雄山☆革命
sm80:らららコッペパン 投下順 sm82:雄山☆革命
sm25:みさお「豹人間はいいぞ」 日下部みさお sm92:最強墓場計画
sm25:みさお「豹人間はいいぞ」 アポロ sm92:最強墓場計画






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