「OP3」(2009/01/30 (金) 21:29:35) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
*OP3 ◆CqqH18E08c
俺はなぜいつもここにいるのだろうか?
俺はいつものようにキバに鬼畜に改造したゲームをさせていたはずだ
殴りかかってくるキバを軽くあしらいながら笑っていたはずなのだが……
そんなことを考えているうちに俺はある事実に気が付いた、なんだこれ・・・・・・?
いつのまにか正面に置かれた鏡が俺の体を映し出している
あまりに自然に体が動くので気が付かなかったが俺は今一つ目の包帯をまかれたお化けのような格好
――サマヨールである。
体が自然に動くのできぐるみの類ではなく本当にサマヨールになっているらしい
俺は今人間ではなくポケモン、そう考えるのが自然……自然……?なのだろう
どうせならクロバットにして欲しかったとか一瞬思ったのは秘密である。
今ならポケダンの主人公の気持ちがよくわかる。
ポケモンにいきなりなったとしても対した驚きはない。
ただなったもんはなったもんでしょうがないという自分でもよく分からない安心感を俺を感じるだけだ。
ん……?
何か体が揺らぐような感覚。その感覚とともに俺は別の場所に移動した……らしい
なかなかの大きさの球場のような建物、なんだったっけ昔ならったことがあるあの建物……
そうだコロッセオだ、俺に殺し合いでもしろというのかね?わざわざポケモンの姿にさせたのもそのためか?
そんなことを思っているうちに人がどんどんと現れる、何もなかったところから続々と
中にはどう考えても人じゃないような体の奴もいるが今の俺も外見はサマヨールだ
人が無から現れようと見た目が人間じゃなかろうと俺は突っ込まない。
人が現れるのが止まる。
それと同時にコロッセオの客席に4人の男女が現れる。
そいつどこかで読んだ覚えのある吸血鬼のような……いや……読んだ
……俺は……あんな奴は……見たことも読んだことも……
チガウ……あいつは時を……紫もやし……頭が痛い……
俺は今何を考えていたんだろうか?何を考えていたのか思い出せない
でもなにか重要なことだった気がする……なんなんだこの違和感……
一人はなにか変な……いやかっこいい立ち方をしている男
一人は包帯でぐるぐる巻きの鋭い眼をした男。
あ、なんか包帯でぐるぐる巻きッてところに仲間意識が。どうでもいいか。
一人は紫色のパジャマみたいなのを着た痩身の女。
一人は青いアイスを食っている男
「これからあなた達には殺し合いをしてもらうわ」
女が唐突に口を開く。
「ルールは簡単よこれからある場所に貴方達を移動させる。そしてあなた達はそこで殺し合う。
最後の一人になるまでね。
あなた達が殺し合いをした成果とかは放送で伝えるわ。
放送は……放送の時間まで生き残ったらよくわかるでしょうから説明はいらないわね」
殺し合い……ある場所……放送……
どこかで聞いた覚えがある、なんだったっけ……?でもとても重要なことのような……
「あなた達にはには食糧や会場で必要になる道具。そして1個から3個までの支給品が入ったデイバックを配るわ。
支給品の中身は完全なランダムよ、いい道具が出ることを祈りなさい
それと殺し合いなんてしたくない、皆で生き残りたいと思ってる人に残念なお知らせよ
24時間以内に誰も死者が出なかった場合その時点であなた達全員が全員死ぬことになるわ」
支給品……ディバッグ……そうだ……これはバトルロワイヤル……あの首輪をつけてやるあれだ……
首輪……?ああつけられているみたいだなならば次の説明はあれだ……首輪について、そしてその首輪についての説明の前に見せしめとして……
見 セ シ メ ?
「ちょっとパチェ!これはどういうことなの!?」
俺の隣にいる翼の生えた幼女が女――パチェに怒号を投げかける
駄目だ……主催に向かってヒステリックに叫ぶのは死亡フラグ……
そういうのは駄目ッ……こういう場においては絶対にやってはならないこと……
その怒号に釣られるように客席の4人に非難の声が殺到する。
「所詮この世は弱肉強食、強ければ生き、弱ければ死ぬ」
いきなり客席から包帯を巻いた男が刀を抜き、最初に声を上げた隣の幼女へ飛ぶ
やらせない、どんなに死亡フラグを立てていようと俺は人が死ぬのは見たくない
鬼畜で人を泣かせるのと人を悲しませて泣かせるのは全然別のことなのだ
今の俺はサマヨールなのだから打てるはずだ必ず先制を打てる技”影打ち”を。
攻撃力は弱くても包帯男の刀をそらすことぐらいはできるはずだ
俺が影打ちを放とうとしたときアイスを食ってた男もまた剣?を持って幼女のもとへ飛んだ
明らかに包帯男より速い、包帯男の刀はそらせてもアイス男の剣はそらせない……!!間に合わない……!!
しかし俺の予想とは外れた行動をアイス男は取った
アイス男は剣というか巨大なスイカバーを包帯男へと振りぬいたのだ
なぜなのか、俺にそれを理解するすべはない
「参加者を殺したところでなんの得にはならないだろ?俺に惹かれたいか?」
「……」
アイス男のキモイ言葉を受けて包帯男は客席へ戻る。
アイス男もまた幼女に軽く頭を下げてから客席に戻る。
俺は一つ理解したアイス男はキモイ、でも爽やかだ。キモヤカとでも言うべきなのだろうか
「さて、騒ぎも一段落したところで説明を再開するわ。
また殺す手段はあなたたちの首についている首輪よ、その首輪はこちらからの操作で自由に爆破することができるわ
無理に外そうとしたり禁止エリアへの侵入……こっちは放送の時に説明するから省かせてもらうけど
とにかくそういう類いの行動を取ったら首輪は自動で爆破するわ
詳しいルールは基本支給品の中に入ってるガイドブックに書かれているからよく読んでおくことね、質問は一切受け付けないわ」
さっきまでの騒動はどこへやら今度は静寂が場を支配する
幼女を俺はちらりと見やると悔しそうに唇を噛んでいたどうやらパチェという女とは親しい仲だったらしい
裏切られた立場の幼女の心は俺には理解することはできない。
ただ見守ることしかできない。
「それでは……開会宣言をDIO様、お願いします」
パチェがいままだ一言も発せずに立ち続けていた男に場を譲る
DIO……?そうだ……あいつは時を止める力をもった吸血鬼で……
「黙ってみているのなかなか面白いものだったがそろそろ飽きていたころだ、それでは開会宣言をさせて貰う」
石仮面とか……なんかそんなので……そうだジョジョだ……でもジョジョはただの漫画の話で……
「ただ今この時を持ってバトルロワイヤルを」
でも俺も今はゲームのキャラクターなわけで……バトロワなんていう異常事態でに巻き込まれていて
どうしたらいいんだ……俺は……
「開幕する」
キバ……教えてくれ
そこまで考えて俺の意識は闇に溶けた
----
*OP3 ◆CqqH18E08c
俺はなぜいつもここにいるのだろうか?
俺はいつものようにキバに鬼畜に改造したゲームをさせていたはずだ
殴りかかってくるキバを軽くあしらいながら笑っていたはずなのだが……
そんなことを考えているうちに俺はある事実に気が付いた、なんだこれ・・・・・・?
いつのまにか正面に置かれた鏡が俺の体を映し出している
あまりに自然に体が動くので気が付かなかったが俺は今一つ目の包帯をまかれたお化けのような格好
――サマヨールである。
体が自然に動くのできぐるみの類ではなく本当にサマヨールになっているらしい
俺は今人間ではなくポケモン、そう考えるのが自然……自然……?なのだろう
どうせならクロバットにして欲しかったとか一瞬思ったのは秘密である。
今ならポケダンの主人公の気持ちがよくわかる。
ポケモンにいきなりなったとしても対した驚きはない。
ただなったもんはなったもんでしょうがないという自分でもよく分からない安心感を感じるだけだ。
ん……?
何か体が揺らぐような感覚。その感覚とともに俺は別の場所に移動した……らしい
なかなかの大きさの野球場のような建物、なんだったっけ?昔ならったことがあるあの建物……
そうだコロッセオだ、俺に殺し合いでもしろというのかね?わざわざポケモンの姿にさせたのもそのためか?
そんなことを思っているうちに人がどんどんと現れる、何もなかったところから続々と、唐突に
中にはどう考えても人じゃないような体の奴もいるが今の俺も外見はサマヨールだ
人が無から現れようと見た目が人間じゃなかろうと今の俺ならどんなことでも受け入れられる。多分。
しばらくして人が現れるのが止まる。
同時にコロッセオの客席に4人の男女が現れた。
そいつらのうち一人はどこかで読んだ覚えのある吸血鬼のようで……いや……読んだ
……俺は……あんな奴は……見たことも読んだことも……
チガウ……あいつは時を……紫もやし……頭が痛い……
俺は今何を考えていたんだろうか?何を考えていたのか思い出せない
でもなにか重要なことだった気がする妙な違和感。
一人はなにか変な……いやかっこいい立ち方をしている男
一人は包帯でぐるぐる巻きの鋭い眼をした男。
あ、なんか包帯でぐるぐる巻きッてところに仲間意識が。どうでもいいか。
一人は紫色のパジャマみたいなのを着た痩身の女。
一人は青いアイスを食っている男
俺が4人の男女の特徴を把握したのに合わせるように女が口を開いた
「これからあなた達には殺し合いをしてもらうわ」
馬鹿げてる、そう思うのは難しかった。
しかし殺し合いを現実にしなければならないと思うの容易だった。
なぜなら俺は戦闘しやすい(?)サマヨールの姿で明らかに人間でない容姿の者も混じっている。
なにか目的があって集められたと考えるべきなのだ、恐らく。
その目的が殺し合いなのだろうそれが俺がここに集められた理由。
信じたくなくても信じなくてはならない現実。
「ルールは簡単よこれからある場所に貴方達を移動させる。そしてあなた達はそこで殺し合う。
最後の一人になるまでね。
あなた達が殺し合いをした成果とかは放送で伝えるわ。
放送は……放送の時間まで生き残ったらよくわかるでしょうから説明はいらないわね」
しかし殺し合い、ある場所、放送。
どこかで聞いた覚えのある単語が続く、なんだったのか俺は思いだせない。
喉に引っかかってでてこないがそれはとても重要なことのような気がする
「あなた達にはには食糧や会場で必要になる道具。そして1個から3個までの支給品が入ったデイバックを配るわ。
支給品の中身は完全なランダムよ、いい道具が出ることを祈りなさい
それと殺し合いなんてしたくない、皆で生き残りたいと思ってる人に残念なお知らせよ
24時間以内に誰も死者が出なかった場合その時点であなた達全員が全員死ぬことになるわ」
支給品?ディバッグ?そうだ思い出した。これはバトルロワイヤル、あの首輪をつけてやるあれだ。
ならば首輪もつけられているのか……?確認しようとするが手は届かない。
しかし首に違和感があるどうやら首輪はつけられているようだ。
それなら次の説明は多分首輪について、そしてその首輪についての説明の時に見せしめが……
見 セ シ メ ?
「ちょっとパチェ!これはどういうことなの!?」
俺の隣にいる翼の生えた幼女が女――パチェに怒号を投げかける
駄目だ……主催に向かってヒステリックに叫ぶのは死亡フラグ……
そういうのは駄目ッ……こういう場においては絶対にやってはならないこと……
「そうだそうだ!なんで俺達が殺し合いはしないといけないんだ!」
その怒号に釣られるように客席の4人に非難の声が上がる。
「所詮この世は弱肉強食、強ければ生き、弱ければ死ぬ」
その声を聞いて回りを見回ししていた4人のうち一人。
包帯を巻いた男が刀を抜きく。
そして最初に声を上げた隣の幼女へ向い飛ぶ。
早い。俺が知っている包帯男より早い。知っている……いや俺はあんな包帯男は知らないはずだ。
俺は余計な思考を振りはらって包帯男へ向き直る。
――やらせはしない。
助ける相手が見ず知らずの幼女であっても人が死ぬのは見たくない。
たとえそれで俺が窮地に陥ろうと。
人が死ぬということはその人の周囲にいる人が悲しむということだ。
鬼畜で人を泣かせるのと人を悲しませて泣かせるのは同じ泣かせるということでも
悲しむ人がいるかいないかという点では全然別のことなのだ。
今の俺はサマヨールなのだから打てるはず。
必ず先制を取れる技”影打ち”を。
攻撃力は弱くても包帯男の刀をそらすことぐらいはできるに違いない。
俺はそう決めつきけると飛ぶ包帯男を睨む。
影打ちを放とうとしたその瞬間アイスを食ってた男もまた剣?を持って幼女のもとへ飛んだ
明らかに包帯男より速い、包帯男の刀はそらせるだろうが
アイス男の刀はそれよりも数段早いとてもそらせるようなものではない。
幼女が……幼女が危ない!!
ところがアイス男は俺の予想とは外れた行動を取った
アイス男は剣というか巨大なスイカバーを包帯男へと振りぬいたのだ
「参加者を殺したところでなんの得にはならないだろ?俺に惹かれたいか?」
「……」
アイス男の行動と態度に会場全てが沈黙する。
怒号も止まる。
俺は理解する。アイス男は強い。この中にいる人外である俺のような奴と戦っても恐らく引けを取らないくらい強い。
包帯男は無言で客席へ戻る。
アイス男もまた幼女に軽く頭を下げてから客席に戻る。
俺はもう一つ理解したアイス男はキモイ、でも爽やかだ、そして紳士だ。キモヤカ紳士とでも言うべきなのだろう。
「さて、騒ぎも一段落したところで説明を再開するわ。
また殺す手段はあなたたちの首についている首輪よ、24時間以内に死者が出ない時という条件に加えて
無理に外そうとしたり禁止エリアへの侵入行為……こっちは放送の時に説明するから省かせてもらうけど
とにかくそういうルールに反する行動を取ったら首輪は自動で爆破するわ
またこちらの意思一つで首輪を爆破することが可能。
その現実を教えるために最初は見せしめがいると思ってたけどさっきの騒ぎで状況はできたようね
だから見せしめはしない。ありがたくおもいなさい。
詳しいルールは基本支給品の中に入ってるガイドブックに書かれているからよく読んでおくことね、
しらない間にルール違反をして首輪が爆発しても苦情は一切受け付けないわ
もっとも首輪が爆発したら死んでしまうから苦情なんて言えないけどね」
さっきまでの騒動はどこへやらアイス男の言葉による沈黙とも違う静寂が場を支配する
幼女を俺はちらりと見やると悔しそうに唇を噛んでいた。どうやらパチェという女とは親しい仲だったらしい。
裏切られた立場?の幼女の心は俺には理解することはできない。
ただ見守ることしかできない無力感。
「それでは……開会宣言をDIO様、お願いします」
パチェがいままだ一言も発せずに立ち続けていた男に場を譲る
DIO……?そうだあいつは時を止める力をもった吸血鬼。
「黙ってみているのなかなか面白いものだったがそろそろ飽きていたころだ、それでは開会宣言をさせて貰う」
ジョジョだ。でもジョジョはただの漫画の話で……
さきほどまでの違和感はどこへやら次々と俺は周りにいる人外や幼女のことを思い出す
「ただ今この時を持ってバトルロワイヤルを」
そうだ・・・…あれ?俺はなんでこんなところにいるんだ?
俺はタケモトという名前で今はゲームののサマヨールの格好をしている……そしてバトロワという異常事態でに巻き込まれている
主催とかわけわからないような奴がいるし俺以外にも明らかに人でない奴もいる。
首輪はルール違反を犯すと爆発する。詳しいルールはガイドブックに書かれているらしい。
俺はこれからどう行動したらいいのかまだ決めておらず迷っている
どうしたらいいんだ
どうしたらいいんだ……俺は……
「開幕する」
キバ……教えてくれ
そして俺の意識は闇に溶けた
主催者
【KAITO@ボーカロイド】
【DIO@ジョジョの奇妙な冒険】
【志々雄真実@るろうに剣心】
【パチュリー・ノーレッジ@東方project】
参加者
【作者(タケモトinサマヨール)@自作改造ポケモンを友人にプレイさせてみた】
【レミリア・スカーレット@東方project】
見せしめ
なし
----
備考(?)
見せしめがないのはわざとです。
もしかすると首輪に欠陥があるのかもしれないです。
なにか魔法的な力で一部の参加者は記憶を多少いじくられていて
主催とかバトロワに関係することは忘れているようです
なにかショックがあれば思い出すかもしれませんが定かではありません。
表示オプション
横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: